2018年12月22日(土)

大台攻防 [CFD]

【サマリー・12/17〜12/21】

 今週の日経平均は、先週末の米株式が中国や欧州の景気減速を示唆する経済指標の発表を受け世界経済の先行き不透明感が広がり3日ぶりに急反落していたものの、前週末に大きく下げた反動で押し目を拾う動きが優勢となり週明けの寄り付きは小反発してスタート、その後は一時マイナス圏に沈む場面も見られるなど上値追いの流れにはならずに前引け、後場は日米の金融政策決定会合を前に様子見ムードが広がったが反発して引けた。翌日は世界経済減速への警戒感が燻るなか、12月NY連銀製造業景況指数やNAHB住宅市場指数が低調となった事で週明けの米株式が大幅続落となっていた事を受け寄り付きは反落してスタート、その後は中国国家主席による改革開放40周年記念式典演説を控え景気刺激策への期待から下げ渋りながら前引け、後場に入ると上海総合指数の軟調を受け再度安値低迷となり急反落して引けた。週央はトランプ政権がメキシコ国境の壁建設予算についてやや譲歩の姿勢を示した事が好感され米株式が3日ぶりに反発していたものの、その戻りの鈍さが意識され寄り付きは小幅続落してスタート、その後プラス圏に浮上する場面があったものの米FOMC結果発表を控え戻りは限定的で再度マイナス圏に沈んで前引け、後場も終始マイナス圏での推移となり続落して引けた。翌日はFOMCにて大方の予想通り利上げが実施され米株式が急反落していた事を受け寄り付きは続落してスタート、その後は上海総合指数も軟調スタートとなった事で更に下げ幅を広げて前引け、後場に入ってからも海外短期筋主導で更に一段安となり大幅に3日続落して引けた。週末はトランプ大統領が19年2月までのつなぎ予算案に署名しない意向が伝わった事で政府機関閉鎖への警戒感から米株式が大幅続落となった事を受け、寄り付きは続落してスタートしその後も下げ幅を拡大させて前引け、後場はレンジを狭めて揉み合いとなったが連休控えで戻りは限定的で大幅に4日続落して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、中国や欧州の景気減速を示唆する経済指標の発表を受け世界経済の先行き不透明感が広がり、運用リスクを避ける目的の円買い・ドル売りが入り週明けは反発してスタート、翌日は日米株式の大幅安を受けて運用リスク回避目的の円買いが優勢となり続伸し、週央も米長期金利が低下し日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが入り円は3日続伸、翌日も日経平均の大幅続落に歩調を合わせる格好で比較的低リスク通貨とされる円の買いが優勢になり円は4日続伸し、週末も日米株式が大幅続落となった事を受けリスク回避目的の円買い・ドル売りが入り円は5日続伸となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で21,595円、次の下値フシは大引で21,144円となっているが、今週は上記の通りトランプ大統領がメキシコ国境の壁建設に関する予算確保を巡り政府機関閉鎖も辞さない構えを示した事で政権運営への懸念が広がる一方で、ファーウェイ副会長の保釈、中国による米国産大豆など農産物の輸入拡大やハイテク産業政策の見直し検討が伝わった事でやや戻りを入れたが、中国や欧州の景気減速を示唆する経済指標の発表で世界経済の先行き不透明感が広がり下値フシを切る乱高下を演じた。戻り過程で直近長大陰線に対して半値引き上げまで至らずではあったが、空間は辛うじて埋めている事でこれまでの下穴をテコに直近高値フシを抜けばそこで目先陽転とはなるものの、外部環境に変化がなければ概ね10月の長大陰線のレンジ内での往来となるか。」としたが、今週は先週末の米株式が中国や欧州の景気減速を示唆する経済指標の発表を受け世界経済の先行き不透明感が広がり3日ぶりに急反落していたものの、前週末に大きく下げた反動で押し目を拾う動きが優勢となり週明けは反発してのスタートとなったが、翌日18日は世界経済減速への警戒感が燻るなか12月NY連銀製造業景況指数やNAHB住宅市場指数が低調となった事で週明けの米株式が大幅続落となっていた事や、上海総合指数の軟調を受け21,115.45円と急反落し先ずは設定していた21,144円の下値フシを切って来た。週央も米株式が3日ぶりに反発していたもののその戻りの鈍さが意識され、米FOMC結果発表を控え戻り限定的で続落となり、翌日20日もFOMCにて大方の予想通り利上げが実施され米株式が急反落していた事や上海総合指数も軟調となった事で20,392.58円と大幅に3日続落し更に三段下のフシまで切り、週末21日もトランプ大統領が19年2月までのつなぎ予算案に署名しない意向が伝わった事で政府機関閉鎖への警戒感から米株式が大幅続落となっていた事を受け20,166.19円と大幅に4日続落し更に一段下のフシまで切って今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、連休明け25日の11月企業向けサービス価格指数、10月景気先行指数改定値、28日の11月失業率、11月有効求人倍率、11月鉱工業生産指数速報値、11月小売業販売額、11月百貨店・スーパー販売額等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で20,385円次の下値フシは大引で19,954円となっているが、今週は上記の通り世界経済減速への警戒感が燻るなか各種指標が低調となり米株式が急落した事を受け五段下の下値フシまで切ってきた。先週記では外部環境に変化がなければ概ね10月の長大陰線のレンジ内での往来となるかと書いたが、18日の下値フシ割れでこのレンジ下限を下放れる格好となり同時にここまで中期的に収斂してきたレンジをも下放れる事となった。この事に因って今年の下値関門でもあった3月の安値フシも20日にあっさりと割り込んだ事で昨年9月からの長大陽線上に差し込んできた。という事で次の関門としてはこの長大陽線の起点である昨年9月の安値フシ19,385円まで抵抗らしいフシが見当たらない事で来週以降はこのポイントまでの過程で抵抗を見せるのかどうかこの辺を見ておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,636.50、次の下値フシは大引で1,577.49となっているが、今週は上記の通り引き続き陰線を下に伸ばしたもののあと米中貿易摩擦への懸念後退からやや戻りを入れた。ここまでの下落でも10月25日の安値フシを割り込まなかった点を先週まで評価していたが今週の下げではこれを切ってきた。ただNY DOWとは全く逆にこれまで孕み型を形成している点はそのままで、来週以降仮に切り返して直近高値フシを抜いて来ればそこで陽転を確認ということになるが、先ずは半値引き上げまで戻り継続となればその後反落してもその分だけハードルは下がる事になるのでこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は先週末の米株式が中国や欧州の景気減速を示唆する経済指標の発表を受け世界経済の先行き不透明感が広がり3日ぶりに急反落していたものの、前週末に大きく下げた反動で押し目を拾う動きが優勢となり週明けは反発してのスタートとなったが、翌日18日は世界経済減速への警戒感が燻るなか12月NY連銀製造業景況指数やNAHB住宅市場指数が低調となった事で週明けの米株式が大幅続落となっていた事や、上海総合指数の軟調を受け1,562.51と急反落し先ずは設定していた1,577.49の下値フシを切って来た。週央も米株式が3日ぶりに反発していたもののその戻りの鈍さが意識され、米FOMC結果発表を控え戻り限定的で続落となり、翌日20日もFOMCにて大方の予想通り利上げが実施され米株式が急反落していた事や上海総合指数も軟調となった事で1,517.16と大幅に3日続落し更に一段下のフシまで切り、更に週末21日もトランプ大統領が19年2月までのつなぎ予算案に署名しない意向が伝わった事で政府機関閉鎖への警戒感から米株式が大幅続落となっていた事を受け1,488.19と大幅に4日続落し更に一段下のフシまで切って今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,515.50次の下値フシは大引で1,460.49となっているが、今週は上記の通り世界経済減速への警戒感が燻るなか各種指標が低調となり米株式が急落した事を受け四段下の下値フシまで切ってきた。他指数が全面安のなか唯一これまで孕み型を形成していただけに淡い期待をしていたが半値引き上げや空間も埋められないまま18日の下値フシ切りでは直近安値フシをも切ってここで再陰転確認となった。この再陰転効果でこの日から週末21日まで連日で年初来安値を更新し続けることとなったが、目先の関門は17年4月に付けた安値フシで来週以降はこの水準で抵抗を見せるのかどうかこの辺を見ておきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で24,341.50ドル、次の下値フシは大引で23,860.49ドルとなっているが、今週は上記の通りトランプ大統領がメキシコ国境の壁建設に関する予算確保を巡り政府機関閉鎖も辞さない構えを示した事で政権運営への懸念が広がる一方で、ファーウェイ副会長の保釈、中国による米国産大豆など農産物の輸入拡大やハイテク産業政策の見直し検討が伝わった事でやや戻りを入れたが中国や欧州の景気減速を示唆する経済指標の発表で世界経済の先行き不透明感が広がり下値フシを切って再陰転を確認。これで先週記の今年6月から9月にかけて形成した長大陽線のレンジ内での収斂の波動から下に放れる格好になったが、目先は今年4月から5月にかけての24,000ドル大台に絡む安値フシを維持期出るかどうかこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は世界経済減速への警戒感が燻るなか12月NY連銀製造業景況指数やNAHB住宅市場指数が低調となった事で週明け17日は23,592.98ドルと大幅続落してスタートし早速設定していた23,860.49ドルの下値フシを切って来た。翌日はトランプ政権がメキシコ国境の壁建設予算についてやや譲歩の姿勢を示した事が好感され3日ぶりに反発となったが、週央19日はFOMCにて大方の予想通り利上げが実施された事で23,323.66ドルと急反落し更に一段下のフシを切り、翌日20日もトランプ大統領が19年2月までのつなぎ予算案に署名しない意向が伝わった事で政府機関閉鎖への警戒感から22,859.60ドルと大幅続落し更に二段下のフシまで切り、更に週末21日も政府一部機関閉鎖の警戒感が募るなか米中通商交渉の合意が難しいとの見方を受けて22445.37ドルと大幅続落し更に一段下のフシまで切って今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、連休明け26日の10月ケース・シラー米住宅価格指数、12月リッチモンド連銀製造業指数、27日の米週間新規失業保険申請件数、米10月住宅価格指数、米11月新築住宅販売件数、米12月消費者信頼感指数、週末28日の12月シカゴ購買部協会景気指数、米11月住宅販売保留指数等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で22,668.50ドル次の下値フシは大引で22,221.49ドルとなっているが、今週は上記の通り世界経済減速への警戒感が燻るなかFOMCにて大方の予想通り利上げが実施された事で大幅安となり七段下の下値フシまで切ってきた。特殊チャートも次々と下値関門を音も無く割り込み今年3月の安値関門も切っており2017年8月に立てた長大陽線の起点まで下値関門は存在しない。この辺はS&P500種も一緒だが来週以降もこの勢いで一気にこの起点21,858ドルまで舐めに行くのかどうかこの辺を見ておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,625.50、次の下値フシは大引で2,574.49となっているが、今週は上記の通りトランプ大統領がメキシコ国境の壁建設に関する予算確保を巡り政府機関閉鎖も辞さない構えを示した事で政権運営への懸念が広がる一方で、ファーウェイ副会長の保釈、中国による米国産大豆など農産物の輸入拡大やハイテク産業政策の見直し検討が伝わった事でやや戻りを入れたが中国や欧州の景気減速を示唆する経済指標の発表で世界経済の先行き不透明感が広がり下値フシを切って来た。既に特殊チャートは先月20日の再陰転に次いで先週7日に二度目の再陰転確認となっており軟調は既定路線だが、来週以降も引き続き今年2月と4月の二番底の安値関門を死守出来るのかどうかこの辺に注目しておきたい。」としたが、今週は世界経済減速への警戒感が燻るなか12月NY連銀製造業景況指数やNAHB住宅市場指数が低調となった事で週明け17日は2,545.94と大幅続落してスタートし早速設定していた2,574.49の下値フシを切って来た。翌日はトランプ政権がメキシコ国境の壁建設予算についてやや譲歩の姿勢を示した事が好感され3日ぶりに反発となったが、週央19日はFOMCにて大方の予想通り利上げが実施された事で2,506.96と急反落し更に一段下のフシを切り、翌日20日もトランプ大統領が19年2月までのつなぎ予算案に署名しない意向が伝わった事で政府機関閉鎖への警戒感から2,647.42と大幅続落し更に二段下のフシまで切り、更に週末21日も政府一部機関閉鎖の警戒感が募るなか米中通商交渉の合意が難しいとの見方を受けて2,416.62と大幅続落し更に一段下のフシまで切って今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,440.50次の下値フシは大引で2,393.49となっているが、今週は上記の通り世界経済減速への警戒感が燻るなかFOMCにて大方の予想通り利上げが実施された事で大幅安となり七段下の下値フシまで切ってきた。特殊チャートも次々と下値関門を音も無く割り込み今年3月の安値関門も切っており2017年8月に立てた長大陽線の起点まで下値関門は存在しない。この辺はDOWも一緒で来週以降もこの勢いで一気にここまで舐めに行くのかどうかこの辺を見ておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で11,037.50、次の下値フシは大引で10,820.49となっているが、今週は上記の通り週初こそ構成銘柄の9割が下落し2016年12月以来約2年ぶりの安値水準を付けるも、あと米中貿易摩擦の懸念の後退から戻りを入れた。ただ直近で大陰線を引いている割にはこの半値引き上げの水準までは戻せていない事で、来週以降はこの半値引け水準である11,044を引線一波動で抜いてくるかどうか、英メイ首相が党内の信任投票に勝利しEU離脱交渉を巡る不透明感が後退した格好になっているがユーロ圏12月PMIで製造業の生産状況とサービス業の景況感を示す指数を加重平均した合成指数が4年1ヵ月ぶりの低水準となっており予断を許さない状況からこの辺も併せ来週も見てゆきたい。」としたが、今週は前週末に続いて欧州の景気減速を警戒した売りで電力大手エーオンやスポーツ用品大手アディダス等の下落を受け週明け17日は10,772.20と続落してスタート、早速設定していた10,820.49の下値フシを切ってきた。翌日も医薬・化学大手メルクや医療機器大手フルゼニウス等の下落から4日続落となり、週央は前日に大幅安となった医療機器大手フルゼニウスにカバーが入った事などにより5営業日ぶりに反発したが、翌日20日は後場から米株安に伴い軟調展開となりアナリストが目標株価を引き下げたドイツ銀の急落などから10,611.10と急反落し更に一段下のフシまで切り、週末は航空のルフトハンザグループや医療機器大手フルゼニウスの上昇を受け小反発して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で10,716.50次の下値フシは大引で10,505.49となっているが、今週は上記の通り前週末に続き欧州の景気減速を警戒した売りで主力大手が冴えずに二段下の下値フシまで切ってきた。先週記では半値引き上げ水準まで引線一波動で抜いてくるかどうかとしたが、空間も埋めぬまま反落し20日の下値フシ割れでは直近安値を切ってここで再陰転を確認した。やはりユーロ圏12月PMIの合成指数が4年1ヵ月ぶりの低水準となっていただけに直近で大陰線を引いている割に半値引き上げの水準までは戻せないのは自然なところで、来週以降は何所までこの景気減速を織り込むのか予断を許さない状況だけにからこの辺も併せ見てゆきたい。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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