2018年11月24日(土)

ブラックフライデーからサイバーマンデーへ [CFD]

【サマリー・11/19〜11/22】

 今週の日経平均は、トランプ大統領が貿易摩擦を巡る中国との合意実現に楽観的な姿勢を示した事から先週末の米株式は続伸していたものの、APEC首脳会議で議長国が首脳宣言の採択を断念する異例の事態となった事で為替も円高に振れ週明けの寄り付きは小幅続落してスタート、その後はハイテクセクターの一角にカバーの動きが見られた事でスルスルト上昇し前引け、後場も揉み合いながらも概ね堅調推移し3日ぶりに反発して引けた。翌日は主要メディアによるハイテク大手へのネガティブ報道が相次ぎ、11月NAHB住宅市場指数も大きく落ち込んだ事で週明けの米株式が急反落していた事を受け寄り付きは急反落してスタートしその後はやや下げ渋って前引け、後場に入ると上海総合指数の下落が嫌気されて安値低迷し急反落して引けた。週央は10月住宅着工件数が予想を下振れた上に、小売大手も決算が冴えなかった事を嫌気し大幅続落となった米株式を受け寄り付きは大幅続落してスタート、その後は円相場の上昇一服や上海総合指数の下げ渋りと共に下げ幅を縮小させて前引け、後場もこれに加えて日銀によるETF買い入れ観測も下支えとなり下げ幅を縮めたが続落して引けた。翌日は米株式が僅かに続落していたもののCME清算値に鞘寄せする格好で寄り付きは反発してスタート、その後は円安一服に上海総合指数の戻りの鈍さが意識されマイナス圏に沈んで前引け、後場は明日からの国内連休入りや米感謝祭を控えたショートカバーも入り再度プラス圏に浮上した後も上げ幅を拡大させ3日ぶりに反発して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、米国の利上げペースが鈍化するとの観測から日米金利差が拡大するとの見方が後退し週明けは5日続伸してスタート、翌日も週明けの米株式や20日の日経平均が急反落となった事を受けて投資家の運用リスク回避姿勢が強まり円は6日続伸となった。週央は原油相場安を切っ掛けに資源国通貨売り・ドル買いが活発化し連れて対円でも優勢となって円は反落、翌日も三連休を前に投資家からの持ち高調整の円売り・ドル買いが出て円は続落となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で22,035円、次の下値フシは大引で21,584円となっているが、今週は上記の通りマレーシア政府系投資会社を巡る巨額不正事件への関与が取りざたされたゴールドマン・サックスや、サプライヤーの業績見通し引き下げからアップルなどの主力が急落した事から全般軟調展開を強いられた。先週記では「〜僅かながら下に空間を残した事で来週以降切り返して今回設定した上値フシの少し上にある22,505円のフシを先に抜いてくるとそこで再陽転を確認、先に下値フシを切って来るなら段上げ作成継続となる。」としたが、今週の下値フシ取りでは直近の下値フシを割り込みこれまで空間の無い段上げで上穴を作成していた事で目先陰転となった。次の下値関門は先月25日に付けた21,270円となっているが、来週以降はこれを舐めに行くのかどうかこの辺を見ておきたい。」としたが、今週はトランプ大統領が貿易摩擦を巡る中国との合意実現に楽観的な姿勢を示した事から先週末の米株式が続伸していた事を受け週明けは3日ぶりに反発してのスタートとなったが、翌日20日は主要メディアによるハイテク大手へのネガティブ報道が相次ぎ、11月NAHB住宅市場指数も大きく落ち込んだ事で週明けの米株式が急反落していた事を受け21,583.12円と急反落し先ずは設定していた21,584円の下値フシを切ってきた。週央も10月住宅着工件数が予想を下振れた上に小売大手も決算が冴えなかった事を嫌気し大幅続落となった米株式を受け続落となったが、翌日は米株式が僅かに続落していたもののCME清算値への鞘寄せや国内連休入りに米感謝祭を控えたショートカバーも入り3日ぶりに反発して今週の取引を終えることとなった。
 来週の注目指標としては、週明け26日の9月景気先行指数改定値、27日の10月企業向けサービス価格指数、29日の10月小売業販売額、10月百貨店・スーパー販売額、30日の10月失業率、10月有効求人倍率、10月鉱工業生産指数速報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で21,805円次の下値フシは大引で21,354円となっているが、今週は上記の通り感謝祭を控え閑散商いのなかハイテクセクターの軒並み安で米株式が軟調展開を強いられた事が影響し、設定した下値フシを切ってきた。先週は13日の下値フシ切りで目先陰転を確認していたが更に陰線を下に伸ばして来た。この下げで先月25日に付けた目先の下値関門に急接近となったが、来週以降この関門を割らずに持ちこたえるのかまたはこれを割ってしまうのかこの辺を先ずは見ておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,667.50、次の下値フシは大引で1,622.49となっているが、今週は上記の通りマレーシア政府系投資会社を巡る巨額不正事件への関与が取りざたされたゴールドマン・サックスや、サプライヤーの業績見通し引き下げからアップルなどの主力が急落した事から全般軟調展開を強いられた。先週はあと一歩で半値引き上げというところまで来たが未達で反落に向かい、特殊チャートの形状としてはNY DOWの丁度真逆の型を描いてきている。という事で来週以降はこのまま陰線を下に伸ばし直近下値フシを切ればそこで再陰転を確認、切り返して直近高値フシを抜いた場合はその後の反落場面で下値固めから再陽転の素地を作成できるかどうかこの辺に注目しておきたい。」としたが、今週はトランプ大統領が貿易摩擦を巡る中国との合意実現に楽観的な姿勢を示した事から先週末の米株式が続伸していた事を受け週明けは3日ぶりに反発してのスタートとなったが、翌日は主要メディアによるハイテク大手へのネガティブ報道が相次ぎ、11月NAHB住宅市場指数も大きく落ち込んだ事で週明けの米株式が急反落していた事を受け反落し、週央も10月住宅着工件数が予想を下振れた上に小売大手も決算が冴えなかった事を嫌気し大幅続落となった米株式を受け続落、翌日は米株式が僅かに続落していたもののCME清算値への鞘寄せや国内連休入りに米感謝祭を控えたショートカバーも入り3日ぶりに反発となったが、結局上下何れのフシも取らず終いであった。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週もまた現在値から次の上値フシは大引で1,667.50次の下値フシも大引で1,622.49とするが、今週は上記の通り感謝祭を控え閑散商いのなかハイテクセクターの軒並み安で米株式が軟調展開を強いられた事が影響しこちらも全般軟調展開となったがフシ目は取らず終いであった。というワケで来週以降はこのまま陰線を下に伸ばし直近下値フシを切ればそこで再陰転を確認、切り返して直近高値フシを抜いた場合はその後の反落場面で下値固めから再陽転の素地を作成できるかどうかこの辺に引き続き注目しておきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で25,666.50ドル、次の下値フシは大引で25,159.49ドルとなっているが、今週は上記の通りマレーシア政府系投資会社を巡る巨額不正事件への関与が取りざたされたゴールドマン・サックスや、サプライヤーの業績見通し引き下げからアップルなどの主力が急落した事から全般軟調展開を強いられた。先週記では「〜次の高値関門である10月1日の26,651ドルまで一気に伸びるのか、若しくは一服に入るのかどうかこの辺を見ておきたい。」としたが、今週はS&P500種同様に直近で引いた長大陽線の半値引けまで押しを入れて来た。共に形状が同一だがこちらは週末の反発で上値フシを抜いている事で来週以降このまま陽線を伸ばし直近高値フシを抜いて来れば再陽転となるが、先に反落に向かい直近下値フシを割り込むようだとそこで再陰転となってしまうのでその辺は注意しておきたい。」としたが、今週は主要メディアによるハイテク大手へのネガティブ報道が相次ぎ、11月NAHB住宅市場指数も大きく落ち込んだ事で週明け19日は25,017.44ドルと急反落してスタートし早速設定していた25159.49ドルの下値フシを切ってきた。翌日20日も10月住宅着工件数が予想を下振れた上に小売大手も決算が冴えなかった事を嫌気し24,465.64ドルと大幅続落し更に二段下のフシまで切り週央も感謝祭の祝日を控えた閑散取引で上値も限られ小幅続落、感謝祭を挟んで週末も原油相場の急落やFANG銘柄の軒並み安を受け大幅続落して今週の取引を終えることとなった。
 来週の注目指標としては、27日の9月ケース・シラー米住宅価格指数、米11月消費者信頼感指数、28日の米7-9月期GDP改定値、米10月新築住宅販売件数、11付きリッチモンド連銀製造業指数、FRB議長発言、29日の米週間新規失業保険申請件数、米10月個人所得・支出、FOMC議事録要旨、週末30日の11月シカゴ購買部協会景気指数等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で24,709.50ドル次の下値フシは大引で24,222.49ドルとなっているが、今週は上記の通り週明けからハイテク大手へのネガティブ報道が相次いだ事で下値フシを三段下まで切ってきた。先週記では「〜週末の反発で上値フシを抜いている事で来週以降このまま陽線を伸ばし直近高値フシを抜いて来れば再陽転となるが、先に反落に向かい直近下値フシを割り込むようだとそこで再陰転となってしまう。」としたが、週明けの続く翌日20日の下値フシ割れでは直近の下値フシを割り込みこれで再陰転を確認となった。感謝祭の週では主要3指数が揃って2011年以来の下落率を記録することとなったが、この再陰転で一気に先月29日に付けた目先の下値関門に急接近となったが、来週以降この関門を割らずに持ちこたえるのかまたはこれを割ってしまうのかこの辺を先ずは見ておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,752.50、次の下値フシは大引で2,699.49となっているが、今週は上記の通り今週はマレーシア政府系投資会社を巡る巨額不正事件への関与が取りざたされたゴールドマン・サックスや、サプライヤーの業績見通し引き下げからアップルなどの主力が急落した事から全般軟調展開を強いられ下値フシを切ってきた。先週記では「〜来週以降は切り返し直近高値フシを抜いて再陽転となるのか、このまま続落して半値引けまで押してしまうのかどうか〜」としたが、週明け早々の下値フシ割れで半値引け水準である2,736ポイントを切ってきた。それでもなお空間を残している事で来週以降切り返して直近高値フシを抜いて来れば再陽転となるが、上値フシを抜く切り返しを見せてもその後の反落で直近下値フシを割り込むようだとそこで再陰転となってしまうのでその辺は注意しておきたい。」としたが、今週は主要メディアによるハイテク大手へのネガティブ報道が相次ぎ、11月NAHB住宅市場指数も大きく落ち込んだ事で週明け19日は2,690.73と急反落してスタートし早速設定していた2,699.49の下値フシを切ってきた。翌日20日も10月住宅着工件数が予想を下振れた上に小売大手も決算が冴えなかった事を嫌気し2,641.89と大幅続落し更に一段下のフシまで切ったが、週央は8業種が上昇し3日ぶりに反発、感謝祭を挟んで週末は原油相場の急落やFANG銘柄の軒並み安を受け再度急反落して今週の取引を終えることとなった。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,667.50次の下値フシは大引で2,616.49となっているが、今週は上記の通り週明けからハイテク大手へのネガティブ報道が相次いだ事で下値フシを三段下まで切ってきた。先週記では「〜なお空間を残している事で来週以降切り返して直近高値フシを抜いて来れば再陽転となるが、上値フシを抜く切り返しを見せてもその後の反落で直近下値フシを割り込むようだとそこで再陰転となってしまう。」としたが、今週の大幅安で直近下値フシを切りこれで再陰転を確認。ただ包みを形成しつつあるDAXとは逆に孕みを形成しており、先ずはここから半値引き上げまで戻せるかどうかこの辺を来週以降は見ておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で11,466.50、次の下値フシは大引で11,241.49となっているが、今週は上記の通り主力株の需要低迷懸念やM&Aに関する疑義で前半から弱く総じて弱保ち合い推移となった。依然として下値での軟調展開を強いられているが、今週の下値フシ取りでは辛うじて直近下値フシを切らずに踏み止まっておりこのまま都合よく孕み型を利用し直近上値フシを抜くか、若しくは狭いレンジだが更に孕みを重ねるかすると目先陽転の芽も出て来る。外部環境は2ヵ月連続でマイナスとなった欧州新車販売台数など逆風が続くがこれら織り込まれてくるかどうか来週以降も注視しておきたい。」としたが、今週はオンライン決済大手ワイヤーカードの急落や医療機器大手フルゼニウス、IT大手SAPの大幅安などから週明けは4日続落してスタート、翌日20日もイタリアの財政不安を背景に欧州株全体に売りが広がる中を通年の利益見通しを引き下げた素材大手コベストロの急落や、ザラバで史上最安値を付けたドイツ銀行の下げ等が足を引っ張り11,066.41と大幅続落し先ずは設定していた11,241.49の下値フシを切ってきた。週央21日は前日に急落した素材大手コベストロの反発や米同業大手が買われた事で半導体大手インフィニオンテクノロジーズも大幅高となった事で11,244.17と6営業日ぶりに反発し一転して新規設定された上値フシを抜いたが、翌日は電力大手エーオンの続落や、素材メーカー大手コベストロも再度急反落したことを受けて急反落、週末は航空のルフトハンザグループや医薬・化学大手メルクの上昇などを受け反発して今週の取引を終えることとなった。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で11,355.50次の下値フシは大引で11,132.49となっているが、今週は上記の通りイタリアの財政不安を背景に欧州株全体に売りが広がる中を個別の弱さが目立ち下値フシを切ったあとやや戻して終わった。先週記では「〜このまま都合よく孕み型を利用し直近上値フシを抜くか、若しくは狭いレンジだが更に孕みを重ねるかすると目先陽転の芽も出て来る。」と書いたが、今週の下げで何れのシナリオも実現せず再度レンジを一段と切り下げた。ここから直近高値フシを先に抜いても先週までの孕み型から今度は包み型に転換する事になるのでこの辺は引き続き注視しておきたいところ。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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