2019年07月06日(土)

文月相場 [CFD]

【サマリー・07/01〜07/05】

 今週の日経平均は、先週末の米株式が4日ぶりに反発していた事や注目された米中首脳会談にて貿易協議再開で合意され、ファーウェイに米国製品を売る事を認めてゆきたいとの態度軟化もサプライズとなり寄り付きは急反発してスタートしその後も高値圏を維持しながら前引け、後場に入ってから一服することなくジリ高推移となり急反発して引けた。翌日は米中首脳会談にて貿易交渉再開の合意を受け貿易摩擦への懸念が後退した事から週明けの米株式は続伸していたものの、昨日は令和最大の上げ幅を記録していた事で利益確定売りが先行し寄り付きは小反落してスタート、その後は前日終値を挟んで揉み合いながらプラス圏に浮上して前引け、後場も前場の地合いを継いで概ね揉み合いながら推移し小幅続伸して引けた。週央はIMFのラガルド専務理事がECBの次期総裁に指名された事で世界的な金融緩和への期待から米株式は続伸となっていたものの、米長期金利の低下によって為替が円高方向に振れていた事を受け寄り付きは反落してスタートしその後も下げ幅を広げて前引け、後場に入ってからも輸出関連株中心に売りが広がって一段安となり3日ぶりに反落して引けた。翌日は6月ADP雇用統計が予想を下振れ利下げ期待から米株式が続伸していた事を受け寄り付きは反発してスタート、その後買い一巡後は上値重く推移し上げ幅を縮小して前引け、後場は週末の米雇用統計発表を控え次第に模様眺めムードが広がりこう着状態が続き反発して引けた。週末は独立記念日で米市場が休場となり手掛かり材料に乏しいなか寄り付きは僅かに続伸してスタート、その後は上海総合指数が冴えない展開となった事などからマイナス圏に沈んで前引け、後場は今晩の6月米雇用統計の内容を見極めたいとの思惑も強いなか冴えなかった上海総合指数が上昇に転じた事などからプラス圏に浮上し続伸して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、先週末の日米首脳会談で米中貿易交渉の再開合意を受けて貿易摩擦への懸念が後退、投資家の過度なリスク回避姿勢が和らいで円売りドル買いが広がり週明けは反落してスタート、翌日は時間外取引において米長期金利が低下し日米の金利差縮小を意識した円買い・ドル売りが入り円相場は反発し、週央も景気減速に伴い世界的に中央銀行の金融緩和姿勢が強まるとの見方から米長期金利が低下し、日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りが優勢となって円は続伸となった。翌日は前日の米株式などを背景に投資家心理が改善し円売り・ドル買いがや優勢となり円は小反落し、週末も米金融政策を見極めたいとの雰囲気が広がるなか持ち高調整を目的とした円売り・ドル買いが優勢となり円は続落となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で21,415円、次の下値フシは大引で20,964円となっているが、今週は上記の通り米株式の続落や、トランプ米大統領の日米安保条約に関する発言報道が嫌気され週初に下値フシを切って来た。今週はS&P500種が下値フシを切ったものの、同指数は先週既に最後の高値関門を抜けて新ステージ入りしている点で相違しており、斯様に世界の株式市場は戻り顕著だが円高圧力が日本株の上値を抑える要因となって米に対する日本株の出遅れなど顕著となっている。日経225種平均株価をNY DOWで割った「ND倍率」も今月に入ってから一段と急低下して足元で約6年4か月ぶりの低水準となっており、特殊チャートは孕み型となっているだけに反落には注意しておきたい。」としたが、今週は先週末の米株式が4日ぶりに反発していた事や注目された米中首脳会談にて貿易協議再開で合意され、ファーウェイに米国製品を売る事を認めてゆきたいとの態度軟化もサプライズとなり週明け1日は21,729.97円と急反発してスタートし早速設定していた21,415円の上値フシを大きく抜いて来た。翌日も米中首脳会談にて貿易交渉再開の合意を受け貿易摩擦への懸念が後退した事から続伸していた週明けの米株式を受け小幅続伸、週央は世界的な金融緩和への期待から米株式は続伸となっていたものの、米長期金利の低下によって為替が円高方向に振れていた事を受け3日ぶりに反落となったが、翌日は6月ADP雇用統計が予想を下振れ利下げ期待から米株式が続伸していた事を受け再度反発となり、週末も独立記念日で米市場が休場となり手掛かり材料に乏しいなか上海総合指数が上昇に転じた事などから続伸して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け8日の5月機械受注、5月貿易収支、10日の6月国内企業物価指数、11日の5月第三次産業活動指数、週末12日の5月鉱工業生産指数確報値、5月設備稼働率等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で21,955円次の下値フシは大引で21,504円となっているが、今週は上記の通り注目された米中首脳会談で貿易協議再開合意となり、ファーウェイに米国製品を売る事を認めてゆきたいとの態度軟化もサプライズとなってTOPIXと共に上値フシを抜いて来た。ただ先週号でも特殊チャートは孕み型となっているだけに反落には注意と書いたようにこの構図自体は変っていないので、来週以降も仮に下値フシを切った場合でもS&P500種のように切り返し空間を埋めずこれを再陽転に利用出来るかどうかこの辺を注視しておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で1,581.50、次の下値フシも大引で1,524.49とするが、今週は上記の通り週末のG20米中首脳会談を巡り悲観と楽観が交錯するなか一部経済指標の予想下振れで全般揉み合いに終始する展開となった。というワケで引き続き来週以降も設定している上値フシを抜けば半値引き上げと同時に空間も埋める事で下穴からの再陽転の可能性がグンと高まる事になるのでこの辺に注目しておきたい。」としたが、今週は先週末の米株式が4日ぶりに反発していた事や注目された米中首脳会談にて貿易協議再開で合意され、ファーウェイに米国製品を売る事を認めてゆきたいとの態度軟化もサプライズとなり週明け1日は1,584.85と急反発してスタートし早速設定していた1,581.50の上値フシを抜いて来た。翌日も米中首脳会談にて貿易交渉再開の合意を受け貿易摩擦への懸念が後退した事から続伸していた週明けの米株式を受け小幅続伸、週央は世界的な金融緩和への期待から米株式は続伸となっていたものの、米長期金利の低下によって為替が円高方向に振れていた事を受け3日ぶりに反落となったが、翌日は6月ADP雇用統計が予想を下振れ利下げ期待から米株式が続伸していた事を受け再度反発となり、週末も独立記念日で米市場が休場となり手掛かり材料に乏しいなか上海総合指数が上昇に転じた事などから続伸して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,613.50次の下値フシは大引で1,556.49となっているが、今週は上記の通り注目された米中首脳会談で貿易協議再開合意となり、ファーウェイに米国製品を売る事を認めてゆきたいとの態度軟化もサプライズとなって日経平均と共に上値フシを抜いて来た。漸く半値引き上げと同時に空間も埋めてくる事となったが、これで下穴も作成しているので来週以降先に設定した上値フシを抜くか、先に下値フシを切った場合でもその後の切り返しで1日の高値フシを抜いて来れば再陽転となるのでこのパターンの方がハードルは低くなるか。

【NY DOW】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で27,019.50ドル、次の下値フシも大引で26,486.49ドルとするが、今週は上記の通り週末のG20米中首脳会談を巡悲観と楽観が交錯するなか一部経済指標の予想下振れで全般弱含みとなったが下値フシを切るまでには至らずであった。こちらはS&P500種の後追いで先週に新ステージ入りとなったばかりだが、引き続きこれまで特殊チャート上で新値抜けとなったパターンでは何れも後追いで史上最高値を更新して来た経緯があるだけに今回も先行指標となるかどうか来週以降もこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は米中首脳会談にて貿易交渉再開の合意を受け貿易摩擦への懸念が後退した事から週明けは続伸してスタート、翌日もIMFのラガルド専務理事がECBの次期総裁に指名された事で世界的な金融緩和への期待から続伸、週央も6月ADP雇用統計が予想を下振れ利下げ期待から続伸となったが、独立記念日の休場を挟み週末は米雇用統計で雇用者数の伸び方が市場予想を上回り早期利下げ期待がやや後退した事で5日ぶりに反落となったが、上値フシ抜けまであと一歩届かずフシ目は取らず終いであった。
 来週の注目指標としては、10日のFRB議長発言、FOMC議事録要旨、11日の米6月CPI、米週間新規失業保険申請件数、米6月月次財政収支、週末12日の米6月PPI等がある。
 今週もまた上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で27,019.50ドル次の下値フシも大引で26,486.49ドルとするが、今週は上記の通り米中首脳会談で貿易交渉再開の合意を受け貿易摩擦への懸念が後退し、6月ADP雇用統計の予想下振れから利下げ期待も高まり全般堅調推移となったが上値フシを抜くまでには至らずであった。とはいえ、利下げ期待が高まるなか週央3日には昨年10月3日以来9ヵ月ぶりに史上最高値更新を達成、これまで「〜特殊チャート上で新値抜けとなったパターンでは何れも後追いで史上最高値を更新して来た経緯がある〜」と書いてきたが、やはり今回も特殊チャートの先行性が証明された格好となった。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,945.50、次の下値フシは大引で2,888.49となっているが、今週は上記の通り地政学リスクへの懸念が燻るなか5月新築住宅販売件数や6月消費者信頼感指数が予想を下振れた事で下値フシを切って来た。最後の高値関門を抜いて新ステージ入りし先ずは一服といったところだが、空間を十分に有している事でこのまま続落し半値引け押しから空間を埋めて来ない限り、切り返し設定している高値フシの更に一段上にある先の高値フシを抜いて来ればそこで再陽転を確認となる。」としたが、今週は米中首脳会談にて貿易交渉再開の合意を受け貿易摩擦への懸念が後退した事から週明け1日は2,964.33と続伸してスタートし早速設定していた2,945.50の上値フシを抜いて来た。翌日もIMFのラガルド専務理事がECBの次期総裁に指名された事で世界的な金融緩和への期待から続伸となり、週央3日も6月ADP雇用統計が予想を下振れ利下げ期待から2,995.82と続伸し更に一段上のフシも抜いて来たが、独立記念日の休場を挟み週末は米雇用統計で雇用者数の伸び方が市場予想を上回り早期利下げ期待がやや後退した事で6日ぶりに反落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で3,024.50次の下値フシは大引で2,967.49となっているが、今週は上記の通り米中首脳会談で貿易交渉再開の合意を受け貿易摩擦への懸念が後退し、6月ADP雇用統計の予想下振れから利下げ期待も高まり上値フシを二段上まで抜いて来た。先週記で「〜空間を十分に有している事でこのまま続落し半値引け押しから空間を埋めて来ない限り、切り返し設定している高値フシの更に一段上にある先の高値フシを抜いて来ればそこで再陽転を確認となる。」とした通り1日の高値フシ抜けではこのシナリオが適いこれで再陽転を確認、DOWに先駆けて史上最高値を更新していた同指数だがこれで更に上値が軽くなるかどうかこの辺を来週以降も見ておきたい。

【DAX】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で12,454.50、次の下値フシも大引で12,209.49とするが、今週は上記の通りG20を前に米中貿易協議の行方を巡り神経質な展開のなか材料の出た個別の牽引で全般しっかりであったが上値フシを抜くまでには至らず。特殊チャート上では設定している上値フシを抜かねば引線で4月末の段下げ起点の高値12,344の高値フシを抜くことは適わないので、引き続き来週以降に上値フシを抜き昨年6月からの下落波動に絡んでくる展開となるのでこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は米中貿易交渉の再開合意を受けて貿易摩擦への懸念が後退するなか、トランプ米大統領がファーウェイへの制裁緩和に言及した事で半導体大手インフィニオンテクノロジーズが大幅高となった事などで週明け1日は12,521.38と大幅に4日続伸し早速設定していた12,454.50の上値フシを抜いて来た。翌日も消費財大手ヘンケルの上昇などを受けて小幅ながら5日続伸し、週央もECBの次期総裁に金融緩和に前向きとされるラガルドIMF専務理事が就任する見通しとなり利下げ期待が広がるなか、不動産大手ヴォノビアやドイツ銀行などの値上がりが寄与し6日続伸となり、翌日も米中貿易協議に対する期待などから買いが優勢となるなか、タイヤ大手コンチネンタルや半導体大手インフィニオンテクノロジーズの上昇から7日続伸となったが、週末はアナリストが目標価格を引き下げたハイデルベルクセメントの値下がりや重電大手シーメンスの値下がりが目立った事などで8日ぶりに反落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で12,645.50次の下値フシは大引で12,396.49となっているが、今週は上記の通りトランプ米大統領がファーウェイへの制裁緩和に言及した事が好感され上値フシを抜いて来た。先週までは特殊チャートの引線で4月末の段下げ起点の高値12,344の高値フシ直前で止まっていたものの、今週の上値フシ抜けで漸くこれを抜いて来た。今週は終値ベースで2018年8月上旬以来、約11ヵ月ぶりの高値水準まで伸びたが、これで昨年6月からの下落波動に絡んでくる展開となるのでどの辺まで陽線を伸ばしてくるのか引き続きこの辺を見ておきたい。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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