2019年12月07日(土)

師走相場 [CFD]

【サマリー・12/02〜12/06】

 今週の日経平均は、先週末の米株式が短縮取引となるなか香港人権法案成立で慎重姿勢が強まり5営業日ぶりに反落していたものの、ブラックフライデーなど年末商戦の出足が好調となった事が好感され週明けの寄り付きは反発してスタート、その後も11月中国製造業PMIが市場予想に反し好調であった事を背景に上げ幅を広げて前引け、後場に入ると狭いレンジの揉み合い相場となったが高値圏は維持し急反発して引けた。翌日は製造業景況感悪化が嫌気された上に中国の報復措置実施や、ブラジル・アルゼンチンとの貿易摩擦への懸念も台頭し週明けの米株式が大幅続落となっていた事を受け、寄り付きは急反落してスタートしその後はやや押し目買いが入る格好で前引け、後場に入ると日銀によるETF買い入れ観測が広がり下げ渋ったが反落して引けた。週央はトランプ大統領が貿易摩擦を巡る米中協議合意に期限は無く大統領選まで延期出来るとの考えを示し、関税措置やデジタル課税への報復と巡り諸外国との関係悪化も懸念され米株式が大幅続落となっていた事を受け寄り付きは大幅続落してスタートしその後も安値圏で揉み合いながら前引け、後場に入ると主力の一角への買いに安値からはやや戻したが大幅続落して引けた。翌日は米国が15日より前に米中貿易協議第1段階の合意を見込んでいるとの報を受け米株式が反発していた事を受け、寄り付きは反発してスタートしその後は揉み合いながら前引け、後場は一巡感からこう着感の強い展開で推移したが反発して引けた。週末は週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、10月製造業受注が増加に転じた事で米株式が小幅続伸していた事を受け寄り付きは小幅続伸してスタート、その後は政府による経済対策への期待を背景に上げ幅を広げるもあと伸び悩み往って来いで前引け、後場は米雇用統計の発表控えで様子見ムードが広がり凪のように横這いで推移し続伸して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、日経平均が年初来高値を更新しそれに歩調を合わせるように比較的低リスク通貨とされる円を売る動きが出て週明けは続落してスタート、翌日は市場予想を大幅に下回る米製造業景況指数の結果を受け米景気に先行き不透明感が広がるなか投資家のリスク回避姿勢から比較的低リスク通貨とされる円を買う動きが出て円は9営業日ぶりに反発となり、週央も米中貿易交渉が長期間するとの懸念から円買いが優勢となり円は続伸となった。翌日は米中貿易協議に対する過度な懸念が後退し比較的低リスク通貨とされる円を売る動きが優勢となり円は3日ぶりに反落した。週末は英国のEUからの「合意無き離脱」懸念が後退しポンドやユーロが対ドルで買われ、円買い・ドル売りが優勢となった海外市場の流れを引き継ぎ円は反発となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で23,685円、次の下値フシは大引で23,194円となっているが、今週は上記の通り米中貿易協議の進展期待も支えに連日で史上最高値を更新していた米株式を背景に週央に上値フシを抜いて来た。先週記では「〜直近下値フシも首の皮一枚で切っていない事から今後の波動次第では陰の孕み型を形成しこの位置での再陽転を狙える可能性もある〜」と書いたが、今週の上値フシ抜けでは直近高値を抜けたことで先週のフシ割れ陰線が孕む型となり今後仮に直近下値フシを割ってもその後戻ればこの高値圏で再陽転を狙える可能性が出てきた。」としたが、今週は先週末の米株式が5営業日ぶりに反落していたものの、ブラックフライデーなど年末商戦の出足が好調となった事や11月中国製造業PMIが市場予想に反し好調であった事を背景に週明けは急反発してのスタートとなったが、翌日は製造業景況感悪化が嫌気された上にブラジル・アルゼンチンとの貿易摩擦への懸念も台頭し週明けの米株式が大幅続落となっていた事を受け反落し、週央4日もトランプ大統領が貿易摩擦を巡る米中協議合意に期限は無く大統領選まで延期出来るとの考えを示し、関税措置やデジタル課税への報復と巡り諸外国との関係悪化も懸念され米株式が大幅続落となっていた事を受け23,135.23円と大幅続落し先ずは設定していた23,194円の下値フシを切って来た。翌日は米国が15日より前に米中貿易協議第1段階の合意を見込んでいるとの報から反発していた米株式を受け反発に転じ、週末も週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか10月製造業受注が増加に転じた事で米株式が小幅続伸していた事を受け続伸して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け9日の10月貿易収支、7-9月期四半期実質GDP改定値、11日の11月国内企業物価指数、12日の10月機械受注、週末13日の10-12月期日銀短観、10月鉱工業生産指数確報値、10月設備稼働率等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で23,385円、次の下値フシは大引で22,894円となっているが、今週は上記の通りトランプ大統領が米中協議合意に期限は無く大統領選まで延期出来るとの考えを示し、関税措置やデジタル課税への報復と巡り諸外国との関係悪化も懸念され米株式が大幅続落となっていた事を受け週央に下値フシを切って来た。先週記では「〜今週の上値フシ抜けでは直近高値を抜けたことで先週のフシ割れ陰線が孕む型となり今後仮に直近下値フシを割ってもその後戻ればこの高値圏で再陽転を狙える可能性が出てきた。」と書いておいたが、今週の下値フシ割れでは直近下値フシを割り込みここまでちょうどこのシナリオに即した動きとなっている。これで仮に来週以降切り返しに入り直近の高値フシを抜いて来ればそこで再陽転を確認となってくるのでこの辺は注目しておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「来週も現在値から次の上値フシは大引で1,723.50、次の下値フシも大引で1,664.49とするが、今週は上記の通り連日で史上最高値を更新する米株式を背景に全般強含んだが上値フシを抜くまでには至らずであった。今週も1,700ポイント大台を挟んでの上下となったが、これまで書いたように1,700ポイント台での高値関門は存在しない事から昨年9月の高値フシが次の関門となって来る事で来週以降も引き続き注視しておきたい。」としたが、今週は先週末の米株式が5営業日ぶりに反落していたものの、ブラックフライデーなど年末商戦の出足が好調となった事や11月中国製造業PMIが市場予想に反し好調であった事を背景に週明けは反発してのスタートとなったが、翌日は製造業景況感悪化が嫌気された上にブラジル・アルゼンチンとの貿易摩擦への懸念も台頭し週明けの米株式が大幅続落となっていた事を受け反落し、週央もトランプ大統領が貿易摩擦を巡る米中協議合意に期限は無く大統領選まで延期出来るとの考えを示し、関税措置やデジタル課税への報復と巡り諸外国との関係悪化も懸念され米株式が大幅続落となっていた事を受け続落、翌日は米国が15日より前に米中貿易協議第1段階の合意を見込んでいるとの報から反発していた米株式を受け反発に転じ、週末も週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか10月製造業受注が増加に転じた事で米株式が小幅続伸していた事を受け続伸となったが今週もまた上下いずれのフシも取らず終いであった。
 今週もまた上下いずれのフシも取らなかった事で、来週も現在値から次の上値フシは大引で1,723.50、次の下値フシも大引で1,664.49とするが、今週は上記の通り好調な米中の経済指標等を背景に再度1700ポイント台回復となるも上値フシを抜くまでには至らずであった。今週は再度1,700ポイント大台を回復してきたが、これまで書いたように1,700ポイント台での高値関門は存在しない事から昨年9月の高値フシが次の関門となって来る事で来週以降も引き続き注視しておきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で28,345.50ドル、次の下値フシは大引で27,786.49ドルとなっているが、今週は上記の通り中国が知的財産権を巡る問題で譲歩したとの報から米中協議の進展期待が出たほか、大型M&Aの発表が相次ぎ週明けから上値フシを抜いて来た。先週記では「〜例年11月から年末にかけては相場が上昇し易いとのアノマリーもあり来週もまた史上最高値を塗り替えてゆくかどうか〜」と書いたが、果たして月間では3.72%高とDOWはこの11月だけで1,000ドルあまり上昇しアノマリーは健在、年初来でも20.25高となっているが引き続き年末のラリーがどう展開するのか注目したい。」としたが、今週は製造業景況感悪化が嫌気された上に中国の報復措置実施や、ブラジル・アルゼンチンとの貿易摩擦への懸念も台頭し週明け2日は27,783.04ドルと大幅続落してスタートし、早速設定していた27,786.49ドルの下値フシを切って来た。翌日3日もトランプ大統領が貿易摩擦を巡る米中協議合意に期限は無く大統領選まで延期出来るとの考えを示し、関税措置やデジタル課税への報復と巡り諸外国との関係悪化も懸念され27,502.81ドルと大幅続落し更に一段下のフシも切って来たが、週央は米国が15日より前に米中貿易協議第1段階の合意を見込んでいるとの報を受け反発に転じ、翌日も週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか10月製造業受注が増加に転じた事で小幅続伸、週末6日も11月雇用統計において雇用者数が市場予想以上に増加し米景気減速への懸念が後退した事で28,015.06ドルと大幅に3日続伸し新規設定された上値フシを抜いて今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、11日の米11月CPI、米11月月次財政収支、FRB議長定例記者会見、12日の米11月PPI、米週間新規失業保険申請件数、週末13日の米11月小売売上高等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で28,294.50ドル、次の下値フシは大引で27,735.49ドルとなっているが、今週は上記の通り週初に製造業景況感悪化が嫌気された上に諸外国との貿易摩擦への懸念も台頭し下値フシを切るも週末には11月雇用統計が好感され新規設定の上値フシを抜いてきた。週初に2段下のフシ割れまで突っ込みを見せるもあと切り返し週末の上げ幅は10月4日以来、2ヵ月ぶりの大きさとなっているが、半値引けまで下落せず十分な空間を有している事で来週以降先に今回設定した上値フシを抜いて来ればそこで再陽転を確認となる。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で3,184.50、次の下値フシは大引で3,123.49となっているが、今週は上記の通り米中協議の進展期待が高まるなか良好な経済指標を背景に設定していた上値フシを抜いて来た。先週記では「〜例年11月から年末にかけては相場が上昇し易いとのアノマリーもあり来週もまた史上最高値を塗り替えてゆくかどうか〜」と書いたが、果たして月間では3.40%高とアノマリーは健在、年初来でも25.30%高となっているが引き続き年末のラリーがどう展開するのか注目したい。」としたが、今週は製造業景況感悪化が嫌気された上に中国の報復措置実施や、ブラジル・アルゼンチンとの貿易摩擦への懸念も台頭し週明け2日は3,113.87と大幅続落してスタートし、早速設定していた3,123.49の下値フシを切って来た。翌日もトランプ大統領が貿易摩擦を巡る米中協議合意に期限は無く大統領選まで延期出来るとの考えを示し、関税措置やデジタル課税への報復と巡り諸外国との関係悪化も懸念され大幅続落となったが、週央は米国が15日より前に米中貿易協議第1段階の合意を見込んでいるとの報を受け反発に転じ、翌日も週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか10月製造業受注が増加に転じた事で小幅続伸、週末6日も11月雇用統計において雇用者数が市場予想以上に増加し米景気減速への懸念が後退した事で3,145.91と大幅に3日続伸し新規設定された上値フシを抜いて今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で3,176.50、次の下値フシは大引で3,115.49となっているが、今週は上記の通り週初に製造業景況感悪化が嫌気された上に諸外国との貿易摩擦への懸念も台頭し下値フシを切るも週末には11月雇用統計が好感され新規設定の上値フシを抜いてきた。週初に一服したものの早くも切り返し今週も0.16%と2週続伸となっているが、半値引けまで下落せず十分な空間を有している事で来週以降先に今回設定した上値フシを抜いて来ればそこで再陽転を確認となる。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で13,418.50、次の下値フシは大引で13,155.49となっているが、今週は上記の通り米中貿易協議の進展度合いに一喜一憂する展開のなか週央に上値フシを抜いて来た。先週号では「〜十分な空間を有している事で来週以降直近の高値フシを引線一波動で抜いて来ればそこで再陽転確認となりこの関門抜けに近付く事となる。」と書いたが、この週央のフシ抜けでは直近高値フシまであと2ポイントのところまで迫った。来週以降設定した高値フシを抜けばこれを自動的にクリヤする事になるが、その位置は一昨年11月1日と昨年1月19日に作成した二番天井とほぼ近似値となり一気にこれを抜き去るか否かこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は米株安に連れ安するなか電力大手RWEと工業用ガス大手リンデの値下がり等から週明け2日は12,964.68と大幅に3日続落してスタート、早速設定していた13,155.49の下値フシを切って来た。翌日は複数のアナリストが投資判断等を引き上げた事を材料に航空エンジン大手MTUエアロ・エンジンズが大幅高し相場を牽引した格好となり4日ぶりに反発、週央4日も米中貿易協議第1段階において制裁関税一部撤回で合意に近付いていると伝わるなか、医薬・農業大手バイエルとドイツ銀行の大幅高等から13,140.57と続伸し新規設定された上値フシを抜いて来た。翌日は重電大手シーメンスや日用品大手バイヤースドルフの下落等から3日ぶりに反落となったが、週末は発表された11月米雇用統計が市場予想を上回った事で投資家心理が改善するなか、半導体大手インフィニオンテクノロジーズや電力大手RWEの上昇を受けて反発して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で13,271.50、次の下値フシは大引で13,010.49となっているが、今週は上記の通り米株式のツレ安で週明けに下値フシを切るも週央には米中貿易協議の進展期待から新規設定の上値フシを抜いてきた。先週記では設定した高値フシを抜けば再陽転確認となるとしたが、先に下値フシを切りこれが一旦先延ばしになるも後の切り返しでは空間を埋めこれにより下穴が作成されることとなった。これで来週以降半値引き上げの位置から高値フシを抜けばそこで再陽転確認となるが、同時に陽の孕み型も作成されるのでこれが吉と出るか凶と出るかこの辺を注視しておきたい。

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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