2018年12月08日(土)

米国債イールドカーブ逆転現象 [CFD]

【サマリー・12/03〜12/07】

 今週の日経平均は、週末の米株式が中国から事前協議でのコンセンサスが着実に増えていると発言があったとの報道を受け再度急反発していた事を受け、週明けの寄り付きは大幅続伸してスタート、その後もグローベックスの米株先物の上昇や上海総合指数の大幅続伸を背景に上げ幅を拡大させて前引け、後場は更に上げ幅を拡大する場面もあり大幅に7日続伸して引けた。翌日は1日の米中首脳会談で米国が中国への追加関税を90日間猶予する事で合意した事を受け週明けの米株式は大幅続伸していたものの、米長期金利の低下を受けて為替の円安進行が一服し前日の上げで織り込んでいた事などから寄り付きは小反落してスタートしその後も目先の利益確定売りから下げ幅を広げて前引け、後場もズルズルと東証一部の銘柄の9割強が下落し下げ幅を拡大させ8日ぶりに急反落して引けた。週央は米中貿易交渉の進展に懐疑的な見方が広まり米株式が急反落となった事を受け寄り付きは大幅続落してスタート、その後は前日の下げが先取りしていたという事もあり下値では押し目買いが入り下げ渋って前引け、後場に入ると米国市場の休場を控え模様眺めムードが広がるなかを横這いで推移し続落して引けた。翌日はブッシュ元大統領追悼日で米市場が休場となるなか欧州株式の軟調を受け寄り付きは続落してスタート、その後は中国のスマホメーカーファーウェイの副会長がカナダ当局に逮捕された事が伝わった事で下げ幅を拡大させて前引け、後場も同事件で米中貿易摩擦激化懸念が改めて意識される格好になった事で投資家のリスク回避姿勢が一段と強まり下げ幅を拡大し大幅に3日続落して引けた。週末は中国のスマホメーカーファーウェイの副会長がカナダ当局に逮捕された事が伝わった事で、米中貿易交渉への影響懸念からアジア欧州株が全面安となった事を受け米株式は続落していたものの、昨日先行して大幅安となっていた事から自律反発期待の買いが先行し寄り付きは反発してスタートとなったがその後は伸び悩んで前引け、後場は内需・ディフェンシブの一角に買いが入った事から再度強含み4日ぶりに反発して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、1日の米中首脳会談で米国が中国への追加関税を90日間猶予する事で合意した事で米中貿易摩擦への警戒感が和らいだ事による円売り・ドル買いと、米利上げペースの鈍化観測を背景にした円買い・ドル売りが交錯し週明けは変らずでスタート、翌日は日経平均が8日ぶりに急反落した事や、時間外取引で米長期金利が低下した事も日米金利差の縮小観測に繋がり円買い・ドル売りが進み円は上昇、週央も米景気の減速懸念などで投資家の運用リスク回避姿勢が強まり比較的低リスク通貨とされる円には買いが優勢となり続伸となった。翌日は日経平均の大幅続落を受けたリスク回避目的の円買い・ドル売りと中国商務省の米中貿易協議合意に自信との報を受けた円売り・ドル買いとが交錯しほぼ横ばい水準となった。週末は前日の米長期金利の低下で日米金利差の縮小が意識され、円買いドル売りが優勢となって円は上昇した。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で22,415円、次の下値フシは大引で21,944円となっているが、今週は上記の通り米中首脳会談への期待が台頭したほかFRB議長講演から金利先高感も後退し米株式が大幅高となった事を受けに二段上の上値フシまで抜いて来た。先週記では「〜先月25日に付けた目先の下値関門に急接近となったが、来週以降この関門を割らずに持ちこたえるのかまたはこれを割ってしまうのか〜」としたが、これを割らずに急上昇し半値引き上げ水準をクリヤしてきた。この水準をクリヤした事で下穴が目先陽転の型として作用し易く、今週は下値フシを切る場面があったとしてもその後仮に切り返し直近高値フシを抜いてくると目先陽転を確認となるのでこの辺は引き続き注視しておきたいところ。」としたが、今週は週末の米株式が中国から事前協議でのコンセンサスが着実に増えていると発言があったとの報道を受け再度急反発していた事を受け週明け3日は22,574.76円と大幅に7日続伸し早速22,415円の上値フシを抜いて来た。翌日4日は1日の米中首脳会談で米国が中国への追加関税を90日間猶予する事で合意した事を受け週明けの米株式は大幅続伸していたものの、米長期金利の低下を受けて為替の円安進行が一服し前日上昇の織り込みから目先の利益確定売りで22,036.05円と8日ぶりに急反落し一転して新規設定された下値フシを切ってきた。週央も米中貿易交渉の進展に懐疑的な見方が広まり米株式が急反落となった事を受け続落、翌日6日もブッシュ元大統領追悼日で米市場が休場となるなか中国のスマホメーカーファーウェイの副会長がカナダ当局に逮捕された事が伝わり米中貿易摩擦激化懸念が改めて意識される格好になった事で21,501.62円と大幅に3日続落し更に二段下の下値フシまで切ったが、週末は米株式が続落していたものの昨日先行して大幅安となっていた事から自律反発期待の買いが先行し4日ぶりに反発して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け10日の7-9月期四半期実質GDP改定値、10月国際・貿易収支、11月景気ウォッチャー調査、11日の10-12月期四半期法人企業景気予測調査、12日の11月国内企業物価指数、10月機械受注、10月段三次産業活動指数等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で21,725円次の下値フシは大引で21,274円となっているが、今週は上記の通り米中貿易交渉の具体的進展に懐疑的な見方も広がる中を中国のスマホメーカーファーウェイの副会長がカナダ当局に逮捕された事が伝わった事で米中貿易摩擦に対する警戒感が再燃し再燃し週初の上値フシ抜けから四段下の下値フシまで切ってきた。先週記では下値フシを切る場面があったとしてもその後仮に切り返し直近高値フシを抜いてくると目先陽転を確認となるとしたが、週初の上げから一転して急落し直近大陽線を陰線で包む形となった。ここから孕み型を形成してくるとまた違った構図にもなり得るが、こちらもNY DOW同様に今年10月に引いた大陰線のレンジ内での値動きが続いており収斂が何れに放れるのか同指数と併せ来週以降も見てゆきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「来週も引き続き現在値から次の上値フシは大引で1,667.50、次の下値フシも大引で1,622.49とするが、今週は上記の通り米中首脳会談への期待が台頭したほか、FRB議長講演から金利先高感も後退し米株式が大幅高となった事を受け全般堅調推移となったが上値フシまではあと一歩届かずであった。その背景には高水準のNT倍率が影響していると思われ、週央28日のNT倍率を見ても13.4倍と1998年3月以来、約20年ぶりの高水準となったが、時価総額の大きい自動車株や銀行株の軟調が影響している。この辺が縮小に向わない限りこの傾向は継続されると思われる。」としたが、今週は週末の米株式が中国から事前協議でのコンセンサスが着実に増えていると発言があったとの報道を受け再度急反発していた事を受け週明け3日は1,689.05と大幅に7日続伸し早速1,667.50の上値フシを抜いて来た。翌日4日は1日の米中首脳会談で米国が中国への追加関税を90日間猶予する事で合意した事を受け週明けの米株式は大幅続伸していたものの、米長期金利の低下を受けて為替の円安進行が一服し前日上昇の織り込みから目先の利益確定売りで1,649.20と8日ぶりに急反落し一転して新規設定された下値フシを切ってきた。週央も米中貿易交渉の進展に懐疑的な見方が広まり米株式が急反落となった事を受け続落、翌日6日もブッシュ元大統領追悼日で米市場が休場となるなか中国のスマホメーカーファーウェイの副会長がカナダ当局に逮捕された事が伝わり米中貿易摩擦激化懸念が改めて意識される格好になった事で1,610.60と大幅に3日続落し更に一段下の下値フシまで切ったが、週末は米株式が続落していたものの昨日先行して大幅安となっていた事から自律反発期待の買いが先行し4日ぶりに反発して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,640.50次の下値フシは大引で1,581.49となっているが、今週は上記の通り米中貿易交渉の具体的進展に懐疑的な見方も広がる中を中国のスマホメーカーファーウェイの副会長がカナダ当局に逮捕された事が伝わった事で米中貿易摩擦に対する警戒感が再燃し週初の上値フシ抜けから二段下の下値フシまで切ってきた。とはいえ6日の下値フシ切りでも10月25日の安値フシを割り込まず、全般急落の波にのまれたもののNY DOWとは全く逆に今週の下落で孕み型を形成しただけに来週以降仮に切り返して直近高値フシを抜いて来ればそこで陽転を確認、戻り過程で下値フシを切ってもその分だけハードルは下がる事になりその後切り返し直近高値フシを抜いてきた場合そこで陽転確認となる。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で25,618.50ドル、次の下値フシは大引で25,113.49ドルとなっているが、今週は上記の通り米中首脳会談への期待が台頭したほかFRB議長講演から金利先高感も後退し三段上の上値フシまで抜いて来た。先週号では「〜先月29日に付けた目先の下値関門に急接近となったが、来週以降この関門を割らずに持ちこたえるのかまたはこれを割ってしまうのか〜」としたが、これを割らずに急上昇し直近で引いた大陰線の往って来い水準まで戻した。ただこの型はS&P500種の孕み型とは異なり、逆にこのまま戻り継続で直近高値フシまで抜いてくるとDAXも同じ状況だが包み型を形成してしまうのでこの辺は引き続き注視しておきたいところ。」としたが、今週は1日の米中首脳会談で米国が中国への追加関税を90日間猶予する事で合意した事を受け週明け3日は25,826.43ドルと大幅続伸し早速設定していた25,618.50ドルの上値フシを大きく抜いてのスターとなったが、翌日4日は米中貿易交渉の進展に懐疑的な見方が広まり25,027.07ドルと一転して急反落し今度は設定していた25,113.49ドルの下値フシを切ってきた。週央の休場を挟み6日も中国のスマホメーカーファーウェイの副会長がカナダ当局に逮捕された事が伝わった事で米中貿易交渉への影響懸念からアジア欧州株が全面安となった事を受け続落となり、週末7日も米中貿易戦争の激化・長期化懸念から関連株が軒並み安となりFANG株も軒並み安となった事で24,388.95ドルと大幅続落し更に二段下の下値フシまで切って今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、11日の米11月PPI、12日の米11月CPI、米11月月次財政収支、13日の米週間新規失業保険申請件数、米11月輸入物価指数、週末14日の米11月小売売上高、米11月鉱工業生産指数、米11月設備稼働率、米12月PMI速報値、米10月企業在庫等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で24,631.50ドル次の下値フシは大引で24,146.49ドルとなっているが、今週は上記の通り米中貿易交渉の具体的進展に懐疑的な見方も広がる中を中国のスマホメーカーファーウェイの副会長がカナダ当局に逮捕された事が伝わった事で米中貿易摩擦に対する警戒感が再燃し三段下の下値フシまで切ってきた。先週号では、「〜この型はS&P500種の孕み型とは異なり、逆にこのまま戻り継続で直近高値フシまで抜いてくるとDAXも同じ状況だが包み型を形成してしまうのでこの辺は引き続き注視しておきたいところ。」としたが、DAXの方は今週段下げ型に移行するもこちらは週初に直近高値フシを抜いて包み型を形成、しかもその後の反落で半値引け水準である25,146ドルを4日の値フシ割れで割り込んでいる。今年6月から9月にかけて形成した長大陽線のレンジ内での値動きが続いているが上値切り下げ下値切り上げと収斂型を形成中、来週以降このまま直近安値フシを切ればそこで再陰転確認となるが、先に上値フシを抜いてきてもその分だけハードルが上がる事になり仮にその後の反落で直近安値フシを切ればそこで再陰転となる。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,770.50、次の下値フシは大引で2,717.49となっているが、今週は上記の通り米中首脳会談への期待が台頭したほかFRB議長講演から金利先高感も後退し三段上の上値フシまで抜いて来た。先週記では「〜包みを形成しつつあるDAXとは逆に孕みを形成しており、先ずはここから半値引き上げまで戻せるかどうかこの辺を来週以降は見ておきたい。」としたが今週の上げでこれを達成、ここから一気に戻り継続で直近高値フシを抜いた場合は陽転確認となるが、先に下値フシを切ってもその後の戻りで直近高値フシを抜けばそこで陽転確認となるのでこのケースではその分ハードルが下がることになる。」としたが、今週は1日の米中首脳会談で米国が中国への追加関税を90日間猶予する事で合意した事を受け週明け3日は2,790.30と大幅続伸し早速設定していた2,770.50の上値フシを大きく抜いてのスターとなったが、翌日4日は米中貿易交渉の進展に懐疑的な見方が広まり2,700.06と一転して急反落し今度は設定していた2,717.49の下値フシを切ってきた。週央の休場を挟み6日も中国のスマホメーカーファーウェイの副会長がカナダ当局に逮捕された事が伝わった事で米中貿易交渉への影響懸念からアジア欧州株が全面安となった事を受け続落となり、週末7日も米中貿易戦争の激化・長期化懸念から関連株が軒並み安となりFANG株も軒並み安となった事で2,633.08と大幅続落し更に二段下の下値フシまで切って今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,658.50次の下値フシは大引で2607.49となっているが、今週は上記の通り米中貿易交渉の具体的進展に懐疑的な見方も広がる中を中国のスマホメーカーファーウェイの副会長がカナダ当局に逮捕された事が伝わった事で米中貿易摩擦に対する警戒感が再燃し四段下の下値フシまで切ってきた。先週記ではここから一気に戻り継続で直近高値フシを抜いた場合は陽転確認となるが、先に下値フシを切ってもその後の戻りで直近高値フシを抜けばそこで陽転確認となるのでこのケースではその分ハードルが下がることになるとしたが、週初の大幅続伸で一気に再陽転のフシまで急接近したのも束の間、翌日からの急落で週末には直近安値フシも切ってしまい先週の半値引き上げも全く意味のないモノになってしまった。これで先月20日の再陰転に次いで二度目の再陰転確認となったが、来週以降は今年2月と4月の二番底の安値関門を死守出来るのかどうかこの辺に注目しておきたい。

【DAX】
 先週号では、「来週もまた現在値から次の上値フシは大引で11,355.50、次の下値フシも大引で11,132.49とするが、今週は上記の通りG20や米中首脳会談の動向を睨みながら気迷い推移となり上下何れのフシも取らず終いであった。イタリア政府が2019年度予算案について財政赤字の目標を減らすことを検討していると伝わり、同国の財政懸念が後退した事が好感され先週末比では上昇したものの21日の最終引線からはほぼ変わらずの水準で週末を迎えた。というワケで来週以降もここから直近高値フシを先に抜いても先週までの孕み型から今度は包み型に転換する事になるのでこの辺は引き続き注視しておきたいところ。」としたが、今週は米中首脳会談において米国が中国への追加関税を90日間猶予する事で合意した事を受け、中国での売上高が多いBMWやダイムラー等の自動車セクターが大幅高となった事で週明け3日は5日ぶりに急反発してスタート、早速11,355.50の上値フシを抜いて来た。翌日4日はタイヤ大手コンチネンタルが複数のアナリストによる投資評価の引き下げで大幅安となったほか、米中貿易交渉の具体的進展に懐疑的な見方も広がった事で11,335.32と反落し一転して新規設定された下値フシを切ってきた。週央5日も米中の通商問題による影響が再度意識されミュンヘン再保険やアリアンツ等の保険セクターの下落などを受け11,200.24と続落して更に一段下のフシを切り、翌日6日も中国のスマホメーカーファーウェイの副会長がカナダ当局に逮捕された事が伝わった事で米中貿易摩擦に対する警戒感が再燃、ダイムラーや医療機器大手フルゼニウス、素材大手コベストロ等が大幅安となり10,810.98と大幅に3日続落し更に三段下のフシまで割り込み週末も中期業績ガイダンスを引き下げたほか複数のアナリストによる目標株価引き下げも嫌気された医療機器大手フルゼニウスの大幅安などから4日続落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で10,918.50次の下値フシは大引で10,703.49となっているが、今週は上記の通り米中貿易交渉の具体的進展に懐疑的な見方も広がる中を中国のスマホメーカーファーウェイの副会長がカナダ当局に逮捕された事が伝わった事で米中貿易摩擦に対する警戒感が再燃し三段下の下値フシまで切ってきた。先週記ではここから直近高値フシを先に抜いても先週までの孕み型から今度は包み型に転換する事になるとしたが、直近高値フシを抜くことなく6日には1銘柄を除くすべての銘柄が下落し終値ベースで2016年12月以来、2年ぶりの安値で直近安値フシをも割り込み段下げ型に移行している。米中貿易摩擦への懸念がまたぞろ再燃しているだけに中波3波の終点がどの辺になるのか底を探る展開に来週以降も注目しておきたい。

Posted by 雲遊   パーマリンク

過去のコラムへ

ページのトップへ ページのトップへ

広告

プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

検索


カテゴリーリスト

タグリスト

最近の記事

広告


RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2010 CapitalF Co.,Ltd. All rights reserved.