2018年06月16日(土)

貿易摩擦再燃 [CFD]

【サマリー・06/11〜06/15】

 今週の日経平均は、先週末の米株式がホームケアやヘルスケアの上昇から3日続伸していたものの、米朝首脳会談の結果を見極めたいなどとの思惑もあり週明けの寄り付きは小幅続落してスタート、その後は朝方発表された4月機械受注の予想上振れなどを支援材料にプラス圏に浮上して前引け、後場も先物主導で上げ幅を広げ反発して引けた。翌日は欧州株式の全面高を背景に週明けの米株式が小幅続伸となり、リスク選好的なドル買いの流れでの円安進で寄り付きは大幅続伸してスタートとなったがその後は利益確定売りなどから上げ幅を縮めて前引け、後場は高寄与度銘柄の堅調もあって小高い水準での揉み合いが続き続伸して引けた。週央はFOMCの結果を見極めたいとの思惑で様子見ムードとなるなか米株式は僅かに反落していたものの、円相場の弱含みを背景に寄り付きは続伸してスタートしその後も堅調推移で前引け、後場は23,000円の大台を前に伸び悩んだが3日続伸して引けた。翌日は米株式の続落やCMEに鞘寄せする形で寄り付きは反落してスタート、その後は円高一服を背景に下げ幅をやや縮小させて前引け、後場に入ると中盤から先物への纏まった売りが入った事で下げ幅を拡大させ安値引けとなった。週末はトランプ政権が中国に対する新たな関税計画を検討している他、米国債利回りも下落した事で米株式は続落となっていたものの、米5月小売売上高の予想上振れ等から為替が1ドル110円台後半に下落した事から寄り付きは反発してスタート、その後は米中貿易摩擦への懸念が重しとなって高値からは値を削って前引け、後場は日銀金融政策決定会合の結果に対する反応も限定的となり概ね前場のレンジ内の動きに終始し反発して今週の取引を終えることとなった。
 円相場は、米朝首脳会談を前に米朝関係の進展期待からリスクを取って円を売る動きが優勢となり週明けは3営業日ぶりに反落してスタート、翌日も米朝首脳会談で朝鮮半島の非核化に向けた動きが進むとの期待から円売り・ドル買いが進み円は続落、週央も前日に米長期金利が上昇し日米金利差拡大を見込んだ円売り・ドル買いが優勢となり円は3日続落となった。翌日は時間外取引で米長期金利が低下した事で円買いドル売りが活発化し、円は4営業日ぶりに反発となった。週末はECBが金融政策の正常化を慎重に進めるとの見方からユーロ安・ドル高が進行した流れから対円でのドル買いに波及し円は反落となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で23,055円、次の下値フシは大引で22,584円となっているが、今週は上記の通り米雇用統計を受けた長期金利の上昇や、中国政府による700億j相当の米製品の購入提案等から貿易摩擦を巡る先行き不安が後退した事で堅調となった米株式を背景に3本上の上値フシまで抜いて来た。先週記では「〜空間を有しているだけに引線一波動で先週記載の上値フシを抜けば再陽転の可能性もある〜」としたが、三段上の上値フシまで今週は陽線を伸ばした事でこれが指呼の間に。今回設定した上値フシを抜けば自動的に再陽転を確認し、今年1月の高値関門まで関門らしい関門は存在しなくなる。」としたが、今週の日経平均は先週末の米株式が3日続伸となっていた事や、朝方発表された4月機械受注の予想上振れなどを支援材料に週明けは先物主導で反発してスタート、翌日も欧州株式の全面高を背景に週明けの米株式が小幅続伸となった事を受け続伸し、週央も米株式は僅かに反落していたものの円相場の弱含みを背景に3日続伸となったが、翌日は米株式の反落やCMEに鞘寄せする形で安値引けの反落となった。週末はトランプ政権が中国に対する新たな関税計画を検討しているほか米国債利回りも下落した事で米株式は続落となっていたものの、米5月小売売上高の予想上振れ等から為替が1ドル110円台後半に下落した事から再度反発となったが、結局上下のフシは取らず終いであった。
 来週の注目指標としては、週明け18日の5月貿易統計、週末22日の5月CPI、4月全産業活動指数等があるが、20日野日銀金融政策決定会合要旨・日銀総裁発言にも注目しておきたい。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で23,055円次の下値フシも大引で22,584円とするが、先週三段上の上値フシまで陽線を伸ばした事で再陽転のフシまで指呼の間であったが、今週は上記の通りECBが量的緩和を年内に終了すると発表した一方政策金利を2019年夏まで据え置く方針を示した事を好感し全面高となった欧州株を睨みながらも新たな米中貿易戦争への懸念も広がりフシ取りならずであった。というワケで来週以降も引き続き今回設定した上値フシを抜けば自動的に再陽転を確認、TOPIX同様に今年1月の高値関門まで関門らしい関門は存在しなくなる事でこれが適うかどうかその辺を見ておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で1,792.50、次の下値フシも大引で1,731.49とするが、今週は上記の通り米雇用統計を受けた長期金利の上昇や、中国政府による700億j相当の米製品の購入提案等から貿易摩擦を巡る先行き不安が後退した事で堅調となった米株式を背景に全般堅調推移となったが上値フシを抜くまでには至らずであった。波形としてはDOWと同様のものとなっている事で来週以降もこのまま続落して半値引け水準を切り空間を埋めて来るのか、もしくは切り返しに入って設定した上値フシの更に一段上にある1,796.50のフシを抜いて目先陽転となってくるのかどうかだが、DOWの方は今週直近高値フシを抜いて孕み型を解消してきている事でこちらも同様の波形を描いてくるのかどうか来週以降はこの辺を見ておきたい。」としたが、今週の日経平均は先週末の米株式が3日続伸となっていた事や、朝方発表された4月機械受注の予想上振れなどを支援材料に週明けは先物主導で反発してスタート、翌日12日も欧州株式の全面高を背景に週明けの米株式が続伸となった事を受け1,792.82と続伸し、これまで設定していた1,792.50の上値フシを抜いて来た。週央も米株式は僅かに反落していたものの円相場の弱含みを背景に3日続伸となったが、翌日は米株式の反落を受け反落、週末は米株式が続落となっていたものの、米5月小売売上高の予想上振れ等から為替が1ドル110円台後半に下落した事から再度反発して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,823.50次の下値フシは大引で1,762.49となっているが、今週は上記の通りECBが量的緩和を年内に終了すると発表した一方、政策金利を2019年夏まで据え置く方針を示した事を好感し全面高となった欧州株を受けた米株高を背景に設定していた上値フシを抜いて来た。先週記で半値引け水準を切り空間を埋めて来るのか若しくは切り返しに入るのかとしたが、直近高値フシを抜いて孕み型を解消してきたDOWの後追いでこちらも切り返しを見せて来た。ただ設定した上値フシの更に一段上にある1,796.50の再陽転のフシまであと一歩及ばず。というワケで来週以降今回設定した上値フシを抜けば文句なしの再陽転確認となり前回の長大線に差し込むことになり特殊チャート上では今年1月の高値フシまで関門らしい関門は存在しなくなる

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で25,396.50ドル、次の下値フシは大引で24,895.49ドルとなっているが、今週は上記の通り雇用統計を受けた長期金利の上昇や、中国政府による700億j相当の米製品の購入提案等から貿易摩擦を巡る先行き不安が後退した事で2本上までの上値フシを抜いて来た。S&P500種と共に堅調な足取りであったもののこちらは陽線に孕んできた波動だけに下値フシ割れには注意してきたが、直近下値フシを切ることなく上値フシを伸ばし前回の上値フシを抜いてきた事でここで孕み型は一旦解消となった。この上の最初の関門としてはS&P500種同様に3月9日の高値フシがあるが、今回設定した高値フシを抜けば自動的にこの高値関門を抜いてくることになる。」としたが、今週は欧州株式の全面高を背景に週明けは小幅続伸してのスタートとなったが、翌日はFOMCの結果を見極めたいとの思惑で様子見ムードとなるなか僅かに反落、週央も前日の地合いを継いで続落となり、翌日もトランプ政権が中国に対する新たな関税計画を検討しているほか米国債利回りも下落した事で3日続落、週末も前日の中国への関税計画に対し中国政府が直ちに報復措置の実施を表明するなど貿易戦争への懸念が広がり4日続落となったが下値フシを切るまでには至らずであった。
 来週の注目指標としては、週明け18日の6月NAHB住宅市場指数、19日の米5月住宅着工件数、米5月建設許可件数、20日の米5月中古住宅販売件数、21日の米週間新規失業保険申請件数、6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米4月住宅価格指数、米5月景気先行指標総合指数、週末22日の米6月PMI速報値等がある。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で25,396.50ドル次の下値フシも大引で24,895.49ドルとするが、今週は上記の通りECBが量的緩和を年内に終了すると発表した一方、政策金利を2019年夏まで据え置く方針を示した事を好感し全面高となった欧州株を睨みながらも新たな米中貿易戦争への懸念も広がり動き辛い展開であった。先週で孕み型が一旦消滅となっている事で下値フシ割れには以前よりナーバスにならずには済むことになったが、現在最初の関門としてはS&P500種同様に3月9日の高値フシがある。引き続き今回設定した高値フシを抜けば自動的にこの高値関門を抜いてくることになりこの辺を注視しておこう。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,798.50、次の下値フシは大引で2,745.49となっているが、今週は上記の通り財務長官の大統領に対する進言や、中国政府による700億j相当の米製品の購入提案等から貿易摩擦を巡る先行き不安が後退した事で上値フシを抜いて来た。先週記で「〜このまま先に今回設定した上値フシを抜くとそこで再陽転を確認〜」と書いていたが、週央のフシ抜けでこれが適いここで再陽転を確認となった。これで再度3月9日の高値関門を目指して陽線を伸ばしてくる可能性が高くなってきたが、今回設定した上値フシを抜けば自動的にこの高値関門を抜いてくることになる。」としたが、今週は欧州株式の全面高を背景に週明けは小幅続伸してスタート、翌日もFOMCの結果を見極めたいとの思惑で様子見ムードとなるなかを小幅続伸となった。週央はFOMC発表を嫌気して反落となったが、翌日はECBが量的緩和を年内に終了すると発表した一方、政策金利を2019年夏まで据え置く方針を示した事を好感し全面高となった欧州株を受け反発、週末は前日の中国への関税計画に対し中国政府が直ちに報復措置の実施を表明するなど貿易戦争への懸念が広がり再度反落となったが上下のフシは取らず終いであった。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で2,798.50次の下値フシも大引で2,745.49とするが、今週は上記の通りECBが量的緩和を年内に終了すると発表した一方、政策金利を2019年夏まで据え置く方針を示した事を好感し全面高となった欧州株を睨みながらも新たな米中貿易戦争への懸念も広がり動き辛い展開であった。というワケで既に先週に再陽転を果たしている事もあり、設定している上値フシを抜けば自動的に3月9日の高値関門を抜いてくることになるのでこの辺は引き続き見ておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で12,957.50、次の下値フシは大引で12,702.49となっているが、今週は上記の通り主力の持ち直しから特殊チャートでは5月中旬以来の切り返しを見せた。先週記では「〜現在引いている大陽線の半値引け水準である12,769を切ってきたが、まだ僅かながら空間を残している事で来週以降切り返しに向かうのかどうかこの辺を見ておきたい。」としたが、このまま引線一波動で13,100台にあるフシを抜いてくるとそこで再陽転となるが、週末発表の4月鉱工業生産指数は予想外に低下し、製造業が第2・四半期に低調な滑り出しとなった事を示唆している事で個別がどの程度堅調持続するのかこの辺と併せて見ておきたい。」としたが、今週はイタリアの新経済相がユーロ圏に残ると約束した事で安心感が広がり、コメルツ銀行やドイツ銀行等の銀行株の上昇を受け週明けは反発してスタート、翌日は前日上昇したコメルツ銀行の反落等を受け僅かに反落となったが、週央は化学・医薬大手バイエルやヘルスケア大手シーメンスの上昇を受けて再度反発し、翌日14日もECBが政策金利を2019年夏まで据え置く方針を示した事で金融引き締めへの懸念が後退、低金利に敏感なセクタートとしてフォルクスワーゲン等の自動車株や、電力先物のRWEやエーオンまで幅広く買われた事で13,107.10と大幅続伸し先ずは設定していた12,957.50の上値フシを抜いて来たが、週末はコメルツ銀行やドイツ銀行等の銀行株やルフトハンザグループの下落を受けて反落して今週の取引を終えることとなった。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で13,237.50次の下値フシは大引で12,976.49となっているが、今週は上記の通りECBが政策金利を2019年夏まで据え置く方針を示した事で金融引き締めへの懸念が後退し設定した上値フシを抜いて来た。先週記ではこのまま引線一波動で13,100台にあるフシを抜いてくるとそこで再陽転となるとしたが、14日に13,100台を回復するも再陽転のフシまであと一歩のところで届かずであった。というワケで今回設定した上値フシを抜けば文句なしの再陽転確認となるが、今週はECBが量的緩和を年内に終了すると発表した一方、政策金利を2019年夏まで据え置く方針を示した事を好感した事で輸出関連株の多いDAXが来週も堅調持続するかどうか米中貿易摩擦の行方にも注意しながら見ておこう。

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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