2018年06月23日(土)

NT倍率急上昇 [CFD]

【サマリー・06/18〜06/22】

 今週の日経平均は、先週末の米株式が中国への新関税計画に対し中国政府が直ちに報復措置の実施を表明するなど貿易戦争への懸念が広がり4日続落となっていた事を受けて週明けの寄り付きは小反落してスタート、その後は大阪府北部で発生した地震の被害状況を懸念した売りに下げ幅を広げて前引け、後場はやや下げ渋る動きとはなったものの反落して引けた。翌日は週明けの米株式が6月NAHB住宅価格指数が年初来の低水準に落ち込んだ事を嫌気し5日続落となった事を受け寄り付きは続落してスタート、その後も米中貿易戦争激化を警戒し為替相場が1ドル109円台後半と円高方向に振れた事などを嫌気し下げ幅を広げて前引け、後場に入ってからも米株価指数先物や中国株の下落を嫌気して更に下げ幅を広げ大幅続落で安値引けとなった。週央は米中の貿易戦争激化懸念から米株式は大幅続落していたものの、前日の大幅続落でこの分も織り込んでいた事から寄り付きは小反発してスタート、その後マイナス圏に沈む場面もあったもののあと再度切り返しプラス圏に浮上して前引け、後場は中国はじめとしたアジア株の反発を受けて更に上げ幅を拡大させ急反発して引けた。翌日は経済フォーラムでパウエルFRB議長が利上げ継続への正当性を主張した事で米国債利回りが上昇し米株式が続落していた事を受け寄り付きは反落してスタート、その後は中盤から為替が円安方向に振れたことで輸出関連株中心にカバーの動きが見られプラス圏に浮上して前引け、後場も3月期決算企業の配当金を受け取った向きの再投資の動きとの見方も出て堅調持続し続伸して引けた。週末は欧州株式の全面安に加えて、6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数や5月景気先行指数も予想下振れとなった事から米株式が7日続落となっていた事を受け寄り付きは急反落してスタート、その後は為替の円高一服などから揉み合い商状となって前引け、後場もOPEC総会結果を見極めたいとの雰囲気から買い手控え感のなか反落して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、週明けの日経平均が反落した事で運用リスクを取りにくくなった投資家が比較的低リスク通貨とされる円を買う動きが出て週明けは小反発してスタート、翌日も日経平均の大幅続落を受けた投資家のリスク選好姿勢の後退で、比較的低リスク通貨とされる円を買う動きが継続し円は続伸となった。週央は日経平均が急反発した事で投資家のリスク選好姿勢が強まり比較的低リスク通貨とされる円を売り動きが優勢となり円は3日ぶりに反落となり、翌日も日経平均の続伸を受けて投資家が運用リスクを取り易くなり、低金利で投資資金の調達通貨とされる円には売りが優勢となり円は続落となった。週末は主要国と米の貿易摩擦が広がり比較的低リスク通貨とされる円を買う動きが優勢となり円は3日ぶりに反発となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で23,055円、次の下値フシも大引で22,584円とするが、先週三段上の上値フシまで陽線を伸ばした事で再陽転のフシまで指呼の間であったが、今週は上記の通りECBが量的緩和を年内に終了すると発表した一方政策金利を2019年夏まで据え置く方針を示した事を好感し全面高となった欧州株を睨みながらも新たな米中貿易戦争への懸念も広がりフシ取りならずであった。というワケで来週以降も引き続き今回設定した上値フシを抜けば自動的に再陽転を確認、TOPIX同様に今年1月の高値関門まで関門らしい関門は存在しなくなる事でこれが適うかどうかその辺を見ておきたい。」としたが、今週は先週末の米株式が中国への新関税計画に対し中国政府が直ちに報復措置の実施を表明するなど貿易戦争への懸念が広がり4日続落となっていた事を受けて週明けは反落してスタート、翌日19日も週明けの米株式が6月NAHB住宅価格指数が年初来の低水準に落ち込んだ事を嫌気し5日続落となった事や、米株価指数先物や中国株の下落を嫌気し22,278.48円と大幅続落し先ずは設定していた22,584円の下値フシを切ってきた。週央20日は米株式が大幅続落していたものの、前日の大幅続落でこの分を織り込んでいた事や中国はじめとしたアジア株の反発を受け22,555.43円と急反発し一転して新規設定された上値フシを抜いて来た。翌日も米株式は続落していたものの、為替が円安方向に振れたことで輸出関連株中心にカバーの動きや再投資の観測も出て続伸となったが、週末は欧州株式の全面安に加えて、6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数や5月景気先行指数も予想下振れとなった事から米株式が7日続落となっていた事を受け反落して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け25日の4月景気先行指数改定値、26日の5月企業向けサービス価格指数、28日の5月小売業販売額、5月百貨店・スーパー販売額、週末29日の5月失業率、5月有効求人倍率、5月鉱工業生産指数速報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で22,795円次の下値フシは大引で22,324円となっているが、今週は上記の通り米中貿易摩擦の激化懸念から下値フシを切ってあとアジア株の反発を背景に往って来いの切り返しで新規設定の上値フシを抜いて来た。TOPIXと同じく先週まで設定した上値フシを抜いた場合は自動的に再陽転を確認、今年1月の高値関門まで関門らしい関門は存在しなくなったのだがこちらも応分の風当たりが強く再陽転を前に反落となった。とはいえ往来の動きで陽にも陰にも孕んできており仮にもう1〜2回孕みが継続された場合はその次に何れに離れるのかこの辺を注視しておきたい

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,823.50、次の下値フシは大引で1,762.49となっているが、今週は上記の通りECBが量的緩和を年内に終了すると発表した一方、政策金利を2019年夏まで据え置く方針を示した事を好感し全面高となった欧州株を受けた米株高を背景に設定していた上値フシを抜いて来た。先週記で半値引け水準を切り空間を埋めて来るのか若しくは切り返しに入るのかとしたが、直近高値フシを抜いて孕み型を解消してきたDOWの後追いでこちらも切り返しを見せて来た。ただ設定した上値フシの更に一段上にある1,796.50の再陽転のフシまであと一歩及ばず。というワケで来週以降今回設定した上値フシを抜けば文句なしの再陽転確認となり前回の長大線に差し込むことになり特殊チャート上では今年1月の高値フシまで関門らしい関門は存在しなくなる。」としたが、今週は先週末の米株式が中国への新関税計画に対し中国政府が直ちに報復措置の実施を表明するなど貿易戦争への懸念が広がり4日続落となっていた事を受けて週明けは反落してスタート、翌日19日も週明けの米株式が6月NAHB住宅価格指数が年初来の低水準に落ち込んだ事を嫌気し5日続落となった事や、米株価指数先物や中国株の下落を嫌気し1,743.92と大幅続落し先ずは設定していた1,762.49の下値フシを切ってきた。週央は米株式が大幅続落していたものの前日の大幅続落でこの分を織り込んでいた事や、中国はじめとしたアジア株の反発を受けて反発となったが、翌日は経済フォーラムでパウエルFRB議長が利上げ継続への正当性を主張した事で米国債利回りが上昇し米株式が続落していた事を受け再度反落し、週末も欧州株式の全面安に加えて、6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数や5月景気先行指数も予想下振れとなった事から米株式が7日続落となっていた事を受け続落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,774.50次の下値フシは大引で1,713.49となっているが、今週は上記の通り米中貿易摩擦の激化懸念から下値フシを一本切ってきた。先週まで孕み型を解消してきたDOWの後追いで切り返しを見せ、直近高値フシを抜いて1,796.50の再陽転のフシまであと一歩のところまで陽線を伸ばしていたものの再陽転のフシ抜けは適わず反落となった。再陽転となれば前回の長大線に差し込むことになり、特殊チャート上では今年1月の高値フシまで関門らしい関門は存在しなくなったのだが、それだけ応分の風当たりは強かったという格好になった。

【NY DOW】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で25,396.50ドル、次の下値フシも大引で24,895.49ドルとするが、今週は上記の通りECBが量的緩和を年内に終了すると発表した一方、政策金利を2019年夏まで据え置く方針を示した事を好感し全面高となった欧州株を睨みながらも新たな米中貿易戦争への懸念も広がり動き辛い展開であった。先週で孕み型が一旦消滅となっている事で下値フシ割れには以前よりナーバスにならずには済むことになったが、現在最初の関門としてはS&P500種同様に3月9日の高値フシがある。引き続き今回設定した高値フシを抜けば自動的にこの高値関門を抜いてくることになりこの辺を注視しておこう。」としたが、今週は6月NAHB住宅価格指数が年初来の低水準に落ち込んだ事を嫌気し週明けは5日続落してスタート、翌日19日も米中貿易戦争激化懸念から24,700.21ドルと大幅続落し先ずは設定していた24,895.49ドルの下値フシを切ってきた。週央も経済フォーラムでパウエルFRB議長が利上げ継続への正当性を主張した事で米国債利回りが上昇し7日続落し、翌日も欧州株式の全面安に加えて、6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数や5月景気先行指数も予想下振れとなった事から8日続落となったが、週末はOPEC総会の協調減産が想定範囲内の増産に留まった事で原油相場が上昇し9営業日ぶりに反発して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け25日の米5月新築住宅販売件数、26日の4月ケース・シラー米住宅価格指数、6月リッチモンド連銀製造業指数、米6月消費者信頼感指数、27日の米5月耐久財受注、28日の米週間新規失業保険申請件数、米1-3月期四半期実質GDP確定値、週末29日の米5月個人消費・支出、6月シカゴ購買部協会景気指数、6月ミシガン大学消費者態度指数確報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で24,946.50ドル次の下値フシは大引で24,453.49ドルとなっているが、今週は5月下旬以来3週間ぶりの大きさの下げ幅を記録した後は木曜まで8日続落となり、週末まで9日続落となれば1978年2月以来、40年ぶりの記録となるところであったが週末の原油相場になんとか助けられた格好となった。先週記では最初の関門としてはS&P500種同様に3月9日の高値フシがあり、今回設定した高値フシを抜けば自動的にこの高値関門を抜いてくることになるとしたがこれを前に反落となった。とはいえまだ僅かに空間を有している事で、ここから切り返し引線一波動で今回設定した高値フシの更に一段上にある25,160台にあるフシを抜いてくれば再陽転確認となるのでこれが適うのかどうか来週以降も見てゆきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で2,798.50、次の下値フシも大引で2,745.49とするが、今週は上記の通りECBが量的緩和を年内に終了すると発表した一方、政策金利を2019年夏まで据え置く方針を示した事を好感し全面高となった欧州株を睨みながらも新たな米中貿易戦争への懸念も広がり動き辛い展開であった。というワケで既に先週に再陽転を果たしている事もあり、設定している上値フシを抜けば自動的に3月9日の高値関門を抜いてくることになるのでこの辺は引き続き見ておきたい。」としたが、今週は6月NAHB住宅価格指数が年初来の低水準に落ち込んだ事を嫌気し週明けは続落してスタート、翌日も米中貿易戦争激化懸念から続落となったが、週央はITやハイテクセクタ−の上昇で小反発、翌日は欧州株式の全面安に加え6月フィラデルフィア連銀製造業景況指数や5月景気先行指数も予想下振れとなった事から再度反落、週末はOPEC総会の協調減産が想定範囲内の増産に留まった事で原油相場が上昇し再度反発となったが結局上下のフシは取らず終いであった。
 今週もまた上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で2,798.50次の下値フシも大引で2,745.49とするが、今週も上記の通り引き続いて米中貿易摩擦の成り行きを見守りながら動き辛い展開に終始した。というワケで既に先々週に再陽転を果たしている事もあり、設定している上値フシを抜けば自動的に3月9日の高値関門を抜いてくることになるのでこの辺は引き続き見ておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で13,237.50、次の下値フシは大引で12,976.49となっているが、今週は上記の通りECBが政策金利を2019年夏まで据え置く方針を示した事で金融引き締めへの懸念が後退し設定した上値フシを抜いて来た。先週記ではこのまま引線一波動で13,100台にあるフシを抜いてくるとそこで再陽転となるとしたが、14日に13,100台を回復するも再陽転のフシまであと一歩のところで届かずであった。というワケで今回設定した上値フシを抜けば文句なしの再陽転確認となるが、今週はECBが量的緩和を年内に終了すると発表した一方、政策金利を2019年夏まで据え置く方針を示した事を好感した事で輸出関連株の多いDAXが来週も堅調持続するかどうか米中貿易摩擦の行方にも注意しながら見ておこう。」としたが、今週は米中間で貿易戦争に突入するとの懸念が相場の重しとなり、週明け18日はフォルクスワーゲンやスポーツ用品のアディダス等の大幅安を受け12834.11と大幅続落してスタートし先ずは設定していた12976.49の下値フシを切ってきた。翌日19日も前日に続いてフォルクスワーゲンやスポーツ用品のアディダス等の大幅安を受け12,677.97と大幅続落し更に一段下のフシまで切ってきた。週央は連日大幅続落となっていたフォルクスワーゲンの反発やドイツ証取の上昇を受け4日ぶりに小反発となったが、翌日21日は貿易摩擦懸念からダイムラーやフォルクスワーゲン等の自動車株や、化粧品大手バイヤスドルフの大幅安を受けて12,511.91と急反落して新規設定されていた下値フシを切り、週末は薬品・化学大手のバイエルやリンデの上昇を受け反発して今週の取引を終えることとなった。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で12,636.50次の下値フシは大引で12,387.49となっているが、今週は上記の通り週明けからドイツの移民政策を巡る危機により成立して3ヵ月の連立政権が崩壊する可能性が懸念された上に、米中貿易摩擦の懸念が払拭されず4本下の下値フシまで切ってきた。これで半値引け後のフシ割れで目先陰転となったが、主力ダイムラーも今週は2年近くぶりの安値に沈みSTOXX欧州600種自動車・部品株指数も3.24%低下し約2年ぶりの大幅安となった。自動車セクターは通商政策に左右され易いだけに、トランプ大統領が今度はEUに矛先を向けて来るか否か来週以降はこの辺が焦点となって来ようか。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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