2018年04月21日(土)

抵抗上限到達 [CFD]

【サマリー・04/16〜04/20】

 今週の日経平均は、先週末の米株式が米軍によるシリアへの軍事攻撃懸念が急速に台頭し反落していたものの、継続的攻撃ではないとの判断や金融大手決算内容も好調だった事で週明けの寄り付きは小幅続伸してスタートしその後は揉み合いながら前引け、後場も日米首脳会談を控えて模様眺めとなったが小幅続伸して引けた。翌日は3月小売売上高が予想を上振れ、前週末の軍事攻撃で情勢悪化懸念も一服した事を受け週明けの米株式は急反発していたものの、対ドルで円が強含んでいた事を受け寄り付きは小反落してスタート、その後は前日終値を挟んでの焦点ボケの展開が続き前引け、後場に入ると日米首脳会談と来週以降の3月決算発表の本格化を控え凪のような相場展開が続いたが小幅に3日続伸して引けた。週央は3月住宅着工・建設許可件数が予想を上振れたほか、複数の主要企業決算も好感され米株式が大幅続伸していたことを受け寄り付きは続伸してスタート、その後も為替の円安傾向を背景に上げ幅を広げて前引け、後場に入ってからも高値圏での推移が続き大幅に4日続伸して引けた。翌日はIBMの通期決算が予想を下振れたことが相場の重しとなり米株式は反落していたものの、日米首脳会談後の記者会見で日米間の通商摩擦を刺激するような発言が無かった事の買い安心感から寄り付きは続伸してスタートしその後も上げ幅を広げて前引け、後場に入ると次第に利食い売りが嵩み上げ幅を削る展開となったが5日続伸して引けた。週末は半導体関連株を中心に売りが先行した事で続落していた米株式を受けて寄り付きは小反落してスタート、その後は為替が1ドル107円台後半まで円安が進んだ事でプラス圏に浮上して前引け、後場は前日終値に絡んだ非常に狭いレンジで揉み合う動きとなり6日ぶりに小反落して今週の取引を終えることとなった。
 円相場は、今週17日からの日米首脳会談で米国が円安牽制姿勢を示す可能性などを意識した円買いが優勢となり週明けは反発してスタート、翌日も日米首脳会談を前にトランプ大統領が対米貿易黒字削減や、円安是正を求められる可能性を警戒した円買い・ドル売りが優勢となり円は続伸となった。週央は北朝鮮を巡る緊張が緩和するとの見方から市場のリスク回避姿勢が後退、比較的低リスク通貨とされる円に売りが優勢となり円は3営業日ぶりに反落となった。翌日はショートカバーの動きから円は小反発となったが、週末は日米首脳会談後記者会見でトランプ米大統領から為替に関しての言及がなかった事で円を売る動きが出て円は小反落となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で21,905円、次の下値フシは大引で21,454円となっているが、今週は上記の通り週明けから上値フシを抜いて来た。先週記では波動的にはどちらかというとDAXの型と同型になっていると書いたが、やはり引き続き陽線を上に伸ばして来た。というワケで引き続きDAX同様にここまで空間を有している事から一旦反落してもその後の切り返しで目先陽転のフシ抜いてくるかどうか来週以降はこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は先週末の米株式が米軍によるシリアへの軍事攻撃懸念が急速に台頭し反落していたものの、継続的攻撃ではないとの判断や金融大手決算内容も好調だった事で週明けは続伸してスタート、翌日も3月小売売上高が予想を上振れ前週末の軍事攻撃で情勢悪化懸念も一服した事を受けた週明けの米株式の急反発を受け小幅に3日続伸し、週央18日も3月住宅着工・建設許可件数が予想を上振れたほか複数の主要企業決算も好感し米株式が大幅続伸していたことを受け22,158.20円と大幅に4日続伸し先ずは設定していた21,905円の上値フシを抜いて来た。翌日もIBMの通期決算が予想を下振れたことが相場の重しとなり米株式は反落していたものの、日米首脳会談後の記者会見で日米間の通商摩擦を刺激するような発言が無かった事の買い安心感から小幅乍ら5日続伸となったが、週末は半導体関連株を中心に売りが先行した事で続落していた米株式を受け6日ぶりに小反落して今週の取引を終えることとなった。
 来週の注目指標としては、24日の3月企業向けサービス価格指数、2月景気先行指数改定値、2月景気一致指数改定値、25日の2月全産業活動指数、週末27日の3月失業率、3月有効求人倍率、3月小売業販売額、3月百貨店・スーパー販売額、3月鉱工業生産指数速報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で22,395円次の下値フシは大引で21,924円となっているが、今週は上記の通り米軍によるシリアへの軍事攻撃が継続的ではないとの安心感や各種経済指標の好調もあって堅調だった米株式を背景に上値フシを抜いて来た。これまで波動的にはどちらかというとDAXの型と同型になっていると書いたが、こちらもまた2月から作成した段下げの抵抗帯までピタリと戻って来た。2月19日と2月26日の同値に対して今回は一文抜きとなっているが、来週以降設定した上値フシを抜ければ1月作成の長大陰線に差し込み24,000円台まで関門は無くなる。また空間も十分に空けている事で下値フシを切ってもその後の戻りで再陽転ともなり得るのでこの辺も同時に見てゆきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で1,747.50、次の下値フシも大引で1,686.49とするが、今週は上記の通り中国の習近平国家主席が市場参入の大幅緩和に言及し米中貿易摩擦に対する懸念が後退するとの見方が台頭し全般堅調推移となったが上値フシを抜くまでには至らずであった。というワケで引き続き仮に先に上値フシを抜いて来た場合にはDOWと同型の波動となり、逆に先に下値フシを切った場合には段下げ型への移行となるが、前者となった場合には再陰転し易い素地となり得るのでDOW同様に直近の下値フシ切りに注意しておきたい。」としたが、今週は先週末の米株式が米軍によるシリアへの軍事攻撃懸念が急速に台頭し反落していたものの、継続的攻撃ではないとの判断や金融大手決算内容も好調だった事で週明けは続伸してスタート、翌日は週明けの米株式が急反発していたものの対ドルで円が強含んでいた事を受け小反落となったが、週央18日は3月住宅着工・建設許可件数が予想を上振れたほか複数の主要企業決算も好感し米株式が大幅続伸していたことを受け1,749.67と急反発し設定していた1,747.50の上値フシを抜いて来た。翌日もIBMの通期決算が予想を下振れたことが相場の重しとなり米株式は反落していたものの、日米首脳会談後の記者会見で日米間の通商摩擦を刺激するような発言が無かった事の買い安心感から小幅続伸し、週末も任天堂やソニーの強含みから3日続伸して今週の取引を終えることとなった。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,780.50次の下値フシは大引で1,719.49となっているが、今週は上記の通り米軍によるシリアへの軍事攻撃が継続的ではないとの安心感や各種経済指標の好調もあって堅調だった米株式を背景に上値フシを抜いて来た。これで先週記迄で書いて来た通りこれまでのDOWと同型の波動となり、仮にここから反落に向かった場合は波形により再陰転し易い素地ともなり得るが、今週DOWは直近高値フシを抜きこれを回避している事からTOPIXも同様の軌跡を引いてくるかどうかこの辺を来週以降は見ておきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で24,651.50ドル、次の下値フシは大引で24,164.49ドルとなっているが、今週は上記の通り中国の習近平国家主席が市場参入の大幅緩和に言及し米中貿易摩擦に対する懸念が後退するとの見方から週間で1.79%高となり10日に上値フシを抜いて来た。とはいえこちらの指数はS&P500種のように直近高値を抜くまでには至っていない事で、引き続き反落に向かった場合は上昇した分先週よりそのハードルが上がっており次は23,900ドル台にあるフシを切ると再陰転となるのでこの辺は注意しておきたい。」としたが、今週は3月小売売上高が予想を上振れ、前週末の軍事攻撃で情勢悪化懸念も一服した事を受け週明けはと急反発してスタート、翌日17日も3月住宅着工・建設許可件数が予想を上振れたほか複数の主要企業決算も好感され24,786.63ドルと大幅続伸し先ずは設定していた24,651.50ドルの上値フシを抜いて来た。週央はIBMの通期決算が予想を下振れたことが相場の重しとなり反落し、翌日も半導体関連株を中心に売りが先行した事で続落し、更に週末もスマホ需要鈍化懸念からハイテク株に売りが広がり24,462.94ドルと大幅続落し新規設定された下値フシを切って今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け23日の米3月中古住宅販売件数、24日の米2月住宅価格指数、2月ケース・シラー米住宅価格指数、米3月新築住宅販売件数、4月リッチモンド連銀製造業指数、米4月消費者信頼感指数、26日の米週間新規失業保険申請件数、米3月耐久財受注、週末27日の米1-3月期四半期実質GDP速報値、4月ミシガン大学消費者態度指数確報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で24,706.50ドル次の下値フシは大引で24,219.49ドルとなっているが、今週は上記の通り、シリア情勢が軍事攻撃で一先ず一服し各種経済指標も好調であった事で週初に上値フシを抜き、あとハイテク株への陰りで週末には下値フシを切ってきた。今週もそこそこボラタイルな展開であったがDOWの方は17日に上値フシを抜いた際に5日の高値フシを抜いた事で、先週記で「〜反落に向かった場合は上昇した分先週よりそのハードルが上がっており次は23,900ドル台にあるフシを切ると再陰転となる〜」としたシナリオは一旦消滅した。とはいえ空間を有しない段上げで上穴を作成しつつあり、先週記までの再陰転パターンよりマシとはいえ引き続き直近の下値フシを切ると目先陰転となる可能性もある事からこの辺は気を付けておきたいところである。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,682.50、次の下値フシは大引で2,631.49となっているが、今週は上記の通り中国の習近平国家主席が市場参入の大幅緩和に言及し米中貿易摩擦に対する懸念が後退するとの見方から週間で1.99%高となり10日に上値フシを抜いて来た。このフシ抜けの過程で直近の高値フシを抜いてきた事から先週記の2月に作成した一番底を切りまた陰転のフシも同時に切る事で再陰転確認となるパターンは消滅したが、今度は段上げで上穴を作成しつつある点は依然として気が抜けずまた直近安を切ってきた場合下値でのボックス移行となるのかこの辺を注視したい。」としたが、今週は3月小売売上高が予想を上振れ、前週末の軍事攻撃で情勢悪化懸念も一服した事を受け週明けは急反発してスタート、翌日17日も3月住宅着工・建設許可件数が予想を上振れたほか複数の主要企業決算も好感され2,706,39と大幅続伸し先ずは設定していた2,682.50の上値フシを抜いて来た。週央も複数の主要企業決算や原油相場の上昇を好感し続伸となったが、翌日は半導体関連株を中心に売りが先行した事で反落し、更に週末もスマホ需要鈍化懸念からハイテク株に売りが広がり2,670.14と大幅続落し新規設定された下値フシを切って今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,695.50次の下値フシは大引で2,644.49となっているが、今週は上記の通り、シリア情勢が軍事攻撃で一先ず一服し各種経済指標も好調であった事で週初に上値フシを抜き、あとハイテク株への陰りで週末には下値フシを切ってきた。今週もそこそこボラタイルな展開であったが、S&P500種の方はきれいに4月2日の2番底から戻りに入っている。週末に大幅続落したとはいえ直近大陽線の半値引けまで押しておらず空間も保持している事で、今回設定された上値フシの更に一段上にある2,707.50のフシを先に抜いてくるとそこで再陽転を確認となるのでこの辺は見ておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で12,565.50、次の下値フシは大引で12,318.49となっているが、今週は上記の通り引き続き米中の貿易摩擦激化を巡る不安に振り回されたが中国国家主席が自動車を含む一部製品の輸入関税を年内に引き下げる方針を表明した事で主力が牽引し週末に上値フシを抜いて来た。二週にわたっての上値フシ取りでちょうど段下げの上限に接近してきたが、ここまで空間を有している事で一旦反落してもその後の切り返しで目先陽転のフシ抜いてくるかどうかこの辺を見ておきたい。」としたが、今週はシリアを巡る米露の緊迫感が高まる中、週明けはフォルクスワーゲンやタイヤ大手のコンチネンタルの下落を受け3日ぶりに反落してのスタートとなったが、翌日17日は化学大手リンデ、医療機器大手のフルゼニウスの大幅高や、タイヤ大手コンチネンタルの急反発を受け12,585.57と急反発し先ずは設定していた12,565.50の上値フシを抜いて来た。週央も電力大手のRWEやエーオン等の上昇を受けて小幅続伸となったが、翌日はスポーツ用品大手アディダスや化学大手リンデの下落を受けて3日ぶりに小反落となり、週末も電力大手RWEやエーオンの下落を受け続落して今週の取引を終えることとなった。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で12,710.50次の下値フシは大引で12,461.49となっているが、今週は上記の通りシリア情勢を巡り緊迫感漂う一方で主力株が堅調だった事で上値フシを抜いて来た。先週までの続伸で段下げの上限に接近していたが今週の続伸でほぼ2月8日に再陰転する前の戻り高値フシである12,590.43まで到達、仮に来週以降更に続伸し設定した上値フシを抜くと、今年1月から作成した長大陰線上に差し込む事から13,000ポイント台のフシ目まで関門らしいフシは存在しなくなることになるがこれまでの勢いが引き続き持続するかどうかこの辺に注目しておきたい。

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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