2018年12月01日(土)

師走相場 [CFD]

【サマリー・11/26〜11/30】

 今週の日経平均は、先週末の米株式が原油相場の急落やFANG銘柄の軒並み安を受け大幅続落となっていたものの、2025年万博が大阪に決定した事等が好感され週明けの寄り付きは僅かに続伸してスタート、その後は弱含む場面もあったものの改めて大阪万博決定が材料視され上げ幅を広げて前引け、後場も円相場の弱含みなどを背景に高値圏での推移となり続伸して引けた。翌日は年末商戦の皮切りとなるブラックフライデーに、インターネット通販売上高が前年比24%増になったと伝わった事が好感された週明けの米株式が急反発となっていた事を受け寄り付きは続伸してスタート、その後は時間外取引において米アップルが売られた事などから値を削って前引け、後場はアジア株が概ね堅調だった事が好感され再度切り返して上昇し3日続伸して引けた。週央は国家経済会議委員長が全ての事務方が中国と綿密に交渉を行っている等の発言を好感し米株式が続伸していた事を受け、寄り付きは続伸してスタートしその後も円安推移を背景に上げ幅を広げて前引け、後場も上海総合指数の上昇を背景に高値圏で推移し大幅に4日続伸して引けた。翌日はFRB議長講演において足元の金利水準が中立を僅かに下回るとの考えが示された事から金利先高感が後退、これにより米株式が大幅続伸となった事を受け寄り付きは大幅続伸してスタート、その後は上海総合指数などを睨みながら上げ渋る展開で前引け、その上海総合指数が反落した事を背景に後場は上げ幅を縮小したものの5日続伸して引けた。週末は米中首脳会談への懐疑的な見方が広がった事で米株式は4日ぶりに反落していたものの、寄り前発表の10月鉱工業生産指数が市場予想を上回った事もあって寄り付きは小幅続伸してスタート、その後は中国11月PMI低下を受けて弱含み推移となりマイナス圏に沈んで前引け、後場は上海総合指数の堅調推移を受けてやや強含みとなり6日続伸して今週の取引を終えることとなった。
 円相場は、日経平均の上昇や国内輸入企業からの円売り・ドル買いも進み週明けは続落してスタート、翌日も週明けの米株高に続いて日経平均も上昇した事で投資家心理が改善、低金利で調達通貨とされる円を売ってドルを買う動きが強まり円は4日続落と、週央もFRB副議長の講演内容が市場の想定ほど利上げに慎重ではなかったとの見方が出て円の重荷となり円は5日続落となった。翌日はFRB議長講演を切っ掛けに米利上げが早期の打ち止めになるとの観測が広がり、米長期金利が時間外取引で低下すると円買いが膨らみ円は6営業日ぶりに反発となった。週末は米中首脳会談で貿易問題を巡り何らかの進展があるのではないかとの期待から円売り・ドル買いが活発化し円は再度反発となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で21,805円、次の下値フシは大引で21,354円となっているが、今週は上記の通り感謝祭を控え閑散商いのなかハイテクセクターの軒並み安で米株式が軟調展開を強いられた事が影響し、設定した下値フシを切ってきた。先週は13日の下値フシ切りで目先陰転を確認していたが更に陰線を下に伸ばして来た。この下げで先月25日に付けた目先の下値関門に急接近となったが、来週以降この関門を割らずに持ちこたえるのかまたはこれを割ってしまうのかこの辺を先ずは見ておきたい。」としたが、今週は先週末の米株式が原油相場の急落やFANG銘柄の軒並み安を受け大幅続落となっていたものの、2025年万博が大阪に決定した事が好感され円相場も弱含みとなった事などを受け週明けは21,812.00円と続伸してスタートし早速設定していた21,805円の上値フシを抜いて来た。翌日も年末商戦の皮切りとなるブラックフライデーに、インターネット通販売上高が前年比24%増になったと伝わった事が好感された週明けの米株式が急反発となっていた事を受け3日続伸、週央も米株式が続伸していた事や上海総合指数の上昇を背景に22,177.02円と4日続伸し更に一段上の上値フシを抜いて来た。翌日もFRB議長講演において足元の金利水準が中立を僅かに下回るとの考えが示された事から金利先高感が後退、これにより米株式が大幅続伸となった事を受け5日続伸し、週末も米中首脳会談への懐疑的な見方が広がった事で米株式は4日ぶりに反落していたものの、寄り前発表の10月鉱工業生産指数が市場予想を上回った事や上海総合指数の堅調推移を受け6日続伸して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け3日の7-9月期四半期法人企業統計調査、週末7日の10月景気先行指数速報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で22,415円次の下値フシは大引で21,944円となっているが、今週は上記の通り米中首脳会談への期待が台頭したほかFRB議長講演から金利先高感も後退し米株式が大幅高となった事を受けに二段上の上値フシまで抜いて来た。先週記では「〜先月25日に付けた目先の下値関門に急接近となったが、来週以降この関門を割らずに持ちこたえるのかまたはこれを割ってしまうのか〜」としたが、これを割らずに急上昇し半値引き上げ水準をクリヤしてきた。この水準をクリヤした事で下穴が目先陽転の型として作用し易く、今週は下値フシを切る場面があったとしてもその後仮に切り返し直近高値フシを抜いてくると目先陽転を確認となるのでこの辺は引き続き注視しておきたいところ。

【TOPIX】
 先週号では、「来週もまた現在値から次の上値フシは大引で1,667.50、次の下値フシも大引で1,622.49とするが、今週は上記の通り感謝祭を控え閑散商いのなかハイテクセクターの軒並み安で米株式が軟調展開を強いられた事が影響しこちらも全般軟調展開となったがフシ目は取らず終いであった。というワケで来週以降はこのまま陰線を下に伸ばし直近下値フシを切ればそこで再陰転を確認、切り返して直近高値フシを抜いた場合はその後の反落場面で下値固めから再陽転の素地を作成できるかどうかこの辺に引き続き注目しておきたい。」としたが、今週は先週末の米株式が原油相場の急落やFANG銘柄の軒並み安を受け大幅続落となっていたものの、2025年万博が大阪に決定した事が好感され円相場も弱含みとなった事などを受け週明けは続伸してスタート、翌日も年末商戦の皮切りとなるブラックフライデーに、インターネット通販売上高が前年比24%増になったと伝わった事が好感された週明けの米株式が急反発となっていた事を受け3日続伸、週央も米株式が続伸していた事や上海総合指数の上昇を背景に4日続伸し、翌日もFRB議長講演において足元の金利水準が中立を僅かに下回るとの考えが示された事から金利先高感が後退、これにより米株式が大幅続伸となった事を受け5日続伸、更に週末も米中首脳会談への懐疑的な見方が広がった事で米株式は4日ぶりに反落していたものの、寄り前発表の10月鉱工業生産指数が市場予想を上回った事や上海総合指数の堅調推移を受け6日続伸となったが上値フシを抜くまでには至らず今週の取引を終えた。
 今週もまた上下何れのフシも取らなかった事で、来週も引き続き現在値から次の上値フシは大引で1,667.50次の下値フシも大引で1,622.49とするが、今週は上記の通り米中首脳会談への期待が台頭したほか、FRB議長講演から金利先高感も後退し米株式が大幅高となった事を受け全般堅調推移となったが上値フシまではあと一歩届かずであった。その背景には高水準のNT倍率が影響していると思われ、週央28日のNT倍率を見ても13.4倍と1998年3月以来、約20年ぶりの高水準となったが、時価総額の大きい自動車株や銀行株の軟調が影響している。この辺が縮小に向わない限りこの傾向は継続されると思われる。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で24,709.50ドル、次の下値フシは大引で24,222.49ドルとなっているが、今週は上記の通り週明けからハイテク大手へのネガティブ報道が相次いだ事で下値フシを三段下まで切ってきた。先週記では「〜週末の反発で上値フシを抜いている事で来週以降このまま陽線を伸ばし直近高値フシを抜いて来れば再陽転となるが、先に反落に向かい直近下値フシを割り込むようだとそこで再陰転となってしまう。」としたが、週明けの続く翌日20日の下値フシ割れでは直近の下値フシを割り込みこれで再陰転を確認となった。感謝祭の週では主要3指数が揃って2011年以来の下落率を記録することとなったが、この再陰転で一気に先月29日に付けた目先の下値関門に急接近となったが、来週以降この関門を割らずに持ちこたえるのかまたはこれを割ってしまうのかこの辺を先ずは見ておきたい。」としたが、今週は年末商戦の皮切りとなるブラックフライデーに、インターネット通販売上高が前年比24%増になったと伝わった事が好感され週明けは急反発してスタート、翌日27日も国家経済会議委員長が全ての事務方が中国と綿密に交渉を行っている等の発言を好感し24,748.73ドルと続伸し設定していた24,709.50ドルの上値フシを抜き、更に週央28日もFRB議長講演において足元の金利水準が中立を僅かに下回るとの考えが示された事から金利先高感が後退し25,366.43ドルと大幅続伸し更に二段上のフシまで抜いて来た。翌日は米中首脳会談への懐疑的な見方が広がった事で4日ぶりに反落となったが、週末は中国から事前協議でのコンセンサスが着実に増えていると発言があったとの報道を受け再度急反発して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け3日の米11月PMI、米11月ISM製造業景況指数、5日の11月ADP雇用統計、米11月PMI改定値、11月ISM非製造業景況指数、FRB議長発言、ベージュブック、6日の米10月貿易収支、米週間新規失業保険申請件数、米10月製造業新規受注、週末7日の米11月雇用統計、12月ミシガン大学消費者態度指数速報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で25,618.50ドル次の下値フシは大引で25,113.49ドルとなっているが、今週は上記の通り米中首脳会談への期待が台頭したほかFRB議長講演から金利先高感も後退し三段上の上値フシまで抜いて来た。先週号では「〜先月29日に付けた目先の下値関門に急接近となったが、来週以降この関門を割らずに持ちこたえるのかまたはこれを割ってしまうのか〜」としたが、これを割らずに急上昇し直近で引いた大陰線の往って来い水準まで戻した。ただこの型はS&P500種の孕み型とは異なり、逆にこのまま戻り継続で直近高値フシまで抜いてくるとDAXも同じ状況だが包み型を形成してしまうのでこの辺は引き続き注視しておきたいところ。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,667.50、次の下値フシは大引で2,616.49となっているが、今週は上記の通り週明けからハイテク大手へのネガティブ報道が相次いだ事で下値フシを三段下まで切ってきた。先週記では「〜なお空間を残している事で来週以降切り返して直近高値フシを抜いて来れば再陽転となるが、上値フシを抜く切り返しを見せてもその後の反落で直近下値フシを割り込むようだとそこで再陰転となってしまう。」としたが、今週の大幅安で直近下値フシを切りこれで再陰転を確認。ただ包みを形成しつつあるDAXとは逆に孕みを形成しており、先ずはここから半値引き上げまで戻せるかどうかこの辺を来週以降は見ておきたい。」としたが、今週は年末商戦の皮切りとなるブラックフライデーに、インターネット通販売上高が前年比24%増になったと伝わった事が好感され週明け26日2,673.45と急反発してスタートし早速設定していた2,667.50の上値フシを抜いて来た。翌日も国家経済会議委員長が全ての事務方が中国と綿密に交渉を行っている等の発言を好感し続伸、更に週央28日もFRB議長講演において足元の金利水準が中立を僅かに下回るとの考えが示された事から金利先高感が後退し2,743.79と大幅続伸し更に二段上のフシまで抜いて来た。翌日は米中首脳会談への懐疑的な見方が広がった事で4日ぶりに反落となったが、週末は中国から事前協議でのコンセンサスが着実に増えていると発言があったとの報道を受け再度急反発して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,770.50次の下値フシは大引で2,717.49となっているが、今週は上記の通り米中首脳会談への期待が台頭したほかFRB議長講演から金利先高感も後退し三段上の上値フシまで抜いて来た。先週記では「〜包みを形成しつつあるDAXとは逆に孕みを形成しており、先ずはここから半値引き上げまで戻せるかどうかこの辺を来週以降は見ておきたい。」としたが今週の上げでこれを達成、ここから一気に戻り継続で直近高値フシを抜いた場合は陽転確認となるが、先に下値フシを切ってもその後の戻りで直近高値フシを抜けばそこで陽転確認となるのでこのケースではその分ハードルが下がることになる。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で11,355.50、次の下値フシは大引で11,132.49となっているが、今週は上記の通りイタリアの財政不安を背景に欧州株全体に売りが広がる中を個別の弱さが目立ち下値フシを切ったあとやや戻して終わった。先週記では「〜このまま都合よく孕み型を利用し直近上値フシを抜くか、若しくは狭いレンジだが更に孕みを重ねるかすると目先陽転の芽も出て来る。」と書いたが、今週の下げで何れのシナリオも実現せず再度レンジを一段と切り下げた。ここから直近高値フシを先に抜いても先週までの孕み型から今度は包み型に転換する事になるのでこの辺は引き続き注視しておきたいところ。」としたが、今週は素材大手コベストロやドイツ銀行の大幅高を受けて週明けは続伸してスタート、翌日はドイツ誌が同日、トランプ大統領がG20首脳会議後、来週にも輸入車に関税を課す可能性があると報じた事からフォルクスワーゲンやダイムラー、BMW等の自動車株が軒並み安となり3営業日ぶりに反落、週央も19年の業績見通しに慎重な見方を示した事でタイヤ大手コンチネンタルが大幅安となった事などを受け小幅続落し、翌日もドイツ検察当局が資金洗浄の疑いで家宅捜査に入ったとの報からドイツ銀行が下落した事などで僅かながら3日続落、更に週末も前日に引き続きドイツ銀行が続落し、中国の経済指標が低調だった事を背景に景気動向の影響を受け易い自動車セクターも軟調となり4日続落となったが、下値フシを切るまでには至らずであった。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週もまた現在値から次の上値フシは大引で11,355.50次の下値フシも大引で11,132.49とするが、今週は上記の通りG20や米中首脳会談の動向を睨みながら気迷い推移となり上下何れのフシも取らず終いであった。イタリア政府が2019年度予算案について財政赤字の目標を減らすことを検討していると伝わり、同国の財政懸念が後退した事が好感され先週末比では上昇したものの21日の最終引線からはほぼ変わらずの水準で週末を迎えた。というワケで来週以降もここから直近高値フシを先に抜いても先週までの孕み型から今度は包み型に転換する事になるのでこの辺は引き続き注視しておきたいところ。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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