2017年11月11日(土)

バブル崩壊後高値更新 [CFD]

【サマリー・11/06〜11/10】

 今週の日経平均は、日本の三連休中に米国で主要株価指数が揃って史上最高値を更新していた事を受け週明けの寄り付きは続伸してスタート、その後は過熱感への警戒から利食い売りが出て高値からは値を削って前引け、後場も更に伸び悩みが顕著となり一時はマイナス圏で三桁まで突っ込みを入れるも押し目買いから辛うじて再度プラス圏に浮上し小幅乍ら3日続伸して引けた。翌日は週明けの米株式がハイテクセクターの大型買収や原油相場の上昇から小幅続伸していたものの、円相場が1ドル113円台後半へとやや強含んでいた事から寄り付きは小反落してスタート、その後は先物が買われると共に中盤から大きく切り返し4日続伸して前引け、1996年6月のバブル崩壊後戻り高値を捉えた事から後場に入ると上げ幅を加速させ大幅に4日続伸して引けた。週央は税制改革の期待等で米株式は小幅続伸していたものの為替が円高方向に振れていた事から寄り付きは反落してスタート、その後も売りが広がったものの押し目買い意欲は強く下げ幅を縮小して前引け、後場も前場に続いて下げ幅を縮小させたがプラス圏に浮上するまでには至らず小反落して引けた。翌日は米株式が明日発表される上院の税制改革案を見極めたいとの空気の中を小幅続伸していた事を受け寄り付きは反発してスタート、その後23,000円の大台を突破すると高寄与度銘柄群の上げに拍車がかかり急速に上げ幅を広げて前引け、後場に入ると一部ヘッジファンド勢等の先物への売りを切っ掛けに一転して売りが優勢となり一気にマイナス圏に沈み大幅安となり引け際には下げ幅を縮めるも続落して引けた。週末は税制改革法案の早期成立が困難になるとの見方から急反落した米株式を受け寄り付きは大幅続落してスタートしその後も安値圏での乱高下が続き前引け、後場に入ると日銀によるETF買い入れ観測等を支えに下げ渋ったが5日線手前では戻り一服となり3日続落して今週の取引を終えることとなった。
 円相場は、米の指標発表等の重要イベントのあった三連休明けとあって国内輸入企業からの円売り・ドル買い注文が膨らみ週明けは3日続落してスタート、翌日は前日の米長期金利の低下を受け日米金利差縮小を意識した円買い・ドル売りが先行し円は4営業日ぶりに反発した。週央は米政権公約である法人減税を巡り政権と議会の調整が難航し米経済に悪影響を及ぼすとの見方から、ドルを売って円を買う動きが優勢となり円は続伸、翌日も日経平均が後場に一転して高値から急落すると投資家のリスク選好姿勢が後退し、比較的低リスク通貨とされる円を買う動きが強まり円は3日続伸となった。週末は時間外取引で米長期金利が上昇、日米金利差を意識した円売り・ドル買いが広がり円は4日ぶりに小反落となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で22,655円、次の下値フシは大引で22,184円となっているが、今週は上記の通り史上最高値を更新し続ける欧米株式の追い風や、第4次安倍内閣発足によるアベノミクス加速への期待感から先週に続いて上値フシを抜いて来た。そんな訳で2日には年初来高値を更新し1996年6月26日以来21年4か月ぶりに22,500円台に乗せてきているが10月は月間で8.1%の上昇、1か月間の上昇率は人民元約ショック後の急落から反転した2015年10月の9.7%以来2年ぶりの大きさ。また月初高はこれで2016年7月以降17ヵ月連続となった。この連休明けには高寄与度銘柄のソフトバンクの決算が予定されているが、特殊チャートの波動も23日の再陽転以降のトレンドが維持されるかどうか注目される。」としたが、今週は日本の三連休中に米国で主要株価指数が揃って史上最高値を更新していた事を受け週明けは小幅乍ら3日続伸してスタート、翌日7日も週明けの米株式がハイテクセクターの大型買収や原油相場の上昇から小幅続伸し、先物への買いから1996年6月のバブル崩壊後戻り高値を捉えた事から上げ幅を加速させ22,937.60円と大幅に4日続伸し先ずは設定していた22,655円の高値フシを抜いて来た。週央は米株式が小幅続伸していたものの為替が円高方向に振れていた事から小反落となり、翌日も米株式が小幅続伸していたものの後場に入ると一部ヘッジファンド勢等の先物への売りを切っ掛けに一転して売りが優勢となり続落、週末10日も税制改革法案の早期成立が困難になるとの見方から急反落した米株式を受け22,681.42円と3日続落し新規設定された下値フシを切って今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け13日の10月国内企業物価指数、15日の7-9月期四半期実質GDP速報値、9月鉱工業生産指数確報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で22,915円次の下値フシは大引で22,444円となっているが、今週は上記の通り短期筋に振り回される展開に終始した。特に9日は前場に新規設定された上値フシの23,180円を大きく上回る23,382.15円の高値まで上げを加速させる場面があったものの、後場には一転して22,522.83円まで急落するなど実に日中値幅は859.32円に達し、米大統領選の影響で大きく振れた2016年11月09日の1,315.90円以来の振れ幅を演じた。高値圏での斯様な仕手株並みの乱高下が出始めた事でピーク感も意識され易いところだが、特殊チャートは長大陽線を作成してから初めての陰線出現でここから仮に切り返した場合、再陽転のフシを抜いてくるかどうか来週以降先ずはこの辺を見ておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で1,801.50、次の下値フシも大引で1,754.49とするが、今週は上記の通り史上最高値を更新し続ける欧米株式の追い風や、第4次安倍内閣発足によるアベノミクス加速への期待感から全般堅調に推移したが上値のフシ抜けまでもう一歩足らなかった。とはいえ2日には年初来高値を更新してきており、特殊チャート上での引線は適っていないものの現在の関門である2007年6月18日に作成した高値フシ1,788ポイントを抜いてきている。来週以降も引き続き設定している高値フシを抜いて特殊チャート上でもこれを抜いてくるのが適うのかどうかこの辺に注目しておきたい。」としたが、今週は日本の三連休中に米国で主要株価指数が揃って史上最高値を更新していたものの、過熱感への警戒からの利食い売りもあって週明けは小反落してのスタートとなったが、翌日7日は週明けの米株式がハイテクセクターの大型買収や原油相場の上昇から小幅続伸し、断続的な先物への買いもあって1,813.29と急反発し、先ずは設定していた1,801.50の上値フシを抜いて来た。週央も小幅続伸していた米株式を受け続伸となったが、翌日は後場に入ると一部ヘッジファンド勢等の先物への売りを切っ掛けに一転して売りが優勢となり反落、週末も税制改革法案の早期成立が困難になるとの見方から急反落した米株式を受け続落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,844.50次の下値フシは大引で1,781.49となっているが、今週は上記の通り短期筋による先物に絡んだ売買が上げを加速させ上値フシを抜いて来た。これで2007年2月26日に付けたバブル崩壊後の大引戻り高値1,816.97ポイントを超え、1991年7月25日の1818.23ポイント以来、約26年3か月ぶりの高値水準となった。特殊チャート上でもこれまでの関門であった2007年6月18日に作成した高値フシ1,788ポイントを抜いてきており、その次に関門として控えている2007年2月23日に作成した高値フシである1,815ポイントとほぼ近似値の引線で今週を終えているが、これをも来週以降抜いてくるのかどうか引き続き注目してゆきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で23,675.50ドル、次の下値フシも大引で23,208.49ドルとするが、今週は上記の通り各種経済指標が総じて良好な内容で強含み推移となるも上値のフシ抜けまでもう一歩足らなかった。とはいえ週末にはS&P500種と共に史上最高値を更新、10月は月間で4.3%高となりこれまたS&P500種と共に7カ月の続伸となっておりトレンドは健在、先週記ではアイフォーンテンの発売状況に触れたが週末のアップルの株価は一時4%近く上昇、この1銘柄でDOWを30ドル超押し上げた。その時価総額も初めて9,000億ドル台に乗せてきており引き続き来週以降もこの主力の動向と併せて見てゆきたい。」としたが、今週はハイテクセクターの大型買収や原油相場の上昇から週明けは小幅に5日続伸してスタート、翌日も税制改革の期待等で小幅に6日続伸し、週央も翌日発表される上院の税制改革案を見極めたいとの空気の中を小幅に7日続伸となったが、翌日は税制改革法案の早期成立が困難になるとの見方から8営業日ぶりに反落し、週末も引き続き税制改革法案を巡る上下院の違いから年内の同法案成立に懐疑的な見方が広がり続落となったが今週もまた上下何れのフシも取らず終いであった。
 来週の注目指標としては、週明け13日の米10月月次財政収支、14日の米10月PPI、15日の米10月CPI、11月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米10月小売売上高、米9月企業在庫、16日の米週間新規失業保険申請件数、11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米10月鉱工業生産指数、米10月設備稼働率、米11月NAHB住宅市場指数、週末17日の米10月住宅地着工件数、米10月建設許可件数等がある。
 今週もまた上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で23,675.50ドル次の下値フシも大引で23,208.49ドルとするが、今週は上記の通り税制改革法案を巡っての上下院の相違に神経質な展開を強いられフシ目は取らず終いであった。週間では0.50%安と9週ぶりに反落とはなったものの、下値フシを切るまでの押しも見せずに8日まで7日続伸し5日連続で史上最高値を更新している事で、引き続き来週以降も税制改革法案を巡る議会動向に注目しつつ他指数と併せて見てゆきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で2,605.50、次の下値フシも大引で2,556.49とするが、今週は上記の通り各種経済指標が総じて良好な内容で強含み推移となるも上値のフシ抜けまでもう一歩足らなかった。とはいえ週末にはDOWと共に史上最高値を更新、10月は月間で2.2%高となりこれまたDOWと共に7カ月の続伸となっておりトレンドは健在、今年1月6日の再陽転からの長大陽線の幅とほぼ同幅となった現在の長大陽線がここから値位置を保ったまま揉み合いの波動に移行するのかどうか引き続き来週以降も見ておきたい。」としたが、今週はハイテクセクターの大型買収や原油相場の上昇から週明けは小幅に5日続伸してスタート、翌日は僅かに反落して週央は翌日発表される上院の税制改革案を見極めたいとの空気の中を小反発となったが、翌日は税制改革法案の早期成立が困難になるとの見方から反落し、週末も引き続き税制改革法案を巡る上下院の違いから年内の同法案成立に懐疑的な見方が広がり続落となったが今週もまた上下何れのフシも取らず終いであった。
 今週も上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で2,605.50次の下値フシも大引で2,556.49とするが、今週は上記の通り税制改革法案を巡っての上下院の相違に神経質な展開を強いられフシ目は取らず終いであった。週間では0.21%安と9週ぶりに反落とはなったものの、下値フシを切るまでの押しも見せずに8日には史上最高値を更新しており、引き続き今年1月6日の再陽転からの長大陽線の幅とほぼ同幅となった現在の長大陽線がここから値位置を保ったまま揉み合いの波動に移行するのかどうか来週以降も見ておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で135,99.50、次の下値フシは大引で13,332.49となっているが、今週は上記の通り輸出の主力銘柄の大幅高から先週に引き続き上値フシを抜いて来た。まさに押し目待ちに押し目無しの展開となっているが、引き続き来週以降も空間を充分に空けている事から反落した場合でも切り返しからの再陽転まで持って来るかどうかこの辺を見てゆきたい。」としたが、今週はスポーツ用品アディダスの大幅安やフォルクスワーゲン、ダイムラー等の自動車株の下落から週明けは小反落してスタート、翌日も第三4半期利益が市場予想の下限となり前日に続いての続落となったBMWやBASF等の化学大手の下落を受けて続落し、週央はエーオンやRWE等の電力大手の上昇を受けて小反発となるも、翌日9日は四半期決算が振るわなかったシーメンスやスポーツ用品のアディダスの急落を受けて13,182.56と急反落、設定していた13,332.49の下値フシを大きく切り、週末もエーオンやRWE等の電力大手の下落や前日に続いてのシーメンスの続落を受け続落して今週の取引を終えることとなった。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で13,313.50次の下値フシは大引で13,052.49となっているが、今週は上記の通り主力大手の冴えない企業決算を受け下値フシを切ってきた。とはいえ7日にはザラバで史上最高値を更新しており、これまでの長大陽線で空間を充分に空けている事から引き続き来週以降も仮に切り返した場合、再陽転まで持って来るかどうかこの辺を見てゆきたい。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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