2018年03月10日(土)

期末モード [CFD]

【サマリー・03/05〜03/09】

 今週の日経平均は、先週末の米株式が大統領の政策に対し主要貿易相手国による報復措置や、製造業のコスト増への懸念から続落していた事で週明けの寄り付きは続落してスタートしその後もマイナス圏での揉み合いが続いて前引け、後場も米雇用統計など重要イベントを控えて戻り鈍く推移し4日続落して引けた。翌日はトランプ大統領がNAFTAを見直す事を条件に鉄鋼・アルミニウムの関税導入を見送る可能性を示し、通商政策への懸念が一服した事から週明けの米株式が急反発していた事を受け寄り付きは急反発してスタートしその後も高値圏を維持して前引け、後場は利益確定売りも出て高値からは値を削ったものの5日ぶりに急反発して引けた。週央は韓国と北朝鮮が4月末の首脳会談開催に合意し地政学リスクの後退から米株式が小反発していたものの、円相場が1ドル105円台半ばへと円高に振れていた事から寄り付きは反落してスタート、その後はインデックス買いからプラス圏に浮上する場面もあったが再度マイナス圏に沈んで前引け、後場はグローベックスのNYダウ先物が大幅安で推移していた事を背景に安値圏での揉み合いとなり反落して引けた。翌日は関税導入を巡る対立でコーン国家経済会議委員長辞任が報じられた事で政権の先行き不透明感から米株式は反落していたものの、米大統領報道官がカナダやメキシコ、その他同盟国を追加課税の対象外とする可能性を示唆した事で保護主義的な通商政策への警戒感が和らぎ寄り付きは急反発してスタート、その後は寄り値を高値として揉み合いが続いて前引け、後場は大統領が関税計画の詳細を発表する可能性があると伝わりこれを見極めたいとの思惑から伸び悩んだが反発して引けた。週末は鉄鋼とアルミニウム輸入制限を巡り従来の強硬姿勢が軟化した事を好感し米株式が反発していた事を受け寄り付きは続伸してスタート、その後は米朝首脳が5月までに会談する方向との報もあり更に一段高となる場面もあったがあと戻り待ちの売り物に押されて前引け、後場も利益確定売りなどから一時はマイナス圏に沈む場面まであったがあと持ち直し続伸して今週の取引を終えることとなった。
 円相場は、日経平均が4日続落となった事で投資家のリスク回避姿勢が強まり、比較的低リスク通貨とされる円を買う動きが出て週明けは3日続伸してスタート、翌日は日米株式相場が急反発となった事で比較的低リスク通貨とされる円に売りが膨らみ円は4日ぶりに反落となった。週央は関税導入を巡る対立でコーン国家経済会議委員長辞任が報じられた事で政権の先行き不透明感が広がり、比較的低リスク通貨とされる円を買う動きが優勢となり円は反発となった。翌日は保護主義的な米通商政策への過度な懸念が警戒感が和らいだ事で、持ち高調整の円売り・ドル買いが促され円は反落、週末も米朝首脳会談開催の合意が伝わり地政学リスクの後退が意識されてリスク選好姿勢が回復、比較的低リスク通貨とされる円を売りドルを買う動きが優勢となり円は続落となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で21,405円、次の下値フシは大引で20,954円となっているが、今週は上記の通り週初こそ米長期金利の上昇一服で続伸スタートとなるも、あとFRB議長議会証言で長期金利が上昇した事に加えトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムに商務省の提言を上回る輸入関税を課す計画を明らかにした事で保護主義的な貿易政策が世界的な貿易摩擦に発展するとの懸念が台頭し下値フシを4段下まで切る急落を演じることとなった。先週記では段上げ型作成では常に直近作成の下値フシを切るかどうかには注意をしておきたいと書いたが、早くも1日にはこのフシを割り込んだ事で目先陰転。その前の長大陽線にまで割り込む形となり今度は一転して昨年6月の高値フシ20,230円まで関門の無い真空地帯となる。」としたが、今週は先週末の米株式が大統領の政策に対し主要貿易相手国による報復措置や、製造業のコスト増への懸念から続落していた事で週明けは4日続落してスタート、翌日6日はトランプ大統領が条件付きながら関税導入を見送る可能性を示し、通商政策への懸念一服から週明けの米株式が急反発していた事を受け21,417.76円と5日ぶりに急反発し先ずは設定していた21,405円の上値フシを抜いて来た。週央は米株式が小反発していたものの円相場が円高に振れていた事や、NYダウ先物が大幅安で推移していた事を背景に反落となったが、翌日は米株式は反落していたものの米大統領報道官がカナダやメキシコ、その他同盟国を追加課税の対象外とする可能性を示唆した事で保護主義的な通商政策への警戒感が和らぎ反発、週末も鉄鋼とアルミニウム輸入制限を巡り従来の強硬姿勢が軟化した事を好感し米株式が反発していた事を受け続伸して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け12日の1-3月期四半期法人企業景気予測調査・大企業業況判断指数、13日の2月国内企業物価指数、1月第三次産業活動指数、14日の1月機機械受注、週末16日の1月鉱工業生産指数確報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で21,645円次の下値フシは大引で21,194円となっているが、今週は上記の通り鉄鋼とアルミニウム輸入制限を巡る従来の強硬姿勢の軟化好感などから上値フシを抜いて来た。先週の4段下の下値フシまで切る急落によりその前の長大陽線にまで割り込む形となり、一転して昨年6月の高値フシ20,230円まで関門の無い真空地帯が懸念されたが今週は一先ずの上値フシ取りで切り返に入った。まだ空間を空けている事で先に反落に向えば再陰転の懸念もあるものの、CMEの大幅高から週明けは上値フシ抜けからのスタートが望めそうだが、欧米株式と同様に穴埋めまで一気に続伸してくるかどうか来週以降先ずはこの辺を見ておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,738.50、次の下値フシは大引で1,677.49となっているが、今週は上記の通り週初こそ米長期金利の上昇一服で続伸スタートとなるも、あとFRB議長議会証言で長期金利が上昇した事に加えトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムに商務省の提言を上回る輸入関税を課す計画を明らかにした事で保護主義的な貿易政策が世界的な貿易摩擦に発展するとの懸念が台頭し下値フシを2段下まで切ることとなった。上値フシまで指呼の間であっただけにこのまま米株式の回復を背景にこれを抜いてくると思われたが、米株式の急落やゴールドマン・サックスの売りに抗する事が出来ずに先の安値まで往って来い。高寄与度の個別でも今週は三井住友FGに続き三菱UFJFGが1日に陰転を確認するなど環境は芳しくないものの、14日の安値フシは割り込んでおらずS&P500種等の動向と併せ引き続き注目しておきたい。」としたが、今週は先週末の米株式が大統領の政策に対し主要貿易相手国による報復措置や、製造業のコスト増への懸念から続落していた事で週明けは4日続落してスタート、翌日はトランプ大統領が条件付きながら関税導入を見送る可能性を示し、通商政策への懸念一服から週明けの米株式が急反発していた事を受け5日ぶりに急反発、週央は米株式が小反発していたものの円相場が円高に振れていた事や、NYダウ先物が大幅安で推移していた事を背景に反落となったが、翌日は米株式は反落していたものの米大統領報道官がカナダやメキシコ、その他同盟国を追加課税の対象外とする可能性を示唆した事で保護主義的な通商政策への警戒感が和らぎ再度反発、週末も鉄鋼とアルミニウム輸入制限を巡り従来の強硬姿勢が軟化した事を好感し米株式が反発していた事を受け続伸したが結局上下何れのフシも取らず終いであった。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で1,738.50次の下値フシも大引で1,677.49とするが、今週は上記の通り鉄鋼とアルミニウム輸入制限を巡る従来の強硬姿勢の軟化、韓国と北朝鮮が4月末の首脳会談開催に合意した事による地政学リスクの後退、2月雇用統計の結果が利上げペースの加速には繋がらないとの見方の台頭などから再度戻り歩調となった。上値フシを抜くまでには至らなかったものの、メガバンク群の再陰転やトヨタの昨年末の安値フシ割れなどを見るにこの辺は致し方なしか。2月米雇用統計の結果から米株式は戻り高値を再度更新して来たが、これの後追いで同指数も上値フシ抜けが適うかどうか来週以降は先ずはこの辺を見ておきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で24,854.50ドル、次の下値フシは大引で24,363.49ドルとなっているが、今週は上記の通り週初こそ長期金利の上昇一服で設定した上値フシを抜くも、あとFRB議長議会証言で長期金利が上昇した事に加えトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムに商務省の提言を上回る輸入関税を課す計画を明らかにした事で保護主義的な貿易政策が世界的な貿易摩擦に発展するとの懸念が台頭し下値フシを4段下まで切る急落を演じることとなった。先週記では「1月の高値フシまで関門の無い真空地帯となるものの、段上げ型作成では常に直近作成の下値フシを切るかどうかには注意をしておきたい」としたが、週間で3.05%安と3週ぶりの反落で早くも直近下値フシを切って再陰転となった。こちらもS&P500種同様に上下に穴を作成しつつ2月8日の安値フシと1月25日の高値フシの間でBOX型に移行してくるのかどうか来週以降はこの辺に注目しておきたい。」としたが、今週はトランプ大統領がNAFTAを見直す事を条件に鉄鋼・アルミニウムの関税導入を見送る可能性を示し、通商政策への懸念が一服した事から週明けは24,874.76ドルと急反発してスタートし、早速設定していた24854.50ドルの上値フシを抜いて来た。翌日も韓国と北朝鮮が4月末の首脳会談開催に合意した事による地政学リスクの後退で小幅続伸となったが、週央は関税導入を巡る対立でコーン国家経済会議委員長辞任が報じられた事で政権の先行き不透明感から反落、翌日は鉄鋼とアルミニウム輸入制限を巡り従来の強硬姿勢が軟化した事を好感し再度反発となり、週末9日も2月雇用統計において非農業部門雇用者数が大幅増加となった一方で平均時給の伸びは予想を下回り利上げペースの加速には繋がらないとの見方から大幅続伸し、更に一段上の上値フシまで抜いて今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け12日の米2月月次財政収支、13日の米2月CPI、14日の米2月PPI、米2月小売売上高、15日の3月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米週間新規失業保険申請件数、3月フィラデルフィア連銀製造業景況指数、米3月NAHB住宅市場指数、週末16日の米2月住宅着工件数、米2月建設許可件数、米2月鉱工業生産指数、米2月設備稼働率、3月ミシガン大学消費者態度指数速報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で25,588.50ドル次の下値フシは大引で25,083.49ドルとなっているが、今週は上記の通り鉄鋼とアルミニウム輸入制限を巡る従来の強硬姿勢の軟化、韓国と北朝鮮が4月末の首脳会談開催に合意した事による地政学リスクの後退、2月雇用統計の結果が利上げペースの加速には繋がらないとの見方の台頭などから2段上の上値フシまで抜いて来た。先週記ではS&P500種同様に上下に穴を作成しつつ2月8日の安値フシと1月25日の高値フシの間でBOX型に移行してくるのかどうかこの辺に注目としたがこれで空間を埋め小さな下穴を作成、来週以降も引き続きこのシナリオ通りに推移してくるのかどうかこの辺を見ておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,703.50、次の下値フシは大引で2,652.49となっているが、今週は上記の通り週初こそ長期金利の上昇一服で設定した上値フシを抜くも、あとFRB議長議会証言で長期金利が上昇した事に加えトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムに商務省の提言を上回る輸入関税を課す計画を明らかにした事で保護主義的な貿易政策が世界的な貿易摩擦に発展するとの懸念が台頭し下値フシを3段下まで切る急落を演じることとなった。DOWと違って空間を維持したまま切り返しニュートラルとなった途端に週間で2.04%安と3週ぶりの反落を演じたが、ここからわずかな下穴をテコに浮上してくるかどうか、上下に穴を作成しつつ2月8日の安値フシと1月26日の高値フシの間でBOX型に移行してくるのかどうか来週以降はこの辺に注目しておきたい。」としたが、今週はトランプ大統領がNAFTAを見直す事を条件に鉄鋼・アルミニウムの関税導入を見送る可能性を示し、通商政策への懸念が一服した事から週明けは2,720.94と急反発してスタートし、早速設定していた2,703.50の上値フシを抜いて来た。翌日も韓国と北朝鮮が4月末の首脳会談開催に合意した事による地政学リスクの後退で小幅続伸となったが、週央は関税導入を巡る対立でコーン国家経済会議委員長辞任が報じられた事で政権の先行き不透明感から小反落、翌日は鉄鋼とアルミニウム輸入制限を巡り従来の強硬姿勢が軟化した事を好感し再度反発となり、週末9日も2月雇用統計において非農業部門雇用者数が大幅増加となった一方で平均時給の伸びは予想を下回り利上げペースの加速には繋がらないとの見方から大幅続伸し、更に2段上の上値フシまで抜いて今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,813.50次の下値フシは大引で2,760.49となっているが、今週は上記の通り鉄鋼とアルミニウム輸入制限を巡る従来の強硬姿勢の軟化、韓国と北朝鮮が4月末の首脳会談開催に合意した事による地政学リスクの後退、2月雇用統計の結果が利上げペースの加速には繋がらないとの見方の台頭などから4段上の上値フシまで抜いて来た。先週記ではここからわずかな下穴をテコに浮上してくるかどうかとしたが、今週の急反発で先の目先陽転のフシ抜けから一旦ニュートラルになった際の高値フシを抜いてきた。来週以降も引き続き上下に穴を作成しつつ2月8日の安値フシと1月26日の高値フシの間でBOX型に移行してくるのかどうかこの辺に注目しておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で12,032.50、次の下値フシは大引で11,795.49となっているが、今週は上記の通り米金利動向を睨みながら神経質な雰囲気のなか、トランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムに商務省の提言を上回る輸入関税を課す計画を明らかにした事で保護主義的な貿易政策が世界的な貿易摩擦に発展するとの懸念が重しとなり週後半で下値フシを4段下まで切る急落を演じることとなった。DAXは輸出銘柄が多く構成されている構造上2.27%低下し6か月ぶりの安値となり、この過程で一度は二番底めいた動きで維持した昨年8月から引いた長大陽線の起点11,946の安値関門をあっさりと切ってきた。これで次の関門はちょうど一年前くらいの12,000を挟んだ段上げのフシ目とその下の11,500絡みの抵抗ということになるが輸出主力銘柄の動向と併せ注視しておきたい。」としたが、今週はドイツ第2党のドイツ社会民主党がメルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟との連立合意を党員投票で了承、ドイツ政局混乱が大連立で決着した事を好感して週明け5日は12,090.87と急反発し早速設定していた12,032.50の上値フシを抜いて来た。翌日も電力大手RWEの続伸やフォルクスワーゲンやBMW等の自動車株の上昇を受け小幅続伸、週央7日も化学医薬大手のバイエル、メルクの上昇を受けて12,245.36と3日続伸して更に一段上のフシも抜き、翌日も化学工業大手のリンデや不動産大手のヴォノビアの上昇から4日続伸となったが、週末はドイツの鉱工業生産指数が予想に反して2ヵ月連続で落ち込んだ事が相場の重しとなり小反落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で12,366.50次の下値フシは大引で12,123.49となっているが、今週は上記の通りドイツ政局混乱が大連立で決着した事や、米の鉄鋼とアルミニウム輸入制限を巡り米大統領による従来の強硬姿勢が軟化した事も好感され2段上の上値フシまで抜いて来た。先週に再度関門を切ってきた事で一段安も懸念されたが今週の上昇で空間を埋め段下げ型を形成、政局・地政学リスクが和らいできた事で来週以降も切り返しの動きが継続されるかどうか見ておきたい。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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