2019年05月18日(土)

3年1か月ぶり7日続落 [CFD]

【サマリー・05/13〜05/17】

 今週の日経平均は、米中閣僚級協議を終えたトランプ米大統領発言が前向きなものであった事を好感し週末の米株式は反発していたものの、更に3000億ドル規模の中国産品に対する制裁関税適用の準備を始めたと伝わり、週明けの寄り付きは先物主導で続落してスタートしその後はやや下げ渋る展開で前引け、後場に入ると再度軟調推移となり6日続落して引けた。翌日は中国政府が米国製品に対する追加関税を引き上げるとの発表を受けて投資家心理が悪化し週明けの米株式が急反落していた事を受け寄り付きは大幅続落してスタート、その後はトランプ米大統領が米中協議について楽観的な見方を示した事等が報じられると安値からは戻りを入れ前引け、後場も本日の高値圏で終始揉み合う展開になったが7日続落して引けた。週央はトランプ米大統領が次期開催予定のG20首脳会議に合わせ中国国家主席と会談する意向を示したほか、貿易協定の合意に自信を示した事を好感し反発していた米株式を受け寄り付きは小反発してスタート、その後は米中貿易摩擦解決がなお不透明との見方からマイナス圏に沈み弱保ち合いで前引け、後場は中国の経済指標を受けた景気対策への期待から上海総合指数が上昇したのを受け再度プラス圏に浮上し上げ幅を広げながら8日ぶりに反発して引けた。翌日はトランプ米大統領が輸入自動車に対する追加関税導入の判断を最大6ヵ月延期すると海外メディアが報じた事を好感し米株式は反発していたものの、為替がやや円高方向に傾いていた事で寄り付きは小反落してスタート、その後は下げ幅を広げる場面もあったが上海総合指数のプラス転換を見て安値からはやや戻して前引け、後場に入ってからは前場のレンジ内での揉み合いで推移し反落して引けた。週末は4月住宅着工・建設許可件数が市場予想を上回ったほか、週間新規失業保険申請件数も予想より減少した事を受け大幅続伸していた米株式を受け寄り付きは反発してスタートしその後も上げ幅を広げて前引け、後場は上海総合指数が下げ幅を広げた為に伸び悩んだものの反発して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、中国政府が米国製品に対する追加関税を引き上げるとの発表を受け米中の貿易摩擦激化懸念から、運用リスクを回避する目的の円買いを誘い週明けは反発してスタート、翌日はトランプ米大統領が米中貿易交渉の成果に楽観的な見通しを示したと伝わり、低金利の調達通貨とされる円の売りを促し円は反落となった。週央は時間外取引において米長期金利が低下、日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが入り円は反発、翌日も米中経済の減速懸念から円買い・ドル売りが出て円は続伸した。週末は日経平均の上昇に歩調を合わせた円売りが優勢となり円は反落となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で21,565円、次の下値フシは大引で21,114円となっているが、今週は上記の通りトランプ米大統領が中国からの輸入品2000億ドル相当への関税引き上げ表明で米中貿易摩擦が激化し世界経済が一段と減速しかねないとの警戒感が強まり三段下の下値フシまで切って来た。大型連休前に軽い関門抜けをしていた事で次の関門である昨年12月に付けた高値フシ22,570円まで真空地帯であったが、DAXなどはピタリと高値関門クリヤを達成した一方でこちらは未達成のまま反落し、今の大陽線の半値引けまで押しを入れてきている。DOWと構図は似ているが、こちらは上穴も作成している事で来週以降は直近で作成した下値フシを守れるかどうかこの辺に注視しておきたい。」としたが、今週は米中閣僚級協議を終えたトランプ米大統領発言が前向きなものであった事を好感し週末の米株式は反発していたものの、更に3000億ドル規模の中国産品に対する制裁関税適用の準備を始めたと伝わり週明けは先物主導で21,191.28円と6日続落してスタート、翌日14日も中国政府が米国製品に対する追加関税を引き上げるとの発表を受けて投資家心理が悪化し週明けの米株式が急反落していた事を受け21,067.23円と7日続落し設定していた21,114円の下値フシを先ずは切って来た。週央はトランプ米大統領が次期開催予定のG20首脳会議に合わせ中国国家主席と会談する意向を示したほか、貿易協定の合意に自信を示した事を好感し反発していた米株式を受け8日ぶりに反発したが、翌日は米株式が反発していたものの為替がやや円高方向に傾いていた事で反落、週末は4月住宅着工・建設許可件数が市場予想を上回ったほか、週間新規失業保険申請件数も予想より減少した事を受け大幅続伸していた米株式を受け再度反発して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け20日の1-3月期四半期実質GDP速報値、3月鉱工業生産指数確報値、3月設備稼働率、22日の4月貿易統計、3月機械受注、週末24日の4月CPI、3月全産業活動指数等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で21,295円次の下値フシは大引で20,844円となっているが、今週は上記の通りトランプ米大統領発言が更に中国産品に対する制裁関税適用の準備を始め、中国政府も米国製品に対する追加関税を引き上げるとの発表をするなど米中貿易摩擦への激化懸念から設定した下値フシを切って来た。下値フシ割れまでの7営業日続落は2016年3〜4月以来、約3年1か月ぶりの事で、先週記では「〜上穴も作成している事で来週以降は直近で作成した下値フシを守れるかどうかこの辺に注視〜」としたが、この21,000円トビ台のポイントは2月18日の再陽転以降の下落で何度も止まっている抵抗帯でもあり今回も一先ずここで止まったという感じだ。来週以降もこの抵抗帯を死守し切り返しに入れるのかどうかこの辺に注目しておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,600.50、次の下値フシは大引で1,543.49となっているが、今週は上記の通りトランプ米大統領が中国からの輸入品2000億ドル相当への関税引き上げ表明で米中貿易摩擦が激化し世界経済が一段と減速しかねないとの警戒感が強まり設定した下値フシを切って来た。2月18日に再陽転を果たしているものの、わずか2ポイント足らずのところで抜けなかった昨年12月18日の再陰転前の戻り高値が引線上ではかれこれ3カ月近くも壁になっており、今週は約2か月ぶりに引線したフシ目が下値フシとやはり壁の厚さを感じる。それでも奇しくも3月に付けた直近の下値フシとツラで止まっており、来週以降切り返しに入れるのかどうかこの辺に注目しておきたい。」としたが、今週は米中閣僚級協議を終えたトランプ米大統領発言が前向きなものであった事を好感し週末の米株式は反発していたものの、更に3000億ドル規模の中国産品に対する制裁関税適用の準備を始めたと伝わり週明け13日は先物主導で1,541.14と6日続落し早速設定していた1,543.49の下値フシを切って来た。翌日も中国政府が米国製品に対する追加関税を引き上げるとの発表を受けて投資家心理が悪化し週明けの米株式が急反落していた事を受け7日続落し、週央はトランプ米大統領が次期開催予定のG20首脳会議に合わせ中国国家主席と会談する意向を示したほか貿易協定の合意に自信を示した事を好感し反発していた米株式を受け8日ぶりに反発となったものの、翌日は米株式が反発していたものの為替がやや円高方向に傾いていた事で反落、週末は4月住宅着工・建設許可件数が市場予想を上回ったほか、週間新規失業保険申請件数も予想より減少した事を受け大幅続伸していた米株式を受け再度反発して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,569.50次の下値フシは大引で1,512.49となっているが、今週は上記の通りトランプ米大統領発言が更に中国産品に対する制裁関税適用の準備を始め、中国政府も米国製品に対する追加関税を引き上げるとの発表をするなど米中貿易摩擦への激化懸念から設定した下値フシを切って来た。売り圧力のなかでも先週までは3月に付けた直近の下値フシを死守していたものの、今週は米株の急落の影響でこのフシを割ったがそれでも2月18日の再陽転前の安値フシとツラで止まっており、来週以降切り返しに入れるのかどうかこの辺を見ておきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で26,223.50ドル、次の下値フシは大引で25,706.49ドルとなっているが、今週は上記の通りトランプ米大統領が中国からの輸入品2000億ドル相当への関税引き上げ表明で米中貿易摩擦が激化し世界経済が一段と減速しかねないとの警戒感が強まり設定した下値フシを切って来た。S&P500種の史上最高値更新でこちらのDOWも後追いで史上最高値を更新してくるのかどうか注目であったがこれを指呼の間に捉えたところで急反落、S&P500種は長大陽線に対して半値引けまで押していない一方でこちらは7日の下値フシ割れで大陽線の半値引けまで押しを入れているあたりが弱さを物語っているものの、曲がりなりにもまだ空間も残している事で来週以降仮に切り返しに入って直近高値フシを抜くまでの勢いがあるのかどうかこの辺もS&P500種と併せて見ておきたい。」としたが、今週は中国政府が米国製品に対する追加関税を引き上げるとの発表を受けて投資家心理が悪化し、週明け13日は25,324.99ドルと急反落し早速設定していた25,706.49ドルの下値フシを大きく切って来た。翌日はトランプ米大統領が次期開催予定のG20首脳会議に合わせ中国国家主席と会談する意向を示したほか、貿易協定の合意に自信を示した事を好感し反発、翌日15日もトランプ米大統領が自動車への追加関税導入を先送りするとの報から25,648.02ドルと続伸し新規設定された上値フシを抜き、翌日も4月住宅着工・建設許可件数が市場予想を上回ったほか、週間新規失業保険申請件数も予想より減少した事を受け大幅続伸となったが、週末は複数の報道で米中貿易協議の不透明感を謳うのが目立ち4日ぶりに反落して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、21日の米4月中古住宅販売件数、22日のFOMC議事録要旨、23日の米週間新規失業保険申請件数、米5月PMI速報値、米4月新築住宅販売件数、週末24日の米4月耐久財受注等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で25,903.50ドル次の下値フシは大引で25,392.49ドルとなっているが、今週は上記の通り中国政府の報復措置発表を受けた投資家心理の悪化で週初から下値フシを切って来たが、あとトランプ米大統領が輸入自動車に対する追加関税導入を軟化させた事で新規設定された上値フシを抜いて来た。先週記では「〜曲がりなりにもまだ空間も残している事で来週以降仮に切り返しに入って直近高値フシを抜くまでの勢いがあるのかどうか〜」としたが、今週の下げではこの空間を埋めて更に直近安値フシまで切って来た。ただこれで陰の包み型となっており、来週以降は半値引き上げ若しくはこれに孕む形になるのかどうかこの辺を見ておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,911.50、次の下値フシは大引で2,856.49となっているが、今週は上記の通りトランプ米大統領が中国からの輸入品2000億ドル相当への関税引き上げ表明で米中貿易摩擦が激化し世界経済が一段と減速しかねないとの警戒感が強まり設定した下値フシを切って来た。史上最高値を更新し特殊チャートでも新値に躍り出た達成感もあってあと急反落となったが、それでも今の長大陽線に対して半値引けまで押しておらず空間も残している事で来週以降仮に切り返しに入って設定している高値フシの更に一段上に位置する2,935.50の高値フシを抜けばそこで再陽転確認となる。」としたが、今週は中国政府が米国製品に対する追加関税を引き上げるとの発表を受けて投資家心理が悪化し、週明け13日は2,811.87と急反落し早速設定していた2,856.49の下値フシを大きく切って来た。翌日はトランプ米大統領が次期開催予定のG20首脳会議に合わせ中国国家主席と会談する意向を示したほか、貿易協定の合意に自信を示した事を好感し反発、翌日15日もトランプ米大統領が自動車への追加関税導入を先送りするとの報から2,850.96と続伸し新規設定された上値フシを抜き、翌日も4月住宅着工・建設許可件数が市場予想を上回ったほか、週間新規失業保険申請件数も予想より減少した事を受け大幅続伸となったが、週末は複数の報道で米中貿易協議の不透明感を謳うのが目立ち4日ぶりに反落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,878.50次の下値フシは大引で2,823.49となっているが、今週は上記の通り中国政府の報復措置発表を受けた投資家心理の悪化で週初から下値フシを切って来たが、あとトランプ米大統領が輸入自動車に対する追加関税導入を軟化させた事で新規設定された上値フシを抜いて来た。先週記では「〜長大陽線に対して半値引けまで押しておらず空間も残している事で来週以降仮に切り返しに入って設定している高値フシの更に一段上に位置する2,935.50の高値フシを抜けばそこで再陽転確認となる。」としたがほぼ長大陽線に対して往って来いの下げを演じた。来週以降は半値引き上げまで再度切り返せるかどうかこの辺を見ておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で12,212.50、次の下値フシは大引で11,973.49となっているが、今週は上記の通りトランプ米大統領が中国からの輸入品2000億ドル相当への関税引き上げ表明で米中貿易摩擦が激化し世界経済が一段と減速しかねないとの警戒感が強まり設定した下値フシを切って来た。前号では「〜下落中段の大陰線に差し込んでいる事で次の関門らしい関門はその起点である12,431ポイントまで存在しなくなっていることで、引き続き来週以降もこの起点まで一気に陽線を伸ばすのかどうかこの辺に注目〜」としたが、05月03日のザラバ高値では12,435.67を示現し、この起点ポイントである12,431ポイントを達成することとなった。この直後から急反落となり9日は4月以来、約1か月ぶりの安値水準となったが、特殊チャートの値幅通りちょうどきれいに取り切った格好となった。」としたが、今週は中国政府が米国製品に対する追加関税を引き上げるとの発表を受けて投資家心理が悪化、米中の貿易摩擦に影響を受け易い鉄鋼大手ティッセンクルップが急落し半導体大手のインフィニオンテクロノジーズも大幅安となり週明け13日は11,876.65と急反落し、早速設定していた11,973.49の下値フシを切ってのスタートとなったが、翌日は米中貿易摩擦への懸念が一先ず和らぐなかオンライン決済大手ワイヤカードや電力大手RWEの上昇などから反発、週央15日もトランプ米大統領が輸入自動車に対する追加関税導入の判断を最大6ヵ月延期すると海外メディアが報じた事で投資家心理が改善、BMWやダイムラーなどの自動車セクターや部品大手コンチネンタルの上昇等から12,099.57と続伸し新規設定された上値フシを抜いて来た。翌日16日もフィンランドの企業が鉄鋼大手ティッセンクルップのエレベーター部門の買収に関心を示しているとの報道から同社株が大幅高し、工業用ガス大手リンデの上昇も目立ち12,310.37と大幅続伸し更に一段上のフシも抜いて来たが週末は米中関係の悪化による影響が警戒されBMWやダイムラー等の自動車株の値下がりなどから反落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で12,432.50次の下値フシは大引で12,187.49となっているが、今週は上記の通り中国政府の報復措置発表を受けた投資家心理の悪化で週初から下値フシを切って来たが、あとトランプ米大統領が輸入自動車に対する追加関税導入を軟化させた事で自動車セクターが戻し、個別の好材料も出た事から三段上のフシまで戻りを入れてきた。下落中段の大陰線に差し込んでいる事で一先ずのメドであった次の関門であるその起点12,431ポイントを先週きれいに達成しただけに応分の一服を入れていたが、やはり半値引けまで押さずの切り返しだけに往って来い水準まで戻してきた。来週以降仮に設定した上値フシを抜けばそこで自動的に再陽転を確認となる。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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