2018年11月03日(土)

霜月相場 [CFD]

【サマリー・10/29〜11/02】

 今週の日経平均は、週末の米株式が前日引け後に発表されたアマゾンやアルファベットの決算が市場の期待に届かなかった事で急反落していたものの、先週後半の急落に対する自律反発の流れが先行して週明けの寄り付きは反発してスタート、その後はマザーズ指数が早い段階で下げに転じると場味が一変し急速に下げに転じマイナス圏に沈んで前引け、上海総合指数の軟調ぶりが嫌気され後場も最後までプラス圏は維持出来ず再度マイナス圏に沈み3日続落して引けた。翌日はトランプ政権が来月に予定される中国の習近平国家主席との協議が難航した場合、新たな追加関税策を計画していると報じられ週明けの米株式が大幅続落していた事を受け寄り付きは続落してスタート、その後は好業績銘柄への押し目買いなどが入りプラス圏に浮上して前引け、後場は上海総合指数の反発や円相場の弱含みも追い風となってカバーが促進され上げ幅を広げ4日ぶりに急反発して引けた。週央はトランプ大統領が中国との貿易協定締結への自信を示した事が伝わり米中貿易摩擦への懸念が和らぎ米株式が急反発していた事を受け寄り付きは続伸してスタート、その後も好決算銘柄への買いから上げ幅を広げて前引け、後場に入ってからもこの地合いを継続させ上げ幅を広げて大幅続伸して引けた。翌日は10月ADP雇用統計が予想を上振れ複数の主要企業決算も好感された事で米株式は大幅続伸となっていたものの、1ドル113円割れとなった為替相場を受けたCME清算値に寄せる形で寄り付きは小反落してスタート、その後は前日の大幅続伸に対する利食い売りから下げ幅を広げて前引け、後場も指数寄与度の大きい通信株が揃って売られた事もあって下げ幅を広げ3日ぶりに急反落となった。週末はトランプ大統領が米中協議の進展を示唆した事で貿易摩擦への懸念が後退したほか、主要企業の決算も好感され米株式が大幅に3日続伸となった事を受け寄り付きは続伸してスタートしその後も上げ幅を広げて前引け、後場に入るとトランプ米大統領が中国との合意に向けた草案作りを指示したとの一部報道が伝わった事で急速に上げ幅を広げ急反発して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、前週末の米株式が急反落し米長期金利も低下していた事を受け円買い・ドル売りが優勢となり週明けは3日続伸してスタート、翌日はアジア主要株価指数の上昇などにより投資家の運用リスク回避の姿勢が和らぎ低金利調達通貨とされる円には売りが優勢となり円は反落、週央も日経平均の大幅続伸を受け低金利で投資資金の調達通貨となる円には売りが優勢となり続落となった。翌日は日経平均が急反落し、運用リスクを避ける目的で比較的低リスク通貨とされる円を買う動きが増え円は3日ぶりに反発となった。週末はトランプ米大統領が中国との合意に向けた草案作りを指示したとの一部報道が伝わった事で、米中貿易摩擦への懸念が後退し円売り・ドル買いが強まって円は反落となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で21,495円、次の下値フシは大引で21,044円となっているが、今週は上記の通りサウジアラビアを巡る地政学リスクで不安定な動きを続ける米株式や上海総合指数を嫌気し下値フシを五段下まで切ってきた。先週記では形状としては長大陰線に孕む形となっているのでここからあと一回ほど包む形を作成してくれば再陽転の芽も出て来ると書いたが、一気に直近の長大陰線の起点をも切ってしまったのでこのシナリオは当然ながら消滅となった。来週以降は今年3月に作成した二つの安値関門前に踏み止まれるかどうかこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は週末の米株式が前日引け後に発表されたアマゾンやアルファベットの決算が市場の期待に届かなかった事で急反落していた事などから週明けは3日続落してスタートとなったが、翌日は週明けの米株式が大幅続落していたものの上海総合指数の反発や円相場の弱含みが追い風となりカバーが促進され4日ぶりに急反発となり、週央31日もトランプ大統領が中国との貿易協定締結への自信を示した事が伝わり米中貿易摩擦への懸念が和らぎ米株式が急反発していた事を受け21,920.46円と大幅続伸し先ずは設定していた21,495円の上値フシを大きく抜いて来た。翌日1日は10月ADP雇用統計が予想を上振れ複数の主要企業決算も好感された事で米株式は大幅続伸となっていたものの、1ドル113円割れとなった為替相場や指数寄与度の大きい通信株が揃って売られた事もあって21,687.65円と3日ぶりに急反落となり新規設定された下値フシを切ってきたが、週末2日はトランプ大統領が米中協議の進展を示唆した事で貿易摩擦への懸念が後退したほか、トランプ米大統領が中国との合意に向けた草案作りを指示したとの一部報道も伝わった事で22,243.66円と急反発し新規設定された上値フシを抜いて今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け5日の日銀金融政策決定会合要旨、7日の9月景気先行指数速報値、8日の9月機械受注、9月貿易収支、10月景気ウォッチャー調査等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で22,474円次の下値フシは大引で22,004円となっているが、今週は上記の通りトランプ大統領が米中協議の進展を示唆したほか、中国との合意に向けた草案作りを指示したとの一部報道も伝わった事で米中貿易摩擦への懸念が後退し、10月24日以来の22,000円大台を回復し四段上の上値フシまで抜いて来た。週央までの上昇では直近の長大陰線の半値引き上げまで戻せなかったものの、あと切り返しに入りNY DOWやS&P500種と同様の波形を描いてきた。こちらは直近16日から引いた長大陰線の起点22,841.12円まで関門らしい関門は存在しない事で、来週以降はこれを目指した戻り継続となるのかどうかこの辺を注視しておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,630.50、次の下値フシは大引で1,571.49となっているが、今週は上記の通りサウジアラビアを巡る地政学リスクで不安定な動きを続ける米株式や上海総合指数を嫌気し下値フシを三段下まで切ってきた。曲がりなりにも戻り関門であった5月11日の1,795ポイントを上抜いた後だけに上下に穴を作成しながらのボックス相場移行になる可能性もと見ていたが、23日の下値フシ切りでは1,665ポイントの安値関門をも切ってしまい中勢の下落3波入りとなっていただけに、週末まで連日の年初来安値更新となったのも自然な流れというところか。ここから空間を埋めるまでの半値引き上げの戻りを演じた場合は再陽転の芽も出て来るがそのハードルは一波動で1,703ポイント以上と高い。」としたが、今週は週末の米株式が前日引け後に発表されたアマゾンやアルファベットの決算が市場の期待に届かなかった事で急反落していた事などから週明けは3日続落してスタートとなったが、翌日は週明けの米株式が大幅続落していたものの上海総合指数の反発や円相場の弱含みが追い風となりカバーが促進され4日ぶりに反発となり、週央31日もトランプ大統領が中国との貿易協定締結への自信を示した事が伝わり米中貿易摩擦への懸念が和らぎ米株式が急反発していた事を受け1,646.12と大幅続伸し先ずは設定していた1,630.50の上値フシを抜いて来た。翌日は10月ADP雇用統計が予想を上振れ複数の主要企業決算も好感された事で米株式は大幅続伸となっていたものの、1ドル113円割れとなった為替相場や指数寄与度の大きい通信株が揃って売られた事もあって3日ぶりに急反落となったが、週末はトランプ大統領が米中協議の進展を示唆した事で貿易摩擦への懸念が後退したほか、トランプ米大統領が中国との合意に向けた草案作りを指示したとの一部報道も伝わった事で急反発して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,675.50次の下値フシは大引で1,616.49となっているが、今週は上記の通りトランプ大統領が米中協議の進展を示唆したほか、中国との合意に向けた草案作りを指示したとの一部報道も伝わった事で米中貿易摩擦への懸念が後退し設定していた上値フシを抜いて来た。米株の戻しを背景にこちらも切り返しに入ったが先週記の通り半値引き上げの水準は1,703ポイントと遠い。米株式が来週以降も長大陰線の起点を目指し大幅続伸となった場合に連れてこちらもこのポイントを目指す事になるのかどうかこの辺を見ておきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で24,933.50ドル、次の下値フシは大引で24,442.49ドルとなっているが、今週は上記の通りサウジアラビアを巡る地政学リスクに主力の大手企業の決算が期待に届かなかった事が嫌気され下値フシを二段下まで切ってきた。先週記では空間を開けている事で来週以降このまま続落し直近の下値フシを割って来るとそこで陰転となってくると書いたが、果たして24日の下値フシ切りでは直近の下値フシをも割り込みこれで再陰転を確認、翌日の戻りから週末には再度反落となっているが前回同様に今回も上に空間を残している事で来週以降先に下値フシを切ってきた場合はS&P500種同様に2回目の再陰転が確認されるのでこの辺は注視しておきたい。」としたが、今週はトランプ政権が来月に予定される中国の習近平国家主席との協議が難航した場合、新たな追加関税策を計画していると報じられ週明けは大幅続落してのスタートとなったが、翌日はトランプ大統領が中国との貿易協定締結への自信を示した事が伝わり米中貿易摩擦への懸念が和らぎ急反発となり、週央31日も10月ADP雇用統計が予想を上振れ複数の主要企業決算も好感された事で25,115.76ドルと大幅続伸となり、先ずは設定していた24,933.50ドルの上値フシを抜いて来た。翌日1日もトランプ大統領が米中協議の進展を示唆した事で貿易摩擦への懸念が後退したほか主要企業の決算も好感され25,380.74ドルと大幅に3日続伸し更に一段上のフシも抜いてきたが、週末は10月の雇用統計においてNFPが大きく上振れた事を受け米10年債利回りが10月10日以来の高値水準となった事を嫌気し急反落して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け5日の米10月PMI改定値、米10月ISM非製造業景況指数、8日の米週間新規失業保険申請件数、週末9日の米10月PPI、11月ミシガン大学消費者態度指数速報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で25,633.50ドル次の下値フシは大引で25,128.49ドルとなっているが、今週は上記の通りトランプ大統領が米中協議の進展を示唆したほか、中国との合意に向けた草案作りを指示したとの一部報道も伝わった事で米中貿易摩擦への懸念が後退し二段上の上値フシまで抜いて来た。先週記では「〜前回同様に今回も上に空間を残している事で来週以降先に下値フシを切ってきた場合はS&P500種同様に2回目の再陰転が確認される〜」としたが、週明けの大幅続落では24,442.92ドルと24,442.49ドルまであと43セントと首の皮一枚で繋がった。その後切り返しS&P500種と同様の戻りを演じており直近16日から引いた長大陰線の起点25,798.42ドルまで関門らしい関門は存在しない事で、来週以降はこれを目指した戻り継続となるのかどうかこの辺を注視しておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,684.50、次の下値フシは大引で2,633.49となっているが、今週は上記の通りサウジアラビアを巡る地政学リスクに主力の大手企業の決算が期待に届かなかった事が嫌気され下値フシを五段下まで切ってきた。先週記では空間を開けている事で来週以降このまま続落し直近の下値フシを割って来るとそこで陰転となってくると書いたが、果たして24日の下値フシ切りでは直近の下値フシをも割り込みこれで再陰転を確認、翌日の戻りから週末には再度反落となっており辛うじて再陰転を免れているが、前回同様に今回も上に空間を残している事で来週以降先に下値フシを切ってきた場合はDOW同様に2回目の再陰転が確認されるのでこの辺は注視しておきたい。」としたが、今週はトランプ政権が来月に予定される中国の習近平国家主席との協議が難航した場合、新たな追加関税策を計画していると報じられ週明けは大幅続落してのスタートとなったが、翌日はトランプ大統領が中国との貿易協定締結への自信を示した事が伝わり米中貿易摩擦への懸念が和らぎ急反発となり、週央31日も10月ADP雇用統計が予想を上振れ複数の主要企業決算も好感された事で2,711.74と大幅続伸となり、先ずは設定していた2,684.50の上値フシを抜いて来た。翌日1日もトランプ大統領が米中協議の進展を示唆した事で貿易摩擦への懸念が後退したほか主要企業の決算も好感され2,740.37と大幅に3日続伸し更に一段上のフシも抜いてきたが、週末は10月の雇用統計においてNFPが大きく上振れた事を受け米10年債利回りが10月10日以来の高値水準となった事を嫌気し急反落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,766.50次の下値フシは大引で2,713.49となっているが、今週は上記の通りトランプ大統領が米中協議の進展を示唆したほか、中国との合意に向けた草案作りを指示したとの一部報道も伝わった事で米中貿易摩擦への懸念が後退し三段上の上値フシまで抜いて来た。こちらは今週のDAXのように戻りで半値引き上げまで戻さなかったものの、先の安値フシを死守した後に直近高値フシを抜く戻りを演じており直近16日から引いた長大陰線の起点2,810ポイントまで関門らしい関門は存在しない事で、来週以降はこれを目指した戻り継続となるのかどうかこの辺を注視しておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で11,385.50、次の下値フシは大引で11,162.49となっているが、今週は上記の通り地政学リスクやイタリア財政問題燻るなかアナリストらによる主力企業の目標株価引き下げの動きもあり下値フシを二段下まで切ってきた。先週は半値引き上げさえ適わなかったが、今月10日の下値フシ切りでは11,800台の安値関門を切って中勢の下落3波入りとなっていただけに今週の2016年12月中旬以来、約1年10か月ぶりの安値水準まで値を沈めるのも自然な流れというところか。自動車メーカーの主要市場である中国の経済減速やサウジアラビアを巡る地政学リスクやイタリアの財政問題の先行き懸念も台頭するなか、これらを何所まで値幅で織り込んでゆくのかこの辺を来週以降も見ておこう。」としたが、今週は中国当局が自動車購入にかかる税率の引き下げを検討しているとの一部報道をきっかけ、にフォルクスワーゲンやコンチネンタルなどの自動車関連が大幅高となり週明けは急反発してスタート、翌日は第3四半期の利益が市場予想を下回った事でルフトハンザグループが大幅安となり、通年の業績見通しを据え置いた日用品大手バイヤスドルフの下げも目立った事もあって反落となったが、週央31日は世界の主要株式市場が上昇し投資家のリスク選好意欲が高まった事などで化学・医薬大手メルクやオンライン決済サービス大手ワイヤカードが大幅高となり11,447.51と急反発し、先ずは設定していた11,385.50の上値フシを抜いて来た。翌日も航空のルフトハンザグループやドイツ銀行等の上げから小幅続伸し、週末も前日に続いて航空のルフトハンザグループが続伸したほか素材大手コベストロの上昇などから3日続伸して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で11,561.50次の下値フシは大引で11,334.49となっているが、今週は上記の通りトランプ大統領が米中協議の進展を示唆したほか、中国との合意に向けた草案作りを指示したとの一部報道も伝わった事で米中貿易摩擦への懸念が後退し設定していた上値フシを抜いて来た。今週は日米の株価上昇を背景に戻りを入れたが直近で再陰転しているだけに半値引き上げまでは戻れず、依然空間を空けている事で来週以降は先ずは半値引き上げまで戻せるのか、それとも再度反落に向かい直近安値フシを切って再陰転してしまうのかどうかこの辺を見ておきたい。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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