2019年05月11日(土)

皐月相場 [CFD]

【サマリー・05/07〜05/10】

 今週の日経平均は、トランプ米大統領が中国からの輸入品2000億ドル相当への関税引き上げを10日から実施すると表明した事からほぼ全面安となったアジア・欧州株の流れを受けた週明けの米株式が反落していた事を受け連休明けの寄り付きは続落してスタート、その後は上海総合指数の反発を見てやや戻して前引け、後場に入ると中国メディアが協議中断の可能性を示唆した事などから再度値位置を切り下げる展開となり大幅続落して引けた。週央はトランプ米大統領が表明した10日からの対中関税引き上げをUSTR代表が再確認した事で、米中通商協議の先行き懸念が一段と強まったことを嫌気した米株式の大幅続落を受け寄り付きは大幅続落してスタートしその後も安値低迷して前引け、後場に入ってからもトヨタの好決算も材料にならず大幅安での推移で大幅に3日続落して引けた。翌日は米中高官協議の行方を見極めたいとの空気の中を米株式は小反発していたものの、CME清算値に寄せる形で寄り付きは続落してスタート、その後も上海総合指数の下げ幅拡大を受け更に値位置を切り下げて前引け、後場は米中協議の行方を見極めたいとの思惑から揉み合いの展開となり4日続落して引けた。週末は米中貿易摩擦の激化懸念からアジア・欧州株がほぼ全面安となった流れで米株式は反落していたものの、為替市場で円高が一服していた事から寄り付きは小反発してスタート、その後は上海総合指数の反発を追い風に上げ幅を広げて前引け、後場に入り米国の対中追加関税が発動されことなどから売りが広がり上げを帳消しにしてマイナス圏に沈んで今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、トランプ米大統領が中国からの輸入品2000億ドル相当への関税引き上げを10日から実施すると表明、米中貿易摩擦への警戒感が強まりリスク回避目的の円買いが優勢となり連休明けは続伸してスタート、週央も米国が対中関税の上乗せ幅の引き上げに動くとの警戒感からリスク回避を目的とした円買いが入り円は続伸、翌日も米中貿易摩擦の激化懸念から比較的低リスク通貨とされる円を買ってドルを売る動きが出て円は4日続伸となった。週末は米中貿易協議を巡り交渉継続への期待感から投資家のリスク回避姿勢がやや和らいだ場面で円売りが出て円は反落となった。

【日経225種平均株価】
 前号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で22,405円、次の下値フシも大引で21,934円とするが、今週は上記の通り一進一退の動きに終始し節目は取らず終い。先週に上値フシを抜いていることで引き続きこれまで書いて来た通り次の関門としては昨年12月に付けた高値フシ22,570円ということになるので、引き続き連休明けからこの辺には注目しておきたい。」としたが、今週はトランプ米大統領が中国からの輸入品2000億ドル相当への関税引き上げを10日から実施すると表明した事からほぼ全面安となったアジア・欧州株の流れを受けた週明けの米株式が反落していた事を受け連休明け7日は21,923.72円と大幅続落し早速設定していた21,934円の下値フシを切って来た。週央8日もトランプ米大統領が表明した10日からの対中関税引き上げをUSTR代表が再確認した事で、米中通商協議の先行き懸念が一段と強まったことを嫌気した米株式の大幅続落を受け21,602.59円と大幅に3日続落し更に一段下のフシも割って来た。翌日も米中高官協議の行方を見極めたいとの空気の中を米株式は小反発していたものの、CME清算値に寄せる形で4日続落し、週末10日も米中貿易摩擦の激化懸念からアジア・欧州株がほぼ全面安となった流れで反落していた米株式や、米国の対中追加関税が発動されことなどから売りが広がり21,344.92円と5日続落し更にもう一段下のフシまで切って今週の取引を終えることとなった。
 来週の注目指標としては、週明け13日の3月景気先行指数速報値、14日の3月貿易収支、4月景気ウォッチャー指数、16日の4月国内企業物価指数、17日の3月第三次産業活動指数等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で21,565円次の下値フシは大引で21,114円となっているが、今週は上記の通りトランプ米大統領が中国からの輸入品2000億ドル相当への関税引き上げ表明で米中貿易摩擦が激化し世界経済が一段と減速しかねないとの警戒感が強まり三段下の下値フシまで切って来た。大型連休前に軽い関門抜けをしていた事で次の関門である昨年12月に付けた高値フシ22,570円まで真空地帯であったが、DAXなどはピタリと高値関門クリヤを達成した一方でこちらは未達成のまま反落し、今の大陽線の半値引けまで押しを入れてきている。DOWと構図は似ているが、こちらは上穴も作成している事で来週以降は直近で作成した下値フシを守れるかどうかこの辺に注視しておきたい。

【TOPIX】
 前号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で1,634.50、次の下値フシも大引で1,575.49とするが、先月わずか2ポイント足らずのところで抜けなかった昨年12月18日の再陰転前の戻り高値が引線上ではなかなかの壁になっており、今週も上記の通り一進一退の小動きで節目は取らず終い。週間終値もほぼ先週から変動がなかった事で大型連休以降にこれを抜くことが出来るのかどうか、設定している高値フシを抜けば自動的にここを抜きそうなると次は一気に1,689ポイントまで関門らしい関門が存在しなくなるだけに引き続きこの辺には注目しておきたい。」としたが、今週はトランプ米大統領が中国からの輸入品2000億ドル相当への関税引き上げを10日から実施すると表明した事からほぼ全面安となったアジア・欧州株の流れを受けた週明けの米株式が反落していた事を受け連休明けは大幅続落してスタート、週央8日もトランプ米大統領が表明した10日からの対中関税引き上げをUSTR代表が再確認した事で、米中通商協議の先行き懸念が一段と強まったことを嫌気した米株式の大幅続落を受け1,572.33と大幅に3日続落しこれまで設定していた1,575.49の下値フシを先ずは切って来た。翌日も米中高官協議の行方を見極めたいとの空気の中を米株式は小反発していたものの、CME清算値に寄せる形で4日続落し、週末も米中貿易摩擦の激化懸念からアジア・欧州株がほぼ全面安となった流れで反落していた米株式や、米国の対中追加関税が発動されことなどから売りが広がり5日続落して今週の取引を終えることとなった。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,600.50次の下値フシは大引で1,543.49となっているが、今週は上記の通りトランプ米大統領が中国からの輸入品2000億ドル相当への関税引き上げ表明で米中貿易摩擦が激化し世界経済が一段と減速しかねないとの警戒感が強まり設定した下値フシを切って来た。2月18日に再陽転を果たしているものの、わずか2ポイント足らずのところで抜けなかった昨年12月18日の再陰転前の戻り高値が引線上ではかれこれ3カ月近くも壁になっており、今週は約2か月ぶりに引線したフシ目が下値フシとやはり壁の厚さを感じる。それでも奇しくも3月に付けた直近の下値フシとツラで止まっており、来週以降切り返しに入れるのかどうかこの辺に注目しておきたい。

【NY DOW】
 前号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で26,824.50ドル、次の下値フシも大引で26,295.49ドルとなっているが、今週は上記の通り材料消化難で節目は取らず終い。一方でS&P500種の方は今週はれて史上最高値更新となり、特殊チャートの方でも新値の引線を果たしていることで来週以降はこちらのDOWもS&P500種の後追いで史上最高値を更新してくるのかどうかこの辺に注目しておきたい。」としたが、今週はトランプ米大統領が中国からの輸入品2000億ドル相当への関税引き上げを10日から実施すると表明した事からほぼ全面安となったアジア・欧州株の流れを受け週明けは反落してスタート、翌日7日もトランプ米大統領が表明した10日からの対中関税引き上げをUSTR代表が再確認した事で、米中通商協議の先行き懸念が一段と強まったことを嫌気し25,965.09ドルと大幅続落し先ずは設定していた26,295.49ドルの下値フシを切って来た。週央は米中高官協議の行方を見極めたいとの空気の中を小反発したが、翌日は米中貿易摩擦の激化懸念からアジア・欧州株がほぼ全面安となった流れで反落、週末は米中閣僚級協議を終えたトランプ米大統領発言が前向きなものであった事を好感し再度反発して今週の取引を終えることとなった。
 来週の注目指標としては、15日の米4月小売売上高、5月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米4月鉱工業生産指数、米4月設備稼働率、5月NAHB住宅市場指数、米3月企業在庫、16日の米4月住宅着工件数、米4月建設許可件数、米週間新規失業保険申請件数、5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、週末17日の米4月景気先行指標総合指数、5月ミシガン大学消費者態度指数等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で26,223.50ドル次の下値フシは大引で25,706.49ドルとなっているが、今週は上記の通りトランプ米大統領が中国からの輸入品2000億ドル相当への関税引き上げ表明で米中貿易摩擦が激化し世界経済が一段と減速しかねないとの警戒感が強まり設定した下値フシを切って来た。S&P500種の史上最高値更新でこちらのDOWも後追いで史上最高値を更新してくるのかどうか注目であったがこれを指呼の間に捉えたところで急反落、S&P500種は長大陽線に対して半値引けまで押していない一方でこちらは7日の下値フシ割れで大陽線の半値引けまで押しを入れているあたりが弱さを物語っているものの、曲がりなりにもまだ空間も残している事で来週以降仮に切り返しに入って直近高値フシを抜くまでの勢いがあるのかどうかこの辺もS&P500種と併せて見ておきたい。

【S&P500種】
 前号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,962.50、次の下値フシは大引で2,905.49となっているが、今週は上記の通り主要企業の好決算から上値フシを抜いて来た。ここ数週間「〜これで来週以降に今回設定した上値フシを抜けるとこの起点と更にその上の昨年8月に付けた高値フシを抜きいよいよ特殊チャートでも新値に躍り出ることとなる事でこれが適うのかどうか注目〜」と書いて来たが、今週は遂に史上最高値を更新して上値フシを抜けはれて特殊チャートでも新値に躍り出ることとなった。新ステージとなった事で上値関門も存在しなくなり今後はここから新たな関門を構築してゆくこととなる。」としたが、今週はトランプ米大統領が中国からの輸入品2000億ドル相当への関税引き上げを10日から実施すると表明した事からほぼ全面安となったアジア・欧州株の流れを受け週明けは反落してスタート、翌日7日もトランプ米大統領が表明した10日からの対中関税引き上げをUSTR代表が再確認した事で、米中通商協議の先行き懸念が一段と強まったことを嫌気し2,884.05と大幅続落し先ずは設定していた2,905.49の下値フシを切って来た。週央も米中高官協議の行方を見極めたいとの空気の中を小幅続落し、翌日も米中貿易摩擦の激化懸念からアジア・欧州株がほぼ全面安となった流れで続落となったが、週末は米中閣僚級協議を終えたトランプ米大統領発言が前向きなものであった事を好感し反発して今週の取引を終えることとなった。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,911.50次の下値フシは大引で2,856.49となっているが、今週は上記の通りトランプ米大統領が中国からの輸入品2000億ドル相当への関税引き上げ表明で米中貿易摩擦が激化し世界経済が一段と減速しかねないとの警戒感が強まり設定した下値フシを切って来た。史上最高値を更新し特殊チャートでも新値に躍り出た達成感もあってあと急反落となったが、それでも今の長大陽線に対して半値引けまで押しておらず空間も残している事で来週以降仮に切り返しに入って設定している高値フシの更に一段上に位置する2,935.50の高値フシを抜けばそこで再陽転確認となる。

【DAX】
 前号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で12,343.50、次の下値フシも大引で12,100.49とするが、今週は上記の通り上値フシを抜くまでには至らなかったものの終値ベースで2018年10月初旬以来、約6か月半ぶりの高値を示現した。既報の通り下落中段の大陰線に差し込んでいる事で次の関門らしい関門はその起点である12,431ポイントまで存在しなくなっていることで、引き続き来週以降もこの起点まで一気に陽線を伸ばすのかどうかこの辺に注目しておきたい。」としたが、今週はトランプ米大統領が中国からの輸入品2000億ドル相当への関税引き上げを10日から実施すると表明した事で、米中貿易摩擦が激化し世界経済が一段と減速しかねないとの警戒感が強まり週明けはダイムラー等の自動車株セクターや部品大手コンチネンタル、半導体大手インフィニオンテクロノジーズの下げから6営業日ぶりに反落、翌日7日もEUの欧州委員会が発表した経済見通しでユーロ圏の実質成長率を前回2月時点の予測から引き下げた事が嫌気されたほか米中貿易摩擦の激化も警戒され12,092.74と大幅続落し先ずは設定していた12,100.49の下値フシを切って来た。週央は2019年の利益見通しを引き上げた事を受けたオンライン決済大手ワイヤカードや、1〜3月期の利益が市場予想を上回った事が好感された重電大手シーメンスの大幅高を受けて3日ぶりに反発となったが、翌日は米中貿易摩擦の激化懸念で投資家心理が悪化し部品銘柄大手コンチネンタルや自動車セクターなどの輸出銘柄が大きく値下がりし急反落し、週末は米中協議が最終的に合意するとの期待感から買いが広がるなかエレベーター部門の上場を検討する方針を示した鉄鋼大手ティッセンクルップの大幅高などから再度反発して今週の取引を終えることとなった。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で12,212.50次の下値フシは大引で11,973.49となっているが、今週は上記の通りトランプ米大統領が中国からの輸入品2000億ドル相当への関税引き上げ表明で米中貿易摩擦が激化し世界経済が一段と減速しかねないとの警戒感が強まり設定した下値フシを切って来た。前号では「〜下落中段の大陰線に差し込んでいる事で次の関門らしい関門はその起点である12,431ポイントまで存在しなくなっていることで、引き続き来週以降もこの起点まで一気に陽線を伸ばすのかどうかこの辺に注目〜」としたが、05月03日のザラバ高値では12,435.67を示現し、この起点ポイントである12,431ポイントを達成することとなった。この直後から急反落となり9日は4月以来、約1か月ぶりの安値水準となったが、特殊チャートの値幅通りちょうどきれいに取り切った格好となった。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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