2018年10月06日(土)

神無月相場 [CFD]

【サマリー・10/01〜10/05】

 今週の日経平均は、週末の米株式がボーイングやインテル等の上昇が牽引し小幅続伸していた事や、為替が1ドル114円台に迫る円安基調となっている事も好感され週明けの寄り付きは続伸してスタート、その後も日銀短観で大企業・製造業のDI等から金融緩和政策の継続といった見方にも繋がり上げ幅を拡大させて前引け、後場は揉み合いとなったがばぶる経済崩壊以来約27年ぶりとなる高値を記録し続伸して引けた。翌日は9月米ISM製造業景況感指数が堅調な内容となり、NAFTA再交渉も合意に至った事もあって大幅に3日続伸していた週明けの米株式を受けて寄り付きは続伸してスタート、その後年初来高値を更新するもあと急速に伸び悩んで前引け、後場も円安一服と共に伸び悩む展開となり引けは小幅に3日続伸となった。週央はNAFTA再交渉での合意を受け貿易摩擦への懸念後退から米株式は4日続伸していたものの、イタリアの財政不安を受け円相場が1ドル113円台半ばまで上昇した事を受け寄り付きは反落してスタート、その後は円相場の下落から前引けにかけ下げ幅を縮めて前引け、ここ急ピッチな上昇で短期的な過熱感も意識され利益確定売りから後場は軟調推移となり4日ぶりに反落して引けた。翌日は9月ADP雇用統計やISM非製造業景況指数が予想を上回る良好な内容となった事で5日続伸していた米株式を受け寄り付きは反発してスタート、その後は米長期金利上昇を嫌気したアジア株価指数の全面安に連れてマイナス圏に沈んで前引け、後場に入ってからもこの流れを継いでマイナス圏での推移となり続落して引けた。週末は米長期金利が7年ぶりの高水準となり7日ぶりに米株式が急反落していた事を受け寄り付きは大幅続落してスタート、その後は円高一服と共に値を戻す場面もあったが再度弱含んで前引け、後場に入ってからも連休控えの利益確定売りも見られ3日続落して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、米金利の先高感などを背景に市場参加者の円売り・ドル買いが続き週明けは続落してスタート、翌日はイタリアの財政問題に対する懸念が高まった事で比較的低リスクとされる円を買う動きが強まり円は反発となった。週央はイタリア現地紙報道からイタリア財政への過度な警戒が和らぎ、相対的に低リスク通貨とされる円は対ドルで売りが優勢となり反落、翌日も前日の米長期金利の上昇を受け日米金利差が拡大するとの観測から円売り・ドル買いが優勢となり円は続落となった。週末は日経平均が3日続落し投資家のリスク選好姿勢が後退するとの思惑から、リスク回避局面で資金が流入し易い円は買われ反発となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で24,185円、次の下値フシは大引で23,694円となっているが、今週は上記の通り週初から米中両国が輸入関税を発動したほか中国側が米中通商協議を見送ったことで貿易摩擦を巡る懸念が再浮上したものの、米金利上昇と共に円が軟化した事や配当権利落ち埋めも順調で連休明け早々に上値フシを抜いて来た。これまで5月の高値関門を抜けると残りの関門は一気に24,000円超えまで存在しなくなると書いてきたが、果たして先々週にこの高値関門を抜いた事で先週は約900円幅の急騰を演じ、今週は週末に年初来高値を更新して1991年11月以来26年10ヵ月ぶりの高値水準に上昇した。目先の最終関門である1月から2月にかけての長大陰線の起点は24,120円で週末の終値とピタリ一致するが、特殊チャートの引線は連休明けのフシ抜けから為されていないので今回設定した上値フシを抜けば特殊チャート上でも新値更新が適う事となる。」としたが、今週は週末の米株式がボーイングやインテル等の上昇が牽引し小幅続伸していた事や、為替が1ドル114円台に迫る円安基調となっている事も好感され週明けは24,245.76円と続伸してスタートし、早速設定していた24,185円の上値フシを抜いて来た。翌日も9月米ISM製造業景況感指数が堅調な内容となりNAFTA再交渉も合意に至った事もあって大幅に3日続伸していた週明けの米株式を受け3日続伸となったが、週央はNAFTA再交渉での合意を受け貿易摩擦への懸念後退から米株式は4日続伸していたもののイタリアの財政不安を受け円相場が1ドル113円台半ばまで上昇した事を受け4日ぶりに反落し、翌日4日も米株式は5日続伸していたものの米長期金利上昇を嫌気したアジア株価指数の全面安に連れ23,975.62円と続落し今度は新規設定された下値フシを切り、週末も米長期金利が7年ぶりの高水準となり7日ぶりに米株式が急反落していた事を受け3日続落して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、9日の8月貿易収支、10日の8月機械受注、11日の9月国内企業物価指数、週末12日の8月第三次産業活動指数等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で24,225円次の下値フシは大引で23,734円となっているが、今週は上記の通り為替の円安基調を好感し週明け早々に上値フシを抜いて来たが後半は7年ぶり高水準にまでなった米金利上昇を嫌気し新規設定の下値フシを切ってきた。先週号では設定した上値フシを抜けば特殊チャート上でも新値更新が適う事となるとしたが、週明けの上値フシ抜けでこれが達成されあと下値フシ切りは初押しの状態、特殊チャートはNY DOWと酷似しており来週以降切り返して今回設定した上値フシの更に一段上にある再陽転のフシ抜いてくるのかどうかこの辺を来週以降も見てゆきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で1,835.50、次の下値フシも大引で1,772.49とするが、今週は上記の通り週初から米中両国が輸入関税を発動したほか中国側が米中通商協議を見送ったことで貿易摩擦を巡る懸念が再浮上したものの、米金利上昇と共に円が軟化した事や配当権利落ち埋めも順調で全般堅調推移となったものの上値フシを取るまでには至らずであった。既報の通り先週は二段上のフシまで抜いてきた過程で直近の戻り関門であった5月11日の1,795ポイントを上回っており、これにより次の高値関門は1,900超まで存在しないだけに引き続き来週以降も注目しておきたい。」としたが、今週は週末の米株式がボーイングやインテル等の上昇が牽引し小幅続伸していた事や、為替が1ドル114円台に迫る円安基調となっている事も好感され週明けは小幅続伸してスタート、翌日も9月米ISM製造業景況感指数が堅調な内容となりNAFTA再交渉も合意に至った事もあって3日続伸となったが、週央はNAFTA再交渉での合意を受け貿易摩擦への懸念後退から米株式は4日続伸していたもののイタリアの財政不安を受け円相場が1ドル113円台半ばまで上昇した事を受け4日ぶりに反落し、翌日4日も米株式は5日続伸していたものの米長期金利上昇を嫌気したアジア株価指数の全面安に連れ続落、更に週末も米長期金利が7年ぶりの高水準となり7日ぶりに米株式が急反落していた事を受け3日続落となったが下値フシを切るまでには至らずに今週の取引を終えた。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で1,835.50次の下値フシも大引で1,772.49とするが、今週は上記の通りイタリアの財政不安を受けた円相場の上昇や7年ぶりの高水準となる米長期金利の上昇を受け軟調展開を強いられたが下値フシは死守した格好となった。既報の取り直近の戻り関門であった5月11日の1,795ポイントを上抜いており、これにより次の高値関門は1,900超まで存在しないだけに半値引けまで押してこない程度の下落は今のところ問題なく引き続き来週以降も注目しておきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で26,647.50ドル、次の下値フシは大引で26,122.49ドルとなっているが、今週は上記の通り米中両国が輸入関税を発動したほか中国側が米中通商協議を見送ったことで貿易摩擦を巡る懸念が再浮上したほか、注目のFOMCで政策金利が引き上げられたが長期金利が低下し金融セクターへの売りで全般軟調展開を強いられ下値フシを切ってきた。既報の通り20日にはS&P500種と共に約8か月ぶりに史上最高値を更新、翌21日の上値フシ取りでS&P500種同様完全に新ステージに躍り出た後の初押しで、週間では1.07%安とS&P500種と共に3週間ぶりに反落となったがここから再度切り返し再陽転のフシ抜いてくるかどうか来週以降もこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は9月米ISM製造業景況感指数が堅調な内容となり、NAFTA再交渉も合意に至った事もあって週明けは26,651.21ドルと大幅に3日続伸し、早速設定していた26,647.50ドルの上値フシを抜いて来た。翌日もNAFTA再交渉での合意を受け貿易摩擦への懸念後退から4日続伸し、週央も9月ADP雇用統計やISM非製造業景況指数が予想を上回る良好な内容となった事で5日続伸となったが、翌日は米長期金利が7年ぶりの高水準となり7日ぶりに急反落、週末も米9月雇用統計が強弱マチマチの結果となったものの長期金利の上昇が嫌気され続落して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、10日の米9月PPI、11日の米週間新規失業保険申請件数、米9月CPI、米9月月次財政収支、10月ミシガン大学消費者態度指数当がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で26,916.50ドル次の下値フシは大引で26,385.49ドルとなっているが、今週は上記の通りNAFTA再交渉が合意に至り経済指標も堅調内容となった事で週明け早々に上値フシを抜いて来た。先週号では再度切り返し再陽転のフシ抜いてくるかどうかとしたが週明けの上値フシ抜けではいま一つ及ばずであった。引き続き来週以降先に上値フシを抜いて来ればそこで再陽転確認となるが、週末の位置は下値フシが近く長大陽線を立てているだけに上値での小波動にも一応注意しておきたいところ。

【S&P500種】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で2,936.50、次の下値フシも大引で2,879.49とするが、今週は上記の通り米中両国が輸入関税を発動したほか中国側が米中通商協議を見送ったことで貿易摩擦を巡る懸念が再浮上したほか、注目のFOMCで政策金利が引き上げられたが長期金利が低下し金融セクターへの売りで全般軟調展開を強いられたが下値フシを切るまでには至らずであった。週間では3週ぶりに反落とはなったものの、既報の通り先月24日に特殊チャートは再陽転を達成したあと初押しの形となっており、空間を埋めずに先週切り返してきた事で来週以降も陽線を伸ばし今回設定した上値フシを抜くとそこで再陽転を確認となる。」としたが、今週は9月米ISM製造業景況感指数が堅調な内容となり、NAFTA再交渉も合意に至った事もあって週明けは反発してスタート、翌日は小反落し週央は9月ADP雇用統計やISM非製造業景況指数が予想を上回る良好な内容となった事で再度反発となったが、翌日は米長期金利が7年ぶりの高水準となり急反落、週末も米9月雇用統計が強弱マチマチの結果となったものの長期金利の上昇が嫌気され続落となったが今週も上下のフシは取らず終いであった。
 今週もまた上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で2,936.50次の下値フシも大引で2,879.49とするが、今週は上記の通りNAFTA再交渉が合意に至り各種経済指標も予想を上回る良好な内容となった一方で長期金利の上昇も警戒され後半は軟調展開となった。とはいえ特殊チャートは再陽転のあとの初押しの状態で、週間では2週続落となったものの今週も3日まで2日連続で史上最高値を更新している。空間を埋めずにいる事で引き続き来週以降も切り返し設定している上値フシを抜くとそこで再陽転を確認となる。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で12,368.50、次の下値フシは大引で12,125.49となっているが、今週は上記の通り米中両国が輸入関税を発動したほか中国側が米中通商協議を見送ったことで貿易摩擦を巡る懸念が再浮上、通商政策に最も左右され易い自動車セクターが軟調推移するなか後半に銀行株も軟化し設定していた下値フシを切ってきた。先週は貿易摩擦の終焉を見越して半値引き上げまで回復していたが、今週は週明けからまたぞろ貿易摩擦の懸念が再浮上し日米と比べて浮上の切っ掛けが掴めない。週末にはイタリアの財政懸念や予算案を巡るEUとの対立などが警戒されているが、投資家心理が悪化するなか再度4月、そして3月の安値関門を死守出来るのかどうか来週以降もこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は医療機器大手フルゼニウスが米後発薬大手の買収撤回に向け裁判所の判決を勝ち取ったと伝わり8%超の上昇、また工業ガス大手リンデも米社との合併について中国規制当局が承認した事等が好感され上昇した事を受け週明けは反発してのスタートとなったが、翌日はイタリアの財政不安が広がり、重電大手シーメンス、不動産大手ヴォノビア等が下落し反落、週央の統一記念日休場を挟み、翌日もアナリストが投資判断を引き下げたタイヤ大手コンチネンタルの大幅安等により続落、週末もコンチネンタルの続落や電力大手RWE等の下落を受け12,111.40と続落し設定していた12,125.49の下値フシを切って今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で12,232.50次の下値フシは大引で11,991.49となっているが、今週は上記の通りイタリアの財政不安が台頭したほか個別もアナリストの投資判断引き下げ等が響き週を通じて続落し下値フシを切ってきた。先々週の上げで半値引き上げを達成したものの先週に続きイタリアの財政懸念が燻り今週の下落でほぼ往って来いとなった。直近の安値フシは辛うじて死守しているが、引き続き今年4月、そして3月の安値関門を死守出来るのかどうか来週以降もこの辺を見ておきたい。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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