2018年03月24日(土)

年度末最終 [CFD]

【サマリー・03/19〜03/23】

 今週の日経平均は、2月鉱工業生産指数や3月ミシガン大学消費者マインド指数速報値が予想を上振れたことで先週末の米株式は続伸していたものの、報道各社の世論調査で安倍内閣の支持率が急低下した事を嫌気し週明けの寄り付きは続落してスタート、その後も国内政治リスクが重しとなって更に下げ幅を広げて前引け、後場は狭いレンジで終始推移し続落して引けた。翌日はフェイスブックによる情報漏洩問題を巡り欧州議会で調査を求める動きが活発化、これが他のハイテク企業でも起こり得るとの懸念も強くハイテク株中心に売りが先行し週明けの米株式が急反落していた事を受け寄り付きは続落してスタート、その後は膠着状態が続いて前引け、後場に入ると日銀によるETF買い入れ思惑も意識され下げ幅を縮めたが3日続落して引けた。祭日明けはFOMC後に示された金融政策見通しから金融引き締め警戒感が出た事から米株式が小反落となっていた事を受け寄り付きは小幅続落してスタート、その後は自律反発狙いの買いが入りプラス圏に浮上して前引け、後場は公的年金による買い観測も伝わった事で一段高となり4日ぶりに急反発して引けた。週末はトランプ大統領が中国製品関税策に署名し米中貿易摩擦への警戒感が強まった他、大統領補佐官の解任も伝わった事で米株式が大幅続落となっていた事を受け寄り付きは急反落してスタート、その後も1ドル104円台まで進行した円高を背景に下げ幅を広げて前引け、後場も更に下げ幅を拡大させ急反落して今週の取引を終えることとなった。
 円相場は、米2月鉱工業生産指数等、週末発表の米経済指標が景気拡大を裏付ける良好な内容だったのを材料に円売り・ドル買いが出て週明けは4営業日ぶりに反落してスタート、翌日もFOMCを前にFRBが今後の利上げペースを加速させるとの見方が浮上、日米金利差が拡大するとの思惑が広がり円売り・ドル買いが優勢となり円は続落となった。祭日明けは米利上げペースの加速観測が後退した事から円買い・ドル売りが優勢となり円は3営業日ぶりに反発、週末も日経平均の急反落が円買いを誘い円は続伸となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で22,045円、次の下値フシは大引で21,594円となっているが、今週は上記の通り2月雇用統計の結果から利上げへの警戒感が後退した事を好感した先週末の米株式の大幅続伸を受け週明け早々に上値フシを抜いて来た。先週記では、まだ空間を空けている事で先に反落に向えば再陰転の懸念があるとしたが、CMEの大幅高から続伸し一先ずは欧米株式と同様に穴埋めを果たしてくれた。このまま続伸し設定した上値フシの更に一段上にある22,165円の上値フシを抜くと再横転が適うが、引線一波動でなく下値フシを先に切っても穴埋めを達成しているだけにその分再陽転のハードルが低くなることとなる。」としたが、今週は先週末の米株式が続伸していたものの、報道各社の世論調査で安倍内閣の支持率が急低下した事を嫌気し週明け19日は21,480.90円と続落してスタート、早速設定していた21,594円の下値フシを切り、翌日も週明けの米株式が急反落していた事を受けて3日続落となった。祭日明けは米株式が小反落となっていたものの、後場に公的年金による買い観測も伝わった事で4日ぶりに急反発となったが、週末はトランプ大統領が中国製品関税策に署名し米中貿易摩擦への警戒感が強まった他、大統領補佐官の解任も伝わった事で米株式が大幅続落となっていた事や、1ドル104円台まで進行した円高を背景に20,617.86円と急反落し更に3段下の下値フシまで切って今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、27日の2月企業向けサービス価格指数、29日の2月小売業販売額、2月百貨店・スーパー販売額、30日の2月失業率、2月有効求人倍率、2月鉱工業生産指数速報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で20,835円次の下値フシは大引で20,404円となっているが、今週は上記の通りフェイスブックによる情報漏洩問題から始まり米制裁関税策に対し中国による報復措置が発表されるなど対中貿易摩擦への懸念が一段と強まった事から週間で下値フシを5段下まで切って来た。先週は一先ず欧米株式と同様に穴埋めを果たしホッとしたのも束の間、一転して急反落し再度昨年9月から11月に作成した長大陽線上に切り込んできた事で、再度次の関門はこの起点である19,385円まで存在しなくなった。空間無しの段下げともなっている事でこれが継続されるかどうか、先ずは2日の21,180円のフシを埋めて来るかどうかにも来週以降は注目しておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,771.50、次の下値フシは大引で1,710.49となっているが、今週は上記の通り2月雇用統計の結果から利上げへの警戒感が後退した事を好感した先週末の米株式の大幅続伸を受け週明け早々に上値フシを抜いて来た。先週記では2月米雇用統計の結果から米株式は戻り高値を再度更新、これの後追いで同指数も上値フシ抜けが適うかどうかとしたが、先ずは週明けに上値フシを抜いて来た。来週以降は今回設定した上値フシの一段上にある1,776.50の上値フシを抜くとこの位置で再陽転となり、前回の長大陰線に食い込むことになるので上値の関門としてはこの長大陰線の起点である1月の高値フシまでフシらしいフシは存在しなくなる。」としたが、今週は先週末の米株式が続伸していたものの、報道各社の世論調査で安倍内閣の支持率が急低下した事を嫌気し週明けは続落してスタート、翌日も週明けの米株式が急反落していた事を受けて3日続落となった。祭日明けは米株式が小反落となっていたものの、後場に公的年金による買い観測も伝わった事で4日ぶりに急反発となったが、週末はトランプ大統領が中国製品関税策に署名し米中貿易摩擦への警戒感が強まった他、大統領補佐官の解任も伝わった事で米株式が大幅続落となっていた事や、1ドル104円台まで進行した円高を背景に1,664.94と急反落し設定していた1,710.49の下値フシを大きく切って今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,694.50次の下値フシは大引で1,635.49となっているが、今週は上記の通りフェイスブックによる情報漏洩問題から始まり米制裁関税策に対し中国による報復措置が発表されるなど対中貿易摩擦への懸念が一段と強まった事で週末に下値フシを2段下まで切って来た。先週設定した上値フシの一段上にある1,776.50の上値フシを抜くとこの位置で再陽転となるもう少しのところまで来ていたのだが逆に急反落となり直近高値が新関門へと変わった。一応段下げ型の作成となっているが、直近安値フシまで戻らないと空間を空けているだけに途中で反落に向った場合は再陰転してしまうのかどうかその前の直近安値に注意しておく必要がある。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で25,256.50ドル、次の下値フシは大引で24,757.49ドルとなっているが、今週は上記の通り国家経済会議委員長後任人事を巡る通商政策の先行き懸念、原油相場の続落等から13日に下値フシを切って来た。週間では1.54%安と他2指数と共に下落したが、先週二段上まで上値フシを抜いて来たあとの一服であり、引き続き来週以降も上下に穴を作成しつつ2月8日の安値フシと1月26日の高値フシの間でBOX型に移行してくるのかどうか注目しておきたい。」としたが、今週はフェイスブックによる情報漏洩問題を巡り欧州議会で調査を求める動きが活発化、これが他のハイテク企業でも起こり得るとの懸念も強くハイテク株中心に売りが先行し週明けは24,610.91ドルと急反落してスタート、早速設定していた24,757.49ドルの下値フシを切って来た。翌日は原油相場の急反発を受けて反発となったが、週央はFOMC後に示された金融政策見通しから金融引き締め警戒感が出た事を受けて小反落となり、翌日22日も対中貿易摩擦への懸念が一段と強まり23,957.89ドルと大幅続落して更に2段下のフシを切り、更に週末23日も米制裁関税策に対し中国による報復措置が発表された事を嫌気し23,533.20ドルと大幅続落し更に1段下の下値フシまで切って今週の取引を終えた。
来週の注目指標としては、27日の1月ケース・シラー米住宅価格指数、3月リッチモンド連銀製造業指数、米3月消費者信頼感指数、28日の10-12月期四半期実質GDP確定値、29日の米週間新規失業保険申請件数、米2月個人所得・支出、3月シカゴ購買部協会景気指数、3月ミシガン大学消費者態度指数確報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で23,767.50ドル次の下値フシは大引で23,298.49ドルとなっているが、今週は上記の通りフェイスブックによる情報漏洩問題から始まり米制裁関税策に対し中国による報復措置が発表されるなど対中貿易摩擦への懸念が一段と強まった事で下値フシを6段下まで切って来た。先週記まで「上下に穴を作成しつつ2月8日の安値フシと1月26日の高値フシの間でBOX型に移行してくるのかどうか注目しておきたい。」としたが、S&P500種に比べ今月の戻りが鈍かった分、2月8日の安値フシをあっさりと切ってきた。これで昨年8月から今年の1月にかけて作成した長大陽線の起点21,844ドルまで関門は無くなったが、来週以降先ずはこの起点までの間で抵抗を見せるかどうかこの辺を見ておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,775.50、次の下値フシは大引で2,722.49となっているが、今週は上記の通り国家経済会議委員長後任人事を巡る通商政策の先行き懸念、米中貿易摩擦への警戒感が広がった事で週央に下値フシを切って来た。週間では1.24%安と他2指数と共に下落したが、先週に一旦ニュートラルになった際の高値フシを抜いた後の一服であり、引き続き来週以降も上下に穴を作成しつつ2月8日の安値フシと1月26日の高値フシの間でBOX型に移行してくるのかどうか注目しておきたい。」としたが、今週はフェイスブックによる情報漏洩問題を巡り欧州議会で調査を求める動きが活発化、これが他のハイテク企業でも起こり得るとの懸念も強くハイテク株中心に売りが先行し週明け19日は2,712.92と急反落してスタート、早速設定していた2,722.49の下値フシを切って来た。翌日は原油相場の急反発を受けて反発となったが、週央はFOMC後に示された金融政策見通しから金融引き締め警戒感が出た事を受けて小反落となり、翌日22日も対中貿易摩擦への懸念が一段と強まり2,643.69と大幅続落して更に2段下のフシを切り、更に週末23日も米制裁関税策に対し中国による報復措置が発表された事を嫌気し2,588.26と大幅続落し更に2段下の下値フシまで切って今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,612.50次の下値フシは大引で2,563.49となっているが、今週は上記の通りフェイスブックによる情報漏洩問題から始まり米制裁関税策に対し中国による報復措置が発表されるなど対中貿易摩擦への懸念が一段と強まった事で下値フシを6段下まで切って来た。先週記まで「上下に穴を作成しつつ2月8日の安値フシと1月26日の高値フシの間でBOX型に移行してくるのかどうか注目しておきたい。」としたが、戻り新値に躍り出るも一転して2月8日の安値フシに急接近の急反落である。これで上穴とほぼ同幅の下穴を作成してきたが、DOWの方はこれを切っている点が気になるもののS&P500種は二番底で切り返しに入るかどうか来週以降はこの辺を見ておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で12,468.50、次の下値フシは大引で12,223.49となっているが、今週は上記の通り公益事業再編期待で週初続伸するもあとユーロ高から反落し後半には業績期待で切り返すなど比較的ボラタイルな展開を見せた。今週は週初のRWEとエーオンに見られたように公益事業の産業構造が大きく変わるとの期待から関連銘柄が賑わい、アディダスやミュンヘン再保険の利益目標引き上げや付随する自社株買いなどユーロ高を除けば前向きなマーケットであったが、特殊チャートも昨年8月の安値関門とで二番底形成となるかどうか来週以降先ずは設定した上値フシ抜けが適うかどうかこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は米FOMCを控え投資家の慎重姿勢から週明け19日は12,217.02と4日ぶりに急反落してスタート、早速設定していた12,223.49の下値フシを切って来た。翌日はドイツ証取やミュンヘン再保険の上昇を受け反発、週央も化学大手リンデの続伸等を受けて僅かに続伸となったが、翌日はコメルツ銀行やドイツ銀行等の銀行株、化学大手リンデやBASFの大幅安を受けて急反落となり、週末23日も米制裁関税策に対し中国による報復措置への懸念が台頭し11,886.31と大幅続落し更に2段下の下値フシまで切って今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で12,003.50次の下値フシは大引で11,768.49となっているが、今週は上記の通り先週に続いて米政局不透明感や米制裁関税策に対し中国による報復措置が発表されるなど対中貿易摩擦への懸念が一段と強まった事で下値フシを3段下まで切って来た。先週記では「特殊チャートも昨年8月の安値関門とで二番底形成となるかどうか来週以降先ずは設定した上値フシ抜けが適うかどうかこの辺を見ておきたい。」としたがあっさりと昨年8月の安値関門を割り安値更新、米株式の落ち着きどころを探る展開だが昨年の12,000に絡んだ段上げ型の関門が意識される。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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