2017年12月16日(土)

個別偏向 [CFD]

【サマリー・12/11〜12/15】

 今週の日経平均は、11月雇用統計において非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を上回った事を好感し週末の米株式が史上最高値を更新していた事を受け週明けの寄り付きは続伸してスタート、その後は利益確定売りから急速に上げ幅を縮めたが辛うじて小幅続伸して前引け、後場に入ると日銀によるETF買い入れ観測を支えに再び強含み上げ幅を広げて3日続伸して引けた。翌日はアナリストの投資判断引き上げ等を受けたハイテク株への買いから米株式は続伸していたものの、NYでの爆弾テロへの警戒が重しとなり寄り付きは僅かに反落してスタート、その後は前日終値を挟んでの往来が続いたが辛うじてプラス圏に浮上して前引け、後場はFOMC等の重要イベントを控え見送り姿勢が強まるなかアジア株の下落が重しになり4日ぶりに反落して引けた。週央は11月生産者物価指数が予想を上振れ米長期金利の上昇も好感されて続伸していた米株式を受けて寄り付きは小反発してスタート、その後は値嵩のハイテク株が重しとなりマイナス圏に沈んで前引け、後場は米上院の補欠選で民主党が勝利の見込みとの報が伝えられるとトランプ政権の政策運営リスクへの警戒感から一段安となり続落して引けた。翌日は米株式が税制改革を巡る協議の進展を好感し続伸していたものの、円相場が1ドル112円台半ばまで上昇していた事から寄り付きは小幅続落してスタート、その後はプラス圏に切り返す場面も見られたが円高を嫌気し再度マイナス圏に沈んで前引け、後場に入ってからも頭重く推移し3日続落して引けた。週末は年内成立が期待される税制改革案に反対表明する議員が出た事で反落した米株式を受けて寄り付きは反落してスタートしその後も下げ幅を拡大させて前引け、後場に入ると日銀によるETF買い入れ観測を支えに一時プラス圏に浮上したが買いが続かず引けにかけて再度マイナス圏に沈み4日続落して今週の取引を終えることとなった。
 円相場は、時間外取引において米長期金利が小幅に低下したために日米金利差縮小を意識した円買い・ドル売りが入って週明けは反発してスタート、翌日は夕刻にかけて米長期金利が上昇し日米金利差の拡大が意識されて円安ドル高が進み円は小反落となった。週央はFOMCの結果発表を控え持ち高調整の円買い・ドル売りが優勢となり円は小反発、翌日もFOMC後の物価見通し等を受け2018年に米利上げペースが加速するとの観測が後退、利上げペース加速を見越していたドルロングの解消売りが出たことで円は続伸となった。週末も夕刻にかけて時間外取引で米長期金利が低下、日米の金利差縮小が意識されて円買いドル売りが膨らみ円は3日続伸となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で23,045円、次の下値フシは大引で22,574円となっているが、今週は上記の通り中東の地政学リスクが台頭した事で下値フシを切るも、欧米株式が総じて落ち着いていた事やSQ思惑もあって切り返し新規設定の二段上のフシまで抜いて来た。その先物・オプションSQは22,590.66円で決着となったが、高寄与度のF・リテイリングのみで日経平均を51.95円押し上げている。この8日の大幅続伸で同銘柄は44,100円台にあったフシをも抜いて再陽転を達成しているが、対照的に6日に目先陰転となったソフトバンクの動向等とも併せ来週以降はどういった波形を描いてくるかこの辺に注目しておきたい。」としたが、今週は11月雇用統計において非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を上回った事を好感し週末の米株式が史上最高値を更新していた事を受け週明けは3日続伸してのスタートとなったが、翌日は米株式が続伸していたもののNYでの爆弾テロへの警戒やアジア株の下落が重しになり4日ぶりに反落、週央も米株式は続伸していたものの米上院の補欠選で民主党が勝利の見込みとの報が伝えられるとトランプ政権の政策運営リスクへの警戒感から続落し、翌日も米株式が続伸していたものの円相場が1ドル112円台半ばまで上昇していた事から3日続落、更に週末15日も年内成立が期待される税制改革案に反対表明する議員が出た事で反落した米株式を受け22,533.22円と4日続落し設定していた22,574円の下値フシを切って今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け18日の11月貿易統計、20日の10月全産業活動指数のほか同じく20日からの日銀・金融政策決定会合にも注目しておきたい。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で22,785円次の下値フシは大引で22,314円となっているが、今週は上記の通り米上院補欠選で民主党が勝利見込みとの報や年内成立が期待される税制改革案に反対表明する議員が出た事から政策運営リスクへの警戒感が台頭し週末には下値フシを切っている。とはいえ週初は3日続伸で年初来高値を更新、1992年1月9日以来約25年ぶり11か月ぶりの高値水準を取った後の一服であり、先週下値フシを切った際でも11月半ばに作成した安値フシを切っていない事で、ここから更に調整を入れ仮に先週の安値フシを切ったとしてもその後の切り返し如何によっては再陽転の型にもなり易い事で来週以降も日々の波動に注視してゆきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で1,807.50、次の下値フシも大引で1,746.49とするが、今週は上記の通り中東の地政学リスクが台頭するも欧米株式が総じて落ち着いていた事で週末には1,800の大台を回復するも上値フシまでは届かずであった。22日の上値フシ抜けから切り返し中であるがこのまま上値フシを抜き再陽転のフシまで抜け切れるか否か来週以降も引き続き高寄与度の個別と併せて見てゆきたい。」としたが、今週は11月雇用統計において非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を上回った事を好感し週末の米株式が史上最高値を更新していた事を受け週明け11日は1,813.34と3日続伸してスタートし先ずは設定していた1,807.50の上値フシを抜いて来た。翌日も米株式の続伸を受けて小幅続伸となったが、週央は米株式は続伸していたものの米上院の補欠選で民主党が勝利の見込みとの報が伝えられるとトランプ政権の政策運営リスクへの警戒感から反落し、翌日も米株式が続伸していたものの円相場が1ドル112円台半ばまで上昇していた事から続落、更に週末も年内成立が期待される税制改革案に反対表明する議員が出た事で反落した米株式を受け3日続落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,844.50次の下値フシは大引で1,781.49となっているが、今週は上記の通り米株式の史上最高値更新を受けて週明けから上値フシを抜いてきた。高値フシ抜けとなったものの再陽転まであと2ポイント足りず先月7日に作成した高値フシにツラとなった。これで一段ハードルを上げてしまった格好になったが、ETFの方は原資産に先駆けて11月1日に2007年2月23日に作成した高値フシの大関門を抜けていたが、週明け11日には設定していた高値フシを抜いて再陽転を確認しておりこれが先行して同指数も後追いとなってくるのかどうかこの辺を来週以降は注視しておきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で24,513.50ドル、次の下値フシも大引で24,030.49ドルとするが、今週は上記の通り税制改革法案可決や中東を巡る新たな地政学リスクを睨みながら後半は概ね堅調推移となったがS&P500種同様にフシ目は取らず終いであった。とはいえ週末にはS&P500種と共に史上最高値を更新、週間では0.40%高と3週続伸し9月19日の再陽転以降も依然長大陽線を伸ばしてきている事からこの値位置で仮に反落したとしても切り返して再陽転のフシを抜けるかどうか来週以降もこの辺を見ておきたい。」としたが、今週はアナリストの投資判断引き上げ等を受けたハイテク株への買いから週明けは続伸してスタート、翌日も11月生産者物価指数が予想を上振れ米長期金利の上昇も好感されて続伸、週央も税制改革を巡る協議の進展を好感し24,585.43ドルと続伸し先ずは設定していた24,513.50ドルの上値フシを抜いて来た。翌日は年内成立が期待される税制改革案に反対表明する議員が出た事で反落となったが、週末はこの反対表明していた議員が法案の一部修正で賛成に転じ法案成立への楽観的な見方が広がり再度反発して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け18日の12月NAHB住宅市場指数、19日の米11月住宅着工件数、米11月建設許可件数、7-9月期四半期経常収支、20日の米11月中古住宅販売件数、21日の米週間新規失業保険申請件数、7-9月期四半期実質GDP確定値、12月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米10月住宅価格指数、米11月景気先行指標総合指数、週末22日の米11月個人消費・支出、米11月耐久財受注、米11月新築住宅販売件数、12月ミシガン大学消費者態度指数確報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で24,829.50ドル次の下値フシは大引で24,340.49ドルとなっているが、今週は上記の通り税制改革を巡る協議の進展を一先ず好感し週央に上値フシを抜いて来ている。今週もS&P500種と共に14日を除いては連日の史上最高値更新となり週間で1.33%高と4週続伸、週末には主要3指数が揃って史上最高値を更新しており引き続きこの値位置で仮に反落したとしても切り返して再陽転のフシを抜けるかどうか来週以降もこの辺を見ておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で2,652.50、次の下値フシも大引で2,601.49とするが、今週は上記の通り税制改革法案可決や中東を巡る新たな地政学リスクを睨みながら後半は概ね堅調推移となったがDOW同様にフシ目は取らず終いであった。とはいえ週末にはDOWと共に史上最高値を更新、週間では0.35%高と3週間続伸と依然長大陽線を維持している事からこの値位置で仮に反落したとしても切り返して再陽転のフシを抜けるかどうか来週以降もこの辺を見ておきたい。」としたが、今週はアナリストの投資判断引き上げ等を受けたハイテク株への買いから週明け11日は2,659.99と続伸してスタートし先ずは設定していた2,652.50の上値フシを抜いて来た。翌日も11月生産者物価指数が予想を上振れ米長期金利の上昇も好感されて続伸となったが、週央は長期金利低下で金融関連企業が売られた事を受け小反落、翌日も年内成立が期待される税制改革案に反対表明する議員が出た事で続落となったが、週末はこの反対表明していた議員が法案の一部修正で賛成に転じ法案成立への楽観的な見方が広がり反発して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,685.50次の下値フシは大引で2,634.49となっているが、今週は上記の通りアナリストの高評価を受けたハイテク主力の堅調から週初に上値フシを一本抜いて来た。今週もDOWと共に14日を除いては連日の史上最高値更新となり週間で0.92%高と4週続伸、週末には主要3指数が揃って史上最高値を更新しており引き続きこの値位置で仮に反落したとしても切り返して再陽転のフシを抜けるかどうか来週以降もこの辺を見ておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で13,188.50、次の下値フシは大引で12,929.49となっているが、今週は上記の通り米税制改革法案可決によってドル高に好反応な銘柄の堅調から上値フシを抜いて来た。これで先週記で書いたところの半値引き上げとなり先ずは下穴を作成となったが、ここからどう上値を伸ばしてくるかで先に一服し下値フシを切ってくるパターンとこのまま先に上値フシを抜いてくるパターンと二種あるが、後者の場合はその後反落した場合は直近の安値フシを切るかどうかこの辺には注視しておきたい。」としたが、今週はスポーツ用品のアディダスの大幅安や電力大手のエーオンの下落を受け週明けは3営業日ぶりに反落してスタート、翌日は電力大手のRWEやメルク、バイエル等の化学・医薬大手の上昇を受けて反発となったが、週央はRWEやエーオン等の電力大手、スポーツ用品のアディダスの大幅安を受けて再度反落し、翌日も前日に続いてアナリストが目標株価を下げたRWEの続落やコメルツ銀行やドイツ銀行等の銀行株の下落を受け続落となり、週末はスポーツ用品のアディダスの大幅高や化学医薬大手のバイエルの上昇を受け反発となったものの上下何れのフシも取らず終いであった。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で13,188.50次の下値フシも大引で12,929.49とするが、今週は上記の通りECBの政策決定会合等を睨みながら主力株の高下に左右される展開に終始しフシ目は取らず終いであった。先週までに半値引き上げとなり先ずは下穴を作成している事で、ここからどう上値を伸ばしてくるかに引き続き注目で先に一服し下値フシを切ってくるパターンとこのまま先に上値フシを抜いてくるパターンと二種あるが、後者の場合はその後反落した場合は直近の安値フシを切るかどうかこの辺には注視しておきたい。

Posted by 雲遊

ページのトップへ ページのトップへ

広告

プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

検索


カテゴリーリスト

タグリスト

最近の記事

広告


RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2010 CapitalF Co.,Ltd. All rights reserved.