2019年03月09日(土)

一服感台頭 [CFD]

【サマリー・03/04〜03/08】

 今週の日経平均は、米中通商交渉の進展期待から先週末の米株式が4日ぶりに反発となっていた事を受けて週明けの寄り付きは続伸してスタート、その後は膠着状態となったが高値圏は維持して前引け、上海総合指数の堅調も背景に後場に入ってからは一段高となり大幅続伸して引けた。翌日は米中交渉の合意が近いとの期待の一方で中国側からの声明に乏しく、今後の動向を見極めたいとの思惑から米株式が反落していた事を受け寄り付きは反落してスタート、その後はアジア市場の冴えない出足も相俟って値位置を下げて前引け、後場に入ってからもマイナス圏で揉み合う展開に終始し3日ぶりに反落して引けた。週央は中国が19年のGDP成長率目標を引き下げた事などから、米株式が続落していた事を受け寄り付きは続落してスタートしその後も先物への売りが嵩み更に下げ幅を広げて前引け、中国の経済成長率目標引き下げなども相場の重しとなって後場に入ってからも頭重く推移し続落して引けた。翌日は12月貿易赤字が10年ぶりの高水準となった他、ベージュブックでも多くの地域で景気減速が指摘された事で続落していた米株式を受け寄り付きは続落してスタートしその後はこう着状態で前引け、明日のメジャーSQを控えて後場に入ってからも膠着感の強い展開で推移し3日続落して引けた。週末はECBによるユーロ圏経済成長見通しの下方修正を受けた世界経済の鈍化懸念が嫌気され、米株式が大幅に4日続落していたことを受け寄り付きは続落してスタートしその後も下げ幅を広げて前引け、中国の2月貿易統計で輸出入が落ち込み上海総合指数が軟調となった事も嫌気され後場に入ってからも値位置を切り下げて大幅に4日続落して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、米中貿易交渉の進展期待から日経平均が上昇、投資家のリスク選好姿勢から円売り・ドル買いが進み週明けは小幅続落してスタート、翌日は日経平均が3日ぶりに反落した事に歩調を合わせ円買いが先行し円は小反発となり、週央も日経平均が続落した事で投資家のリスク回避姿勢が強まった事で円買いが優勢となり円は続伸となった。翌日は日経平均が3日続落となった事を背景に投資家の運用リスク回避目的の円買いと目先の利益確定の円売りが拮抗し変わらずとなった。週末は日経平均が大幅に4日続落となった事で、投資家のリスク回避姿勢の強まりから円買い・ドル売りが優勢となった事で円は上昇となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で21,755円、次の下値フシは大引で21,304円となっているが、今週は上記の通り米中通商交渉の進展期待から週明け早々に上値フシを抜いて来た。これでトリガーとされていた21,500円のポイントを抜いて来たが、来週以降仮に今週設定した21,755円の上値フシを抜いてくると次は昨年12月に引いた長大陰線に差し込むこととなり、その起点22,570円まで関門らしい関門を存在しなくなる。」としたが、今週の日経平均は、米中通商交渉の進展期待から先週末の米株式が4日ぶりに反発となっていた事や上海総合指数の堅調も背景に週明け4日は21,822.04円と大幅続伸し早速設定していた21,755円の上値フシを抜いて来た。翌日は米中交渉の合意が近いとの期待の一方で中国側からの声明に乏しく今後の動向を見極めたいとの思惑から米株式が反落していた事を受け3日ぶりに反落、週央も中国が19年のGDP成長率目標を引き下げた事などから米株式が続落していた事を受け続落となり、翌日7日も12月貿易赤字が10年ぶりの高水準となった他ベージュブックでも多くの地域で景気減速が指摘された事で続落していた米株式を受け21,456.01円と3日続落し新規設定されていた下値フシを切って、更に週末8日もECBによるユーロ圏経済成長見通しの下方修正を受けた世界経済の鈍化懸念が嫌気され米株式が大幅に4日続落していたことを受け21,025.56円と大幅に4日続落し更に一段下のフシを大きく切って今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、12日の1-3月期四半期法人企業景気予測調査・大企業製造業業況判断指数、2月国内企業物価指数、1月機械受注、1月第三次産業活動指数のほか、14日からの日銀金融政策決定会合にも注目しておきたい。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で21,255円次の下値フシは大引で20,804円となっているが、今週は上記の通り米欧中の経済指標の内容がそれぞれ振るわなかった事で三段下の下値フシまで切って来た。週明け早々に上値フシを抜き昨年12月に引いた長大陰線に差し込んだことで、その起点22,570円まで関門らしい関門は存在しなくなったものの、後半の下落で空間も埋めてしまっていることで来週以降は切り返してもその後の軌道がどう描かれてくるのかその辺を注視しておきたいところ。

【TOPIX】
 先週号では、「来週以降も現在値から次の上値フシは大引で1,631.50、次の下値フシは大引で1,572.49とするが、先週の引線で最後に引いた長大陰線の起点にほぼ到達している事で一旦の足踏みはやむなしか。仮にこのポイントを抜けるとその前の長大陰線に差し込むが、その起点は1,689ポイントとなりそのポイントまで関門らしい関門は存在しない。」としたが、今週の日経平均は、米中通商交渉の進展期待から先週末の米株式が4日ぶりに反発となっていた事や上海総合指数の堅調も背景に週明けは続伸してのスタートとなったが、翌日は米中交渉の合意が近いとの期待の一方で中国側からの声明に乏しく今後の動向を見極めたいとの思惑から米株式が反落していた事を受け3日ぶりに反落、週央も中国が19年のGDP成長率目標を引き下げた事などから米株式が続落していた事を受け続落となり、翌日7日も12月貿易赤字が10年ぶりの高水準となった他ベージュブックでも多くの地域で景気減速が指摘された事で続落していた米株式を受け3日続落、更に週末8日もECBによるユーロ圏経済成長見通しの下方修正を受けた世界経済の鈍化懸念が嫌気され米株式が大幅に4日続落していたことを受け1,572.44と大幅に4日続落し設定していた1,572.49の下値フシを切って今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,600.50次の下値フシは大引で1,543.49となっているが、今週は上記の通り米欧中の経済指標の内容がそれぞれ振るわなかった事で週末に下値フシを切って来た。先週も書いたが12月の長大陰線の起点にほぼ到達している事で達成感から一旦の足踏みはやむなしか。引き続き仮にこのポイントを抜けてくるとその前の長大陰線に差し込むが、その起点は1,689ポイントとなりそこまで関門らしい関門は存在しなくなる。

【NY DOW】
 先週号では、「来週以降も現在値から次の上値フシは大引で26,140.50ドル、次の下値フシも大引で25,625.49ドルとするが、先週まで9週間続伸で1995年5月以来の長期連騰記録となっていたが10週間ぶりに漸くの一服という感じ。とはいえ先週記の通り長大陰線を引く前の昨年12月の高値フシを抜いていることで、来週以降はその前の昨年11月の高値関門をも抜けて来るのかどうか引き続き注視しておきたい。」としたが、今週は米中交渉の合意が近いとの期待の一方で中国側からの声明に乏しく、今後の動向を見極めたいとの思惑から週明けは反落してスタート、翌日も中国が19年のGDP成長率目標を引き下げた事などから続落し、週央も12月貿易赤字が10年ぶりの高水準となったほかベージュブックでも多くの地域で景気減速が指摘された事で3日続落、翌日7日もECBによるユーロ圏経済成長見通しの下方修正を受けた世界経済の鈍化懸念が嫌気され25,473.23ドルと大幅に4日続落し設定していた25,625.49ドルの下値フシを切り、週末も発表された2月雇用統計において非農業部門の雇用者数が2万人増加と、17年9月以来の小幅な伸びにとどまる下振れをみせたことが嫌気され5日続落して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け11日の米1月小売売上高、米12月企業在庫、12日の米2月CPI、13日の米2月PPI、米1月耐久財受注、14日の米週間新規失業保険申請件数、米1月新築住宅販売件数、週末15日の3月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米2月鉱工業生産指数、米2月設備稼働率、3月ミシガン大学消費者態度指数速報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で25,726.50ドル次の下値フシは大引で25,219.49ドルとなっているが、今週は上記の通り世界景気の減速懸念に加え2月雇用統計の内容も振るわなかった事を嫌気して下値フシを切って来た。こちらは昨年12月暴落の全値戻り水準をクリヤしていたが、その前の昨年11月の高値関門を前に高値警戒感から今週は久し振りに押しを入れたが、S&P500種同様にわずかな空間を残している事から来週以降仮に切り返して設定した上値フシの更に一段上にある25,900ドル台のフシを抜くとそこで再陽転確認となるのでこれが適うのかどうか来週以降も注視しておきたい。


【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,831.50、次の下値フシは大引で2,776.49となっているが、今週は上記の通り米中通商交渉の進展期待から堅調持続し上値フシを抜いて来た。先週記では「〜心理的な節目となっている2,800台回復は目前〜」と書いたが、週末は11月8日以来、約4か月ぶり心理的フシ目とされる2,800ポイントを上回っての終了が適った。来週以降も設定した上値フシを抜けると昨年11月の高値関門をも抜くこととなり、そうなると昨年9月から引いた長大陰線に差し込む事でその起点となる2,908ポイントまで関門らしい関門を存在しなくなる。」としたが、今週は米中交渉の合意が近いとの期待の一方で中国側からの声明に乏しく、今後の動向を見極めたいとの思惑から週明けは反落してスタート、翌日も中国が19年のGDP成長率目標を引き下げた事などから続落し、週央6日も12月貿易赤字が10年ぶりの高水準となったほかベージュブックでも多くの地域で景気減速が指摘された事で、2,771.45と3日続落し先ずは設定していた2,776.49の下値フシを切ってきた。翌日7日もECBによるユーロ圏経済成長見通しの下方修正を受けた世界経済の鈍化懸念が嫌気され大幅に4日続落し、週末8日も発表された2月雇用統計において非農業部門の雇用者数が2万人増加と、17年9月以来の小幅な伸びにとどまる下振れをみせたことが嫌気され2,743.07と5日続落し更に一段下のフシまで切って今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,769.50次の下値フシは大引で2,716.49となっているが、今週は上記の通り世界景気の減速懸念に加え2月雇用統計の内容も振るわなかった事を嫌気して二段下の下値フシまで切って来た。昨年12月暴落の全値戻り水準であった昨年11月の高値関門を前に達成感から今週は久し振りに大きく押しを入れたが、それでもDOW同様にわずかな空間を残している事から来週以降仮に切り返して設定した上値フシの更に一段上にある2805.50のフシを抜くとそこで再陽転確認となるのでこれが適うのかどうか来週以降も注視しておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で11,655.50、次の下値フシは大引で11,426.49となっているが、今週は上記の通り米中の貿易交渉を巡る進展期待から中国関連銘柄が上昇した事で先週に続いて上値フシを抜いて来た。派手さこそないものの先月15日の再陽転が効いている形で以降順調に上値を伸ばしている。今週の上値フシ抜けで昨年10月23日の再陰転値も抜けてきており目先の関門はその再陰転前の戻り高値ということになるが、そこを抜けるとその上の関門は長大陰線に差し込む事で12,400台まで無くなる。」としたが、今週は米政府が透析コストの削減を計画しているとの報道が売り材料となり透析器大手フルゼニウス・メディカル・ケアが大幅安となり、複数のアナリストが目標株価を引き下げた工業用ガス大手リンデも下落した事で週明けは3日ぶりに小反落してスタート、翌日は日用品大手バイヤスドルフが大幅高し前日大幅安となっていた透析器大手フルゼニウス・メディカル・ケアにも買戻しが入った事で反発となったが、週央はEU当局が調査していたBMW、ダイムラー、フォルクスワーゲングループの自動車三社に対するカルテル疑惑を巡る懸念が再度意識されてこれらが下落し、昨日カバーの入った透析器大手フルゼニウス・メディカル・ケアも急反落した事で再度反落し、翌日もECB理事会にて銀行への新たな資金供給策の導入などを決めた事を受け世界景気減速への懸念を意識した売りが優勢になるなか、長期金利の低下で利ザヤが縮小するとの観測からドイツ銀行が大幅安となり続落、週末も1月ドイツ鉱工業受注指数が予想に反し低下し世界景気減速が懸念されるなか、スポーツ用品大手アディダスや鉄鋼大手ティッセンクルップの大幅安などから3日続落となったが、上下何れのフシも取らず終いであった。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週以降も現在値から次の上値フシは大引で11,655.50次の下値フシも大引で11,426.49とするが、今週は上記の通りECB理事会を睨みながらこう着感の強いなか世界経済減速懸念が台頭し後半は軟調を余儀なくされたが下値フシを切るまでには至らずであった。週末は米国では2月雇用統計において雇用者数が前月比2万人増加とほとんど増えず17年9月以来の弱い伸びにとどまり、当のドイツは1月の鉱工業受注指数が前月比2.6%低下し、予想の0.5%上昇に反して−になったことに加え18年6月以来7カ月ぶりの大幅な低下になった上に、経済的に重要な中国の2月の貿易統計ではドル建て輸出が前年同月比20.7%減少となり、減少率は2016年2月以来の大きさとなるなど悪材料が重なった割には日米に比べて持ち堪えたともいえようか。特殊チャートではちょうど昨年10月23日の再陰転後の戻り高値に接近している事で応分の抵抗も出て来るだろうが、引き続き来週以降これを抜けてくる事が出来るのかどうかその辺を見ておきたい。

Posted by 雲遊

ページのトップへ ページのトップへ

広告

プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

検索


カテゴリーリスト

タグリスト

最近の記事

広告


RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2010 CapitalF Co.,Ltd. All rights reserved.