2021年08月28日(土)

テーパリング [CFD]

【お知らせ】

 2010年5月よりあらゆる投資家の一助となればとの思いを込めて始めた、非時系列系の特殊チャートを使ったテクニカル分析を中心にコメントする週間リポート「CFD銘柄雑感」コーナーですが、サイトのリニューアルに伴いまして本更新を最後に一旦筆を置かせていただく運びとなりました。

今後も読者の皆様が素晴らしい投資成果を上げられる事を心より願ってやみません。
これまで11年間のご愛読まことにありがとうございました。



【サマリー・08/23〜08/27】
 今週の日経平均は、先週末の米株式が業績期待から主力ハイテク株が買われ4営業日ぶりに反発していた事を受け、週明けの寄り付きは反発してスタートしその後もショートカバーの動きから上げ幅を広げて前引け、ここ軟調が続いた香港ハンセン指数や上海総合指数などアジア主要株価指数が反発した事も支援材料となり後場も上げ幅を拡大させ3日ぶりに急反発して引けた。翌日は米FDAが米国内で初めてファイザー・独ビオンテック社製の新型コロナウイルスワクチンを正式承認した事で今後接種が一段と進むとの期待から週明けの米株式が続伸していた事を受け寄り付きは反発してスタート、その後もアジア主要株価指数などを追い風に上げ幅を広げて前引け、後場は株価指数先物等へのショートカバー一服感からこう着状態となったが高値圏は維持し続伸して引けた。週央は引き続き当局による新型コロナウイルスワクチン正式承認を受けた景気回復期待から米株式が小幅ながら3日続伸していた事を受け寄り付きは小幅続伸してスタート、その後は上げ幅を拡大させるもあと香港ハンセンなどの伸び悩みから売りに押され前日終値まで往って来いまで値を削って前引け、後場に入ってからも前日終値を挟んでの狭いレンジでの揉み合いに終始し3日ぶりに小反落して引けた。翌日は新型コロナウイルスワクチン普及や米政権の大型の財政支出による景気拡大を期待して4日続伸していた米株式を受け、寄り付きは反発してのスタートとなったがその後は国内政治の先行きに対する不透明感が意識されマイナス圏に沈んで前引け、後場は積極的な売買を手控える投資家が多いなか前日終値を挟んでの揉み合いに終始し辛うじて小反発して引けた。週末はアフガン空港付近での同時多発テロを嫌気した米株式が反落していた事を受け寄り付きは続落してスタート、その後は香港ハンセン指数や上海総合指数などが底堅いスタートとなった事もあって下げ渋って前引け、後場はジャクソンホール会議を前に持ち高を傾ける動きが限られ横這いで推移し反落して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、前週末の米長期金利が上昇し日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが出て週明けは反落してスタート、翌日は8月米PMIが前月から低下し米景気が鈍るとの警戒感から円を買う動きが優勢となり反発し、週央も米株式が上昇し投資家のリスク許容度が高まった事で流動性の高いドルが幅広い通貨に対して売られ円は続伸となった。翌日は米株式の上昇を受けて米長期金利が上昇し日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いが進み3日ぶりに反落となった。週末はアフガンを巡るテロ発生など地政学リスクの高まりを受け比較的低リスク通貨とされる円に買いが入り反発となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で27,295円、次の下値フシは大引で26,724円となっているが、今週は上記の通り国内の新型コロナウイルス感染者数増加に歯止めがかからない事や、FRBが年内にもテーパリングに踏み切る可能性が強まった事が警戒され下値フシを3段下まで切って来た。先週は段下げからのフシ抜けで立ち上がりを見せるも、元々が段下げだっただけに上の関門も多く早くも失速し振出しに戻った格好。今年1月8日の再陽転前の安値フシも切っている事で次の軽い関門は昨年12月28日の再陽転前の安値フシという事になるが、先ずは来週以降この辺を死守出来るのか否かこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は先週末の米株式が4営業日ぶりに反発していた事や軟調が続いた香港ハンセン指数や上海総合指数などアジア主要株価指数が反発した事から週明け23日は27,494.24円と急反発し早速設定していた27,295円の上値フシを抜いてスタート、翌日も米FDAの正式承認で今後新型コロナウイルスワクチン接種が一段と進むとの期待から週明けの米株式が続伸していた事を受け続伸し、週央は米株式が小幅ながら3日続伸していたものの香港ハンセンなどの伸び悩などから3日ぶりに小反落、翌日は4日続伸していた米株式を受け小反発し、週末はアフガン空港付近での同時多発テロを嫌気した米株式が反落していた事を受け再度反落して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け30日の7月小売業販売額、7月百貨店・スーパー販売額、31日の7月失業率、7月有効求人倍率、7月鉱工業生産速報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で27,775円、次の下値フシは大引で27,204円となっているが、今週は上記の通り今週は上記の通り米FDAによる新型コロナウイルスワクチンの正式承認やアジア主要株価指数の上昇を好感し設定していた上値フシを抜いて来た。週明けの急反発でも直近大陰線の半値引き上げまでは適わなかったが、来週以降先に今回設定した上値フシを抜き先ずは半値引き上げが適うか否か、直近安値からの反発で6度目の新安値の山を作成している事から再度の高値フシ抜きでは目先陽転を確認する可能性もあるだけに来週以降はこの辺に注目しておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,928.50、次の下値フシは大引で1,865.49となっているが、今週は上記の通り国内の新型コロナウイルス感染者数増加に歯止めがかからない事や、アジア主要株価指数の軟調を受け設定していた下値フシを切って来た。先週記では仮に来週以降このまま陽線を伸ばし上値フシ抜いてもそこで陽の孕み型が完成となるとしたがこれを前に失速し反落、引き続き3月17日と26日の同値二点天井の強力な高値関門が戻りいっぱいと見て相場を捉えてゆきたい。」としたが、今週は先週末の米株式が4営業日ぶりに反発していた事や軟調が続いた香港ハンセン指数や上海総合指数などアジア主要株価指数が反発した事から週明けは急反発してスタート、翌日24日も米FDAの正式承認で今後新型コロナウイルスワクチン接種が一段と進むとの期待から週明けの米株式が続伸していた事を受け1,934.20と続伸し先ずは設定していた1,928.50の上値フシを抜いて来た。週央も小幅ながら3日続伸していた米株式を受け小幅続伸となったが、翌日は米株式が4日続伸していたものの国内経済の停滞感が長期化するとの懸念から小反落し、週末もアフガン空港付近での同時多発テロを嫌気した米株式が反落していた事を受け続落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,966.50、次の下値フシは大引で1,901.49となっているが、今週は上記の通り米FDAによる新型コロナウイルスワクチンの正式承認やアジア主要株価指数の上昇を好感し設定していた上値フシを抜いて来た。今年3月までの長大陽線を引いて以降はその幅の範囲内で次第に収斂傾向となり、7月には空間の無い段上げ型からの上穴再陰転を確認しているが、これと全く逆の空間の無い段下げ型からの下穴を形成途上にある。ここで今回設定した上値フシを抜くと7月19日の目先陰転はニュートラルとなるものの、半年に及ぶ収斂を上離れるか否かは先ず3月17日と26日の同値二点天井の強力な高値関門を抜いてくるのか否かがポイントとなっており来週以降はこの辺に注目しておきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で35,309.50ドル、次の下値フシは大引で34,612.49ドルとなっているが、今週は上記の通りFRBが年内にもテーパリングに踏み切る可能性が強まった事が嫌気され設定していた下値フシを切って来た。16日まで5営業日連続で史上最高値を更新して引いて来た長大陽線も漸く一服といったこところだが、それでもなおわずかに空間を残している事から来週以降仮に切り返し11日に作成した高値フシを引線一波動で抜いて来たらそこで再陽転を確認となるのでこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は米FDAが米国内で初めてファイザー・独ビオンテック社製の新型コロナウイルスワクチンを正式承認した事で今後接種が一段と進むとの期待から週明け23日は35,335.71ドルと続伸し早速設定していた35,309.50ドルの上値フシを抜いてスタート、翌日も引き続き新型コロナウイルスワクチン正式承認を受けた景気回復期待で小幅に3日続伸、週央も新型コロナウイルスワクチン普及や米政権の大型の財政支出による景気拡大を期待して4日続伸となったが、翌日はアフガン空港付近での同時多発テロを嫌気し5営業日ぶりに反落し、週末はジャクソンホールでのFRB議長講演で当面は緩和的な金融環境が続くとの見方が広がり再度反発して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け30日の米7月住宅販売保留指数、31日の6月ケース・シラー米住宅価格指数、8月シカゴ購買部協会景気指数、米8月消費者信頼感指数、月替り1日の8月ADP雇用統計、米8月PMI改定値、8月ISM製造業景況指数、2日の米週間新規失業保険申請件数、米7月貿易収支、米7月製造業新規受注、週末3日の8月米雇用統計、8月ISM非製造業景況指数等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で35,688.50ドル、次の下値フシは大引で34,983.49ドルとなっているが、今週は上記の通りFDAが米国内で初めてファイザー・独ビオンテック社製の新型コロナウイルスワクチンを正式承認した事が好感され週明けから設定していた上値フシを抜いて来た。先週記では「〜わずかに空間を残している事から来週以降仮に切り返し11日に作成した高値フシを引線一波動で抜いて来たらそこで再陽転を確認となるのでこの辺を見ておきたい。」としたが、上値フシは抜いたものの11日の高値フシはあと一歩届かずであった。今週は一足先にこれと同型であったS&P500種がこのフシ抜けから再陽転を果たしているが、DOWも来週以降先に今回設定した高値フシを抜くとそこで自動的に再陽転となるので、S&P500種の後追いでこれが適うのかどうかこの辺に注目しておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で4,443.50、次の下値フシは大引で4,356.49となっているが、今週は上記の通りFRBが年内にもテーパリングに踏み切る可能性が強まった事が嫌気され設定していた下値フシを切って来た。ここまで新値を更新し長大陽線を引いていただけにまだ空間にも余裕のある事から、来週以降仮に切り返し12日に作成した高値フシを引線一波動で抜いて来たらそこで再陽転を確認となるのでこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は米FDAが米国内で初めてファイザー・独ビオンテック社製の新型コロナウイルスワクチンを正式承認した事で今後接種が一段と進むとの期待から週明け23日は4,479.53と続伸し早速設定していた4,443.50の上値フシを抜いてスタート、翌日も引き続き新型コロナウイルスワクチン正式承認を受けた景気回復期待で小幅に3日続伸、週央も新型コロナウイルスワクチン普及や米政権の大型の財政支出による景気拡大を期待して4日続伸となったが、翌日はアフガン空港付近での同時多発テロを嫌気し5営業日ぶりに反落し、週末はジャクソンホールでのFRB議長講演で当面は緩和的な金融環境が続くとの見方が広がり再度反発して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で4,523.50、次の下値フシは大引で4,436.49となっているが、今週は上記の通りFDAが米国内で初めてファイザー・独ビオンテック社製の新型コロナウイルスワクチンを正式承認した事が好感され週明けから設定していた上値フシを抜いて来た。先週記では「〜ここまで新値を更新し長大陽線を引いていただけにまだ空間にも余裕のある事から、来週以降仮に切り返し12日に作成した高値フシを引線一波動で抜いて来たらそこで再陽転を確認となる〜」と書いていたが、週明けの上値フシ抜けではこの高値フシをも抜きここで再陽転を確認となった。週末には初めて節目の4500大台を上回り史上最高値も更新、特殊チャート上でも新値に躍り出ており今後は何所まで大陽線を伸ばしてくるのか新たな波動に注目しておきたい。

【DAX】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシは大引で15,983.50、次の下値フシも大引で15,668.49とするが、今週は上記の通り自動車セクターの下落から全般軟調に推移するもフシ目は取らず終いであった。先週の8月ZEW景気期待指数の市場予想を大幅に下回ったのに続き、今週も7月中国工業生産高と小売売上高が市場予想を下回り世界景気の回復ペース鈍化が懸念されたが新値に躍り出ているだけになかなか下値も堅い印象。上記に加え米の量的緩和の早期縮小の観測も強まり株式市場への緩和マネー供給が減少するとの見方も台頭しているが、来週以降これらネガティブな外部環境を撥ね退け更に史上最高値更新を記録してくるのか否か引き続きこの辺に注目しておきたい。」としたが、今週はアジア主要株価指数や米株高が欧州市場にも波及するなか、スポーツ用品大手アディダスの大幅高や前週末に下落した料理宅配大手デリバリーヒーローの急反発などを受け週明けは続伸してスタート、翌日もフォルクスワーゲンやBMWなど自動車セクターの大幅高や前日に続いて料理宅配大手デリバリーヒーローの大幅続伸を受け3日続伸となったが、週央は7月にドイツで発生した大規模な洪水被害についてドイツ保険業協会が25日に保険請求の推定額を引き上げた事が売り材料になりミュンヘン再保険が大幅安となった事などを受け4営業日ぶりに反落となり、翌日も2021年1〜6月期決算を発表した料理宅配大手デリバリーヒーローやドイツ銀行の大幅安を受けて続落し、週末は半導体大手インフィニオンテクノロジーズや産業機器大手シーメンスの大幅高などを受け3日ぶりに反発したが先週に続き上下のフシは何れも取らず終いであった。
 今週もまた上下いずれのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシは大引で15,983.50、次の下値フシも大引で15,668.49とするが、今週は上記の通り米株高が欧州市場にも波及するなか個別も堅調だったが上値フシを抜くまでには至らず。今週ドイツifoが発表した8月景況感指数は前月から1.3ポイント低下し99.4となったが、市場予想の100.4を下回り低下は2ヵ月連続となった。先行きを示す期待指数も前月から3.5ポイント低下しており新型コロナ感染者数増加の懸念がドイツ経済を圧迫している様が窺えるが、新値に躍り出ているだけになかなか下値も堅い印象。引き続き来週以降もこれらネガティブな外部環境を撥ね退け更に史上最高値更新を記録してくるのか否かこの辺に注目しておきたい。

Posted by 雲遊   パーマリンク

過去のコラムへ

ページのトップへ ページのトップへ

広告

プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

検索


カテゴリーリスト

タグリスト

最近の記事

広告


RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2010 CapitalF Co.,Ltd. All rights reserved.