2018年11月10日(土)

米ねじれ議会誕生 [CFD]

【サマリー・11/05〜11/09】

 今週の日経平均は、10月の米雇用統計においてNFPが大きく上振れた事を受けた米10年債利回りが10月10日以来の高値水準となった事を嫌気した先週末の米株式が急反落していた事を受け、週明けの寄り付きは急反落してスタートしその後は安値揉み合いからやや下げ渋って前引け、指数寄与度の高い銘柄が急落した事も響いて後場も安値低迷し急反落して引けた。翌日は週明けの米株式が金融株や保険株等の堅調から反発していた事を受け、寄り付きは反発してスタートしその後も先物への買いなどから上げ幅を広げて前引け、後場もトヨタが業績上方修正などから強含みとなった事などで一段高となり急反発して引けた。週央は中国高官がトランプ政権との協議継続を表明し米中貿易摩擦の解決に向けた期待感から米株式が続伸していた事を受け寄り付きは小幅続伸してスタート、その後は米中間選挙の結果速報を睨みながら乱高下の末に大幅続伸して前引け、後場に入ると下院では野党・民主党が過半数の議席を奪還するとの見通しが伝わった事で急速に値を削ってマイナス圏に沈み反落して引けた。翌日は米中間選挙が大方の予想通り共和党が上院過半数議席を維持する一方、民主党が下院支配する結果となった事で先行き不透明感が払拭された事から米株式が大幅続伸となっていた事を受け寄り付きは急反発してスタート、その後も買戻しの動きが先行し高値圏を維持して前引け、後場は22,500円の壁を意識しつつも高値圏は維持し急反発して引けた。週末は米株式が小幅続伸となっていたものの昨日の急反発に対する利食い売りなどもあって寄り付きは小反落してスタート、その後は上海総合指数への警戒感などを背景に弱含みとなり下げ幅を広げて前引け、後場は安値揉み合いが続き急反落して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、前週末発表の米雇用統計を材料にFRBによる利上げ継続が改めて意識され、日米金利差拡大を見込んだ円売り・ドル買いが出て週明けは続落してスタート、翌日は日経平均の急反発を背景にリスクを取って円を売る動きが優勢となり円は3日続落となった。週央は米中間選挙でねじれ議会となる見通しを受け、米経済政策の先行き不透明感からリスク回避の円買い・ドル売りが優勢となって円は4営業日ぶりに反発となった。翌日は日経平均が急反発した事を受けて投資家のリスク選好姿勢が強まり、低金利で投資資金の調達通貨となり易い円を売る動きが強まり円は反落し、週末もFRBが公表したFOMC声明から年内の追加利上げの見方が強まり円売り・ドル買いを促し円は続落となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で22,474円、次の下値フシは大引で22,004円となっているが、今週は上記の通りトランプ大統領が米中協議の進展を示唆したほか、中国との合意に向けた草案作りを指示したとの一部報道も伝わった事で米中貿易摩擦への懸念が後退し、10月24日以来の22,000円大台を回復し四段上の上値フシまで抜いて来た。週央までの上昇では直近の長大陰線の半値引き上げまで戻せなかったものの、あと切り返しに入りNY DOWやS&P500種と同様の波形を描いてきた。こちらは直近16日から引いた長大陰線の起点22,841.12円まで関門らしい関門は存在しない事で、来週以降はこれを目指した戻り継続となるのかどうかこの辺を注視しておきたい。」としたが、今週は10月の米雇用統計においてNFPが大きく上振れた事を受けた米10年債利回りが10月10日以来の高値水準となった事を嫌気した先週末の米株式が急反落していた事を受け週明け5日は21,898.99円と急反落してスタートし早速設定していた22,004円の下値フシを切ってきた。翌日6日は週明けの米株式が金融株や保険株等の堅調から反発していた事や、トヨタの業績上方修正発表などから22,147.75円と急反発し一転して新規設定された上値フシを抜いて来た。週央は米株式が続伸していたものの、米中間選挙の結果速報で下院では野党・民主党が過半数の議席を奪還するとの見通しが伝わった事で反落したが、翌日8日は米中間選挙が大方の予想通り共和党が上院過半数議席を維持する一方、民主党が下院支配する結果となった事で先行き不透明感が払拭された事から米株式が大幅続伸となっていた事を受け22,486.92円と急反発し更に一段上の上値フシも抜いて来たが、週末9日は米株式が小幅続伸となっていたものの昨日の急反発に対する利食い売りや、アジア主要株式市場が総じて軟調展開となった事を受け22,250.25円と急反落し新規設定されていた下値フシを切って今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け12日の10月国内企業物価指数、14日の7-9月期四半期実質GDP速報値、9月第三次産業活動指数、9月鉱工業生産指数確報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で22,485円次の下値フシは大引で22,014円となっているが、今週は上記の通り米雇用統計や米中間選挙の動向を睨みながら乱高下となった末に往って来いの週となった。この過程で特殊チャートは空間無しのきれいな段上げ型を作成してきたが、週末の下値フシ取りでは僅かながら下に空間を残した事で来週以降切り返して今回設定した上値フシの少し上にある22,505円のフシを先に抜いてくるとそこで再陽転を確認、先に下値フシを切って来るなら段上げ作成継続となるのでこの辺を来週以降も見てゆきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,675.50、次の下値フシは大引で1,616.49となっているが、今週は上記の通りトランプ大統領が米中協議の進展を示唆したほか、中国との合意に向けた草案作りを指示したとの一部報道も伝わった事で米中貿易摩擦への懸念が後退し設定していた上値フシを抜いて来た。米株の戻しを背景にこちらも切り返しに入ったが先週記の通り半値引き上げの水準は1,703ポイントと遠い。米株式が来週以降も長大陰線の起点を目指し大幅続伸となった場合に連れてこちらもこのポイントを目指す事になるのかどうかこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は10月の米雇用統計においてNFPが大きく上振れた事を受けた米10年債利回りが10月10日以来の高値水準となった事を嫌気した先週末の米株式が急反落していた事を受け週明けは急反落してスタート、翌日は週明けの米株式が金融株や保険株等の堅調から反発していた事や、トヨタの業績上方修正発表などから急反発し、週央は米株式が続伸していたものの米中間選挙の結果速報で下院では野党・民主党が過半数の議席を奪還するとの見通しが伝わった事で反落したが、翌日8日は米中間選挙が大方の予想通り共和党が上院過半数議席を維持する一方、民主党が下院支配する結果となった事で先行き不透明感が払拭された事から米株式が大幅続伸となっていた事を受け1,681.25と急反発となり設定していた1,675.50の上値フシを抜いて来たが、週末は米株式が小幅続伸となっていたものの昨日の急反発に対する利食い売りや、アジア主要株式市場が総じて軟調展開となった事を受け反落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,710.50次の下値フシは大引で1,651.49となっているが、今週は上記の通り米中間選挙が大方の予想通りの結果となった事で先行き不透明感が払拭され米株式が大幅高となった事から設定していた上値フシを抜いて来た。もうひと伸びで半値引き上げというところで、そうなれば同時に空間も埋めてきたのだが今週は一歩及ばず。というワケで来週以降は今回設定した上値フシを抜けば自動的に半値引き上げ水準である1,703ポイントをも同時に達成する事となり、同時に孕み型になってくる事で再陽転の素地も出来て来るということになる。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で25,633.50ドル、次の下値フシは大引で25,128.49ドルとなっているが、今週は上記の通りトランプ大統領が米中協議の進展を示唆したほか、中国との合意に向けた草案作りを指示したとの一部報道も伝わった事で米中貿易摩擦への懸念が後退し二段上の上値フシまで抜いて来た。先週記では「〜前回同様に今回も上に空間を残している事で来週以降先に下値フシを切ってきた場合はS&P500種同様に2回目の再陰転が確認される〜」としたが、週明けの大幅続落では24,442.92ドルと24,442.49ドルまであと43セントと首の皮一枚で繋がった。その後切り返しS&P500種と同様の戻りを演じており直近16日から引いた長大陰線の起点25,798.42ドルまで関門らしい関門は存在しない事で、来週以降はこれを目指した戻り継続となるのかどうかこの辺を注視しておきたい。」としたが、今週は金融株や保険株等の堅調が牽引して週明けは反発してスタート、翌日6日も中国高官がトランプ政権との協議継続を表明し米中貿易摩擦の解決に向けた期待感から25,635.01ドルと続伸し、先ずは設定していた25,633.50ドルの上値フシを抜いてきた。週央7日も米中間選挙が大方の予想通り共和党が上院過半数議席を維持する一方、民主党が下院支配する結果となった事で先行き不透明感が払拭された事で26,191.22ドルと大幅続伸し更に一段上のフシも大きく抜いて来た。翌日も小幅続伸となったが、週末は原油相場の続落や世界経済の減速懸念が重しとなりFANG株の軒並み安などから急反落して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、13日の米10月月次財政収支、14日の米10月CPI、15日の米週間新規失業保険申請件数、米10月小売売上高、11月ニューヨーク連銀製造業景気指数、11月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米9月企業在庫、週末16日の米10月鉱工業生産指数、米10月設備稼働率等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で26,440.50ドル次の下値フシは大引で25,919.49ドルとなっているが、今週は上記の通り米中貿易摩擦の解決に向けた期待感や、米中間選挙が大方の予想通りの結果となり先行き不透明感が払拭された事で上値フシを三段上まで抜いて来た。先週記では「〜直近16日から引いた長大陰線の起点25,798.42ドルまで関門らしい関門は存在しない事で、来週以降はこれを目指した戻り継続となるのかどうか〜」と書いておいた通り、このシナリオは7日の大幅続伸で軽く達成することとなったが、来週以降も次の高値関門である10月1日の26,651ドルまで一気に伸びるのか、若しくは一服に入るのかどうかこの辺を見ておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,766.50、次の下値フシは大引で2,713.49となっているが、今週は上記の通りトランプ大統領が米中協議の進展を示唆したほか、中国との合意に向けた草案作りを指示したとの一部報道も伝わった事で米中貿易摩擦への懸念が後退し三段上の上値フシまで抜いて来た。こちらは今週のDAXのように戻りで半値引き上げまで戻さなかったものの、先の安値フシを死守した後に直近高値フシを抜く戻りを演じており直近16日から引いた長大陰線の起点2,810ポイントまで関門らしい関門は存在しない事で、来週以降はこれを目指した戻り継続となるのかどうかこの辺を注視しておきたい。」としたが、今週は金融株や保険株等の堅調が牽引して週明けは反発してスタート、翌日も中国高官がトランプ政権との協議継続を表明し米中貿易摩擦の解決に向けた期待感から続伸となり、週央7日も米中間選挙が大方の予想通り共和党が上院過半数議席を維持する一方、民主党が下院支配する結果となった事で先行き不透明感が払拭された事で2,813.89と大幅続伸し先ずは設定していた2,766.50の上値フシを大きく抜いてきた。翌日はエネルギーやコミュニケーション株の軟調から4日ぶりに反落となり、週末9日も原油相場の続落や世界経済の減速懸念が重しとなりFANG株の軒並み安などから2,781.01と急反落し新規設定されていた下値フシを切って今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,807.50次の下値フシは大引で2,754.49となっているが、今週は上記の通り米中間選挙が大方の予想通りの結果となり先行き不透明感が払拭された事で上値フシを抜いたが、世界経済の減速懸念が重しとなり週末には下値フシを切ってきた。先週記では「〜直近16日から引いた長大陰線の起点2,810ポイントまで関門らしい関門は存在しない事で、来週以降はこれを目指した戻り継続となるのかどうか〜」と書いておいたが、このシナリオ通り今週は7日に2,815.15の高値まであり直近長大陰線の起点2,810ポイント超え達成となった。あと週末には反落となったが、空間を十分に有している事で来週以降は切り返し直近高値フシを抜いて再陽転となるのか、このまま続落して半値引けまで押してしまうのかどうかこの辺を見ておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で11,561.50、次の下値フシは大引で11,334.49となっているが、今週は上記の通りトランプ大統領が米中協議の進展を示唆したほか、中国との合意に向けた草案作りを指示したとの一部報道も伝わった事で米中貿易摩擦への懸念が後退し設定していた上値フシを抜いて来た。今週は日米の株価上昇を背景に戻りを入れたが直近で再陰転しているだけに半値引き上げまでは戻れず、依然空間を空けている事で来週以降は先ずは半値引き上げまで戻せるのか、それとも再度反落に向かい直近安値フシを切って再陰転してしまうのかどうかこの辺を見ておきたい。」としたが、今週はタイヤ大手コンチネンタル、半導体大手インフィニオンテクノロジーズ、素材大手コベストロ等の下落を受け週明けは4日ぶりに小反落してスタート、翌日もアナリストが投資判断を引き下げた事で下落した電力大手エーオンなどが主導し小幅続落となったが、週央7日は米中間選挙の結果では透析医療費などのヘルスケアに影響を及ぼさないとの見方から透析器大手フルゼニウス・メディカル・ケアの上昇などから11,579.10と3日ぶりに反発し、先ずは設定していた11,561.50の上値フシを抜いて来た。翌日は前日に上昇したフルゼニウス・メディカル・ケアがアナリストによる目標価格の引き下げなどが響いて反落となったが、週末はアナリストが目標株価の引き上げを行った保険のアリアンツの大幅高などから小反発して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で11,693.50次の下値フシは大引けで11,464.49となっているが、今週は上記の通りアナリストの投資判断などを睨みながら一部銘柄の堅調で上値フシを抜いて来た。先週記では「〜来週以降は先ずは半値引き上げまで戻せるのか、それとも再度反落に向かい直近安値フシを切って再陰転してしまうのかどうかこの辺を見ておきたい。」と書いたが今週の戻りで一先ずは半値引き上げを達成、とはいえ直近の高値フシまでは抜けず日米比では戻りの鈍さは否めない。今週はアナリスト評価に一喜一憂の銘柄が多かったが、先にダイムラー等もEBITが前年水準を大幅に下回るとの見通しを示し利益に関する警告は過去4ヵ月で2回目。ドイツ政府が厳格化しているディーゼル車規制など主力銘柄は燻る問題を内包している。

Posted by 雲遊

ページのトップへ ページのトップへ

広告

プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

検索


カテゴリーリスト

タグリスト

最近の記事

広告


RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2010 CapitalF Co.,Ltd. All rights reserved.