2019年02月09日(土)

リバウンド一巡

【サマリー・02/04〜02/08】

 今週の日経平均は、1月雇用統計で雇用所数が市場予想以上に増加し1月ISM製造業景況指数も市場予想に反して上昇した事を好感した先週末の米株式が反発していた事を受け、週明けの寄り付きは続伸してスタートしその後も堅調推移で前引け、後場は主力の決算を睨みながら揉み合いに終始したが3日続伸して引けた。翌日は週明けの米株式がアップルなど主力のハイテクが買われた事で続伸していた事を受け寄り付きは続伸してスタート、その後は高寄与度銘柄の軟調を背景に値位置を切り下げマイナス圏に沈んで前引け、後場も円安一服と共に弱含み推移し前日終値付近で揉み合う展開に終始し4日ぶりに反落して引けた。週央は米株式が終盤を迎えている主要企業の決算に底堅さが見られ、大型ハイテク株も買われた事で続伸していた事を受け寄り付きは反発してスタートしその後も堅調推移で前引け、後場は円安が一服し決算発表したトヨタ自動車が下げに転じた事もあって値を削り小反発して引けた。翌日は米株式がトランプ大統領による一般教書演説が概ね想定通りで目新しさに乏しかった事から小反落していた事を受け、寄り付きは反落してスタートしその後もマイナス圏での推移のまま前引け、後場も企業の業績面に対する警戒感が意識され安値揉み合いから反落して引けた。週末は欧州委員会がユーロ圏成長見通しを下方修正し欧州株が全面安となり、国家経済会議議長も米中交渉の合意まで距離があるとの見方を示した事で大幅続落となった米株式を受け、寄り付きは大幅続落してスタートしその後も下げ幅を広げて前引け、後場に入ってからもハイテク株などの下げが響いて安値低迷し大幅続落して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、1日発表の米経済指標が相次いで市場予想を上回り米景気は堅調さを保っているとの見方から円売り・ドル買いが優勢となり週明けは続落してスタート、翌日は前日の米長期金利の上昇を受けて日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが優勢となり円は続落となった。週央はトランプ大統領の一般教書演説で民主党との対立が意識され運用リスクを回避するための円買い・ドル売りが入り円は反発となった。翌日は6日発表のドイツ景気指標が市場予想を下回った事で欧州経済の先行き懸念が強まり、対ユーロでドルが買われた流れが円売り・ドル買いに波及し円は反落した。週末は日経平均が大幅続落となった事で運用リスクを回避する円買いが優勢となり円は反発した。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で21,005円、次の下値フシは大引で20,574円となっているが、今週はFOMCにてFRBが追加利上げに慎重な姿勢を示し投資家に買い安心感が広がった事による米株式堅調やナスダック高を好感した買いで上値フシを抜いてきた。既に先月15日に陽転確認していたものの一部高寄与度銘柄が決算悪で売られたのも背景に翌週までモタつきが長引いていたが、今週はマザーズ市場急落の悪材料をはらって上値フシを伸ばしてきた。こちらも直近の長大陰線の起点である先月12日の21,600円まで抵抗らしい関門自体も存在しないだけに、21,000円大台もちょうどDOWの25,000ドルといったところで引き続き来週以降も注視してゆきたい。」としたが、今週は1月雇用統計で雇用所数が市場予想以上に増加し、1月ISM製造業景況指数も市場予想に反して上昇した事を好感した先週末の米株式が反発していた事を受け週明けは3日続伸してスタート、翌日は週明けの米株式が続伸していたものの高寄与度銘柄の軟調を背景に4日ぶりに反落し、週央は大型ハイテク株が買われた事で続伸していた米株式を受け再度小反発となったが、翌日は米株式がトランプ大統領による一般教書演説が目新しさに乏しかった事で小反落していた事を受け反落し、週末も国家経済会議議長が米中交渉の合意まで距離があるとの見方を示した事で大幅続落となった米株式を受け20,333.17円と大幅続落し20,574円の下値フシを切って今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、13日の1月国内企業物価指数、14日の10-12月期四半期実質GDP速報値、週末15日の12月設備稼働率、12月鉱工業生産指数確報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で20,545円次の下値フシは大引で20,114円となっているが、今週は上記の通り米株高を背景にして週初に上値フシを抜いて来たものの、あと欧州委員会がユーロ圏の2019年の成長見通しを引き下げた事や米中貿易交渉への懸念などが嫌気され週末に新規設定された下値フシを切ってきた。週末の下げで先月9日の高値フシを切り空間を埋めてしまった事で段上げ型以降も想定されるところだが、ここまで直近で引いた長大陰線の半値の戻しを達成している事でこの長大陰線の起点である先月12日の21,600円まで抵抗らしい関門自体も存在しない事と併せ引き続き他指数も見乍ら戻りを目指す展開となって来るかどうか来週以降も注視してゆきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「来週以降も現在値から次の上値フシは大引で1,571.50、次の下値フシも大引で1,514.49とするが、今週は上記の通り米株式の堅調推移の一方で為替の円高推移や上海総合指数軟調もあって上値フシを抜くまでには至らずであった。先週からDOWやS&P500種の長大陰線の起点日である12月3日のザラバ高値に対し年初来安値からの半値戻し水準1,552.50を大引値ではクリヤしているものの、今週もまた特殊チャートでの引線値まで達しておらずこちらの引線は適わず。というワケで引き続き来週以降も設定した上値フシを抜きこれをクリヤしてくるのかどうかこの辺を見ておくことにしたい。」としたが、今週は1月雇用統計で雇用所数が市場予想以上に増加し、1月ISM製造業景況指数も市場予想に反して上昇した事を好感した先週末の米株式が反発していた事を受け週明け4日は1,581.33と反発してスタートしこれまで設定していた1,571.50の上値フシを抜いて来た。翌日も週明けの米株式が続伸を受けて小幅続伸となったが、週央は米株式が続伸していたものの円安一服や決算発表したトヨタ自動車が下げに転じた事もあって小反落、翌日も米株式がトランプ大統領による一般教書演説が目新しさに乏しかった事で小反落していた事を受け続落し、週末8日も国家経済会議議長が米中交渉の合意まで距離があるとの見方を示した事で大幅続落となった米株式を受け1,539.40と大幅続落し新規設定された下値フシを切って今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,567.50次の下値フシは大引で1,510.49となっているが、今週は上記の通り米株高を背景にして週初に上値フシを抜いて来たものの、あと欧州委員会がユーロ圏の2019年の成長見通しを引き下げた事や米中貿易交渉への懸念などが嫌気され週末に新規設定された下値フシを切ってきた。今週は戻り過程においてもしばらくの間特殊チャート上ではクリヤが適わなかったDOWやS&P500種の長大陰線の起点日である12月3日のザラバ高値に対し年初来安値からの半値戻し水準1,552.50を漸く週明けに抜いて来た。あと週末に一服となったが、適度な空間を保持している事で来週以降は仮に切り返し設定した上値フシのもう一段上にある1,582.50のフシを大引で抜けばそこで再陽転確認となり、先ずは直近で引いた長大陰線の起点までの戻りを目指す展開となって来る。

【NY DOW】
 先週号では、「、現在値から次の上値フシが大引で25,264.50ドル、次の下値フシは大引で24,765.49ドルとなっているが、今週は上記の通りFOMCでFRBが追加利上げに慎重な姿勢を示し投資家に買い安心感が広がり引き続き上値フシを抜いて来た。既に先週末に再陽転のフシを抜いていたので週初の急反落場面は目先一回転狙いの良い買い場を提供したと思うが、引き続き来週以降も昨年12月3日から引いた長大陰線の起点までの戻りに弾みがつくかどうかまずこの辺を見ておきたい。」としたが、今週はアップルなど主力のハイテクが買われた事から週明けは続伸してスタート、翌日5日も終盤を迎えている主要企業の決算に底堅さが見られ大型ハイテク株も買われた事で25,411.52ドルと続伸し設定してい25,264.50ドルの上値フシを抜いて来た。週央はトランプ大統領による一般教書演説が概ね想定通りで目新しさに乏しかった事から小反落となり、翌日も欧州委員会がユーロ圏成長見通しを下方修正し欧州株が全面安となり、国家経済会議議長も米中交渉の合意まで距離があるとの見方を示した事で大幅続落、週末8日も米中の貿易協議を巡る不透明感や世界経済減速懸念から売りが優勢となり25,106.23ドルと3日続落し新規設定された下値フシを切って今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、13日の米1月CPI、米12月月次財政収支、14日の米週間新規失業保険申請件数、米12月小売売上高、米1月PPI、米11月企業在庫、週末15日の2月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米1月鉱工業生産指数、米1月設備稼働率、2月ミシガン大学消費者態度指数速報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で25,356.50ドル次の下値フシは大引で24,855.49ドルとなっているが、今週は上記の通りハイテクセクターの底堅さから前半に上値フシを抜いて来たものの、あと欧州委員会がユーロ圏の2019年の成長見通しを引き下げた事などが嫌気され新規設定された下値フシを切ってきた。先月25日に再陽転を確認した翌日(大引ベース)から今週の5日まで約880ドル上昇したあと週末に一服となったが、陽線を伸ばし適度な空間も保持している事で来週以降は仮に切り返し設定した上値フシのもう一段上にある25,400ドル台のフシを大引で抜けばそこで再陽転確認となり、引き続き昨年12月3日から引いた長大陰線の起点までの戻りを目指す展開となって来る。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,730.50、次の下値フシは大引で2,677.49となっているが、今週は上記の通りFRBによる利上げ一時停止方針が好感されたほか米中貿易交渉への楽観的な見方が広がり引き続き上値フシを抜いて来た。先週はDOWの再陽転を横目に一歩出遅れていたが、今週は先週号で来週以降に設定した上値フシを抜けば自動的に再陽転のフシを抜いて来るとした通り上値フシ抜けからこれが適った。これで差し込んでいる昨年12月3日から引いた長大陰線の起点までの戻りに弾みがつくかどうか来週以降はまずこの辺を見ておきたい。」としたが、今週はアップルなど主力のハイテクが買われた事から週明けは続伸してスタート、翌日5日も終盤を迎えている主要企業の決算に底堅さが見られ大型ハイテク株も買われた事で2,737.70と続伸し設定していた2,730.50の上値フシを抜いて来た。週央はトランプ大統領による一般教書演説が概ね想定通りで目新しさに乏しかった事から小反落となり、翌日7日も欧州委員会がユーロ圏成長見通しを下方修正し欧州株が全面安となり、国家経済会議議長も米中交渉の合意まで距離があるとの見方を示した事で2,706.05と大幅続落し新規設定された下値フシを切ってきたが、週末8日は米利上げ休止観測等を支えに小反発して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,732.50次の下値フシは大引で2,679.49となっているが、今週は上記の通りハイテクセクターの底堅さから前半に上値フシを抜いて来たものの、あと欧州委員会がユーロ圏の2019年の成長見通しを引き下げた事などが嫌気され新規設定された下値フシを切ってきた。先週にDOWに遅れること再陽転を果たし今週も前半続伸したもののあと一服となったが、陽線を伸ばし適度な空間も保持している事で来週以降は仮に切り返し設定した上値フシのもう一段上にある2,739.50のフシを大引で抜けばそこで再陽転確認となり、引き続き昨年12月3日から引いた長大陰線の起点までの戻りを目指す展開となって来る。

【DAX】
 先週号では、「来週以降も現在値から次の上値フシは大引で11,393.50、次の下値フシも大引で11,170.49とするが、今週は上記の通り米中貿易交渉やFOMCの結果発表を控え警戒感が漂い全般軟調推移となったが下値フシを切るまでには至らずであった。とはいえ先週末には陽転のフシを抜き直近で引いた長大陰線に差し込んでいるだけに、引き続き最終波の起点までの戻りに弾みがつくのかどうか来週以降もその辺を見ておきたい。」としたが、今週は鉄鋼大手ティッセンクルップやフォルクスワーゲン、ダイムラー等の自動車株の下落から週明けは小反落してスタート、翌日は英株高が波及するなか前日に続いてオンライン決済大手ワイヤカードへのカバーが継続し、アナリストが目標株価を引き上げた透析器大手フレゼニウス・メディカル・ケアの大幅高が指数の上げに寄与し急反発となったが、週央は第4四半期の営業利益が減少しへ減配となった事が響いたダイムラーや、アナリストが目標株価を引き下げた電力大手エーオンの下げなどから再度反落し、翌日7日も欧州委員会がユーロ圏の2019年の成長見通しを引き下げたほかドイツ18年12月鉱工業生産指数が期待外れの内容となるなか、不正取引疑惑が燻るオンライン決済大手ワイヤカードが暴落、ドイツ長期国債低下を背景にドイツ銀行も売られ11,022.02と大幅続落しこれまで設定していた11,170.49の下値フシを切って、週末8日も引き続き欧州委員会によるユーロ圏の2019年の成長見通し引き下げが嫌気されるなか、前日に続きシンガポール警察による強制捜査が響いてオンライン決済大手ワイヤカードが続急落、ドイツ銀行も続落し10,906.78と3日続落し更に一段下のフシも切って今週の取引を終えることとなった。 
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で11,015.50次の下値フシは大引で10,798.49となっているが、今週は上記の通り欧州委員会がユーロ圏の2019年の成長見通しを引き下げたほかドイツ18年12月鉱工業生産指数が期待外れの内容となった事で三段下の下値フシまで切って来た。既に先月陽転を確認していたがやはり陽転のフシを下値で取らないままの立ち上がりでかなり戻った位置での陽転であった為に、1日の下げ幅として昨年12月6日以来の大幅下落となったのも想定内か。先週までは直近で引いた長大陰線に差し込んでいたが、この下落で今度は直近で引いた長大陽線に差し込んでおりその起点まで500ポイント近くあることから応分の振れ幅も可能性としてあるが、先月の再陽転が効いていれば切り返して下穴を作成して後の再陽転というシナリオが予測される。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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