2019年02月23日(土)

日欧二度目の再陽転 [CFD]

【サマリー・02/18〜02/22】

 今週の日経平均は、米中貿易協議が米で継続される見通しとなり合意に向けて協議が進むとの期待感から先週末の米株式が急反発していた事を受け、週明けの寄り付きは急反発してスタートしその後も高値圏維持して前引け、後場も高値圏で非常に狭いレンジのまま膠着感の強い展開で推移したが3日ぶりに急反発して引けた。翌日は米株式がプレジデンツデーの祝日で休場となるなか前日の急反発の反動から寄り付きは小反落してスタート、その後は前日終値を挟んだ揉み合う展開が続き小幅続伸して前引け、後場に入ると日銀総裁の答弁内容を背景に追加緩和への期待が高まった事で終始プラス圏で推移し小幅続伸して引けた。週央は米中の通商協議の再開を受け連休明けの米株式が小幅続伸していた事を受け寄り付きは小幅続伸してスタート、その後は円安に振れ先物主導で上げ幅を拡大させて前引け、後場に入って直後には急速に値を削る場面もあったがあと戻し3日続伸して引けた。翌日はFRBが保有資産の縮小を年内にも終了するとの観測が強まった他、米中貿易交渉の進展期待から米株式は3日続伸していたものの、CME清算値に鞘寄せする形で寄り付きは小反落してスタートしその後もほぼマイナス圏での推移となり前引け、米中が貿易協議の決着に向けた6つの覚書の作成が為されているとの報が伝わり後場はプラス圏に浮上しての推移となり4日続伸して引けた。週末は2月フィラデルフィア連銀製造業景況指数がマイナスとなるなど経済指標が振るわなかった事から米株式が4日ぶりに反落していた事を受け、寄り付きは反落してスタートしその後はマイナス圏で揉み合う展開で前引け、後場は総理大臣と日銀総裁の会談が思惑を誘うなどして下げ渋る展開となったが5日ぶりに反落して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、米中貿易協議が進展するとの期待から日経平均が3日ぶりに急反発した事を受け株高を背景に投資家が運用リスクを取り易くなり、低金利で投資資金の調達通貨とされる円には売りが優勢となり週明けは反落してスタート、翌日も日銀総裁の答弁内容を背景に追加緩和への思惑が高まり円売りが促された事で続落となり、週央も日経平均の上昇に歩調を合せて円売りドル買いが出て続落となった。翌日は国内輸出企業などの円買い・ドル売りが優勢となり円は反発し、週末も日経平均の反落に歩調を合せた円買い・ル売りが出て円は続伸となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で21,115円、次の下値フシは大引で20,684円となっているが、今週は上記の通り米政府機関閉鎖懸念が後退し米中貿易協議進展に向けた動きへの期待もあって三段上の上値フシまで抜いてきた。新聞等では21,000円が壁云々の指摘が多く見られたが、このような懸念は無いとして2月2日号では「~21,000円大台もちょうどDOWの25,000ドルといったところ〜」と書いていたが、やはり先週末の下落で空間を埋め切ったものの、早速の切り返しで直近の高値フシをあっさりと抜き21000円の大台を回復してきた。これで再度直近で引いた長大陰線に差し込んできた事で再度この起点である先月12日の21,600円まで抵抗らしい関門自体も存在しない事と併せ、ここをターゲットに戻りを目指す展開となって来るかどうか来週以降も注目してゆきたい。」としたが、今週は米中貿易協議が米で継続される見通しとなり合意に向けて協議が進むとの期待感から先週末の米株式が急反発していた事を受け週明け18日は21,281.85円と急反発してスタートし、早速設定していた21,115円の上値フシを抜いて来た。翌日も米株式がプレジデンツデーの祝日で休場となるなか日銀総裁の答弁内容を背景に追加緩和への期待が高まった事で小幅続伸し、週央も米中の通商協議の再開を受け連休明けの米株式が小幅続伸していた事を受け3日続伸、更に翌日もFRBが保有資産の縮小を年内にも終了するとの観測が強まったほか米中貿易交渉の進展期待から米株式は3日続伸していた事を受け4日続伸となったが、週末は2月フィラデルフィア連銀製造業景況指数がマイナスとなるなど経済指標が振るわなかった事から米株式が4日ぶりに反落していた事を受け5日ぶりに反落して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け25日の1月企業向けサービス価格指数、12月景気先行指数改定値、28日の1月鉱工業生産指数速報値、1月小売業販売額、1月百貨店・スーパー販売額、月替り1日の1月有効求人倍率、1月失業率、2月消費者態度指数等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で21,505円次の下値フシは大引で21,054円となっているが、今週は上記の通り米中貿易協議が米で継続される見通しとなり合意に向けて協議が進むとの期待感や米株高を背景にTOPIXと共に週明けから上値フシを抜いて来た。この上値フシ抜けで再度再陽転のフシを抜いたのでここで先月15月に続き再陽転を確認となった。オプションマーケットでは3月限コールの建玉別価格帯では権利行使価格21500円が最多となっておりこれを抜けると上げが加速するとの見方も出ているが、今回設定された上値フシはちょうどこれと同水準であり、こうした内部要因と共に来週以降も今週の再陽転が効いてくるのかどうかこの辺に注目しておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,601.50、次の下値フシは大引で1,544.49となっているが、今週は上記の通り米政府機関閉鎖懸念が後退し米中貿易協議進展に向けた動きへの期待もあって上値フシを抜いてきた。日経225平均は上記の通り今週直近で引いた高値フシを抜いて来たものの、こちらは今週の高値フシ抜けでも直近で引いた高値フシを抜くには一歩足らずであった。この背景には大発会以来の水準となったNT倍率上昇が大きいだろうか?投資家のリスク選好姿勢で高寄与度銘柄への物色が目立った一方で、自動車・銀行セクターの上値の重さがここに出てきているが、こちらも来週以降設定した上値フシを抜いて来れば自動的に再陽転確認となるのでこれが適うかどうか引き続き来週以降も見てゆきたい。」としたが、今週は米中貿易協議が米で継続される見通しとなり合意に向けて協議が進むとの期待感から先週末の米株式が急反発していた事を受け週明け18日は1,601.96と急反発してスタートし、早速設定していた1,601.50の上値フシを抜いて来た。翌日も米株式がプレジデンツデーの祝日で休場となるなか日銀総裁の答弁内容を背景に追加緩和への期待が高まった事で小幅続伸し、週央も米中の通商協議の再開を受け連休明けの米株式が小幅続伸していた事を受け3日続伸、更に翌日もFRBが保有資産の縮小を年内にも終了するとの観測が強まったほか米中貿易交渉の進展期待から米株式は3日続伸していた事を受け4日続伸となったが、週末は2月フィラデルフィア連銀製造業景況指数がマイナスとなるなど経済指標が振るわなかった事から米株式が4日ぶりに反落していた事を受け5日ぶりに反落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,631.50次の下値フシは大引で1,572.49となっているが、今週は上記の通り米中貿易協議が米で継続される見通しとなり合意に向けて協議が進むとの期待感や米株高を背景に日経平均と共に週明けから上値フシを抜いて来た。先週号では、「〜来週以降設定した上値フシを抜いて来れば自動的に再陽転確認となるの〜」としたが、週明け早々に上値フシ抜けが適いここで再陽転確認となった。特殊チャートではちょうど直近で引いた長大陰線の起点の僅か手前で止まったが、週末の終値自体はこれを抜いており来週以降特殊チャートでも上値フシを抜いてくるのかどうかこの辺を見ておきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で26,140.50ドル、次の下値フシは大引で25,625.49ドルとなっているが、今週は上記の通り政府機関閉鎖懸念が後退し米中貿易協議進展に向けた動きへの期待から三段上の上値フシまで抜いてきた。先週号で「〜週末に一服となったが陽線を伸ばし適度な空間も保持している事で来週以降は仮に切り返し設定した上値フシのもう一段上にある25,400ドル台のフシを大引で抜けばそこで再陽転確認〜」と書いていたが、12日の上値フシ取りではこのフシを抜きS&P500種と共にこれで再陽転を確認となった。その確認後の週末には昨年11月9日以来ほぼ3か月ぶりの高値まで上伸したが、これで昨年の陰転確認前の高値フシをも抜いてきた事で次の関門は昨年11月に作成した高値フシ26,180ドルとなって来る。」としたが、今週は米中の通商協議の再開を受け連休明けは小幅続伸してスタート、週央もFRBが保有資産の縮小を年内にも終了するとの観測が強まった他、米中貿易交渉の進展期待から3日続伸となったが、翌日は2月フィラデルフィア連銀製造業景況指数がマイナスとなるなど経済指標が振るわなかった事から4日ぶりに反落、週末は米中通商協議の進展期待を背景に再度反発となったが上下のフシはいずれも取らず終いであった。
 来週の注目指標としては、26日の米12月住宅着工件数、米12月建設許可件数、12月ケース・シラー米住宅価格指数、2月リッチモンド連銀製造業指数、米2月消費者信頼感指数、27日の米12月製造業新規受注、28日の米週間新規失業保険申請件数、米10-12月期四半期実質GDP速報値、2月シカゴ購買部協会景気指数の他、月替り1日のFRB議長発言にも注目しておきたい。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週以降も現在値から次の上値フシは大引で26,140.50ドル次の下値フシも大引で25,625.49ドルとするが、今週は上記の通り米中の通商協議の再開を受けた進展への期待感からS&P500種と共に堅調推移となったものの、上値フシを抜くまでには至らずであった。とはいえ今週は昨年11月8日以来、約3か月半ぶりに26,000ドル台を回復して週間では9週間続伸、1995年5月以来の長期連騰記録となった。こちらは既に先週末で長大陰線を引く前の昨年12月の高値フシを抜いており、来週以降はその前の昨年11月の高値関門をも抜けて来るのかどうか引き続き注視しておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,802.50、次の下値フシは大引で2,749.49となっているが、今週は上記の通り政府機関閉鎖懸念が後退し米中貿易協議進展に向けた動きへの期待から二段上の上値フシまで抜いてきた。先週号では「〜一服となったが陽線を伸ばし適度な空間も保持している事で来週以降は仮に切り返し設定した上値フシのもう一段上にある2,739.50のフシを大引で抜けばそこで再陽転確認となり〜」と書いていたが、12日のフシ取りではこれを抜きDOWと共に再陽転確認となりその後同指数は週末には10週ぶり高値水準を付けている。これで長大陰線を引く前の昨年12月の高値フシも指呼の間となったが、今週DOWは既にこのフシを抜いてきておりこれの後追いでこちらも来週以降このフシを抜いてくるかどうか見ておきたい。」としたが、今週は米中の通商協議の再開を受け連休明けは小幅続伸してスタート、週央もFRBが保有資産の縮小を年内にも終了するとの観測が強まった他、米中貿易交渉の進展期待から3日続伸となったが、翌日は2月フィラデルフィア連銀製造業景況指数がマイナスとなるなど経済指標が振るわなかった事から4日ぶりに反落、週末は米中通商協議の進展期待を背景に再度反発となったが上下のフシはいずれも取らず終いであった。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週以降も現在値から次の上値フシは大引で2,802.50次の下値フシも大引で2,749.49とするが、今週は上記の通り米中の通商協議の再開を受けた進展への期待感からDOWと共に堅調推移となったものの、上値フシを抜くまでには至らずであった。というワケで特殊チャートの引線は無かったものの心理的な節目となっている2800台回復は目前、週末の終値も長大陰線を引く前の昨年12月の高値フシを抜いており、その前の昨年11月の高値関門をも抜けて来るのかどうか来週以降も注視しておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で11,412.50、次の下値フシは大引で11,187.49となっているが、今週は上記の通り米中貿易協議が進展するとの期待感のなか主力株の大幅高を受け三段上の上値フシまで抜いて来た。先週号の末尾では「〜先月の再陽転が効いていれば切り返して下穴を作成して後の再陽転というシナリオが予測される。」と書いておいたが、今週の切り返しでは半値引き上げから直近音高値フシまで抜きここで再陽転確認となった。先週のシナリオ通りの展開となってくれたが、これで直近で引いた長大陰線の起点までの戻りを再度試す動きとなるか。」としたが、今週は中国の物流業者と同国内のサプライチェーン業務の拡大に向け戦略的提携を結んだドイツポストの大幅安などから週明けは小反落してのスタートとなったが、翌日は前日に続いて空売り規制が発令されたオンライン決済大手ワイヤカードの続伸などから小反発、週央も米中貿易協議が進展するとの期待感のなか2020年から利益の伸びが売上高の伸びを上回るとの見通しを示した医療機器大手フルゼニウスや、自社株の買戻しを発表した透析器大手フルゼニウス・メディカル・ケアが大幅高となり続伸、翌日21日もアナリストが目標価格を引き上げた事から医療機器大手フルゼニウスが前日に続いて買われ、工業用ガス大手リンデや消費財大手ヘンケルも上昇した事で11,423.28と3日続伸して設定していた11,412.50の上値フシを抜き、週末も鉄鋼大手ティッセンクルップや重電大手シーメンスの上昇から4日続伸して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で11,536.50次の下値フシは大引で11,309.49となっているが、今週は上記の通り米中貿易協議が進展するとの期待感のなか個別への物色も旺盛で上値フシを抜いて来た。先週末の再陽転を経て先月初回の陽転より更に上に行き易くなったが今週も上値フシを抜いて来た。ちょうど先週末の終値は昨年10月の再陰転時から作成した段下げの抵抗帯が直ぐ上に控えている事から、来週以降も引き続き上値フシを突破しながらここを抜いてくることが適うのかどうかこの辺を見ておきたい。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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