2019年06月22日(土)

欧米利下げ期待 [CFD]

【サマリー・06/17〜06/21】

 今週の日経平均は、先週末の米株式が中国国家統計局発表の経済指標が軒並み市場予想を下回った事で先行き不透明感から投資家心理が悪化し再度反落していた事を受け週明けの寄り付きは反落してスタート、その後は短期筋の買い戻しが入った事でプラス圏に浮上して前引け、後場は米FOMCや日銀金融政策決定会合を前に様子見気分から上値重く伸び悩んだが小幅続伸して引けた。翌日は週明けの米株式がハイテクセクターへの買いから小反発していたものの、ファーウェイ減産表明から半導体一角への売りもので寄り付きは小反落してスタート、その後はトランプ米大統領がツィッターでICEが来週にも不法移民の送還を始めると述べた事で円相場が上昇しやや下げ幅を広げて前引け、後場も薄商いのなか先物への仕掛け的な売りも入った事で下げ幅を広げ3日ぶりに反落して引けた。週央はECB総裁が追加金融緩和の可能性に言及し、トランプ米大統領も中国国家主席と電話会談しG20首脳会議で米中首脳会談を開催する意向を示した事で米中貿易摩擦の緩和期待から大幅続伸していた米株式を受け、寄り付きは急反発してスタートしその後も上げ幅を広げて前引け、後場はFOMCの結果を見極めたいとの思惑から様子見気分が広がったが短期筋の買いで高値圏を維持し急反発して引けた。翌日は注目のFOMCでは政策金利は据え置かれたものの当局者の約半数が利下げ支持している事が示され、米株式が続伸していた事を受け寄り付きは続伸してスタートしその後も上げ幅を広げて前引け、後場もアジア主要株価指数が上昇した事を背景に高値圏を維持し続伸して引けた。週末は前日のFOMCを受けて7月の利下げを確実視する見方が強まり、米株式が大幅に4日続伸していた事を受け寄り付きは続伸してスタート、その後は米利下げ観測や中東情勢を巡る地政学リスクの高まりから円相場が1ドル107円台前半まで上昇していた事で売り物も出てマイナス圏に沈んで前引け、後場に入るとトランプ米大統領がイランに対する軍事攻撃を一時承認していたとの報道もありマイナス圏に沈んだ後も下げ幅を広げ3日ぶりに急反落して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、「逃亡犯条例」を巡り大規模なデモが発生した香港のハンセン指数が上昇し投資家のリスク回避姿勢が和らいだ事で、低金利で投資資金の調達通貨とされる円の売りに繋がり週明けは反落してスタート、翌日はオーストラリア準備銀行が公表した4日開催の理事会議事要旨が追加利下げに前向き内容と受け止められた事で、円が豪ドルに対して買われ連れて対ドルの円買いに波及し反発となった。週央は米中貿易協議が進展するとの期待や欧米の金融緩和観測を背景に投資家のリスク回避姿勢が和らぎ、比較的低リスク通貨とされる円には売りが優勢となり反落となった。翌日はFOMC後に米早期利下げ観測が強まり米長期金利が低下した事で円買い・ドル売りが優勢となり円は反発となり、週末も米の早期利下げ観測から円買い・ドル売りが優勢となり円は続伸となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で21,355円、次の下値フシは大引で20,904円となっているが、今週は上記の通り早期利下げ観測が一段と強まるなか米政権がメキシコ製品への制裁関税発動を無期限で停止すると表明した事も好感され5日続伸となった米株式を受けTOPIXと共に週明けから上値フシを抜いて来た。これで漸く欧米に遅れること直近陰線の半値引き上げを達成し空間も埋めてきたが、これで来週以降も陽線を伸ばし設定した上値フシを抜いてくるとそこで5月29日の再陰転は一旦ニュートラルとなるものの、同時にS&P500種同様に陽孕みを包む型を作成してしまっており仮に反落し直近安値フシを切って来るような波形になればそこで再度陰転を確認することとなるのでその辺は注視しておきたい。」としたが、今週は先週末の米株式が反落していたものの短期筋の買い戻しが入った事で週明けは小幅続伸してスタート、翌日は週明けの米株式が小反発していたもののファーウェイ減産表明から半導体一角への売りで3日ぶりに反落、週央はECB総裁が追加金融緩和の可能性に言及、加えて米中貿易摩擦の緩和期待から大幅続伸していた米株式を受け急反発し、翌日20日も注目のFOMCでは政策金利は据え置かれたものの当局者の約半数が利下げ支持している事が示され米株式が続伸していた事を受け21,462.86円と続伸し設定していた21,355円の上値フシを抜いたが、週末は7月の利下げを確実視する見方が強まり米株式が大幅に4日続伸していたものの中東情勢を巡る地政学リスクの高まりから円相場が1ドル107円台前半まで上昇、トランプ米大統領がイランに対する軍事攻撃を一時承認していたとの報道も嫌気され3日ぶりに急反落して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け24日の4月景気先行指数改定値、25日の日銀金融政策決定議事録要旨、5月企業向けサービス価格指数、27日の5月小売業販売額、5月百貨店・スーパー販売額、週末28日の5月失業率、5月有効求人倍率、5月鉱工業生産指数速報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で21,685円次の下値フシは大引で21,234円となっているが、今週は上記の通りECB総裁が追加金融緩和の可能性に言及、米もFOMCを受けて7月の利下げを確実視する見方も強まったことで設定していた上値フシを抜いて来た。これで5月29日の再陰転は一旦ニュートラルとなったが、同時にS&P500種同様に陽孕みを包む型を作成してしまっており仮に反落し直近安値フシを切って来るような波形になればそこで再度陰転を確認することとなるので来週以降もその辺には注視しておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,581.50、次の下値フシは大引で1,524.49となっているが、今週は上記の通り早期利下げ観測が一段と強まるなか米政権がメキシコ製品への制裁関税発動を無期限で停止すると表明した事も好感され5日続伸となった米株式を受け日経平均と共に週明けから上値フシを抜いて来た。あと数ポイント伸びれば半値引き上げとなったのだがこれには僅かに足りずであったものの、今回設定した上値フシを抜けば半値引き上げと同時に空間も埋める事で下穴からの再陽転の可能性がグンと高まる事になるので来週以降はこの辺に注目しておきたい。」としたが、今週は先週末の米株式が中国国家統計局発表の経済指標が軒並み市場予想を下回った事で、先行き不透明感から投資家心理が悪化し再度反落していた事を受け週明けは反落してスタート、翌日も週明けの米株式が小反発していたもののファーウェイ減産表明から半導体一角への売りで続落となったが、週央はECB総裁が追加金融緩和の可能性に言及し加えて米中貿易摩擦の緩和期待から大幅続伸していた米株式を受け急反発となり、翌日も注目のFOMCで政策金利は据え置かれたものの当局者の約半数が利下げ支持している事が示され米株式が続伸していた事を受け続伸、週末は7月の利下げを確実視する見方が強まり米株式が大幅に4日続伸していたものの中東情勢を巡る地政学リスクの高まりから円相場が1ドル107円台前半まで上昇、トランプ米大統領がイランに対する軍事攻撃を一時承認していたとの報道も嫌気され3日ぶりに反落となったが上下のフシはいずれも取らず終いであった。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で1,581.50次の下値フシも大引で1,524.49とするが、今週は上記の通りECB総裁が追加金融緩和の可能性に言及、米もFOMCを受けて7月の利下げを確実視する見方も強まったことで全般堅調推移となったが上値フシを取るまでには至らず。というワケで来週以降も設定している上値フシを抜けば半値引き上げと同時に空間も埋める事で下穴からの再陽転の可能性がグンと高まる事になるので引き続きこの辺に注目しておきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で26,242.50ドル、次の下値フシも大引で25,725.49ドルとするが、今週は上記の通りトランプ米大統領の各国に対する追加関税措置の動向が注目されるなか、ホルムズ海峡近くでの石油タンカー襲撃で原油価格が急反発した事もあり全般堅調となったが上値フシを抜くまでには至らずであった。というワケで引き続き現在の位置としては直近長大陽線の終点は26,560ドル、直近下値フシは24,815ドルのほぼ中心に位置しておりそれなりに振れ幅の範囲は広くなっている状況である。」としたが、今週はハイテクセクターへの買いから週明けは小反発してスタート、翌日18日もECB総裁が追加金融緩和の可能性に言及し、トランプ米大統領も中国国家主席と電話会談しG20首脳会議で米中首脳会談を開催する意向を示した事で米中貿易摩擦の緩和期待から26,465.54ドルと大幅続伸し、先ずは設定していた26,242.50ドルの上値フシを大きく抜いてきた。週央も注目のFOMCでは政策金利は据え置かれたものの当局者の約半数が利下げ支持している事が示された事で続伸、翌日20日も前日のFOMCを受けて7月の利下げを確実視する見方が強まり26,753.24ドルと大幅に4日続伸し更に一段上のフシも抜いたが、週末は米商務省が中国企業への新たな禁輸措置を明らかにした事が投資家リスク回避姿勢に繋がり反落して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、25日の4月ケース・シラー米住宅価格指数、6月リッチモンド連銀製造業指数、米5月新築住宅販売件数、米6月消費者信頼感指数、FRB議長発言、26日の米5月耐久財受注、27日の1-3月期四半期実質GDP確定値、米週間新規失業保険申請件数、週末28日の米個人所得・支出、6月シカゴ購買部協会景気指数、6月ミシガン大学消費者態度指数確報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で27,019.50ドル次の下値フシは大引で26,486.49ドルとなっているが、今週は上記の通りECB総裁が追加金融緩和の可能性に言及し、FOMCを受けて7月の利下げを確実視する見方も強まったことで上値フシを三段上まで抜いて来た。週末は引けこそ反落とはなったもののザラバでは昨年10月に付けた史上最高値を更新、特殊チャート上でも20日の引線で既にこの時の高値フシを抜き新ステージに。これまで特殊チャート上で新値抜けとなったパターンでは何れも後追いで史上最高値を更新して来た経緯があるだけに今回も先行指標となるかどうか来週以降はこの辺を見ておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で2,900.50、次の下値フシも大引で2,845.49とするが、今週は上記の通りトランプ米大統領の各国に対する追加関税措置の動向が注目されるなか、ホルムズ海峡近くでの石油タンカー襲撃で原油価格が急反発した事もあり全般堅調となったが上値フシを抜くまでには至らずであった。先週は2月12日の再陽転後の安値フシを切ることなく直近の上値フシを抜き下穴も作成していた事から先々週の目先陰転は一旦ニュートラルになったが、同時に陽の孕み型を作成してしまっており仮に反落し直近安値フシを切って来るような波形になればそこで再度陰転を確認することとなるので4月の高値フシを抜くまで引き続きこの反落に注意しておきたい。」としたが、今週はハイテクセクターへの買いから週明けは小反発してスタート、翌日18日もECB総裁が追加金融緩和の可能性に言及し、トランプ米大統領も中国国家主席と電話会談しG20首脳会議で米中首脳会談を開催する意向を示した事で米中貿易摩擦の緩和期待から2,917.75と大幅続伸し、先ずは設定していた2,900.50の上値フシを大きく抜いてきた。週央も注目のFOMCでは政策金利は据え置かれたものの当局者の約半数が利下げ支持している事が示された事で続伸、翌日20日も前日のFOMCを受けて7月の利下げを確実視する見方が強まり2,954.18と大幅に4日続伸し更に一段上のフシも抜いたが、週末は米商務省が中国企業への新たな禁輸措置を明らかにした事が投資家リスク回避姿勢に繋がり反落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,982.50次の下値フシは大引で2,925.49となっているが、今週は上記の通りECB総裁が追加金融緩和の可能性に言及し、FOMCを受けて7月の利下げを確実視する見方も強まったことで上値フシを二段上まで抜いて来た。これで20日には全11セクターが上昇し4月30日以来、史上最高値を約2か月ぶりに更新し5月1日のザラバ高値をも更新した。特殊チャートの方も同日4月23日の高値フシを抜いて再度新ステージへ、上方に空間も大きく有している事で仮に反落しても再陽転まで切り返せるかどうかこの辺を来週以降は見ておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で12,276.50、次の下値フシは大引で12,035.49となっているが、今週は上記の通り中国の投資促進策を受けて中国景気が下支えされ世界景気にも好影響があるとの見方が広がり週明け早々に上値フシを抜いて来た。これで先週記で「〜空間の無いきれいな段下げ型を作成しており下穴も含めここから設定した上値フシを抜けば目先陽転となる。」としていた目先陽転確認となったが、ここから段下げ起点の高値を抜いてくる事が出来るのかどうか来週以降はこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は航空のルフトハンザが燃料費の増加などが響き通年の利益見通しを引き下げたことで売りが膨らみ急落となった事などを受け週明けは小幅続落してのスタートとなったが、翌日18日はECB総裁が18日の講演で追加緩和の可能性に言及した事を受け、鉄鋼大手ティッセンクルップなど構成銘柄の9割が上昇し12,331.75と急反発となり先ずは設定していた12,276.50の上値フシを抜いて来た。週央は前日の急反発の反動もあって不動産大手ヴォノビアや電力大手RWE等が大幅安となり反落、翌日は欧米の中央銀行が金融緩和に向かうとの期待のなか半導体大手インフィニオンテクノロジーズやIT大手SAP等の上昇から再度反発、週末は医薬・化学大手メルクやバイエル、フルゼニウスの下落を受け再度反落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で12,454.50次の下値フシは大引で12,209.49となっているが、今週は上記の通りECB総裁が講演で追加緩和の可能性に言及した事を受け構成銘柄の9割が上昇し設定した上値フシを抜いて来た。先週に目先陽転を確認した直後に好材料出現で陽線を伸ばして来たが、先週書いた4月末の段下げ起点の高値12,344の高値フシ直前で止まりこれを抜くことは適わず。来週以降に今回設定した上値フシを抜けば自動的にこれを抜き昨年6月からの下落波動に絡んでくる展開となるので引き続きこの辺を見ておこう。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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