2018年10月20日(土)

中東地政学リスク台頭 [CFD]

【サマリー・10/15〜10/19】

 今週の日経平均は、週末の米株式が直近の急激な下げに対する警戒感漂うなか寄り前発表の金融機関決算が総じて良好だったことも追い風に急反発していたものの、CME清算値が弱くドイツ州議会選挙で与党が大幅に議席を減らした事も伝わり週明けの寄り付きは反落してスタートしその後も下げ幅を拡大させて前引け、米国が通貨安誘導を封じる為替条項を日本に求める考えを示した事を受け投資家が警戒を強めた事で後場も低迷し急反落しほぼ安値圏で引けた。翌日はトランプ大統領がサウジアラビアによって反政府記者が殺害された疑惑が事実であれば制裁を科す考えを示唆した事で地政学リスクが高まり、週明けの米株式は反落していたものの昨日の急反落に対する自律反発期待が先行し寄り付きは小反発してスタート、その後は円相場の弱含みやアジア株式の上昇も支援材料に上げ幅を拡大させて前引け、後場も指数寄与度の大きい値嵩株を中心に押し目買いが入った事で上げ幅を拡大させ急反発し高値引けとなった。週央は米長期金利上昇が一服するなか10月NAHB住宅市場指数が予想を上振れ、主要企業決算も好感されて米株式が急反発していた事を受け寄り付きは大幅続伸してスタートしその後も高値圏を維持して前引け、後場は買戻し一巡感からやや伸び悩んだものの大幅続伸して引けた。翌日はFOMC議事録で利上げへの警戒感が台頭し米株式は反落していたものの、CME清算値に寄せる形で寄り付きは小幅続伸してスタート、その後は財務省発表の9月貿易統計速報値で輸出額が22か月ぶりに減少した事や上海総合指数の弱含みなどからマイナス圏に沈んで前引け、後場も値嵩株への売りから安値圏での推移となり3日ぶりに反落となった。週末は先のFOMC議事録を受け米長期金利の上昇局面が長期化するとの見方が強まった他、中国経済の減速懸念からアジア株が全面安となった事を嫌気した米株式が大幅続落していた事を受け寄り付きは大幅続落してスタート、その後は円相場の伸び悩みと共に下げ幅を縮小させて前引け、後場も上海総合指数の反発も支援材料に更に下げ幅を縮めたものの続落して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、米財務長官が通貨安誘導を封じる為替条項を日本に求める考えを示した事が嫌気され、日経平均が急反落した事で運用リスク回避目的の円買い・ドル売りが優勢となり週明けの円は反発してスタート、翌日は日経平均の急反発を受け運用リスク回避姿勢の後退で低金利通貨の円に持ち高調整の売りが優勢となり反落、週央も日米の株式相場が急反発となった事を受け比較的低リスク通貨とされる円を売ってドルを買う動きが強まり円は続落し、翌日も米長期金利の上昇を受け日米金利差が拡大するとの観測から円売り・ドル買いが優勢となり円は3日続落となった。週末は米株式の下落で運用リスクを取りにくくなるとの観測から、比較的低リスク通貨とされる円を買う動きが先行し4日ぶりに反発となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で22,825円、次の下値フシは大引で22,354円となっているが、今週は上記の通り米中関係悪化への警戒感が燻るなか約7年5ヵ月ぶり水準にまで上昇した米長期金利も嫌気され五段下の下値フシまで切ってきた。先週号では特殊チャートはNY DOWと酷似しており来週以降切り返して今回設定した上値フシの更に一段上にある再陽転のフシ抜いてくるのかどうかとしたが、そのNY DOWが急落した事でこちらも直近大陽線に対しほぼ往って来いとなる急落を演じた。当然ながら半値引けどころか空間も埋め切ったものの陰転しないままの急落となっているので、ここから切り返し半値引き上げまで持って来るのか、或いはこのまま続落し下穴作成してくるのか何れにしても来週以降の動きに注視しておきたい。」としたが、今週は週末の米株式が寄り前発表の金融機関決算が総じて良好だったことも追い風に急反発していたものの、CME清算値が弱くドイツ州議会選挙で与党が大幅に議席を減らした事も伝わり週明け15日は22,271.30円と急反落してのスタートとなり早速設定していた22,354円の下値フシを切ってきたが、翌日16日は地政学リスクが高まり週明けの米株式は反落していたものの昨日の急反落に対する自律反発期待に円相場の弱含みやアジア株式の上昇も支援材料に22,549.24円と高値引けとなり一転して新規設定された高値フシを抜いて来た。週央17日も米長期金利上昇が一服し主要企業決算も好感されて米株式が急反発していた事を受け22,841.12円と大幅続伸し更に一段上のフシも抜いて来た。翌日はFOMC議事録で利上げへの警戒感が台頭した米株式の反落や上海総合指数の弱含みなどから3日ぶりに反落し、週末19日も先のFOMC議事録を受け米長期金利の上昇局面が長期化するとの見方が強まったほか中国経済の減速懸念からアジア株が全面安となった事を嫌気した米株式が大幅続落していた事を受け22,532.08円と続落し今度は新規設定された下値フシを切って今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け22日の8月全産業活動指数、24日の8月景気先行指数改定値、25日の9月期業向けサービス価格指数等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で22,765円次の下値フシは大引で22,294円となっているが、今週は上記の通り米長期金利を睨みながらアジア株の高下に連れる形で引き続きボラタイルな展開になった。先週記ではここから切り返し半値引き上げまで持って来るのか或いはこのまま続落し下穴作成してくるのかとしたが、下穴を作成せずに切り返しに入るもこちらも半値引き上げまで戻せず欧米株式に連れ安し下値フシ切りへ、ただ陰転しないまま急落したあと形状としては長大陰線に孕む形となっているのでここからあと一回ほど包む形を作成してくれば再陽転の芽も出て来るので来週以降どういった波形を描いてくるのかこの辺に注目しておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,732.50、次の下値フシは大引で1,671.49となっているが、今週は上記の通り米中関係悪化への警戒感が燻るなか約7年5ヵ月ぶり水準にまで上昇した米長期金利も嫌気され三段下の下値フシまで切ってきた。既報の取り直近の戻り関門であった5月11日の1,795ポイントを上抜いており、これにより次の高値関門は1,900超まで存在しない波形となっていたものの、先週記で半値引けまで押してこない程度の下落は今のところ問題ないとしたその半値引け水準どころか空間まで今週の急落で埋めてきた。大きく上穴を作成した事でここから続落して下値フシを切ったところで目先陰転となるが先の下穴から浮上し戻り関門であった5月11日の1,795ポイントを上抜いた後でもあり上下に穴を作成しながらのボックス相場移行になる可能性もあり引き続き来週以降も注視しておきたい。」としたが、今週は週末の米株式が寄り前発表の金融機関決算が総じて良好だったことも追い風に急反発していたものの、CME清算値が弱くドイツ州議会選挙で与党が大幅に議席を減らした事も伝わり週明けは急反落してのスタートとなったが、翌日は地政学リスクが高まり週明けの米株式は反落していたものの昨日の急反落に対する自律反発期待に円相場の弱含みやアジア株式の上昇も支援材料に反発、週央も米長期金利上昇が一服し主要企業決算も好感されて米株式が急反発していた事を受け続伸となったが、翌日はFOMC議事録で利上げへの警戒感が台頭した米株式の反落や上海総合指数の弱含みなどから3日ぶりに反落し、週末も先のFOMC議事録を受け米長期金利の上昇局面が長期化するとの見方が強まったほか中国経済の減速懸念からアジア株が全面安となった事を嫌気した米株式が大幅続落していた事を受け続落となったが上下のフシはいずれも取らず終いであった。
 今週は上下いずれのフシも取らなかった事で、来週も現在値から次の上値フシが大引で1,732.50次の下値フシも大引で1,671.49とするが、今週は上記の通り米主要企業決算を睨みながら米長期金利上昇が長引くのではとの警戒感が台頭し高下したが結局往って来いとなった。というワケで大きく上穴を作成している事からここから続落して下値フシを切ったところで目先陰転となるが、先の下穴から浮上し戻り関門であった5月11日の1,795ポイントを上抜いた後でもあり上下に穴を作成しながらのボックス相場移行になる可能性もあり引き続き来週以降も注視しておきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で25,592.50ドル、次の下値フシは大引で25,087.49ドルとなっているが、今週は上記の通り米長期金利が一時7年5か月ぶり高水準に達するなど上昇が嫌気されたほか、米中関係悪化への警戒感も広がりVIX指数上昇でアルゴ売りと思われる売りからS&P500種同様に六段下の下値フシまで切ってきた。先々週には上値フシ抜けから再陽転までもう一歩のところまで行ったものの、先週記で週末の位置は下値フシが近く長大陽線を立てているだけに上値での小波動にも一応注意しておきたいとしたが、果たして警戒していたシナリオが示現となった。ただ2日で約1,400ドルの急落を演じ早くも値幅調整は一服かどうか先ずは半値引き上げまで戻してくるのかどうかこの辺を来週以降見ておきたい。」としたが、今週はトランプ大統領がサウジアラビアによって反政府記者が殺害された疑惑が事実であれば制裁を科す考えを示唆した事で地政学リスクが高まり週明けは反落してのスタートとなったが、翌日16日は米長期金利上昇が一服するなか10月NAHB住宅市場指数が予想を上振れ主要企業決算も好感された事で25,798.42ドルと急反発し設定していた25,592.50ドルの上値フシを抜いて来た。週央はFOMC議事録で利上げへの警戒感が台頭し反落となり、翌日18日も先のFOMC議事録を受け米長期金利の上昇局面が長期化するとの見方が強まった他、中国経済の減速懸念からアジア株が全面安となった事を嫌気し25,379.45ドルと大幅続落し新規設定されていた下値フシを切ったが、週末は好決算銘柄の上昇などから反発して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、23日の10月リッチモンド連銀製造業指数、24日の米8月住宅価格指数、米10月PMI速報値、米9月新築住宅販売件数、ベージュブック、25日の米週間新規失業保険申請件数、米9月耐久財受注、週末26日の10月ミシガン大学消費者態度指数確報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で25,631.50ドル次の下値フシは大引で25,126.49ドルとなっているが、今週は上記の通り前半こそ主要企業決算を好感し上値フシを抜いて来たもののあとFOMC議事録から長期金利上昇が長引くのではとの警戒感が台頭し下値フシを切ってきた。16日にはフシ取りとはなったものの、半値引き上げの25,851.50ドルまであと一歩のところで下値フシ割れとなった。VIXが振り回す格好でボラタイルな動きとなってきているが、空間を開けている事で来週以降このまま続落し直近の下値フシを割って来るとそこで陰転となってくるのでこの辺は注視しておこう。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,793.50、次の下値フシは大引で2,740.49となっているが、今週は上記の通り米長期金利が一時7年5か月ぶり高水準に達するなど上昇が嫌気されたほか、米中関係悪化への警戒感も広がりVIX指数上昇でアルゴ売りと思われる売りからDOW同様に六段下の下値フシまで切ってきた。先週記では「〜空間を埋めずにいる事で引き続き来週以降も切り返し設定している上値フシを抜くとそこで再陽転を確認となる。」と書いたが、一気に六段下までのフシ割れで再陽転は白紙に。ただ陰転確認せずに急落していることで来週以降このまま半値引き上げまで戻し再陽転のフシまで取ってくるのかどうかこの辺に注目しておきたい。」としたが、今週はトランプ大統領がサウジアラビアによって反政府記者が殺害された疑惑が事実であれば制裁を科す考えを示唆した事で地政学リスクが高まり週明けは反落してのスタートとなったが、翌日16日は米長期金利上昇が一服するなか10月NAHB住宅市場指数が予想を上振れ主要企業決算も好感された事で2,809.92と急反発し設定していた2,793.50の上値フシを抜いて来た。週央はFOMC議事録で利上げへの警戒感が台頭し反落となり、翌日18日も先のFOMC議事録を受け米長期金利の上昇局面が長期化するとの見方が強まった他、中国経済の減速懸念からアジア株が全面安となった事を嫌気し2,768.78と大幅続落し新規設定されていた下値フシを切り、週末も半導体ポスト等への売りから小幅続落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,795.50次の下値フシは大引で2,742.49となっているが、今週は上記の通り前半こそ主要企業決算を好感し上値フシを抜いて来たもののあとFOMC議事録から長期金利上昇が長引くのではとの警戒感が台頭し下値フシを切ってきた。16日にはフシ取りとはなったものの、半値引き上げの2,818ポイントまであと一歩のところでこちらもDAX同様に週間では往って来いとなり下値フシ割れとなった。VIXが振り回す格好でボラタイルな動きとなってきているが、空間を開けている事で来週以降このまま続落し直近の下値フシを割って来るとそこで陰転となってくるのでこの辺は注視しておこう。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で11,653.50、次の下値フシは大引で11,424.49となっているが、今週は上記の通り中国が予想以上に貿易摩擦の悪影響を被るとの懸念が重しとなるなか、米長期金利上昇を引き金にした米株急落とアジア主要株の大幅安を受け2017年2月上旬以来、1年8カ月ぶりの安値で引けた。先週記まで引き続き今年4月、そして3月の安値関門を死守出来るのかどうかと書いてきたが、今週10日の下げであっさりとこの関門を割り込みあと下落が加速、日米に比べ関門抜けもせず一番出遅れていただけに下げに付き合うのも早く終値ベースで2017年2月上旬以来、約1年8か月ぶりの安値まで落ち込んだ。週末も日米が切り返すなか続落しているが、来週以降切り返す切っ掛けを掴めるかどうかこの辺も見ておきたい。」としたが、今週は買戻が先行しフォルクスワーゲンや医薬・化学大手バイエル等の上昇から週明けは4日ぶりに反発してスタート、翌日16日も半導体大手インフィニオンテクノロジーズやカードオンライン決済サービスのワイヤーカードの上昇から11,776.55と大幅続伸し、先ずは設定していた11,653.50の上値フシを抜いて来た。週央は北米市場での伸びの鈍化から通期の利益目標を引き下げた透析器大手フルゼニウス・メディカル・ケアが急落、親会社の医療機器フルゼニウスも下落した事などを受け3日ぶり反落、翌日18日も2018年の利益見通しを引き下げた事が嫌気されたハイデルベルクセメントが急落し、利益率が期待通りではなかったIT大手SAPも大幅安となった事などから11,589.21と続落し新規設定されていた下値フシを切り、週末もフランスのタイヤ大手ミシュランが急落した事で競合のコンチネンタルも大幅安となり、通期の営業利益見通しを下方修正したダイムラーなど自動車株も安く続落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で11,703.50次の下値フシは大引で11,474.49となっているが、今週は上記の通り週初こそ高寄与度の上昇で上値フシを抜くもあと主力銘柄の利益目標に陰りが出て来た事などが嫌気され18日には下値フシを切ってきた。半値引き上げまで行かぬまま結局1週間では往って来いとなったが、来週以降はここから切り返し直近高値フシを抜くのか、このまま続落して直近安値フシを切るのかで方向性は変わってくる。前者の場合目先陽転の芽が出て来るが、後者となった場合は空間が開いているだけに再陰転確認となってくる

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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