2017年12月02日(土)

師走相場 [CFD]

【サマリー・11/27〜12/01】

 今週の日経平均は、先週末の米株式が感謝祭明けの短縮取引のなか年末商戦の期待が広がる格好で再度反発となっていた事を受け週明けの寄り付きは続伸してスタート、その後は中国を始めアジア株式の軟調を嫌気し中盤からマイナス圏に沈んで前引け、後場に入ってからも弱基調は変わらず4日ぶりに反落して引けた。翌日は週明けの米株式がサイバーマンデー含め年末商戦の期待が高まった事で続伸していたものの、北朝鮮が弾道ミサイルの発射準備をしている事をうかがわせる一部報道を嫌気し寄り付きは小幅続落してスタート、その後は先物に断続的な買いが入った事でプラス圏に浮上して前引け、後場に入ると円相場の強含みと共に再度マイナス圏に沈んで推移し小幅続落して引けた。週央は11月消費者信頼感指数が予想を上振れ、次期FRB議長に指名されているFRB理事が公聴会で緩やかな利上げ路線継続に言及した事も好感され米株式が大幅続伸していた事を受け寄り付きは反発してスタートしその後は膠着感の強い展開のまま前引け、後場も北朝鮮を巡る地政学リスクの高まりが懸念材料となり上値重く推移したが3日ぶりに反発して引けた。翌日は米上院予算委員会で前日に税制改革案が可決され、7-9月期GDP改定値も市場予想を上振れたことで米株式が続伸していた事を受け寄り付きは小幅続伸してスタート、その後は北朝鮮リスク等を警戒しながら前日終値を挟んで往来し小反落して前引け、後場に入ると日銀によるETF買い入れ観測からプラス圏に浮上し中盤からは上げ幅を拡大させて続伸して引けた。週末は週間新規失業保険申請件数が予想より減少した他、税制改革法案に反対を表明していた一部共和党上院議員が支持を示唆した事も報じられた事で米株式が大幅続伸していた事を受けて寄り付きは大幅続伸してスタート、その後は米税制改革法案の上院採決がずれ込むとの報道が伝わった事を嫌気し急速に上げ幅を縮めマイナス圏まで沈んで前引け、後場は週末要因もあって積極的な売買は控えられたが再度プラス圏に浮上して推移し3日続伸して今週の取引を終えることとなった。
 円相場は、米政治情勢の先行き不透明感等から投資家のリスク選好姿勢が後退、比較的低リスク通貨とされる円を買う動きが出て週明けは小幅に3日続伸してスタート、翌日も前日の米長期金利の低下を材料に円は小幅に4日続伸となった。週央は日経平均の上昇を受け投資家のリスク選好姿勢が高まり、比較的低リスク通貨とされる円を売る動きが優勢となり5日ぶりに反落、翌日も米7-9月期GDP改定値が市場予想を上振れたことで米経済への楽観的な見通しが広がり円は続落、週末も米税制改革の進展期待から円売りドル買いが先行し円は3日続落となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で22,585円、次の下値フシは大引で22,114円となっているが、今週は上記の通り米株堅調を背景に堅調地合いであったもののフシ抜けまであと一歩届かずであった。とはいえ上値フシまで週末であと35円足らず、高寄与度主力のF・リテイリング、ファナック等も再陽転のフシ抜けまで指呼の間となっているだけにTOPIXと共にこのまま切り返しが継続し再陽転のフシまで抜け切れるかどうか注目しておきたい。」としたが、今週は先週末の米株式が感謝祭明けの短縮取引のなか年末商戦の期待が広がる格好で反発となっていたものの、中国始めアジア株式の軟調を嫌気し4日ぶりに反落してスタート、翌日も週明けの米株式が続伸していたものの、北朝鮮が弾道ミサイルの発射準備をしている事をうかがわせる一部報道を嫌気し小幅続落となったが、週央29日は11月消費者信頼感指数が予想を上振れ次期FRB議長に指名されているFRB理事が公聴会で緩やかな利上げ路線継続に言及した事も好感され米株式が大幅続伸していた事を受け22,597.20円と3日ぶりに反発し先ずは設定していた22,585円の上値フシを抜いて来た。翌日も米上院予算委員会で前日に税制改革案が可決され、7-9月期GDP改定値も市場予想を上振れたことで米株式が続伸していた事を受け続伸し、週末も週間新規失業保険申請件数が予想より減少した他、税制改革法案に反対を表明していた一部共和党上院議員が支持を示唆した事も報じられた事で米株式が大幅続伸していた事を受け3日続伸して今週の取引を終えることとなった。
 来週の注目指標としては、週明け4日の11月消費者態度指数、週末8日の11月景気ウォッチャー調査、7-9月期実質GDP改定値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で22,835円次の下値フシは大引で22,364円となっているが、今週は上記の通り米税制改革の進展期待に加え良好な米経済指標も背景に上値フシを抜いて来た。7日の高値フシ取りから反落し約1,000円の調整後の切り返しとなっているが、TOPIX同様に設定している上値フシの更に一段上にある22,955円のフシを抜いて再陽転達成なるかどうか来週以降はこの辺を高寄与度の個別と共に注目しておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,807.50、次の下値フシは大引で1,746.49となっているが、今週は上記の通り米株堅調を背景に週央に高値フシを抜いて来た。空間を有している事でこのまま切り返しが継続し再陽転のフシまで抜け切れるかどうか注目だが、高寄与度の個別は再陽転のフシを抜いてから一服しているものが多いだけに其々が新値を抜いてくるかどうか併せて注目しておきたい。」としたが、今週は先週末の米株式が感謝祭明けの短縮取引のなか年末商戦の期待が広がる格好で反発となっていたものの、中国始めアジア株式の軟調を嫌気し4日ぶりに反落してスタート、翌日も週明けの米株式が続伸していたものの、北朝鮮が弾道ミサイルの発射準備をしている事をうかがわせる一部報道を嫌気し小幅続落となったが、週央は11月消費者信頼感指数が予想を上振れ次期FRB議長に指名されているFRB理事が公聴会で緩やかな利上げ路線継続に言及した事も好感され米株式が大幅続伸していた事を受け3日ぶりに反発し、翌日も米上院予算委員会で前日に税制改革案が可決され、7-9月期GDP改定値も市場予想を上振れたことで米株式が続伸していた事を受け続伸、週末も週間新規失業保険申請件数が予想より減少した他、税制改革法案に反対を表明していた一部共和党上院議員が支持を示唆した事も報じられた事で米株式が大幅続伸していた事を受け3日続伸となったものの上値のフシを抜くまでには至らずであった。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で1,807.50次の下値フシも大引で1,746.49とするが、今週は上記の通り米税制改革の進展期待に加え良好な米経済指標も背景に全般強含みとなったものの上値フシを抜くまでには至らずであった。終値では抜いているものの、特殊チャートの引線では10年前に付けた1,800ポイント台最後の関門である1,815ポイントを前に7日の1,813.29ポイントの引線を最後に反落している同指数だが、22日の上値フシ抜けから切り返し中であり引き続きこのまま上値フシを抜いてくるかどうか来週以降も高寄与度の個別と併せて見てゆきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で23,675.50ドル、次の下値フシも大引で23,208.49ドルとするが、今週は上記の通り感謝祭を挟み薄商いのなかフシ目は取らず終いであったものの史上最高値まであと0.14%に迫った。米ゴールドマンサックスの米株ストラテジーチームは、現在の状況を企業収益性に基づけば不合理ではない根拠のある熱狂として2018年末のS&P500種を2,850ポイントと予測しているが、これはDOWに当て嵌めると25,900ドル程度となる。」としたが、今週はサイバーマンデー含め年末商戦の期待が高まった事で週明けは続伸してスタート、翌日28日も11月消費者信頼感指数が予想を上振れ、次期FRB議長に指名されているFRB理事が公聴会で緩やかな利上げ路線継続に言及した事も好感され23,836.71ドルと大幅続伸し先ずは設定していた23,675.50ドルの上値フシを抜いて来た。週央も7-9月期GDP改定値も市場予想を上振れたことで続伸し、翌日30日も週間新規失業保険申請件数が予想より減少した他、税制改革法案に反対を表明していた一部共和党上院議員が支持を示唆した事も報じられた事で24272.35ドルと大幅続伸し更に一段上のフシも抜いたが、週末は前米大統領補佐官がFBIへの虚偽供述で有罪答弁を行った事で、政権運営への先行き不透明感から反落して今週の取引を終えることとなった。
来月の注目指標としては、週明け4日の米10月製造業新規受注、5日の米10月貿易収支、11月ISM非製造業景況指数、6日の米11月ADP雇用統計、7日の米週間新規失業保険申請件数、8日の米11月雇用統計、12月ミシガン大学消費者態度指数速報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で24,513.50ドル次の下値フシは大引で24,030.49ドルとなっているが、今週は上記の通り米税制改革の進展期待に加え発表された各種経済指標も好調だった事を背景に二段上まで上値フシを抜いて来た。S&P500種の方は前週末には2,600ポイントのフシ目を初めて上回ったが、DOWも30日には初めて24,000ドル大台に乗せ史上最高値を更新となった。今年のサイバーマンデーのネット売上高は前年比17%増の70億ドルとなりうち30%をアマゾンが占めていたが、好調な滑り出しとなった年末商戦の行方と併せて来週以降も見てゆきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で2,605.50、次の下値フシも大引で2,556.49とするが、今週は上記の通り感謝祭を挟み薄商いのなかフシ目は取らず終いであったものの、週末には2,600ポイントのフシ目を初めて上回り史上最高値更新となった。今週バンクオブアメリカ・メリルリンチは20日付けリポートで来年の同指数目標値を2,800に据えたが、米ゴールドマンサックスの米株ストラテジーチームは現在の状況を企業収益性に基づけば不合理ではない根拠のある熱狂として2018年末の同指数を2,850ポイントと予測している。」としたが、今週はOPEC会合を控えた原油価格の下落を受け週明けは小反落してスタートとなったが、翌日28日は11月消費者信頼感指数が予想を上振れ、次期FRB議長に指名されているFRB理事が公聴会で緩やかな利上げ路線継続に言及した事も好感され2,627.04と急反発し先ずは設定していた2,605.50の上値フシを抜いて来た。週央は原油価格の続落やハイテク株中心に売りが広がった事で小反落、翌日は週間新規失業保険申請件数が予想より減少した他、税制改革法案に反対を表明していた一部共和党上院議員が支持を示唆した事も報じられた事で急反発となったが、週末は前米大統領補佐官がFBIへの虚偽供述で有罪答弁を行った事で、政権運営への先行き不透明感から再度反落して今週の取引を終えることとなった。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,652.50次の下値フシは大引で2,601.49となっているが、今週は上記の通り米税制改革の進展期待に加え発表された各種経済指標も好調だった事を背景に上値フシを抜いて来た。特殊チャートでは約4週間ぶりの引線となったが、前週末には2,600ポイントのフシ目を初めて上回り史上最高値を更新しておりDOWと共に依然長大陽線を延長している。この値位置で仮に反落したとしても切り返して再陽転のフシを抜けるかどうか来週以降はこの辺を見ておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で13,144.50、次の下値フシは大引で12,885.49となっているが、今週は上記の通り週明けに上値フシを抜くもユーロ高に加えドイツの連立協議がこう着状態となっている事などから、主力の急反落で翌日には新規設定の下値フシを切り往って来いで終了となった。ここで切り返しが一旦崩れた事で来週以降ここから仮に再度切り返しに入った場合は、前回の高値フシを抜いてもその後の形状如何では目先陰転の形も形成し易くなってくるのでこの辺は注視しておきたい。」としたが、今週はドイツ銀行や化学のBASF、半導体のインフィニオンテクノロジーズ等の下落を受けて週明けは反落してスタート、翌日は風力発電大手のシーメンスの9.9%上昇、電力大手のエーオンの上昇から反発、週央もフォルクスワーゲンの大幅高を受け小幅続伸となったが、翌日はCEOの利益水準見通しを嫌気した世界最大の再保険企業のミュンヘン再保険の下落等から3日ぶりに反落となり、週末1日もフォルクスワーゲンの大幅安や米政権への不安感から12,861.49と大幅続落し設定していた12,885.49の下値フシを切って今週の取引を終えることとなった。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で12,988.50次の下値フシは大引で12,733.49となっているが、今週は上記の通り全般小動きに推移していたものの週後半には米トランプ政権の先行きが不安視され世界的にリスク回避姿勢が強まった事で週末に下値フシを切ってきた。月替り1日には11月のユーロ圏のPMI改定値が発表されたが、17年ぶりの高水準となったものの株式相場を押し上げる効果はなかった。特殊チャートは直近が長大陽線を引いている事で下の関門も無いところだが、ここから半値引き上げして先ずは下穴を作れるかどうかなど注視しておきたい。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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