2018年02月17日(土)

円高でも株高 [CFD]

【サマリー・02/13〜02/16】

 今週の日経平均は、日本の連休中に調整一巡感から米株式が大きく戻していた事を受けて連休明けの寄り付きは急反発してスタート、その後は円高を嫌気し伸び悩む場面もあったが中盤からは再度切り返して前引け、後場に入ると円相場が1ドル108円台前半まで上昇したのにつれて急速に失速し中盤からはマイナス圏に沈み下げ幅を拡大させながら続落して引けた。週央はゴールドマン・サックスやアップルなど主力の堅調から米株式が小幅続伸していた事を受け寄り付きは小反発してスタート、その後は為替相場が1ドル107円台前半と円高に振れている事を嫌気してマイナス圏に沈んで前引け、後場に張ってからも更に突っ込みを入れたあと戻り歩調となったが続落して引けた。翌日は原油相場の反発や主要企業の好決算が好感されVIX指数も低下した事で米株式が4日続伸となっていた事を受け寄り付きは反発してスタートしその後も上げ幅を広げて前引け、後場に入ってからも時間外取引でNYダウ先物が上昇した事もあり堅調持続し4日ぶりに急反発して引けた。週末はアジア・欧州株がほぼ全面高となり複数の主要企業決算も好感された事から米株式が5日続伸となっていた事を受け寄り付きは続伸してスタート、その後は円高進行にもかかわらず上げ幅を広げて前引け、後場も序盤一段高となりあと円高に揉み合いとなったが大幅続伸して今週の取引を終えることとなった。
 円相場は、連休明けの日経平均が前場に急反発していたものの、米株式先物の下落を嫌気し後場から一気にマイナス圏まで値を消した事でリスクオフの円買いが強まり連休明けは大幅続伸してスタート、週央も日経平均が引き続き後場にかけ急速に値を消した事で投資家のリスク回避姿勢が再度強まり円は3日続伸、翌日も米株式の大幅続伸を受けて投資家のリスク選好姿勢が強まり、ドルが主軸通貨に対して売られた流れを継いで円買い・ドル売りが優勢となって円は大幅続伸、週末もドル売りの流れが継続しオプションに絡むストップロスの動きも出て円は5日続伸となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で21,605円、次の下値フシは大引で21,154円となっているが、今週は上記の通り米雇用統計を切っ掛けにした米長期金利上昇に対する警戒感から世界同時株安の流れに遭い週間では約8%安と2016年2月以来約2年振りの下落率を記録と大きく水準を切り下げてきた。先週記では大陽線の往って来い水準22,550円近辺で抵抗を見せるのかどうかと書いたが、6日の大幅続落であっさりとこれを割り込み週末9日には再陰転を確認している。日経平均VIは36と、ブレグジット・ショックの16年6月以来の水準に上昇しており来週以降も予断を許さない状況となっているが、この陰転型と同パターンで昨年4月から5月、また昨年9月から11月まで売り方を踏ませる波動を形成してきた経緯もあり来週以降も他指数と併せて日々注視しておきたい。」としたが、今週は日本の連休中に調整一巡感から米株式は大きく戻していたものの、円相場が1ドル108円台前半まで上昇した事で連休明けは続落してスタート、週央14日も米株式は小幅続伸していたものの、引き続き円相場が1ドル107円台前半と続伸となった事を嫌気し21,154.17円と続落し先ずは設定していた21,154円の下値フシを切って来た。翌日は原油相場の反発や主要企業の好決算等から米株式が4日続伸となっていた事や、時間外取引でもNYダウ先物が上昇した事もあり21,464.98円と4日ぶりに急反発し新規設定された上値フシを抜き、週末もアジア・欧州株がほぼ全面高となり複数の主要企業決算も好感され米株式が5日続伸となっていた事を受け21,720.25円と大幅続伸し更に一段上のフシを抜いて今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け19日の1月貿易統計、21日の12月全産業活動指数、週末23日の1月CPI、1月企業向けサービス価格指数等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で21,945円次の下値フシは大引で21,494円となっているが、9日に再陰転確認となり週央には下値フシを切ったものの今週はVIX指数の落ち着きを映し世界的に自律反発の動きとなった流れから後半は連日新規設定された上値フシを抜いて来た。この動きから再陰転の際の空間も埋めてきているが、空間を空けずに高下する段下げ型の形成から下値固めの動きを形成してくるかどうか来週以降先ずはこの辺を見ておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,773.50、次の下値フシは大引で1,712.49となっているが、今週は上記の通り米雇用統計を切っ掛けにした米長期金利上昇に対する警戒感から世界同時株安の流れに遭い大きく水準を切り下げてきた。先週記では直近の長大陽線の半値引け水準である1,827ポイントまで押しを入れて来るのかどうかとしたが、週明けの急落でこの水準を割り込み更に翌日の暴落ではこの起点まで割り込んでいる。これで昨年の11月から作成した長大陽線のちょうど全値押しの下落で往って来いとなったワケだが、中途半端なところで止まらず僅かながら起点を割り込んだ事でS&P500種よりはまだマシな波動とも言える。来週以降は引き続きVIXに振り回され段下げ型を作成してくるのかはたまた戻りの波に乗り半値引き上げまで戻りを入れて来るのか日々注目しておきたい。」としたが、今週は日本の連休中に調整一巡感から米株式は大きく戻していたものの、円相場が1ドル108円台前半まで上昇した事で連休明けは続落してスタート、週央14日も米株式は小幅続伸していたものの、引き続き円相場が1ドル107円台前半と続伸となった事を嫌気し1,702.72と続落し先ずは設定していた1,712.49の下値フシを切って来た。翌日は原油相場の反発や主要企業の好決算等から米株式が4日続伸となっていた事や、時間外取引でもNYダウ先物が上昇した事もあり急反発し、週末16日もアジア・欧州株がほぼ全面高となり複数の主要企業決算も好感され米株式が5日続伸となっていた事を受け1,737.37と大幅続伸し新規設定された上値フシを抜いて今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,767.50次の下値フシは大引で1,706.49となっているが、今週は上記の通りVIXショックの影響が尾を引き週央には下値フシを切るも同指数の落ち着きを映し世界的に自律反発の動きとなった流れから週末には新規設定された上値フシを抜いて来た。S&P500種は今週空間を埋め6日の戻りをも抜く動きになったが、こちらは週末に上値フシを抜いたとはいえ円高を背景にした戻りの弱さからまだ空間さえ埋め切れていない。来週以降仮に反落に向い、引線一波動で設定された下値フシの更に一段下に位置する1,701.49のフシを切るとそこで再陰転を確認してしまうので、先ずは戻りの動きが継続され先に上値フシを抜きこの空間を埋めてくるかどうかこの辺を見ておきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で24,431.50ドル、次の下値フシは大引で23,950.49ドルとなっているが、今週は上記の通り雇用統計を切っ掛けにした米長期金利上昇に対する警戒感やVIXの急騰から週間で5.2%安と2016年1月のチャイナ・ショック以来ほぼ2年ぶりの大きさの暴落を演じた。先週記では半値引け水準である24,118ドルまで押しを入れて来るのかどうかに注目しておきたいと書いたが、週明けの暴落ではザラバでこの水準を切るも大引では踏み止まり翌日の上値フシ抜けでこれを回避、8日には6日に次ぐ暴落に見舞われているが来週以降は9日の反発が継続し空間を埋めてこられるかどうか、また反落となった場合でも23,800ドル台にあるフシ目維持出来るのかどうか来週以降先ずはその辺を注視しておきたい。」としたが、今週は先週2年ぶりの週間下落率を記録した事で調整一巡感から買戻しの動きが広がり週明け12日は24,601.27ドルと大幅続伸してスタートし早速設定していた24,431.50ドルの上値フシを抜いて来た。翌日もゴールドマン・サックスやアップルなど主力の堅調から小幅続伸、週央14日も原油相場の反発や主要企業の好決算が好感されVIX指数も低下した事で24,893.49ドルと4日続伸し新規設定された上値フシを抜き、翌日15日もアジア・欧州株がほぼ全面高となり複数の主要企業決算も好感された事で25,200.37ドルと5日続伸し更に一段上のフシを抜いて週末も2月ミシガン大学消費者態度が予想外の大幅上昇となった事を受け小幅続伸して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、21日の米1月中古住宅販売件数、FOMC議事録要旨、22日の米週間新規失業保険申請件数等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で25,451.50ドル次の下値フシは大引で24,948.49ドルとなっているが、先週記で「〜空間を埋めてこられるかどうか、また反落となった場合でも23,800ドル台にあるフシ目維持出来るのかどうか〜」としたが、今週は上記の通りVIX絡みの指数の落ち着きを映し世界的に自律反発の動きとなった流れから上値フシを4段上まで抜いて来た。この動きで23,800ドル台のフシも維持され空間をも埋め一旦は再陰転を回避という格好になったが、6日の戻りを包む波動となった事で今度は8日の直近安値フシを切って来るとそこで再陰転確認となる。1,000ドル以上の幅がある事で反落した場合でも空間を埋め仮にその後反発となった場合にはこのハードルが更に上がり、その分陰転し易くなってくるのでこの辺は日々注視しておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,645.50、次の下値フシは大引で2,594.49となっているが、今週は上記の通り雇用統計を切っ掛けにした米長期金利上昇に対する警戒感やVIXの急騰から大きく水準を切り下げた。先週記では半値引け水準である2,651ポイントまで押しを入れて来るのかどうかに注目と書いたが、週明けから2,648.94とこの水準をちょうど切るまで急落、半値引けが意識され翌日には反発したが8日には6日に次ぐ下げを演じて陰転を確認、一方でDOWは半値引けまで押していない事でなんとか切り返せるのかどうかだが、空間を空けている事もあり来週以降は引線一波動で今回設定した下値フシの更に一段下にある2,579.49のフシを切って来ると再陰転確認となってくるので先ずはその辺を注視しておきたい。」としたが、今週は先週2年ぶりの週間下落率を記録した事で調整一巡感から買戻しの動きが広がり週明け12日は2,656.00と大幅続伸してスタートし早速設定していた2,645.50の上値フシを抜いて来た。翌日もゴールドマン・サックスやアップルなど主力の堅調から小幅続伸、週央14日も原油相場の反発や主要企業の好決算が好感されVIX指数も低下した事で2,698.63と4日続伸し新規設定された上値フシを抜き、翌日15日もアジア・欧州株がほぼ全面高となり複数の主要企業決算も好感された事で2,731.20と5日続伸し更に一段上のフシを抜いて週末も2月ミシガン大学消費者態度が予想外の大幅上昇となった事を受け小幅続伸して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,757.50次の下値フシは大引で2,704.49となっているが、先週記で「〜来週以降は引線一波動で今回設定した下値フシの更に一段下にある2,579.49のフシを切って来ると再陰転確認となってくる〜」としたものの今週はVIX絡みの指数の落ち着きを映し世界的に自律反発の動きとなった流れから上値フシを4段上まで抜いて来た。この動きで空間をも埋め一旦は再陰転を回避という格好になったが、6日の戻りを包む波動となった事で今度は8日の直近安値フシを切って来るとそこで再陰転確認となる。150ポイントの幅がある事で反落した場合でも空間を埋め仮にその後反発となった場合にはこのハードルが更に上がり、その分陰転し易くなってくるのでこの辺は日々注視しておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で12,227.50、次の下値フシは大引で11,986.49となっているが、今週は上記の通り米雇用統計を切っ掛けにした米長期金利上昇に対する警戒感から世界同時株安の流れに遭い大きく水準を切り下げてきた。先週記では1日に陰転を確認し段上げの起点である昨年12月1日の安値フシをも切っている事で特殊チャート上では12,000の大台割れまで関門になるようなフシ目は存在しないと書いたが、果たして9日はザラバ安値12,003.36まであり順調に特殊チャートのシナリオ通りの動きとなっている。6日は投資家の不安心理の度合いを示すユーロSTOXX50ボラティリティ指数は60.05%上昇し過去最大の上昇率を記録、週後半も8日、9日と同指数は32とブレグジット・ショック以来の高水準に達している事で、昨年8月から引いた長大陽線の起点11,946の安値関門を死守出来るのかどうか来週以降はこの辺に注視しておきたい。」としたが、今週はリンデの急騰、ミュンヘン再保険の大幅高、ドイツ銀行やコメルツ銀行の銀行株の堅調から週明け12日は12,282.77と急反発してスタートし早速設定していた12,227.50の上値フシを抜いて来た。翌日はフォルクスワーゲン、ドイツ銀行、ヘンケル、アディダス等の下落を受けて反落となったものの、週央は電力大手のRWEやエーオンの上昇を受け反発し、翌日もヘンケル、コメルツ銀行、ミュンヘン再保険の上昇から小幅続伸、更に週末16日も前日に引き続きヘンケルの大幅続伸やスポーツ用品のアディダス等の上昇を受け12,451.96と大幅続伸し更に一段上のフシまで抜いて今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で12,575.50次の下値フシは大引で12,328.49となっているが、今週は上記の通りVIX絡みの指数の落ち着きを映し世界的に自律反発の動きとなった流れから上値フシを二段上まで抜いて来た。先週記の通り9日のザラバ安12,003.36まで舐めに行った動きからほぼ順調に特殊チャートのシナリオ通りの動きとなったが、これで昨年12月1月の安値フシとで二番底確認となるか否かボラティリティー指数の動きに懸かっているともいえ、先ずは空間を埋め切った今週の戻りが来週以降も継続されるかどうかを見ておきたい。

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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