2018年03月31日(土)

新年度入り [CFD]

【サマリー・03/26〜03/30】

 今週の日経平均は、米制裁関税策に対し中国による報復措置が発表された事を嫌気し先週末の米株式が大幅続落していた事を受け週明けの寄り付きは大幅続落してスタート、その後は先週末の大幅安に対する押し目買いや買戻しも入り下げ幅を縮めて前引け、後場に入ると日銀によるETF買い入れ思惑や国内投資家による買い観測を背景にプラス圏に切り返した後は一本調子に上昇し高値引けとなった。翌日は貿易戦争の回避に向け米中高官が交渉を開始し、市場の警戒感が和らいだ事を受けた週明けの米株式の急反発を受け寄り付きは大幅続伸してスタートしその後も上げ幅を広げて前引け、後場も権利付き最終売買日につき配当取りや再投資の動きもあって上げ幅を拡大させ2日連続の高値引けとなった。週央は3月消費者信頼感指数が事前予想を下回り、自動運転車運用の無期限停止命令に絡んで半導体関連の急落も加わり米株式が急反落していた事や、3・9月期決算企業の配当落ち日とも併せ寄り付きは急反落してスタート、その後は底堅さも意識され下げ幅を縮めて前引け、後場も配当再投資のほか日銀のETF買い入れ思惑、実質新年度相場入りによる需給要因から下げ幅を縮めたものの反落して引けた。翌日はトランプ大統領がアマゾンに対してアンチトラストの適用や課税強化を検討していると報じられた事で米株式は小幅続落していたものの、円相場が米経済指標の予想上振れや朝鮮半島情勢への警戒感後退により、1ドル106円台後半まで円安方向に振れていた事を受け寄り付きは急反発してスタートしその後はやや値を削って前引け、後場に入ると一時マイナス圏にまで沈む場面もあったが下値では押し目買いが入り下げ渋り反発して引けた。週末は週間新規失業保険申請件数が予想より減少した一方で、2月PCEコア指数が予想に一致した事から利上げへの懸念を伴わない緩やかな景気改善が好感され米株式が反発していた事を受け寄り付きは続伸してスタートしその後は膠着感の強い展開が続き前引け、後場は来週からの新年度相場入りによる需給改善期待の買いも入り上げ幅を広げて大幅続伸して今週の取引を終えることとなった。
 円相場は、日経平均が安値から切り返し高値引けとなった事で投資家のリスク回避姿勢が後退、比較的低リスク通貨とされる円を売る動きが出て週明けは3営業日ぶりに反落してスタート、翌日も米中が貿易摩擦の激化を避けるための交渉に入ったとの報道を受け投資家のリスク回避姿勢が和らぎ円相場は続落となった。週央は日米株価が急反落となった事で市場のリスク選好姿勢が後退、比較的低リスク通貨とされる円を買う動きが出て円は3営業日ぶりに小反発となった。翌日は朝鮮反動情勢への警戒が和らぎ日経平均が反発した事で投資家の運用リスク回避姿勢が弱まり、比較的低リスク通貨とされる円への売り圧力が強まった事で円は反落となった。週末は前日に米長期金利が1か月半ぶりの水準まで低下した事を受け、日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りが先行して円は反発となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で20,835円、次の下値フシは大引で20,404円となっているが、今週は上記の通りフェイスブックによる情報漏洩問題から始まり米制裁関税策に対し中国による報復措置が発表されるなど対中貿易摩擦への懸念が一段と強まった事から週間で下値フシを5段下まで切って来た。先週は一先ず欧米株式と同様に穴埋めを果たしホッとしたのも束の間、一転して急反落し再度昨年9月から11月に作成した長大陽線上に切り込んできた事で、再度次の関門はこの起点である19,385円まで存在しなくなった。空間無しの段下げともなっている事でこれが継続されるかどうか、先ずは2日の21,180円のフシを埋めて来るかどうかにも来週以降は注目しておきたい。」としたが、今週は米制裁関税策に対し中国による報復措置が発表された事を嫌気し米株式は大幅続落となっていたものの、日銀によるETF買い入れ思惑や国内投資家による買い観測を背景に週明けは反発してスタート、翌日27日も貿易戦争の回避に向け米中高官が交渉を開始し、市場の警戒感が和らいだ事を受けた週明けの米株式の急反発を受け21,317.32円と2日連続の高値引けとなり先ずは設定していた20,835円の高値フシを大きく抜いて来た。週央28日は3月消費者信頼感指数が事前予想を下回り、半導体関連の急落も加わり米株式が急反落していた事や、3・9月期決算企業の配当落ち日とも併せ21,031.31円と急反落し新規設定された下値フシを切ったが、翌日は米株式が小幅続落していたものの円相場が米経済指標の予想上振れや朝鮮半島情勢への警戒感後退により1ドル106円台後半まで円安方向に振れていた事を受け反発、週末30日も週間新規失業保険申請件数が予想より減少した一方で、2月PCEコア指数が予想に一致した事から利上げへの懸念を伴わない緩やかな景気改善が好感され米株式が反発していた事や、来週からの新年度相場入りによる需給改善期待から21,454.30円と大幅続伸し新規設定された上値フシを抜いて今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、月替り2日の1-3月期日銀短観、週末6日の2月景気先行指数速報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で21,675円次の下値フシは大引で21,224円となっているが、今週は上記の通り貿易戦争の回避に向け米中高官が交渉を開始し市場の警戒感が和らいだ事を受け上値フシを抜き、あと半導体関連の急落で押しを入れたものの、経済指標から利上げへの懸念を伴わない緩やかな景気改善が好感され往って来いの切り返しを見せた。取り敢えず今週は急落要因となった貿易戦争の回避に向け米中高官が交渉を開始し市場の警戒感が和らいで切り返しに入ったが、北朝鮮情勢や森友問題等々不安定要素も多く再度下に振れる可能性も無くはないが、23日の安値フシを切ってこない限り陰線で包む形になるのでその後仮に切り返した場合陽転確認し易くなって来る。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,694.50、次の下値フシは大引で1,635.49となっているが、今週は上記の通りフェイスブックによる情報漏洩問題から始まり米制裁関税策に対し中国による報復措置が発表されるなど対中貿易摩擦への懸念が一段と強まった事で週末に下値フシを2段下まで切って来た。先週設定した上値フシの一段上にある1,776.50の上値フシを抜くとこの位置で再陽転となるもう少しのところまで来ていたのだが逆に急反落となり直近高値が新関門へと変わった。一応段下げ型の作成となっているが、直近安値フシまで戻らないと空間を空けているだけに途中で反落に向った場合は再陰転してしまうのかどうかその前の直近安値に注意しておく必要がある。」としたが、今週は米制裁関税策に対し中国による報復措置が発表された事を嫌気し米株式は大幅続落となっていたものの、日銀によるETF買い入れ思惑や国内投資家による買い観測を背景に週明けは反発してスタート、翌日27日も貿易戦争の回避に向け米中高官が交渉を開始し、市場の警戒感が和らいだ事を受けた週明けの米株式の急反発を受け1,717.13と続伸し先ずは設定していた1,694.50の高値フシを抜いて来た。週央は3月消費者信頼感指数が事前予想を下回り、半導体関連の急落も加わり米株式が急反落していた事や、3・9月期決算企業の配当落ち日とも併せ急反落となったが、翌日は米株式が小幅続落していたものの円相場が米経済指標の予想上振れや朝鮮半島情勢への警戒感後退により1ドル106円台後半まで円安方向に振れていた事を受け反発、週末も週間新規失業保険申請件数が予想より減少した一方で、2月PCEコア指数が予想に一致した事から利上げへの懸念を伴わない緩やかな景気改善が好感され米株式が反発していた事や、来週からの新年度相場入りによる需給改善期待から続伸して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,747.50次の下値フシは大引で1,686.49となっているが、今週は上記の通り貿易戦争の回避に向け米中高官が交渉を開始し市場の警戒感が和らいだ事を受け上値フシを抜いて来た。先週記では「〜直近安値フシまで戻らないと空間を空けているだけに途中で反落に向った場合は再陰転してしまう〜」としたが設定していた高値フシを抜き空間を埋めこれで直近安値更新しても段下げ形成継続型となる。TOPIXの場合、S&P500種と違って陰線に孕むのではなく陽線に孕む形を直近で作成しているのでこの辺が一抹の不安だが、米株が先行して二番底を固めてくれば追随してくることが予測される。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で23,767.50ドル、次の下値フシは大引で23,298.49ドルとなっているが、今週は上記の通りフェイスブックによる情報漏洩問題から始まり米制裁関税策に対し中国による報復措置が発表されるなど対中貿易摩擦への懸念が一段と強まった事で下値フシを6段下まで切って来た。先週記まで「上下に穴を作成しつつ2月8日の安値フシと1月26日の高値フシの間でBOX型に移行してくるのかどうか注目しておきたい。」としたが、S&P500種に比べ今月の戻りが鈍かった分、2月8日の安値フシをあっさりと切ってきた。これで昨年8月から今年の1月にかけて作成した長大陽線の起点21,844ドルまで関門は無くなったが、来週以降先ずはこの起点までの間で抵抗を見せるかどうかこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は貿易戦争の回避に向け米中高官が交渉を開始し市場の警戒感が和らいだ事を受け週明け26日は24,202.60ドルと急反発してスタート、早速設定していた23,767.50ドルの上値フシを大きく抜いてのスタートとなったが、翌日27日は3月消費者信頼感指数が事前予想を下回り自動運転車運用の無期限停止命令に絡んで半導体関連の急落も加わった事で、23,857.71ドルと急反落し一転し新規設定された23,961.49ドルの下値フシを切って来た。週央もトランプ大統領がアマゾンに対してアンチトラストの適用や課税強化を検討していると報じられた事で小幅続落となったが、翌日29日は週間新規失業保険申請件数が予想より減少した一方で、2月PCEコア指数が予想に一致した事から利上げへの懸念を伴わない緩やかな景気改善が好感され24,103.11ドルと反発し新規設定された24,095.50ドルの上値フシを抜いて今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、米3月ISM製造業景況指数、4日の3月ADP雇用統計、米3月ISM非製造業景況指数、米2月製造業新規受注、5月の米週間新規失業保険申請件数、米2月貿易収支、週末6日の米3月雇用統計等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で24,343.50ドル次の下値フシは大引で23,862.49ドルとなっているが、今週は上記の通り貿易戦争の回避に向けた米中高官の交渉開始で2段上のフシまで抜く急反発してスタート、あと半導体関連の急落で下値フシを切ったものの、経済指標から利上げへの懸念を伴わない緩やかな景気改善が好感され往って来いの切り返しを見せた。昨年8月から今年の1月に作成した長大陽線の起点21,844ドルまで関門は無くなったものの、先ずはこの起点までの間で抵抗を見せるかどうかと先週記で書いたが今週はS&P500種と共に切り返しを見せた。こちらの方も今回設定した上値フシを抜けると目先陽転を確認するので来週以降その辺を注視しておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,612.50、次の下値フシは大引で2,563.49となっているが、今週は上記の通りフェイスブックによる情報漏洩問題から始まり米制裁関税策に対し中国による報復措置が発表されるなど対中貿易摩擦への懸念が一段と強まった事で下値フシを6段下まで切って来た。先週記まで「上下に穴を作成しつつ2月8日の安値フシと1月26日の高値フシの間でBOX型に移行してくるのかどうか注目しておきたい。」としたが、戻り新値に躍り出るも一転して2月8日の安値フシに急接近の急反落である。これで上穴とほぼ同幅の下穴を作成してきたが、DOWの方はこれを切っている点が気になるもののS&P500種は二番底で切り返しに入るかどうか来週以降はこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は貿易戦争の回避に向け米中高官が交渉を開始し市場の警戒感が和らいだ事を受け週明け26日は2,658.55と急反発してスタート、早速設定していた2,612.50の上値フシを大きく抜いてのスタートとなったが、翌日27日は3月消費者信頼感指数が事前予想を下回り自動運転車運用の無期限停止命令に絡んで半導体関連の急落も加わった事で、2,612.62と急反落し一転し新規設定された2,633.49の下値フシを切って来た。週央もトランプ大統領がアマゾンに対してアンチトラストの適用や課税強化を検討していると報じられた事で小幅続落となったが、翌日29日は週間新規失業保険申請件数が予想より減少した一方で、2月PCEコア指数が予想に一致した事から利上げへの懸念を伴わない緩やかな景気改善が好感され2,640.87と反発し新規設定された2,638.50の上値フシを抜いて今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,666.50次の下値フシは大引で2,615.49となっているが、今週は上記の通り貿易戦争の回避に向けた米中高官の交渉開始で2段上のフシまで抜く急反発してスタート、あと半導体関連の急落で下値フシを切ったものの、経済指標から利上げへの懸念を伴わない緩やかな景気改善が好感され往って来いの切り返しを見せた。先週記でS&P500種は二番底で切り返しに入るかどうか来週以降はこの辺を見ておきたいとしたが、一番底に対して切り上げ型の反発を見せてきている。ここから設定した上値フシを抜けば再陽転の形となるが、半値引き上げ型となっていないので直近長大陰線に数回孕む型からの上抜けの方が下値が固まる形になるもののどういった波形を描いてくるか来週も注視しておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で12,003.50、次の下値フシは大引で11,768.49となっているが、今週は上記の通り先週に続いて米政局不透明感や米制裁関税策に対し中国による報復措置が発表されるなど対中貿易摩擦への懸念が一段と強まった事で下値フシを3段下まで切って来た。先週記では「特殊チャートも昨年8月の安値関門とで二番底形成となるかどうか来週以降先ずは設定した上値フシ抜けが適うかどうかこの辺を見ておきたい。」としたがあっさりと昨年8月の安値関門を割り安値更新、米株式の落ち着きどころを探る展開だが昨年の12,000に絡んだ段上げ型の関門が意識される。」としたが、今週はヘルスケアのフルゼニウス、医療器具のフルゼニウス・メザィカル・ケア等の下落から週明けは続落してスタート、翌日はドイツ証取の上昇や、前日下落していたヘルスケアのフルゼニウス、医療器具のフルゼニウス・メザィカル・ケア等の反発を受け急反発となり、週央は米ハイテク株の軒並み安を嫌気し反落となったが、翌日29日は日産とルノーの事業統合報道でM&Aへの期待が高まりフォルクスワーゲン、ダイムラー、BMWの自動車株の上昇を受け12,096.73と反発し設定していた12,003.50の上値フシを抜いて今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で12,216.50次の下値フシは大引で11,977.49となっているが、今週は上記の通り米中貿易摩擦への懸念が高まった事で前半は中国へのエクスポージャーが高い企業を中心に株価が低迷していたが、その後の米中両国の貿易摩擦を避けるために協議を進めているとの報道を受け後半は緊張緩和への期待から持ち直し設定していた上値フシを抜いてきた。直近陽線に孕む形となり教科書通りに下落し直近安値フシを更新したところからの反発を見せているが、これで先の直近安値フシとで下穴を作成しているので先ずは来週以降先に上値フシを抜けるかどうか、これが適えば半値引き上げを達成となりその次の空間埋めに期待がかかって来る。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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