2019年06月29日(土)

通商協議再開 [CFD]

【サマリー・06/24〜06/28】

 今週の日経平均は、米商務省が中国企業への新たな禁輸措置を明らかにした事が投資家リスク回避姿勢に繋がり先週末の米株式が反落していた事を受け、週明けの寄り付きは小幅続落してスタート、その後はグローベックスの米株先物でNY DOWが50ドル高程度で推移していた事もあってプラス圏に浮上して前引け、後場は手控えムードが強く伸び悩んで揉み合いとなったが小反発して引けた。翌日は米中両国が貿易協議を事務レベルで再開したと伝わり週明けの米株式は小反発していたものの、地政学リスクへの懸念から寄り付きは小反落してスタートしその後も弱含みで推移して前引け、昼頃に伝わったトランプ米大統領の日米安保条約に関する発言報道が嫌気されて後場も下げ幅を拡大させて反落して引けた。週央は5月新築住宅販売件数や6月消費者信頼感指数が予想を下振れた事から、米株式が反落していた事を受け寄り付きは続落してスタートしその後は揉み合いながら前引け、後場に入ってからも手控えムードが強く伸び悩んで揉み合いとなり続落して引けた。翌日はトランプ米大統領が米中首脳会談で進展がない場合に巨額の追加関税を実施すると改めて警告した事で米株式は小幅続落していたものの、CME清算値に寄せる格好で寄り付きは小反発してスタートしその後も円安進行に歩調を合わせ上げ幅を広げて前引け、後場も円安進行に加えてアジア主要株価指数が堅調推移となった事で更に上げ幅を広げ3日ぶりに急反発して引けた。週末は週末の米中首脳会談を巡り悲観と楽観が入り交じって米株式が小幅ながら3日続落していた事を受け寄り付きは小反落してスタート、その後は上海総合指数始めとしたアジア主要株価指数が冴えない動きとなった事で下げ幅を広げて前引け、後場は前場に次いで軟調な揉み合いが続き引け際にはやや値を戻すも反落して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、米利下げ観測や中東の地政学リスクの高まりを受け、比較的低リスク通貨とされる円には買いが優勢となり週明けは小幅続伸してスタート、翌日も地政学リスクの高まりと共に日経平均はじめアジア主要株価指数が下落した事でリスク回避目的の円買いが入り続伸、週央は早期の米利下げ期待が後退した事で時間外取引において米長期金利が上昇、日米金利差が縮小するとの観測が一服して円売りドル買いを促し円は5営業日ぶりに反落し、翌日も米中首脳会談を前に貿易協議が進展するとの期待から円売りドル買いが優勢となり円は続落した。週末は29日野米中首脳会談を前に持ち高整調整の円買い・ドル売りが優勢となり円は反発となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で21,685円、次の下値フシは大引で21,234円となっているが、今週は上記の通りECB総裁が追加金融緩和の可能性に言及、米もFOMCを受けて7月の利下げを確実視する見方も強まったことで設定していた上値フシを抜いて来た。これで5月29日の再陰転は一旦ニュートラルとなったが、同時にS&P500種同様に陽孕みを包む型を作成してしまっており仮に反落し直近安値フシを切って来るような波形になればそこで再度陰転を確認することとなるので来週以降もその辺には注視しておきたい。」としたが、今週は米商務省が中国企業への新たな禁輸措置を明らかにした事が投資家リスク回避姿勢に繋がり先週末の米株式は反落していたものの、グローベックスの米株先物でNY DOWが反発していた事で週明けは小反発してのスタートとなったが、翌日25日は週明けの米株式が小幅続落となっていた事や、昼頃に伝わったトランプ米大統領の日米安保条約に関する発言報道が嫌気され21,193.81円と反落し先ずは設定していた21,234円の下値フシを切って来た。週央も5月新築住宅販売件数や6月消費者信頼感指数が予想を下振れた事から、米株式が反落していた事を受け続落となり、翌日は米株式が小幅続落していたものの円安進行に加えてアジア主要株価指数が堅調推移となった事で3日ぶりに反発となったが、週末は米株式が小幅ながら3日続落し上海総合指数始めとしたアジア主要株価指数も冴えない動きとなった事で反落して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、月替り1日の4-6月期日銀短観、6月消費者態度指数、週末5日の5月景気先行指数速報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で21,415円次の下値フシは大引で20,964円となっているが、今週は上記の通り米株式の続落や、トランプ米大統領の日米安保条約に関する発言報道が嫌気され週初に下値フシを切って来た。今週はS&P500種が下値フシを切ったものの、同指数は先週既に最後の高値関門を抜けて新ステージ入りしている点で相違しており、斯様に世界の株式市場は戻り顕著だが円高圧力が日本株の上値を抑える要因となって米に対する日本株の出遅れなど顕著となっている。日経225種平均株価をNY DOWで割った「ND倍率」も今月に入ってから一段と急低下して足元で約6年4か月ぶりの低水準となっており、特殊チャートは孕み型となっているだけに反落には注意しておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で1,581.50、次の下値フシも大引で1,524.49とするが、今週は上記の通りECB総裁が追加金融緩和の可能性に言及、米もFOMCを受けて7月の利下げを確実視する見方も強まったことで全般堅調推移となったが上値フシを取るまでには至らず。というワケで来週以降も設定している上値フシを抜けば半値引き上げと同時に空間も埋める事で下穴からの再陽転の可能性がグンと高まる事になるので引き続きこの辺に注目しておきたい。」としたが、今週は米商務省が中国企業への新たな禁輸措置を明らかにした事が投資家リスク回避姿勢に繋がり先週末の米株式は反落していたものの、グローベックスの米株先物でNY DOWが反発していた事で週明けは小反発してのスタートとなったが、翌日は週明けの米株式が小幅続落となっていた事や昼頃に伝わったトランプ米大統領の日米安保条約に関する発言報道が嫌気され反落し、週央も5月新築住宅販売件数や6月消費者信頼感指数が予想を下振れた事から米株式が反落していた事を受け続落となった。翌日は米株式が小幅続落していたものの円安進行に加えてアジア主要株価指数が堅調推移となった事で3日ぶりに反発し、週末は米株式が小幅ながら3日続落し上海総合指数始めとしたアジア主要株価指数も冴えない動きとなった事で再度反落となったが上下何れのフシも取らず終いであった。
 今週もまた上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で1,581.50次の下値フシも大引で1,524.49とするが、今週は上記の通り週末のG20米中首脳会談を巡り悲観と楽観が交錯するなか一部経済指標の予想下振れで全般揉み合いに終始する展開となった。というワケで引き続き来週以降も設定している上値フシを抜けば半値引き上げと同時に空間も埋める事で下穴からの再陽転の可能性がグンと高まる事になるのでこの辺に注目しておきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で27,019.50ドル、次の下値フシは大引で26,486.49ドルとなっているが、今週は上記の通りECB総裁が追加金融緩和の可能性に言及し、FOMCを受けて7月の利下げを確実視する見方も強まったことで上値フシを三段上まで抜いて来た。週末は引けこそ反落とはなったもののザラバでは昨年10月に付けた史上最高値を更新、特殊チャート上でも20日の引線で既にこの時の高値フシを抜き新ステージに。これまで特殊チャート上で新値抜けとなったパターンでは何れも後追いで史上最高値を更新して来た経緯があるだけに今回も先行指標となるかどうか来週以降はこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は米中両国が貿易協議を事務レベルで再開したと伝わり週明けは小反発してのスタートとなったが、翌日は5月新築住宅販売件数や6月消費者信頼感指数が予想を下振れた事から急反落となり、週央もトランプ米大統領が米中首脳会談で進展がない場合に巨額の追加関税を実施すると改めて警告した事で小幅続落、翌日も週末の米中首脳会談を巡り悲観と楽観が入り交じって小幅ながら3日続落し、週末は29日の米中首脳会談で貿易協議が進展するとの期待から4日ぶりに反発となったが上下何れのフシも取らず終いであった。
 来週の注目指標としては、月替り1日の米6月PMI改定値、米6月ISM製造業景況指数、3日の6月ADP雇用統計、米5月貿易収支、米週間新規失業保険申請、米5月製造業新規受注、米6月ISM非製造業景況指数、週末5日の米6月雇用統計等がある。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で27,019.50ドル次の下値フシも大引で26,486.49ドルとするが、今週は上記の通り週末のG20米中首脳会談を巡悲観と楽観が交錯するなか一部経済指標の予想下振れで全般弱含みとなったが下値フシを切るまでには至らずであった。こちらはS&P500種の後追いで先週に新ステージ入りとなったばかりだが、引き続きこれまで特殊チャート上で新値抜けとなったパターンでは何れも後追いで史上最高値を更新して来た経緯があるだけに今回も先行指標となるかどうか来週以降もこの辺を見ておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,982.50、次の下値フシは大引で2,925.49となっているが、今週は上記の通りECB総裁が追加金融緩和の可能性に言及し、FOMCを受けて7月の利下げを確実視する見方も強まったことで上値フシを二段上まで抜いて来た。これで20日には全11セクターが上昇し4月30日以来、史上最高値を約2か月ぶりに更新し5月1日のザラバ高値をも更新した。特殊チャートの方も同日4月23日の高値フシを抜いて再度新ステージへ、上方に空間も大きく有している事で仮に反落しても再陽転まで切り返せるかどうかこの辺を来週以降は見ておきたい。」としたが、今週は米中貿易摩擦解消の期待が強まる一方で地政学リスクへの懸念から週明けは小幅続落してスタート、翌日25日も5月新築住宅販売件数や6月消費者信頼感指数が予想を下振れた事で2,917.30と大幅続落し先ずは設定していた2,925.49の下値フシを切って来た。週央もトランプ米大統領が米中首脳会談で進展がない場合に巨額の追加関税を実施すると改めて警告した事で小幅続落となったが、翌日はFRBのストレステスト結果発表を控えた金融株が軒並み高となった事で5日ぶりに反発し、週末も29日の米中首脳会談で貿易協議が進展するとの期待から続伸して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,945.50次の下値フシは大引で2,888.49となっているが、今週は上記の通り地政学リスクへの懸念が燻るなか5月新築住宅販売件数や6月消費者信頼感指数が予想を下振れた事で下値フシを切って来た。最後の高値関門を抜いて新ステージ入りし先ずは一服といったところだが、空間を十分に有している事でこのまま続落し半値引け押しから空間を埋めて来ない限り、切り返し設定している高値フシの更に一段上にある先の高値フシを抜いて来ればそこで再陽転を確認となる。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で12,454.50、次の下値フシは大引で12,209.49となっているが、今週は上記の通りECB総裁が講演で追加緩和の可能性に言及した事を受け構成銘柄の9割が上昇し設定した上値フシを抜いて来た。先週に目先陽転を確認した直後に好材料出現で陽線を伸ばして来たが、先週書いた4月末の段下げ起点の高値12,344の高値フシ直前で止まりこれを抜くことは適わず。来週以降に今回設定した上値フシを抜けば自動的にこれを抜き昨年6月からの下落波動に絡んでくる展開となるので引き続きこの辺を見ておこう。」としたが、今週はディーゼル車に関連した引当金の積み増しで2019年通期の利益見通しを下方修正した事が響き大幅安となったダイムラーや、電力大手RWEの下落を受け週明けは続落してスタート、翌日も中東情勢など地政学リスクを背景にリスク回避の売りが広がるなかオンライン決済大手ワイヤカードやタイヤ大手コンチネンタル等が下落し3日続落となったが、週央は鉄鋼大手ティッセンクルップのエレベーター部門についてフィンランドのコネ社が買収提案の準備を進めている可能性がると報じられた事を受けた同社株の大幅高などを受けて4日ぶりに反発、翌日も化学薬品大手バイエルが26日に農薬の裁判対策強化のため特別監査委員会を設置し、新たに弁護士を雇ったと発表した事などが好感され大幅高となった事などから続伸、週末も米中首脳会談の進展期待が高まるなか過去の審査で不合格となっていた米ストレステストに合格したドイツ銀行の大幅高等がけん引し3日続伸となったが、上値フシを取るまでには至らずであった。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で12,454.50次の下値フシも大引で12,209.49とするが、今週は上記の通りG20を前に米中貿易協議の行方を巡り神経質な展開のなか材料の出た個別の牽引で全般しっかりであったが上値フシを抜くまでには至らず。特殊チャート上では設定している上値フシを抜かねば引線で4月末の段下げ起点の高値12,344の高値フシを抜くことは適わないので、引き続き来週以降に上値フシを抜き昨年6月からの下落波動に絡んでくる展開となるのでこの辺を見ておきたい。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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