2019年02月16日(土)

21,000円大台回復 [CFD]

【サマリー・02/12〜02/15】

 今週の日経平均は、週明けの米株式が15日のつなぎ予算執行期限を前に政府機関閉鎖への懸念も強まった事で4日続落していたものの、米債利回り上昇に伴うドル買いから円相場が1ドル110円台前半から半ばまで下落していた事で、連休明けの寄り付きは反発してスタートしその後も先物主導で上げ幅を広げて前引け、後場も米株価指数先物の上昇を受け更に上げ幅を拡大し3日ぶりに急反発して引けた。週央は国境警備予算案における米上下両院の交渉担当者が合意に達し政府機関閉鎖懸念が後退、米中高官協議の進展期待も加わり米株式が急反発していた事を受け、寄り付きは続伸してスタートしその後も上げ幅を広げて前引け、上海総合指数堅調もあって後場も高値圏を維持し大幅続伸して引けた。翌日はトランプ大統領が米中交渉の期限延長に言及した事で協議進展が期待され米株式が続伸していた事を受け寄り付きは小幅続伸してスタート、その後はここ大幅続伸していた事も意識され前日終値を挟んで一進一退で前引け、後場に入ってからも前日までの達成感前場同様な動きが継続され3日ぶりに小反落して引けた。週末は12月小売売上高が9年ぶり大幅減少となった他、週間新規失業保険申請件数が予想より増加した事で景気の先行き懸念から米株式が3日ぶりに反落していた事を受け、寄り付きは続落してスタートしその後も下げ幅を広げて前引け、トランプ米大統領がメキシコ国境の壁建設のため非常事態宣言に踏み切る方針と伝わったこともあり後場も安値低迷し大幅続落して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、日経平均が3日ぶりに急反発となった事で投資家が運用リスクを取る姿勢を強め投資資金とされる円の売りが出て連休明けは反落してスタート、週央も米中貿易交渉の進展などへの期待から投資家が運用リスクを取る姿勢を強め比較的低リスク通貨とされる円を売る動きが出て円は続落、翌日も引き続き米中貿易協議が進展するとの期待から投資家が運用リスクを取る姿勢を強め、低金利通貨の円を売ってドルを買う動きが出て円は3日続落となった。週末は米12月小売売上高が9年ぶり大幅減少となった事などを受け米景気減速への警戒感が高まった事で、運用リスクを取りにくくなった投資家から低金利通貨である円を買ってドルを売る動きが出て円は反発した。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で20,545円、次の下値フシは大引で20,114円となっているが、今週は上記の通り米株高を背景にして週初に上値フシを抜いて来たものの、あと欧州委員会がユーロ圏の2019年の成長見通しを引き下げた事や米中貿易交渉への懸念などが嫌気され週末に新規設定された下値フシを切ってきた。週末の下げで先月9日の高値フシを切り空間を埋めてしまった事で段上げ型以降も想定されるところだが、ここまで直近で引いた長大陰線の半値の戻しを達成している事でこの長大陰線の起点である先月12日の21,600円まで抵抗らしい関門自体も存在しない事と併せ引き続き他指数も見乍ら戻りを目指す展開となって来るかどうか来週以降も注視してゆきたい。」としたが、今週は週明けの米株式が15日のつなぎ予算執行期限を前に政府機関閉鎖への懸念も強まった事で4日続落していたものの、米債利回り上昇に伴うドル買いから円相場が1ドル110円台前半から半ばまで下落していた事で連休明け12日は20,864.21円と3日ぶりに急反発してスタートし早速設定していた20,545円の上値フシを抜いて来た。週央13日も政府機関閉鎖懸念が後退し米中高官協議の進展期待も加わり米株式が急反発していた事や、上海総合指数堅調もあって21,144.48円と大幅続伸し更に一段上のフシも抜いたが、翌日は米株式が続伸していたもののここ大幅続伸していた達成感から3日ぶりに小反落し、週末15日も12月小売売上高が9年ぶり大幅減少となった他、週間新規失業保険申請件数が予想より増加した事で景気の先行き懸念から米株式が3日ぶりに反落していた事を受け20,900.63円と大幅続落して今週の取引を終えることとなった。
 来週の注目指標としては、週明け18日の12月機械受注、20日の1月貿易統計、週末22日の1月CPI等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で21,115円次の下値フシは大引で20,684円となっているが、今週は上記の通り米政府機関閉鎖懸念が後退し米中貿易協議進展に向けた動きへの期待もあって三段上の上値フシまで抜いてきた。新聞等では21,000円が壁云々の指摘が多く見られたが、このような懸念は無いとして2月2日号では「~21,000円大台もちょうどDOWの25,000ドルといったところ〜」と書いていたが、やはり先週末の下落で空間を埋め切ったものの、早速の切り返しで直近の高値フシをあっさりと抜き21000円の大台を回復してきた。これで再度直近で引いた長大陰線に差し込んできた事で再度この起点である先月12日の21,600円まで抵抗らしい関門自体も存在しない事と併せ、ここをターゲットに戻りを目指す展開となって来るかどうか来週以降も注目してゆきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,567.50、次の下値フシは大引で1,510.49となっているが、今週は上記の通り米株高を背景にして週初に上値フシを抜いて来たものの、あと欧州委員会がユーロ圏の2019年の成長見通しを引き下げた事や米中貿易交渉への懸念などが嫌気され週末に新規設定された下値フシを切ってきた。今週は戻り過程においてもしばらくの間特殊チャート上ではクリヤが適わなかったDOWやS&P500種の長大陰線の起点日である12月3日のザラバ高値に対し年初来安値からの半値戻し水準1,552.50を漸く週明けに抜いて来た。あと週末に一服となったが、適度な空間を保持している事で来週以降は仮に切り返し設定した上値フシのもう一段上にある1,582.50のフシを大引で抜けばそこで再陽転確認となり、先ずは直近で引いた長大陰線の起点までの戻りを目指す展開となって来る。」としたが、今週は週明けの米株式が15日のつなぎ予算執行期限を前に政府機関閉鎖への懸念も強まった事で4日続落していたものの、米債利回り上昇に伴うドル買いから円相場が1ドル110円台前半から半ばまで下落していた事で連休明け12日は1,572.60と4日ぶりに急反発してスタートし早速設定していた1,567.50の上値フシを抜いて来た。週央も政府機関閉鎖懸念が後退し米中高官協議の進展期待も加わり米株式が急反発していた事や、上海総合指数堅調もあって大幅続伸し翌日も米株式の続伸を受けて小幅続伸となったが、週末15日は12月小売売上高が9年ぶり大幅減少となった他、週間新規失業保険申請件数が予想より増加した事で景気の先行き懸念から米株式が3日ぶりに反落していた事を受け反落して今週の取引を終えることとなった。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,601.50次の下値フシは大引で1,544.49となっているが、今週は上記の通り米政府機関閉鎖懸念が後退し米中貿易協議進展に向けた動きへの期待もあって上値フシを抜いてきた。日経225平均は上記の通り今週直近で引いた高値フシを抜いて来たものの、こちらは今週の高値フシ抜けでも直近で引いた高値フシを抜くには一歩足らずであった。この背景には大発会以来の水準となったNT倍率上昇が大きいだろうか?投資家のリスク選好姿勢で高寄与度銘柄への物色が目立った一方で、自動車・銀行セクターの上値の重さがここに出てきているが、こちらも来週以降設定した上値フシを抜いて来れば自動的に再陽転確認となるのでこれが適うかどうか引き続き来週以降も見てゆきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で25,356.50ドル、次の下値フシは大引で24,855.49ドルとなっているが、今週は上記の通りハイテクセクターの底堅さから前半に上値フシを抜いて来たものの、あと欧州委員会がユーロ圏の2019年の成長見通しを引き下げた事などが嫌気され新規設定された下値フシを切ってきた。先月25日に再陽転を確認した翌日(大引ベース)から今週の5日まで約880ドル上昇したあと週末に一服となったが、陽線を伸ばし適度な空間も保持している事で来週以降は仮に切り返し設定した上値フシのもう一段上にある25,400ドル台のフシを大引で抜けばそこで再陽転確認となり、引き続き昨年12月3日から引いた長大陰線の起点までの戻りを目指す展開となって来る。」としたが、今週は15日のつなぎ予算執行期限を前に政府機関閉鎖への懸念も強まった事で週明けは4日続落してのスタートとなったものの、翌日12日は国境警備予算案における米上下両院の交渉担当者が合意に達し政府機関閉鎖懸念が後退、米中高官協議の進展期待も加わり25,425.76ドルと急反発し先ずは設定していた25,356.50ドルの上値フシを抜いて来た。週央もトランプ大統領が米中交渉の期限延長に言及した事で協議進展が期待され続伸し、翌日は12月小売売上高が9年ぶり大幅減少となった他、週間新規失業保険申請件数が予想より増加した事で景気の先行き懸念から3日ぶりに反落となったが、週末15日は米中貿易協議が米で継続される見通しとなり合意に向けて協議が進むとの期待感から25,883.25ドルと再度急反発し更に一段上のフシまで抜いて今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、19日の2月NAHB住宅市場指数、20日のFOMC議事録要旨、21日の米週間新規失業保険申請件数、2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米12月耐久財受注、米2月PMI、米1月景気先行指標総合指数、米1月中古住宅販売件数等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で26,140.50ドル次の下値フシは大引で25,625.49ドルとなっているが、今週は上記の通り政府機関閉鎖懸念が後退し米中貿易協議進展に向けた動きへの期待から三段上の上値フシまで抜いてきた。先週号で「〜週末に一服となったが陽線を伸ばし適度な空間も保持している事で来週以降は仮に切り返し設定した上値フシのもう一段上にある25,400ドル台のフシを大引で抜けばそこで再陽転確認〜」と書いていたが、12日の上値フシ取りではこのフシを抜きS&P500種と共にこれで再陽転を確認となった。その確認後の週末には昨年11月9日以来ほぼ3か月ぶりの高値まで上伸したが、これで昨年の陰転確認前の高値フシをも抜いてきた事で次の関門は昨年11月に作成した高値フシ26,180ドルとなって来る。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,732.50、次の下値フシは大引で2,679.49となっているが、今週は上記の通りハイテクセクターの底堅さから前半に上値フシを抜いて来たものの、あと欧州委員会がユーロ圏の2019年の成長見通しを引き下げた事などが嫌気され新規設定された下値フシを切ってきた。先週にDOWに遅れること再陽転を果たし今週も前半続伸したもののあと一服となったが、陽線を伸ばし適度な空間も保持している事で来週以降は仮に切り返し設定した上値フシのもう一段上にある2,739.50のフシを大引で抜けばそこで再陽転確認となり、引き続き昨年12月3日から引いた長大陰線の起点までの戻りを目指す展開となって来る。」としたが、今週は米中貿易協議進展に向けた動きへの期待から週明けは小反発してスタート、翌日12日も国境警備予算案における米上下両院の交渉担当者が合意に達し政府機関閉鎖懸念が後退、米中高官協議の進展期待も加わり2,744.73と大幅続伸し先ずは設定していた2,732.50の上値フシを抜いて来た。週央もトランプ大統領が米中交渉の期限延長に言及した事で協議進展が期待され続伸し、翌日は12月小売売上高が9年ぶり大幅減少となった他、週間新規失業保険申請件数が予想より増加した事で景気の先行き懸念から5日ぶりに反落となったが、週末は米中貿易協議が米で継続される見通しとなり合意に向けて協議が進むとの期待感から2,775.60と再度急反発し更に一段上のフシまで抜いて今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,802.50次の下値フシは大引で2,749.49となっているが、今週は上記の通り政府機関閉鎖懸念が後退し米中貿易協議進展に向けた動きへの期待から二段上の上値フシまで抜いてきた。先週号では「〜一服となったが陽線を伸ばし適度な空間も保持している事で来週以降は仮に切り返し設定した上値フシのもう一段上にある2,739.50のフシを大引で抜けばそこで再陽転確認となり〜」と書いていたが、12日のフシ取りではこれを抜きDOWと共に再陽転確認となりその後同指数は週末には10週ぶり高値水準を付けている。これで長大陰線を引く前の昨年12月の高値フシも指呼の間となったが、今週DOWは既にこのフシを抜いてきておりこれの後追いでこちらも来週以降このフシを抜いてくるかどうか見ておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で11,015.50、次の下値フシは大引で10,798.49となっているが、今週は上記の通り欧州委員会がユーロ圏の2019年の成長見通しを引き下げたほかドイツ18年12月鉱工業生産指数が期待外れの内容となった事で三段下の下値フシまで切って来た。既に先月陽転を確認していたがやはり陽転のフシを下値で取らないままの立ち上がりでかなり戻った位置での陽転であった為に、1日の下げ幅として昨年12月6日以来の大幅下落となったのも想定内か。先週までは直近で引いた長大陰線に差し込んでいたが、この下落で今度は直近で引いた長大陽線に差し込んでおりその起点まで500ポイント近くあることから応分の振れ幅も可能性としてあるが、先月の再陽転が効いていれば切り返して下穴を作成して後の再陽転というシナリオが予測される。」としたが、今週は前週末に続急落を演じていたオンライン決済大手ワイヤカードやドイツ銀行が再度急反発し週明けは4日ぶりに反発してスタート、翌日12日も米中貿易協議が進展するとの期待から投資家心理が改善しヘルスケア大手フルゼニウスや素材大手コベストロ、自動車セクターまで幅広く買われ11,126.08と続伸し先ずは設定していた11,015.50の上値フシを抜いてきた。週央も引き続き米中貿易協議が進展するとの期待感漂うなかタイヤ大手コンチネンタルやハイデルベルクセメントの上昇を受け続伸し、翌日は第4四半期の利益が市場予想を下回ったほか、今年通年の業績見通しについて警戒感を強めたドイツ証取が売られたことや、医薬・農業大手バイエル、鉄鋼大手ティッセンクルップの下げも響き4日ぶりに反落となったが、週末15日は米中貿易協議の継続方針が伝わり進展に向けた楽観的な見方が広まる中、素材大手コベストロやドイツ銀行の大幅高を受けて11,299.80と急反発し更に一段上のフシを抜いて今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で11,412.50次の下値フシは大引で11,187.49となっているが、今週は上記の通り米中貿易協議が進展するとの期待感のなか主力株の大幅高を受け三段上の上値フシまで抜いて来た。先週号の末尾では「〜先月の再陽転が効いていれば切り返して下穴を作成して後の再陽転というシナリオが予測される。」と書いておいたが、今週の切り返しでは半値引き上げから直近音高値フシまで抜きここで再陽転確認となった。先週のシナリオ通りの展開となってくれたが、これで直近で引いた長大陰線の起点までの戻りを再度試す動きとなるか。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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