2019年06月08日(土)

5週ぶりの反発 [CFD]

【サマリー・06/03〜06/07】
 
 今週の日経平均は、米政権が不法移民問題が解決するまでメキシコからの全輸入品に5%の追加関税をかける旨の発表を嫌気し急反落していた週末の米株式や、1日に中国政府が米製品に対する追加関税を従来の最大10%から最大25%にする報復措置を発動した事等を受け週明けの寄り付きは大幅続落してスタートしその後はこう着感の津陽手展開で前引け、後場に入ってからも安値圏での揉み合いとなり終日軟調な展開で推移し4日続落して引けた。翌日は前週の株価下落を受けた買戻しの動きから週明けの米株式が僅かに反発していた事を受け寄り付きは小反発してスタート、その後は1ドル107円台まで円高が進行した事が重しとなりマイナス圏に沈んで前引け、後場に入ると日銀によるETF買い入れ観測を支えに一時プラス圏に浮上する場面があったが上値重く再度マイナス圏に沈んで小幅ながら5日続落となった。週央はFRB議長が必要であれば利下げに動く可能性を示唆した事や、中国政府が貿易摩擦問題で米国との対話による交渉を求めた事も好感され大幅続伸となっていた米株式を受け寄り付きは急反発してスタートしその後も上げ幅を広げて前引け、後場に入ると高値圏で膠着感の強い展開となったが6日ぶりに急反発して引けた。翌日は引き続きFRBによる利下げ期待が強まるなか、ベージュブックで前回に比べて米経済が後半に拡大した事も指摘され米株式が大幅続伸となっていたものの、米による対メキシコ関税発動への警戒感が意識され寄り付きは小反落してスタート、その後は改めて前日の米株高が投資家心理の支えとなりプラス圏に浮上し前引け、後場は円が対ドルでややジリ高となった事で再度売られ引け際にマイナス圏に沈み小反落して引けた。週末はトランプ政権がメキシコとの移民政策を巡る交渉を進めるため、同国への関税引き上げ延期を検討している事が伝わった事で4日続伸となった米株式を受け寄り付きは反発してスタートしその後は揉み合いで前引け、後場は米5月雇用統計を見極めたいとの思惑から売買は低調であったが概ね高値圏で推移し反発して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、米中など他国との貿易摩擦が世界経済の減速に繋がるとの懸念から、相対的に安全通貨とされる円を買ってドルを売る動きが優勢となり週明けは続伸してスタート、翌日も世界景気の先行き不透明感から投資家のリスク回避姿勢が強まり、相対的に低リスク通貨とされる円を買ってドルを売る動きが優勢となり円は続伸となった。週央は米株式の大幅続伸や日経平均の急反発を受け投資家の運用リスクを避ける動きが後退、比較的低リスク通貨とされる円は売りが優勢となり4営業日ぶりに反落した。翌日は日経平均が引け際に売りに押されると円買いドル売りがやや進み円は僅かに反発となった。週末は米がメキシコへの追加関税を巡る協議を継続する可能性が意識され、投資家の過度なリスク回避姿勢が和らぎ円は反落となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で20,815円、次の下値フシは大引で20,384円となっているが、今週は上記の通り米中貿易摩擦が激化するなか移民問題に絡んでメキシコへも追加関税を発表した事で世界的に景気が減速するとの懸念が広がり設定していた下値フシを三段下まで切って来た。先週記では21,000円トビ台のポイントは2月18日の再陽転以降の下落で何度も止まっている抵抗帯でもありこの抵抗帯を死守し切り返しに入れるのかどうかこの辺に注目としたが、29日の下値フシ割れでは21,000ドタで止まったもののここでS&P500種と同様に往って来いからの目先陰転を確認した事で、週末の大幅続落でこれを音も無く割り込むこととなった。今年1月の段上げ帯に差し掛かっている事で目先の関門は今年1月の再陽転後の安値フシである20,330円となっている。」としたが、今週は米政権が不法移民問題が解決するまでメキシコからの全輸入品に5%の追加関税をかける旨の発表を嫌気し急反落していた週末の米株式や、1日に中国政府が米製品に対する追加関税を従来の最大10%から最大25%にする報復措置を発動した事等を受け週明けは4日続落してスタート、翌日も週明けの米株式は僅かに反発していたものの1ドル107円台まで円高が進行した事が重しとなり小幅ながら5日続落となったが、週央はFRB議長が必要であれば利下げに動く可能性を示唆した事や中国政府が貿易摩擦問題で米国との対話による交渉を求めた事も好感され大幅続伸となっていた米株式を受け6日ぶりに急反発となり、翌日は米株式が大幅続伸となっていたものの米による対メキシコ関税発動への警戒感が意識され円も対ドルでややジリ高となった事で小反落し、週末7日はトランプ政権がメキシコとの移民政策を巡る交渉を進めるため同国への関税引き上げ延期を検討している事が伝わった事で4日続伸となった米株式を受け20,884.71円と反発し設定していた20,815円の上値フシを抜いて今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け10日の4月貿易収支、1-3月期四半期実質GDP改定値、12日の5月国内企業物価指数、4月機械受注、13日の4月第三次産業活動指数、週末14日の4月鉱工業生産指数確報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で21,095円次の下値フシは大引で20,664円となっているが、今週は上記の通り貿易摩擦に対する懸念が後退するような展開となり米株が大幅に5日続伸した事を受け上値フシを抜いて来た。とはいえ今週上値フシを四段上まで抜いて来たDOWやS&P500種と比べるに、直近陰線の半値引き上げにも満たない戻りの鈍さは否めないところ。未だ空間を残している事で来週以降は再度反落し直近安値を切ってしまうとそこで再陰転となるが、来週以降そうなるのか若しくは戻り継続で半値引き上げまで戻すのかどうかこの辺を見ておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,540.50、次の下値フシは大引で1,483.49となっているが、今週は上記の通り米中貿易摩擦が激化するなか移民問題に絡んでメキシコへも追加関税を発表した事で世界的に景気が減速するとの懸念が広がり設定していた下値フシを切って来た。2月18日に再陽転して以降、昨年12月18日の再陰転前の高値フシ1,607ポイントを特殊チャート上の引線で抜け切れずここまでモタついて来たがこの間に約4ヵ月の日柄を消化し切ってしまった事でやはり下に振れてきた。前回の長大陽線に差し込んでいる事から、来週以降の次の関門としてはこの起点である1,471ポイントとなっている。」としたが、今週は米政権が不法移民問題が解決するまでメキシコからの全輸入品に5%の追加関税をかける旨の発表を嫌気し急反落していた週末の米株式や、1日に中国政府が米製品に対する追加関税を従来の最大10%から最大25%にする報復措置を発動した事等を受け週明けは4日続落してスタート、翌日は前週の株価下落を受けた買戻しの動きから週明けの米株式が僅かに反発していた事を受け小反発し、週央もFRB議長が必要であれば利下げに動く可能性を示唆した事や中国政府が貿易摩擦問題で米国との対話による交渉を求めた事も好感され大幅続伸となっていた米株式を受け大幅続伸、翌日は米株式が大幅続伸となっていたものの米による対メキシコ関税発動への警戒感が意識され円も対ドルでややジリ高となった事で小反落し、週末はトランプ政権がメキシコとの移民政策を巡る交渉を進めるため同国への関税引き上げ延期を検討している事が伝わった事で4日続伸となった米株式を受け反発したが結局上下何れのフシも取らず終いであった。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で1,540.50次の下値フシも大引で1,483.49とするが、今週は上記の通り貿易摩擦問題に対する警戒感に後退の兆しが見えた事で後半は堅調推移となったが上値フシを取るまでには至らずであった。直近で前回の長大陽線に差し込んでいる事から次の関門としてはこの起点である1,471ポイントとなっているが、米国同様下穴を作成しているので米指数同様に上に抜けて再陽転まで達成出来るのか、先ずはここから切り返し半値引き上げの位置まで戻せるのかどうか来週以降はこの辺を見ておきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で25,062.50ドル、次の下値フシは大引で24,567.49ドルとなっているが、今週は長期金利低下が嫌気された上にトランプ米大統領が対中関税の大幅引き上げに言及、更にはトランプ米政権が不法移民問題が解決するまでメキシコからの全輸入品に5%の追加関税をかける旨の発表が伝わった事を嫌気し下値フシを三段下まで切って来た。先週までで折角DAXとは逆に陰孕みの型を形成し連休明けの下値フシ切りでも直近安値を割ることなく止まったところまでは良かったものの、週末の一段安でこれを割り込んだ事でこの陰孕みの型は一旦解消となった。週末で1月25日の再陽転値に急接近しているが差し込んでいる長大陽線の起点はこの再陽転前の安値フシ24,404ドルとなっておりここまでは関門らしい関門は現在無い。」としたが、今週は前週の株価下落を受けた買戻しの動きから週明けは小反発してスタート、翌日4日もFRB議長が必要であれば利下げに動く可能性を示唆した事や中国政府が貿易摩擦問題で米国との対話による交渉を求めた事も好感され25,332.18ドルと大幅続伸し設定していた25,062.50ドルの上値フシを先ずは大きく抜いて来た。週央も引き続きFRBによる利下げ期待が強まるなかベージュブックで前回に比べて米経済が後半に拡大した事も指摘され大幅続伸、翌日6日もトランプ政権がメキシコとの移民政策を巡る交渉を進めるため同国への関税引き上げ延期を検討している事が伝わった事で25,720.66ドルと4日続伸し更に一段上のフシを抜き、週末7日も5月雇用統計の結果を受けFRBが早期に利下げするとの観測が一段と強まった事で25,983.94ドルと5日続伸し更に一段上のフシをも抜いて今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、11日の米5月PPI、12日の米5月CPI、米5月月次財政収支、13日の米週間新規失業保険申請件数、週末14日の米5月小売売上高、米5月鉱工業生産指数、米5月設備稼働率、6月ミシガン大学消費者態度指数速報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で26,242.50ドル次の下値フシは大引で25,725.49ドルとなっているが、今週は上記の通りFRB議長が必要であれば利下げに動く可能性を示唆した事や中国政府が貿易摩擦問題で米国との対話による交渉を求めた事に加え、トランプ政権がメキシコとの移民政策を巡る交渉を進めるため同国への関税引き上げ延期を検討している事も伝わった事で上値フシを四段上まで抜いて来た。S&P500種と同様にこのDOWもまた下穴から直近高値フシを抜いたパターンだが、こちらは目先陰転も経ない状態であったので結局往って来いと現状は変らず。直近長大陽線の終点は26,560ドル、直近下値フシは24,815ドルのほぼ中心に位置しておりそれなりに振れ幅の範囲は広くなっている。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,778.50、次の下値フシは大引で2,725.49となっているが、今週は長期金利低下が嫌気された上にトランプ米大統領が対中関税の大幅引き上げに言及、更にはトランプ米政権が不法移民問題が解決するまでメキシコからの全輸入品に5%の追加関税をかける旨の発表が伝わった事を嫌気し下値フシを二段下まで切って来た。先週記では「〜先の長大陽線に対して往って来いとなっている事から引き続き来週以降設定した下値フシを切れば目先陰転を確認となって来る。」としたが、週央に下値フシを切り目先陰転を確認。週末に一段安となり2月12日の再陽転後の安値フシにほぼ面合わせとなっているが、来週以降この陽転値を割り込んでくるのかどうか先ずはこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は当局が反トラスト法違反で調査準備しているとの報でハイテクセクターが大きく値下がりし、5月ISM製造業景況指数も予想を下振れした事で週明けは続落してのスタートとなったが、翌日4日はFRB議長が必要であれば利下げに動く可能性を示唆した事や中国政府が貿易摩擦問題で米国との対話による交渉を求めた事も好感され2,803.27と急反発し先ずは設定していた2,778.50の上値フシを抜いて来た。週央も引き続きFRBによる利下げ期待が強まるなかベージュブックで前回に比べて米経済が後半に拡大した事も指摘され続伸し、翌日6日もトランプ政権がメキシコとの移民政策を巡る交渉を進めるため同国への関税引き上げ延期を検討している事が伝わった事で2,843.49と3日続伸し更に一段上のフシを抜き、週末7日も5月雇用統計の結果を受けFRBが早期に利下げするとの観測が一段と強まった事で2,873.34と4日続伸し更に一段上のフシをも抜いて今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,900.50次の下値フシは大引で2,845.49となっているが、今週は上記の通りFRB議長が必要であれば利下げに動く可能性を示唆した事や中国政府が貿易摩擦問題で米国との対話による交渉を求めた事に加え、トランプ政権がメキシコとの移民政策を巡る交渉を進めるため同国への関税引き上げ延期を検討している事も伝わった事で上値フシを四段上まで抜いて来た。これで2月12日の再陽転後の安値フシを切ることなく直近の上値フシを抜き、先週まで下穴を作成していた事から先週の目先陰転は一旦ニュートラルになったが、大戻りとはいえこれで陽の孕み型を作成してしまっており仮に反落し直近安値フシを切って来るような波形になればそこで再度陰転を確認することとなるので4月の高値フシを抜くまではこの反落に注意しておきたい。


【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で11,955.50、次の下値フシは大引で11,720.49となっているが、今週は上記の通りイタリア財政問題が重荷となるなか米国とメキシコとの貿易摩擦激化も台頭し世界的に景気が減速するとの懸念が広がり終値ベースで4月上旬以来、約2か月ぶりの安値となった。これで直近高値フシからの押し目で付けた安値フシを割り込んだが、これで目先は直近大陽線の起点まで節目らしい節目は存在しなくなりその起点は3月の安値フシ11,364ポイントとなっている。」としたが、今週はオンライン決済大手ワイヤカードのCEOが上期の業績が良好との見通しを示した事を受けた同社株の上昇や鉄鋼大手ティッセンクルップの上昇を受け週明けは反発してスタート、翌日4日もアナリストが買い推奨を始めたダイムラーやフォルクスワーゲンの上昇や、英ヘルスケア企業との戦略的提携を発表した化学大手BASFの上昇等から11,971.17大幅続伸し先ずは設定していた11,955.50の上値フシを抜いて来た。週央も米国の早期利下げ観測が好感されるなかオンライン決済大手ワイヤカードや工業用ガス大手リンデの上昇を受け小幅ながら3日続伸となったが、翌日はECB理事会とドラギ総裁の記者会見を受け城内の金融緩和期待が後退するなか、ベルリンで賃借料の上限が設けられる計画だと一部で報じられた事で下落した不動産大手ボノビアやドイツ銀行等の下落を受け4日ぶりに反落、週末は貿易摩擦への懸念が後退するなかIT大手SAPやスポーツ用品大手アディダスの上昇から再度反発して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で12,089.50次の下値フシは大引で11,852.49となっているが、今週は上記の通り好材料の出た個別株の上昇を受け上値フシを抜いて来た。現在の位置は直近大陽線に差し込んでいる事でその起点である3月の安値フシ11,364ポイントまで節目らしい節目は存在しないが、ここまでの下落で空間の無いきれいな段下げ型を作成しており下穴も含めここから設定した上値フシを抜けば目先陽転となる。米の戻りを横目にここから反発の切っ掛けを掴めるのかどうか来週以降はこの辺を見ておきたい。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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