2018年08月18日(土)

ジャクソンホール会議 [CFD]

【サマリー・08/13〜08/17】

 今週の日経平均は、トランプ大統領がトルコから輸入する鉄鋼及びアルミへの関税額を2倍に引き上げた事で金融市場の混乱を招き先週末の米株式が大幅続落となった事を受け、週明けの寄り付きは続落してスタート、その後も円相場が1ドル110円前半まで強含んだ事で下げ幅を広げて前引け、後場に入ってからもアジア市場が軒並み安となった事で安値低迷し大幅に4日続落して引けた。翌日は週明けの米株式がトルコ通貨危機への懸念からアジア・欧州株が全面安となった事を嫌気し4日続落していたものの、トルコリラの下げ一服を見て直近の急落に対する買戻しが入り寄り付きは反発してスタート、その後も円安方向に振れている事を背景に高値圏維持して前引け、後場も先物への買いが断続的に入り上げ幅を拡大させ急反発で高値引けとなった。週央はトルコ通貨危機への懸念が一服した事で買戻しが広がり米株式が反発していた事を受け寄り付きは小幅続伸してスタート、その後は昨日の急反発に対する利食いや上海総合指数軟調などが重しとなりマイナス圏に沈んで前引け、トルコが米製品に追加関税を課す方針などの一部報道もあり後場は更に値位置を切り下げ反落して引けた。翌日は欧州株の全面安や原油相場軟調も嫌気されて米株式が反落していた事を受け寄り付きは小幅続落してスタート、その後は中国商務長官が今月下旬に訪米し米財務次官と協議すると明らかになった事から米中貿易摩擦への懸念が後退しプラス圏に浮上して前引け、後場は上海総合指数のモタつきが東京市場に波及した事で揉み合いの末にマイナス圏に沈み小幅続落して引けた。週末は中国代表団の訪米が報じられ今月下旬から米中貿易協議が再開されるとの期待や、複数の主要企業決算も好感し米株式が急反発していた事を受け寄り付きは反発してスタートしその後は揉み合いながら前引け、後場に入っても週末とあって積極的な売買は手控えらたが3日ぶりに反発して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、トルコリラの急落を受け投資家が比較的低リスク通貨とされる円を買う動きが出て週明けは続伸してスタート、翌日は日経平均が急反発となった事で比較的低リスク通貨とされる円を売る動きが出て円は3営業日ぶりに反落、週央もトルコリラ下落の一服を受けて投資家のリスク回避姿勢が和らぎ、持ち高解消目的の円売りが出て円は続落となった。翌日は新興国経済への懸念を背景に投資家が運用リスクを取りにくくなり比較的低リスク通貨とされる円を買う動きが出て円は3日ぶりに反発し、週末も上海総合指数の軟調から円買い・ドル売りが活発化し円は続伸となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で22,535円、次の下値フシは大引で22,064円となっているが、今週は上記の通り米中貿易摩擦への警戒感から米株式が軟調展開となり初会合となった日米貿易協議も継続協議となった事から警戒感が台頭し週末に下値フシを切ってきた。これまで特殊チャートは高値フシ抜けから陽の包み型となっている事で陰の包み型を形成し再陽転を果たしたDOWとは全く逆の型を形成、以上の事から来週以降仮に反落に向かった場合には安値フシの切り方如何では再陰転確認ともなってしまうと書いてきたが、今週陰線を引いた事で来週以降は直近の高値フシを抜けない中途半端な反発から折り返し反落に向かった場合はその後の安値フシ切りで再陰転確認となるので日々フシ目に注視しながら見てゆこう。」としたが、今週はトランプ大統領がトルコから輸入する鉄鋼及びアルミへの関税額を2倍に引き上げた事で金融市場の混乱を招き先週末の米株式が大幅続落となった事を受け、週明けは21,857.43円と大幅に4日続落し早速設定していた22,064円の下値フシを切ってきた。翌日は週明けの米株式が4日続落となっていたものの、トルコリラの下げ一服を見て直近の急落に対する買戻しが入り22,356.08円と一転して急反発し新規設定された高値フシを抜いて来た。週央は買戻しで米株式は反発していたものの前日の急反発に対する利食いや上海総合指数軟調などが重しとなり反落し、翌日も欧州株の全面安や原油相場軟調が嫌気されて米株式が反落していた事を受け小幅続落、週末は中国代表団の訪米が報じられ今月下旬から米中貿易協議が再開されるとの期待や、複数の主要企業決算も好感し米株式が急反発していた事を受け3日ぶりに反発して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、22日の6月全産業活動指数、23日の6月景気先行指数改定値、週末24日の7月CPI、7月企業向けサービス価格指数等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で22,595円次の下値フシは大引で22,124円となっているが、今週は上記の通りトルコリラ急落を発端とした金融市場の混乱から週明け早々に下値フシを切ったが翌日には下げ一服感から買戻しで新規設定された上値フシを抜いて来た。週間では下から上と往って来いの形となってはいるが、陽線に孕む型が継続されている事から引き続き直近の高値フシを抜けない限り折り返し反落に向かい直近の安値フシを切った場合は再陰転確認となるのでこの辺は日々注視しておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,763.50、次の下値フシは大引で1,702.49となっているが、今週は上記の通り米中通商問題を巡る応酬が伝わり上海総合指数が下落した事を受け週明けから下値フシを切ってきた。既に半値引き上げを達成し同時に空間も埋めて来ている事で、このまま続伸し引き続き上値フシを抜くと直近陽線を包むような型になるので出来れば一旦下値フシを切ってからの反発が理想的とこれまで書いて来たが、今週はこのシナリオ通りの展開となり下値フシを切ってきた。ここからズルズルと続落しては何の意味も無いが、これで目先陽転のハードルは下がり今回設定した上値フシの少し上にある1,767.50の上値フシを抜くとそこで目先陽転を確認となるので来週以降はそれが適うのかどうかその辺を見ておきたい。」としたが、今週はトランプ大統領がトルコから輸入する鉄鋼及びアルミへの関税額を2倍に引き上げた事で金融市場の混乱を招き先週末の米株式が大幅続落となった事を受け、週明けは1,683.50と大幅に4日続落し早速設定していた1,702.49の下値フシを切ってきた。翌日は週明けの米株式が4日続落となっていたものの、トルコリラの下げ一服を見て直近の急落に対する買戻しが入り急反発となったが、週央は買戻しで米株式は反発していたものの前日の急反発に対する利食いや上海総合指数軟調などが重しとなり反落し、翌日も欧州株の全面安や原油相場軟調が嫌気されて米株式が反落していた事を受け小幅続落、週末は中国代表団の訪米が報じられ今月下旬から米中貿易協議が再開されるとの期待や、複数の主要企業決算も好感し米株式が急反発していた事を受け3日ぶりに反発して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,713.50次の下値フシは大引で1,654.49となっているが、今週は上記の通りトルコリラ急落を発端とした金融市場の混乱から米株式が大幅続落となった事を受け週明け早々に下値フシを切ってきた。先週記ではシナリオ通りの展開とはなったもののここからズルズルと続落しては何の意味も無いとしたが、今週はこれまた懸念していたシナリオが実現してしまい出来れば死守して欲しかった7月2日の安値フシを切っている。これで一転今度は次に控える安値関門を維持出来るかどうかに焦点は移り今週設定した安値フシを切ると自動的にこれを割って来る事になる。

【NY DOW】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で25,667.50ドル、次の下値フシも大引で25,160.49ドルとするが、今週は上記の通り企業決算とトランプ政権の追加関税発動の動向を睨みながら高下したもののフシ目は取らず終いであった。トランプ政権の政策に揺れる世界のマーケットだがそれでも今週はS&P500種も下値フシを切っておらずこのDOWも既に再陽転を果たしているだけに、引き続き先ずは次の関門である今年2月に作成した25,709ドルの高値フシを目指す展開になってゆくのかどうか来週以降も見てゆこう。」としたが、今週はトルコ通貨危機への懸念からアジア・欧州株が全面安となった事を嫌気し週明けは4日続落してスタート、翌日はトルコ通貨危機への懸念が一服した事で買戻しが広がり反発したが、週央は欧州株の全面安や原油相場軟調も嫌気されて再度反落、翌日は中国代表団の訪米が報じられ今月下旬から米中貿易協議が再開されるとの期待や複数の主要企業決算も好感し急反発し、週末17日も引き続き貿易摩擦の緩和に向けた米中両国による協議再開を好感し25,669.32ドルと続伸しこれまで設定していた25,667.50ドルの上値フシを抜いて今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、22日の米7月中古住宅販売件数、FOMC議事録要旨、23日の米週間新規失業保険申請件数、米6月住宅価格指数、米8月PMI速報値、米7月新築住宅販売件数、週末24日の米7月耐久財受注等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で25,924.50ドル次の下値フシは大引で25,413.49ドルとなっているが、今週は上記の通りトルコ通貨危機への懸念が一服し中国代表団の訪米で今月下旬から米中貿易協議が再開されるとの期待から週末にこれまで設定していた上値フシを抜いて来た。7月28日号で記した通り7月25日には再陽転を達成しており、トルコリラ急落ショックの波の中でも下値フシを切らずに切り返し陽線を上に伸ばして来たのはこの辺に因るところが大きいだろうか。これでこれまで直近の関門であった今年2月に作成した高値フシ25,709ドルに一段と肉薄してきたワケだが、今回設定した高値フシを抜けると自動的にこの水準を抜き最終関門の26,000ドル台のステージとなる。

【S&P500種】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で2,867.50、次の下値フシも大引で2,812.49とするが、今週は上記の通り企業決算とトランプ政権の追加関税発動の動向を睨みながら高下したもののフシ目は取らず終いであった。再陽転まで指呼の間であったもののトランプ政権の政策で一旦は冷や水を浴びせられた格好になったが、下値フシも切らずに死守しており来週以降も設定している上値フシを抜けば自動的に再陽転確認となるので引き続きこれが叶うのかどうかこの辺を見てゆきたい。」としたが、今週はトルコ通貨危機への懸念からアジア・欧州株が全面安となった事を嫌気し週明けは4日続落してスタート、翌日はトルコ通貨危機への懸念が一服した事で買戻しが広がり反発したが、週央は欧州株の全面安や原油相場軟調も嫌気されて再度反落、翌日は中国代表団の訪米が報じられ今月下旬から米中貿易協議が再開されるとの期待や複数の主要企業決算も好感し急反発し、週末も引き続き貿易摩擦の緩和に向けた米中両国による協議再開を好感し続伸となったが今週もまた上下のフシはいずれも取らず終いであった。
 今週もまた上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で2,867.50次の下値フシも大引で2,812.49とするが、今週は上記の通りトルコ通貨危機への懸念が一服、中国代表団の訪米で今月下旬から米中貿易協議が再開されるとの期待から後半強含んだが上値フシを抜くまでには至らずであった。というワケで引き続き下値フシも切らずに死守し再陽転まで指呼の間となっており、来週以降も設定している上値フシを抜けば自動的に再陽転確認となるので引き続きこれが叶うのかどうかこの辺を見てゆきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で12,547.50、次の下値フシは大引で12,300.49となっているが、今週は上記の通り主力企業の好決算等を受け上値フシを抜けるもあとFT紙が欧州当局がトルコリラ急落を背景に欧州金融機関の資産状況を懸念しているとトルコリラ急落を受けエクスポージャーの懸念から新規設定の下値フシを切ってきた。週末の急反落で早速一番目の関門に肉薄してきたが、ECBがトルコでの事業が大きい城内行への懸念を高めているとのFT紙の報で欧州銀行株が週末は軒並み安の憂き目に遭った。トルコリラの急落で同国へのエクスポージャーが懸念される銀行勢だけに来週以降もトルコリラの動向には要注意である。」としたが、今週は 6月に買収したモンサント除草剤を巡る訴訟で米裁判所がモンサントに損害賠償の支払いを命じた事が嫌気され、製薬・化学大手バイエルが大幅安となった事などから週明けは続落してスタート、翌日はエネルギー大手RWEが子会社イノジーを分割しエーオンと資産を分け合う計画が順調に進行しているとしたほか上半期利益が市場予想と一致した事が好感され上昇した事等から僅かながら3日ぶりに反発となったが、週央15日は前日上昇したRWEの反落や薬品・化学大手バイエル、BASFの大幅安を受け12,163.01と急反落し先ずは設定していた12300.49の下値フシを切ってきた。翌日はソフトウェア大手SAPや化学大手リンデの上昇を受け反発したが、週末は前日上昇したリンデの反落やコメルツ銀行やドイツ銀行など銀行株の下落を受け反落して今週の取引を終えることとなった。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で12,283.50次の下値フシは大引で12,042.49となっているが、今週は上記の通りトルコリラ急落で同国へのエクスポージャー懸念が燻るなか主力の化学大手の悪材料等もあって先週に続いて陰線を伸ばしてきた。これで先週段階で肉薄していた一番目の関門を切り更に二番目の関門も割った事で次の関門は11,958と12,000の大台割れとなる。トルコリラは今週後半に持ち直す場面があったものの、トルコ裁判所では米国人牧師の釈放を却下した事で両国間の亀裂が再度深まる可能性も残されており来週もこの辺の動向には注視しておこう。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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