2018年03月17日(土)

日米政治混乱 [CFD]

【サマリー・03/12〜03/16】

 今週の日経平均は、2月雇用統計の結果から利上げへの警戒感が後退した事を好感した先週末の米株式の大幅続伸を受け週明けの寄り付きは大幅続伸してスタート、その後も上値を切り上げる場面があったがあとやや値を削って前引け、後場は森友学園問題に絡む国内政治リスクが上値の重しとなり上げ幅を縮めたが大幅に3日続伸して引けた。翌日は辞職した国家経済会議委員長後任人事を巡り通商政策の先行き懸念が強まった事から米株式が反落していた事を受け寄り付きは反落してスタート、その後は一部ハイテクの物色等から下げ幅を縮めて前引け、円相場が下落に転じた事も背景に後場はプラス圏に浮上しあと上値を切り上げ乍ら推移し4日続伸して引けた。週央はシェールオイルの生産拡大に対する警戒感から原油相場が続落した事から米株式が続落していた事を受けて寄り付きは反落してスタートしその後も値嵩ハイテクの軟調から戻り鈍く推移し前引け、後場も参加者が限られるなか先物主導の展開で推移し反落して引けた。翌日は米中貿易摩擦への警戒感が広がった事で大幅続落となった米株式を受け寄り付きは続落してスタート、その後も1ドル105円台後半に円高が進行した事もあって下げ幅を広げて前引け、後場に入ると日銀によるETF買い入れ観測からプラス圏に浮上し小反発して引けた。週末は週間新規失業保険申請件数が減少したほか、NY連銀製造業景況指数が市場予想を上回った事を好感し米株式は4日ぶりに反発していた事を受け寄り付きは続伸してスタート、その後は値嵩ハイテクが売られた事でマイナス圏に沈んで前引け、後場に入ってからも米大統領補佐官解任報道による円高進行を嫌気し下げ幅をやや拡大させ反落して今週の取引を終えることとなった。
 円相場は、国内政治情勢混乱を意識した国内投資家が積極的な取引を手控えるなか海外勢から持ち高整理の円買い・ドル売りが入り週明けは3営業日ぶりに反発となった。翌日は日経平均が4日続伸となり投資家のリスク選好姿勢が回復、円を売ってドルを買う動きが広がり円は反落となった。週央はトランプ米大統領が国務長官の解任を表明した事を受け、米政治の先行き不透明感が広がった事で円買い・ドル売りが優勢となり円は反発し、翌日もトランプ政権が保護主義的な通商政策を一段と強めるとの懸念から円買い・ドル売りが広がり円は続伸し、週末もトランプ政権の先行き不透明感を背景に比較的低リスク通貨とされる円を買う動きが優勢となり円は3日続伸となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で21,645円、次の下値フシは大引で21,194円となっているが、今週は上記の通り鉄鋼とアルミニウム輸入制限を巡る従来の強硬姿勢の軟化好感などから上値フシを抜いて来た。先週の4段下の下値フシまで切る急落によりその前の長大陽線にまで割り込む形となり、一転して昨年6月の高値フシ20,230円まで関門の無い真空地帯が懸念されたが今週は一先ずの上値フシ取りで切り返に入った。まだ空間を空けている事で先に反落に向えば再陰転の懸念もあるものの、CMEの大幅高から週明けは上値フシ抜けからのスタートが望めそうだが、欧米株式と同様に穴埋めまで一気に続伸してくるかどうか来週以降先ずはこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は2月雇用統計の結果から利上げへの警戒感が後退した事を好感した先週末の米株式の大幅続伸を受け週明けは21,824.03円と大幅に3日続伸してスタート、早速設定していた21,645円の上値フシを抜いて来た。翌日も通商政策の先行き懸念から米株式は反落していたものの円相場が下落に転じた事から4日続伸となったが、週央は米株式の続落を受け先物主導の展開で反落、翌日は米中貿易摩擦への警戒感が広がった事で米株式は大幅続落となっていたが後場に日銀によるETF買い入れ観測から小反発となり、週末は各種経済指標を好感し米株式は4日ぶりに反発していたが米大統領補佐官解任報道による円高進行を嫌気し反落して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け19日の2月貿易統計、20日の1月景気先行指数改定値、22日の1月全産業活動指数、週末23日の2月CPI等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で22,045円次の下値フシは大引で21,594円となっているが、今週は上記の通り2月雇用統計の結果から利上げへの警戒感が後退した事を好感した先週末の米株式の大幅続伸を受け週明け早々に上値フシを抜いて来た。先週記では、まだ空間を空けている事で先に反落に向えば再陰転の懸念があるとしたが、CMEの大幅高から続伸し一先ずは欧米株式と同様に穴埋めを果たしてくれた。このまま続伸し設定した上値フシの更に一段上にある22,165円の上値フシを抜くと再横転が適うが、引線一波動でなく下値フシを先に切っても穴埋めを達成しているだけにその分再陽転のハードルが低くなることとなる

【TOPIX】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で1,738.50、次の下値フシも大引で1,677.49とするが、今週は上記の通り鉄鋼とアルミニウム輸入制限を巡る従来の強硬姿勢の軟化、韓国と北朝鮮が4月末の首脳会談開催に合意した事による地政学リスクの後退、2月雇用統計の結果が利上げペースの加速には繋がらないとの見方の台頭などから再度戻り歩調となった。上値フシを抜くまでには至らなかったものの、メガバンク群の再陰転やトヨタの昨年末の安値フシ割れなどを見るにこの辺は致し方なしか。2月米雇用統計の結果から米株式は戻り高値を再度更新して来たが、これの後追いで同指数も上値フシ抜けが適うかどうか来週以降は先ずはこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は2月雇用統計の結果から利上げへの警戒感が後退した事を好感した先週末の米株式の大幅続伸を受け週明け12日は1,741.30と大幅に3日続伸してスタート、早速設定していた1,738.50の上値フシを抜いて来た。翌日も通商政策の先行き懸念から米株式は反落していたものの円相場が下落に転じた事から4日続伸となったが、週央は米株式の続落を受け先物主導の展開で反落、翌日は米中貿易摩擦への警戒感が広がった事で米株式は大幅続落となっていたが後場に日銀によるETF買い入れ観測から小反発となり、週末は各種経済指標を好感し米株式は4日ぶりに反発していたが米大統領補佐官解任報道による円高進行を嫌気し反落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,771.50次の下値フシは大引で1,710.49となっているが、今週は上記の通り2月雇用統計の結果から利上げへの警戒感が後退した事を好感した先週末の米株式の大幅続伸を受け週明け早々に上値フシを抜いて来た。先週記では2月米雇用統計の結果から米株式は戻り高値を再度更新、これの後追いで同指数も上値フシ抜けが適うかどうかとしたが、先ずは週明けに上値フシを抜いて来た。来週以降は今回設定した上値フシの一段上にある1,776.50の上値フシを抜くとこの位置で再陽転となり、前回の長大陰線に食い込むことになるので上値の関門としてはこの長大陰線の起点である1月の高値フシまでフシらしいフシは存在しなくなる。

【NY DOW】
 先週号では、「、現在値から次の上値フシが大引で25,588.50ドル、次の下値フシは大引で25,083.49ドルとなっているが、今週は上記の通り鉄鋼とアルミニウム輸入制限を巡る従来の強硬姿勢の軟化、韓国と北朝鮮が4月末の首脳会談開催に合意した事による地政学リスクの後退、2月雇用統計の結果が利上げペースの加速には繋がらないとの見方の台頭などから2段上の上値フシまで抜いて来た。先週記ではS&P500種同様に上下に穴を作成しつつ2月8日の安値フシと1月25日の高値フシの間でBOX型に移行してくるのかどうかこの辺に注目としたがこれで空間を埋め小さな下穴を作成、来週以降も引き続きこのシナリオ通りに推移してくるのかどうかこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は辞職した国家経済会議委員長後任人事を巡り通商政策の先行き懸念が強まった事から週明けは反落してスタート、翌日13日もシェールオイルの生産拡大に対する警戒感から原油相場が続落した事から25,007.03ドルと続落し先ずは設定していた25,083.49ドルの下値フシを切って来た。週央も米中貿易摩擦への警戒感が広がった事で大幅続落となったが、翌日は週間新規失業保険申請件数が減少したほか、NY連銀製造業景況指数が市場予想を上回った事を好感し4日ぶりに反発、週末も2月鉱工業生産指数や3月ミシガン大学消費者マインド指数速報値が予想を上振れたことで続伸して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、21日の米2月中古住宅販売件数、22日の米週間新規失業保険申請件数、米2月景気先行指標総合指数、週末23日の米2月耐久財受注、米2月新築住宅販売件数等のほか、20日からのFOMCにも注目しておきたい。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で25,256.50ドル次の下値フシは大引で24,757.49ドルとなっているが、今週は上記の通り国家経済会議委員長後任人事を巡る通商政策の先行き懸念、原油相場の続落等から13日に下値フシを切って来た。週間では1.54%安と他2指数と共に下落したが、先週二段上まで上値フシを抜いて来たあとの一服であり、引き続き来週以降も上下に穴を作成しつつ2月8日の安値フシと1月26日の高値フシの間でBOX型に移行してくるのかどうか注目しておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,813.50、次の下値フシは大引で2,760.49となっているが、今週は上記の通り鉄鋼とアルミニウム輸入制限を巡る従来の強硬姿勢の軟化、韓国と北朝鮮が4月末の首脳会談開催に合意した事による地政学リスクの後退、2月雇用統計の結果が利上げペースの加速には繋がらないとの見方の台頭などから4段上の上値フシまで抜いて来た。先週記ではここからわずかな下穴をテコに浮上してくるかどうかとしたが、今週の急反発で先の目先陽転のフシ抜けから一旦ニュートラルになった際の高値フシを抜いてきた。来週以降も引き続き上下に穴を作成しつつ2月8日の安値フシと1月26日の高値フシの間でBOX型に移行してくるのかどうかこの辺に注目しておきたい。」としたが、今週は辞職した国家経済会議委員長後任人事を巡り通商政策の先行き懸念が強まった事から週明けは反落してスタート、翌日もシェールオイルの生産拡大に対する警戒感から原油相場が続落した事から続落し、週央14日も米中貿易摩擦への警戒感が広がった事で2,749.48と大幅続落し先ずは設定していた2,760.49の下値フシを切って来た。翌日も米中貿易摩擦への警戒感が燻り続落となったが、週末は2月鉱工業生産指数や3月ミシガン大学消費者マインド指数速報値が予想を上振れたことで反発して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,775.50次の下値フシは大引で2,722.49となっているが、今週は上記の通り国家経済会議委員長後任人事を巡る通商政策の先行き懸念、米中貿易摩擦への警戒感が広がった事で週央に下値フシを切って来た。週間では1.24%安と他2指数と共に下落したが、先週に一旦ニュートラルになった際の高値フシを抜いた後の一服であり、引き続き来週以降も上下に穴を作成しつつ2月8日の安値フシと1月26日の高値フシの間でBOX型に移行してくるのかどうか注目しておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で12,366.50、次の下値フシは大引で12,123.49となっているが、今週は上記の通りドイツ政局混乱が大連立で決着した事や、米の鉄鋼とアルミニウム輸入制限を巡り米大統領による従来の強硬姿勢が軟化した事も好感され2段上の上値フシまで抜いて来た。先週に再度関門を切ってきた事で一段安も懸念されたが今週の上昇で空間を埋め段下げ型を形成、政局・地政学リスクが和らいできた事で来週以降も切り返しの動きが継続されるかどうか見ておきたい。」としたが、今週は電力大手のRWEが子会社を分割し競合のエーオンと資産を持ち合う事で合意した事を受けエーオンと共に上昇し週明け12日は12,418.39と反発してスタートし早速12,366.50の上値フシを抜いて来た。翌日13日は、米大統領が国務長官の解任を明らかにした事でドルが下落、ユーロが対ドルで0.5%高となった事で輸出関連が大幅安となり12,221.03と急反落し今度は新規設定された下値フシを切って来た。週央はスポーツ用品大手アディダスの通期決算の業績が2桁台の伸びとなったほか30億ユーロの自社株買いを発表、2020年の利益目標を引き上げた事から急騰を演じた事で小反発、翌日15日も再保険世界最大手のミュンヘン再保険が今年の利益見通しを引き上げ、10億ユーロ規模の自社株買いを実施する方針を示した事で2.8%高となった事などから12,345.56と続伸し新規設定された上値フシを抜き、週末もシーメンスのヘルスケア部門ヘルシニアーズのIPO等からシーメンスが堅調で続伸して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で12,468.50次の下値フシは大引で12,223.49となっているが、今週は上記の通り公益事業再編期待で週初続伸するもあとユーロ高から反落し後半には業績期待で切り返すなど比較的ボラタイルな展開を見せた。今週は週初のRWEとエーオンに見られたように公益事業の産業構造が大きく変わるとの期待から関連銘柄が賑わい、アディダスやミュンヘン再保険の利益目標引き上げや付随する自社株買いなどユーロ高を除けば前向きなマーケットであったが、特殊チャートも昨年8月の安値関門とで二番底形成となるかどうか来週以降先ずは設定した上値フシ抜けが適うかどうかこの辺を見ておきたい。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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