2018年10月13日(土)

世界同時急落 [CFD]

【サマリー・10/09〜10/12】

 今週の日経平均は、11日から本格化する7-9月期決算内容を見見極めたいとする思惑のなか週明けの米株式は小反発していたもののナスダックは3日続落し、大型連休明けの上海総合指数も急落した事などで円高が進行し連休明けの寄り付きは大幅続落してスタート、その後も東証のシステム障害発生などで下げ幅を広げて前引け、後場に入ってからもこの流れは変わらず安値低迷し4日続落して引けた。週央は米長期金利が一時7年5か月ぶりの高水準に達した事で米株式は反落していたものの、直近の4日続落に対する警戒感などから寄り付きは反発してスタート、その後はあらためて外部環境の不透明感に対する警戒ムードからマイナス圏に沈んで前引け、後場も一段安でスタートとなったが日銀のETF買い入れ観測などからプラス圏に浮上し5日ぶりに小反発して引けた。翌日は米金利上昇が嫌気されるなか、財務長官が人民元下落について中国政府による為替操作を調査する方針を示した事で米中関係悪化への警戒感が広がり米株式が大幅続落していた事を受け、寄り付きは急反落してスタートしその後もCMEに寄せる格好で下げ幅を拡大させて前引け、アジア主要株価指数も軒並み安となった事で後場も安値低迷し今年3番目の下げ幅を演じ大幅続落して引けた。週末は米株式が前日の急落を受けたVIX指数の上昇でアルゴ売りと思われる売りから大幅続落した事を受け、寄り付きは大幅続落してスタートしその後は揉み合いながら前引け、後場は為替の円高一服や上海総合指数の反発等を背景に先物への買戻しが進んでプラス圏に浮上し反発して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、8日の人民元や上海総合指数の急落で運用リスクを取りにくくなった投資家からの円買い・ドル売りが先行し連休明けは続伸してスタート、週央も世界経済の先行き不透明感からリスク回避の円買い・ドル売りが優勢となり円は続伸、翌日も米株式の急落に端を発した世界同時株安を受けて投資家心理が悪化、比較的低リスク通貨とされる円に買いが入って続伸となった。週末は日経平均の戻りに連れて持ち高調整の円売り・ドル買いが優勢となり円は反落となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で24,225円、次の下値フシは大引で23,734円となっているが、今週は上記の通り為替の円安基調を好感し週明け早々に上値フシを抜いて来たが後半は7年ぶり高水準にまでなった米金利上昇を嫌気し新規設定の下値フシを切ってきた。先週号では設定した上値フシを抜けば特殊チャート上でも新値更新が適う事となるとしたが、週明けの上値フシ抜けでこれが達成されあと下値フシ切りは初押しの状態、特殊チャートはNY DOWと酷似しており来週以降切り返して今回設定した上値フシの更に一段上にある再陽転のフシ抜いてくるのかどうかこの辺を来週以降も見てゆきたい。」としたが、今週は週明けの米株式が小反発していたものの、大型連休明けの上海総合指数が急落した事などで円高が進行し連休明け9日は23,469.39円と大幅続落してスタート、早速設定していた23,734円の下値フシを切ってきた。週央は米長期金利が一時7年5か月ぶりの高水準に達した事で米株式は反落していたものの、直近の4日続落に対する警戒感や日銀のETF買い入れ観測などから5日ぶりに小反発となったが、翌日11日は財務長官が人民元下落について中国政府による為替操作を調査する方針を示した事で米中関係悪化への警戒感が広がり米株式が大幅続落していた事を受け、22,590.86円と今年3番目の下げ幅を演じ大幅続落して更に三段下の下値フシまで割り込み、週末は米株式が前日の急落を受けたVIX指数の上昇でアルゴ売りと思われる売りから大幅続落していたものの、為替の円高一服や上海総合指数の反発等を背景に先物への買戻しが進んでプラス圏に浮上し反発して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け15日の8月鉱工業生産指数、18日の9月貿易統計、週末19日の9月CPI等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で22,825円次の下値フシは大引で22,354円となっているが、今週は上記の通り米中関係悪化への警戒感が燻るなか約7年5ヵ月ぶり水準にまで上昇した米長期金利も嫌気され五段下の下値フシまで切ってきた。先週号では特殊チャートはNY DOWと酷似しており来週以降切り返して今回設定した上値フシの更に一段上にある再陽転のフシ抜いてくるのかどうかとしたが、そのNY DOWが急落した事でこちらも直近大陽線に対しほぼ往って来いとなる急落を演じた。当然ながら半値引けどころか空間も埋め切ったものの陰転しないままの急落となっているので、ここから切り返し半値引き上げまで持って来るのか、或いはこのまま続落し下穴作成してくるのか何れにしても来週以降の動きに注視しておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で1,835.50、次の下値フシも大引で1,772.49とするが、今週は上記の通りイタリアの財政不安を受けた円相場の上昇や7年ぶりの高水準となる米長期金利の上昇を受け軟調展開を強いられたが下値フシは死守した格好となった。既報の取り直近の戻り関門であった5月11日の1,795ポイントを上抜いており、これにより次の高値関門は1,900超まで存在しないだけに半値引けまで押してこない程度の下落は今のところ問題なく引き続き来週以降も注目しておきたい。」としたが、今週は週明けの米株式が小反発していたものの、大型連休明けの上海総合指数が急落した事などで円高が進行し連休明け9日は1,761.12と大幅続落してスタート、早速設定していた1,772.49の下値フシを切ってきた。週央は米長期金利が一時7年5か月ぶりの高水準に達した事で米株式は反落していたものの、直近の4日続落に対する警戒感や日銀のETF買い入れ観測などから5日ぶりに小反発となったが、翌日11日は財務長官が人民元下落について中国政府による為替操作を調査する方針を示した事で米中関係悪化への警戒感が広がり米株式が大幅続落していた事を受け、1,701.86と大幅続落して更に二段下の下値フシまで割り込み、週末は米株式が前日の急落を受けたVIX指数の上昇でアルゴ売りと思われる売りから大幅続落していたものの、為替の円高一服や上海総合指数の反発等を背景に先物への買戻しが進んでプラス圏に浮上し小反発して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,732.50次の下値フシは大引で1,671.49となっているが、今週は上記の通り米中関係悪化への警戒感が燻るなか約7年5ヵ月ぶり水準にまで上昇した米長期金利も嫌気され三段下の下値フシまで切ってきた。既報の取り直近の戻り関門であった5月11日の1,795ポイントを上抜いており、これにより次の高値関門は1,900超まで存在しない波形となっていたものの、先週記で半値引けまで押してこない程度の下落は今のところ問題ないとしたその半値引け水準どころか空間まで今週の急落で埋めてきた。大きく上穴を作成した事でここから続落して下値フシを切ったところで目先陰転となるが先の下穴から浮上し戻り関門であった5月11日の1,795ポイントを上抜いた後でもあり上下に穴を作成しながらのボックス相場移行になる可能性もあり引き続き来週以降も注視しておきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で26,916.50ドル、次の下値フシは大引で26,385.49ドルとなっているが、今週は上記の通りNAFTA再交渉が合意に至り経済指標も堅調内容となった事で週明け早々に上値フシを抜いて来た。先週号では再度切り返し再陽転のフシ抜いてくるかどうかとしたが週明けの上値フシ抜けではいま一つ及ばずであった。引き続き来週以降先に上値フシを抜いて来ればそこで再陽転確認となるが、週末の位置は下値フシが近く長大陽線を立てているだけに上値での小波動にも一応注意しておきたいところ。」としたが、今週は11日から本格化する7-9月期決算内容を見見極めたいとする思惑のなか週明けは小反発してのスタートとなったが、翌日は米長期金利が一時7年5か月ぶりの高水準に達した事で反落、週央10日も米金利上昇が嫌気されるなか、財務長官が人民元下落について中国政府による為替操作を調査する方針を示した事で米中関係悪化への警戒感が広がり25,598.74ドルと大幅続落し先ずは設定していた26,385.49ドルの下値フシを大きく切ってきた。翌日も前日の急落を受けたVIX指数の上昇でアルゴ売りと思われる売りから25,052.83ドルと大幅続落し更に二段下の下値フシまで割り込んだが、週末は直近の急激な下げに対する警戒感漂うなか寄り前発表の金融機関決算が総じて良好だったことも追い風に25,339.99ドルと急反発し新規設定された上値フシを抜いて今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け15日の10月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米9月小売売上高、米8月企業在庫、16日の米9月鉱工業生産指数、米9月設備稼働率、米10月NAHB住宅市場指数、17日の米9月住宅着工件数、米9月建設許可件数、FOMC議事録要旨、18日の米週間新規失業保険申請件数、10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米9月景気先行指標総合指数、週末19日の米9月中古住宅販売件数等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で25,592.50ドル次の下値フシは大引で25,087.49ドルとなっているが、今週は上記の通り米長期金利が一時7年5か月ぶり高水準に達するなど上昇が嫌気されたほか、米中関係悪化への警戒感も広がりVIX指数上昇でアルゴ売りと思われる売りからS&P500種同様に六段下の下値フシまで切ってきた。先々週には上値フシ抜けから再陽転までもう一歩のところまで行ったものの、先週記で週末の位置は下値フシが近く長大陽線を立てているだけに上値での小波動にも一応注意しておきたいとしたが、果たして警戒していたシナリオが示現となった。ただ2日で約1,400ドルの急落を演じ早くも値幅調整は一服かどうか先ずは半値引き上げまで戻してくるのかどうかこの辺を来週以降見ておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で2,936.50、次の下値フシも大引で2,879.49とするが、今週は上記の通りNAFTA再交渉が合意に至り各種経済指標も予想を上回る良好な内容となった一方で長期金利の上昇も警戒され後半は軟調展開となった。とはいえ特殊チャートは再陽転のあとの初押しの状態で、週間では2週続落となったものの今週も3日まで2日連続で史上最高値を更新している。空間を埋めずにいる事で引き続き来週以降も切り返し設定している上値フシを抜くとそこで再陽転を確認となる。」としたが、今週は11日から本格化する7-9月期決算内容を見見極めたいとする思惑のなか週明けは小幅続落してスタート、翌日も米長期金利が一時7年5か月ぶりの高水準に達した事で続落し、週央10日も米金利上昇が嫌気されるなか財務長官が人民元下落について中国政府による為替操作を調査する方針を示した事で米中関係悪化への警戒感が広がり2,785.68と大幅続落し、先ずは設定していた2,879.49の下値フシを大きく切ってきた。翌日も前日の急落を受けたVIX指数の上昇でアルゴ売りと思われる売りから2,728.37と大幅続落し更に二段下の下値フシまで割り込んだが、週末は直近の急激な下げに対する警戒感漂うなか寄り前発表の金融機関決算が総じて良好だったことも追い風に2,767.13と急反発し新規設定された上値フシを抜いて今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,793.50次の下値フシは大引で2,740.49となっているが、今週は上記の通り米長期金利が一時7年5か月ぶり高水準に達するなど上昇が嫌気されたほか、米中関係悪化への警戒感も広がりVIX指数上昇でアルゴ売りと思われる売りからDOW同様に六段下の下値フシまで切ってきた。先週記では「〜空間を埋めずにいる事で引き続き来週以降も切り返し設定している上値フシを抜くとそこで再陽転を確認となる。」と書いたが、一気に六段下までのフシ割れで再陽転は白紙に。ただ陰転確認せずに急落していることで来週以降このまま半値引き上げまで戻し再陽転のフシまで取ってくるのかどうかこの辺に注目しておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で12,232.50、次の下値フシは大引で11,991.49となっているが、今週は上記の通りイタリアの財政不安が台頭したほか個別もアナリストの投資判断引き下げ等が響き週を通じて続落し下値フシを切ってきた。先々週の上げで半値引き上げを達成したものの先週に続きイタリアの財政懸念が燻り今週の下落でほぼ往って来いとなった。直近の安値フシは辛うじて死守しているが、引き続き今年4月、そして3月の安値関門を死守出来るのかどうか来週以降もこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は8日発表のドイツ8月鉱工業生産指数市場予想を下回った事が嫌気されたほか、個別もオンライン決済サービスのワイヤーカードの急落などから週明け8日は11,947.16と大幅に4日続落してスタートし、早速設定していた11,991.49の下値フシを切ってきた。翌日は前日に急落したオンライン決済サービスのワイヤーカードが反発し、IT大手SAPも上昇した事で5日ぶりに小反発となったが、週央10日は前日上昇したIT大手SAPが急反落しオンライン決済サービスのワイヤーカードも再度急落した事等を受け11,712.50と急反落し更に一段下の下値フシを割り、翌日11日も医薬・化学大手メルク、保険大手アリアンツ、鉄鋼大手ティッセンクルップ等の下落から11,539.35と大幅続落し更に一段下の下値フシまで割り込み、週末も医療機器大手フレゼニウスと医薬・農薬大手のバイエル、不動産のヴォノビアの下落等を受け3日続落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で11,653.50次の下値フシは大引で11,424.49となっているが、今週は上記の通り中国が予想以上に貿易摩擦の悪影響を被るとの懸念が重しとなるなか、米長期金利上昇を引き金にした米株急落とアジア主要株の大幅安を受け2017年2月上旬以来、1年8カ月ぶりの安値で引けた。先週記まで引き続き今年4月、そして3月の安値関門を死守出来るのかどうかと書いてきたが、今週10日の下げであっさりとこの関門を割り込みあと下落が加速、日米に比べ関門抜けもせず一番出遅れていただけに下げに付き合うのも早く終値ベースで2017年2月上旬以来、約1年8か月ぶりの安値まで落ち込んだ。週末も日米が切り返すなか続落しているが、来週以降切り返す切っ掛けを掴めるかどうかこの辺も見ておきたい。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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