2018年09月22日(土)

示唆通りの真空地帯 [CFD]

【サマリー・09/18〜09/21】

 今週の日経平均は、中国が米国の提案した通商交渉再開の拒否を検討していると報じられた事で、週明けの米株式が5日ぶりに反落していた事を受け連休明けの寄り付きは小反落してスタート、その後は米国による第3弾の対中国追加関税の発動内容が公表され米中貿易摩擦を巡る目先の悪材料出尽くしと捉えられ早々にプラス圏に浮上し上げ幅を広げて前引け、上海総合指数の反発も背景に後場も一段高となり大幅に3日続伸して引けた。週央はトランプ政権が中国に対し関税引き上げを発表したものの当初予定より緩やかな引き上げとなった他、一部ハイテク機器が除外された事で経済への悪影響は限定的との見方が広がり米株式が反発していた事を受け寄り付きは大幅続伸してスタート、為替の円安も背景にその後も高値圏維持して前引け、後場も上海総合指数の堅調も支援材料となり高値圏推移し大幅に4日続伸して引けた。翌日は米中貿易摩擦の過度な警戒感が一服、アジア・欧州株がほぼ全面高となった流れで続伸していた米株式を受け寄り付きは反発してスタート、その後は短期的な過熱感が意識されて利益確定売りも出て上げ幅を削って前引け、後場は自民党総裁選の思惑でマイナス圏に沈む場面もあったがあと切り返し小幅ながら5日続伸して引けた。週末は週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、9月フィラデルフィア連銀製造業景況指数も予想を上振れるなど米経済の堅調さが好感され米株式が大幅続伸していた事を受け寄り付きは続伸してスタート、その後も押しらしい押しもなく3桁の上昇を維持して前引け、後場に入ると円相場が1ドル112円台後半まで弱含むと共に一段高となり大幅に6日続伸して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、日経平均が2月1日以来約7か月半ぶりの高値を付けた事で投資家のリスク回避姿勢が緩み、低金利通貨の円を売ってドルを買う動きに繋がった事で連休明けは続落してスタート、週央も前日に米長期金利が3%台まで上昇した事を受け円売り・ドル買いが優勢となり3日続落となった。翌日は国内輸出企業からの円買い・ドル売り注文が膨らみ円は反発した。週末は世界的な株高を背景に投資家のリスク運用意欲が強まり、比較的低リスク通貨とされる円に売りが出て円は反落となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で23,335円、次の下値フシは大引で22,844円となっているが、今週は上記の通り円の弱含みや米株式の続伸を支えに三段上のフシまで抜いて来た。8月末にザラバで23,000円大台を舐めに行くもこの5月の高値関門を抜けると残りの関門は一気に24,000円超えまで存在しなくなるだけに、特殊チャートでもこの高値関門は簡単には抜けさせてくれない抵抗となり週末にこれが適うまで約3週間かかったが、これで上記の通り特殊チャート上では残りの関門が24,000円超えまで存在しなくなった。週足ではここからマド等もあるが来週以降の動きも日々注視しておきたい。」としたが、今週は中国が米国の提案した通商交渉再開の拒否を検討していると報じられた事から週明けの米株式が5日ぶりに反落していたものの、米国による第3弾の対中国追加関税の発動内容が公表され米中貿易摩擦を巡る目先の悪材料出尽くしと捉えられたほか、上海総合指数の反発も背景に連休明け18日は23,420.54円と大幅に3日続伸し早速設定していた23,335円の上値フシを抜いて来た。週央19日もトランプ政権が中国に対し関税引き上げを発表したものの当初予定より緩やかな引き上げとなった他、一部ハイテク機器が除外された事で経済への悪影響は限定的との見方も広がり米株式が反発していた事や、為替の円安も背景に23,672.52円と大幅に4日続伸し更に一段上のフシも抜いて来た。翌日も米中貿易摩擦の過度な警戒感が一服、アジア・欧州株がほぼ全面高となった流れで続伸していた米株式を受け小幅ながら5日続伸し、更に週末も週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、9月フィラデルフィア連銀製造業景況指数も予想を上振れるなど米経済の堅調さが好感され米株式が大幅続伸していた事を受け大幅に6日続伸して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、25日の日銀・金融政策決定会合議事要旨、8月企業向けサービス価格指数、7月景気先行指数改定値、週末28日の8月失業率、8月有効求人倍率、8月鉱工業生産指数速報値、8月小売店販売額、8月百貨店・スーパー販売額等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で23,915円次の下値フシは大引で23,424円となっているが、今週は上記の通り米国による第3弾対中国追加関税の発動内容公表で、米中貿易摩擦がほぼ終焉に近付いている事が意識され二段上の上値フシまで抜いてきた。これまで5月の高値関門を抜けると残りの関門は一気に24,000円超えまで存在しなくなると書いて来たが、果たして先週末にこの高値関門を抜いた事で今週は週間ザラバベースで876円という急騰を演じ、週末のザラバ高値では23,971.41円と24,000円まで指呼の間となっている。再度書くが、特殊チャートでの23,000円超えでは1月から2月にかけての長大陰線に掛かるだけに関門は起点となる1月の高値関門まで存在しなく、ほぼ真空地帯なだけに今週一気に約900円高し24000円に接近するのも自然なところだった。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,759.50、次の下値フシは大引で1,698.49となっているが、今週は上記の通り円の弱含みや米株式の続伸を支えに1,700大台を回復して設定した上値フシを抜いて来た。週末の引線で特殊チャートでは反落前の8月末の高値ツラとなったが、この形状からそのまま高値フシを抜ければ目先陽転を確認、反落しても陰線に孕む若しくは包む形になればその次のフシ抜けで目先陽転となり易くなってくるのでこの辺には注目しておきたい。」としたが、今週は中国が米国の提案した通商交渉再開の拒否を検討していると報じられた事から週明けの米株式が5日ぶりに反落していたものの、米国による第3弾の対中国追加関税の発動内容が公表され米中貿易摩擦を巡る目先の悪材料出尽くしと捉えられたほか、上海総合指数の反発も背景に連休明け18日は1,759.88と大幅に3日続伸し早速設定していた1,759.50の上値フシを抜いて来た。週央もトランプ政権が中国に対し関税引き上げを発表したものの当初予定より緩やかな引き上げとなった他、一部ハイテク機器が除外された事で経済への悪影響は限定的との見方も広がり米株式が反発していた事や為替の円安も背景に大幅に4日続伸し、翌日も米中貿易摩擦の過度な警戒感が一服しアジア・欧州株がほぼ全面高となった流れで続伸していた米株式を受け小幅ながら5日続伸、更に週末21日も週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、9月フィラデルフィア連銀製造業景況指数も予想を上振れるなど米経済の堅調さが好感され米株式が大幅続伸していた事を受け1,804.02と大幅に6日続伸し更に一段上のフシを抜いて今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,835.50次の下値フシは大引で1772.49となっているが、今週は上記の通り米国による第3弾対中国追加関税の発動内容公表で、米中貿易摩擦がほぼ終焉に近付いている事が意識され二段上の上値フシまで抜いてきた。先週記ではこの形状からそのまま高値フシを抜ければ目先陽転を確認としたが、連休明け早々にこれを達成しただけあって週末には更に一段上のフシまで抜いて来た。連休明けの上値フシ取りで翌19日には相場の長期方向性の境目となる200日移動平均線を大引で明確に上回り、更に週末の上値フシ取りでは直近の戻り関門であった5月11日の1,795ポイントを上回った事で次の高値関門は1,900超まで存在しない。

【NY DOW】
 先週号では、「来週も引き続き現在値から次の上値フシが大引で26,309.50ドル、次の下値フシも大引で25,790.49ドルとするが、今週は上記の通り米中貿易摩擦を巡る懸念が燻るなか順次発表になった各種経済指標が好調だった事で全般強含んだものの上値フシは抜けなった。先々週には今年2月に作成した高値フシ25,709ドルを抜いており、今回設定している高値フシを抜けると自動的に26,000ドル台の最終関門のステージを目指し史上最高値も見えて来るだけに引き続き来週以降も注視しておきたい。」としたが、今週は中国が米国の提案した通商交渉再開の拒否を検討していると報じられた事で、週明けは5日ぶりに反落してのスタートとなったが、翌日はトランプ政権が中国に対し関税引き上げを発表したものの当初予定より緩やかな引き上げとなった他、一部ハイテク機器が除外された事で経済への悪影響は限定的との見方が広がり急反発、週央19日も米中貿易摩擦の過度な警戒感が一服、アジア・欧州株がほぼ全面高となった流れで26,405.76ドルと続伸し、先ずは設定していた26,309.50ドルの上値フシを抜いて来た。翌日も週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、9月フィラデルフィア連銀製造業景況指数も予想を上振れるなど米経済の堅調さが好感され大幅続伸し、週末21日も米中貿易摩擦への懸念後退からアジア・欧州株がほぼ全面高となった流れを受け26,743.50ドルと続伸し更に一段上のフシを抜いて今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、25日の米7月住宅価格指数、7月ケース・シラー米住宅価格指数、9月リッチモンド連銀製造業指数、米9月消費者信頼感指数、26日の米8月新築住宅販売件数、27日の米週間新規失業保険申請件数、米4-6月期四半期実質GDP確定値、米8月耐久財受注、週末28日の米8月個人消費・支出、9月シカゴ購買部協会景気指数、9月ミシガン大学消費者態度指数確報値等の他、26日のFRB議長の定例記者会見にも注目しておきたい。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で27,010.50ドル次の下値フシは大引で26,477.49ドルとなっているが、今週は上記の通りトランプ政権が対中国関税引き上げを発表したものの当初より緩やかな引き上げとなった他、一部ハイテク機器も除外され経済への悪影響は限定的との見方が広がり、米中貿易摩擦の過度な警戒感一服を好感し二段上の上値フシまで抜いて来た。先週記では「〜今回設定している高値フシを抜けると自動的に26,000ドル台の最終関門のステージを目指し史上最高値も見えて来る〜」と書いておいたが、果たして週央19日の上値フシ取りで今年1月に付けた最終関門の高値フシを抜いた事で上値関門は全てクリヤ、20日にはS&P500種と共に約8か月ぶりに史上最高値を更新し、翌21日のフシ取りでS&P500種同様完全に新ステージに躍り出ることとなった。

【S&P500種】
 先週号では、「来週もまた現在値から次の上値フシは大引で2,905.50、次の下値フシも大引で2,850.49とするが、今週は上記の通り米中貿易摩擦を巡る懸念が燻るなか順次発表になった各種経済指標が好調だった事で全般強含んだものの上値フシは抜けなった。先月24日に特殊チャートは再陽転を達成し史上最高値を更新したあとの初押しの形となっておりまだ空間も埋めて来ていないことで引き続き来週以降切り返し再陽転のフシまで抜いてくるのかどうかこの辺に注目しておきたい。」としたが、今週は中国が米国の提案した通商交渉再開の拒否を検討していると報じられた事で、週明けは5日ぶりに反落してのスタートとなったが、翌日はトランプ政権が中国に対し関税引き上げを発表したものの当初予定より緩やかな引き上げとなった他、一部ハイテク機器が除外された事で経済への悪影響は限定的との見方が広がり急反発、週央19日も米中貿易摩擦の過度な警戒感が一服、アジア・欧州株がほぼ全面高となった流れで2,907.95と続伸し、先ずは設定していた2,905.50の上値フシを抜いて来た。翌日も週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、9月フィラデルフィア連銀製造業景況指数も予想を上振れるなど米経済の堅調さが好感され大幅続伸となったが、週末は金融や情報技術の下落でわずかながら4日ぶりに反落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,936.50次の下値フシは大引で2,879.49となっているが、今週は上記の通りトランプ政権が対中国関税引き上げを発表したものの当初より緩やかな引き上げとなった他、一部ハイテク機器も除外され経済への悪影響は限定的との見方が広がり、米中貿易摩擦の過度な警戒感一服を好感しDOWと共に史上最高値を更新して上値フシを抜いて来た。既報の通り先月24日に特殊チャートは再陽転を達成したあと初押しの形となっていたが、空間を埋めずに今週切り返した事で来週以降も陽線を伸ばし今回設定した上値フシを抜くとそこで再陽転を確認となる。

【DAX】
 先週号では、「来週もまた現在値から次の上値フシは大引で12,159.50、次の下値フシも大引で11,920.49とするが、今週は上記の通り米中通商協議の行方を見守る雰囲気のなか期待感も台頭して大台回復するも上値フシは抜けなかった。やはり再陰転しているだけあって戻りも鈍くなっているが、引き続き8月上旬の波形に戻った事で再度4月、そして3月の安値関門を死守出来るかどうかこの辺を来週以降も見ておきたい。」としたが、今週はトランプ米大統領による中国製品2000億j相当へ関税10%を課す見通しだとの報道で不安定な相場展開のなか、ホームケア大手ヘンケルや産業ガス大手リンデの下落を受け週明けは4日ぶりに反落してのスタートとなったが、翌日はフォルクスワーゲンやダイムラー等の自動車株、スポーツ用品大手アディダスの大幅高を受け反発となり、週央19日も産業ガス大手リンデが米同業のプラクスエアとの統合計画に進展があった事で7.8%の急騰を演じた事などから12,219.02と続伸、先ずは設定していた12,159.50の上値フシを抜いて来た。翌日もタイヤ大手コンチネンタルやBMW、ダイムラー等の自動車関連が上昇した事で3日続伸し、週末21日も通商政策に左右され易いフォルクスワーゲン等の自動車株の堅調から12430.88と続伸し更に一段上のフシまで抜いて今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で12,554.50次の下値フシは大引で12,307.49となっているが、先に再陰転していただけに先週まで戻り鈍くフシ取りも無かったものだったが、今週は上記の通り米中の報復関税の応報がほぼ終焉に近付いている事が意識され、通商政策に左右され易い銘柄の物色等を背景に2週間ぶりのフシ取りで二段上の上値フシまで抜いて来た。これで直近の大陰線に対しての半値引き上げを達成したが、このまま4月、そして3月の安値関門を死守し目先陽転まで漕ぎ付けるのかどうか来週以降はこの辺を見ておきたい。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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