2019年07月13日(土)

米3指数史上最高値更新

【サマリー・07/08〜07/12】

 今週の日経平均は、独立記念日明け後の米市場が週末の雇用統計が予想を上回った事で早期利下げ期待が後退し反落していた事から、週明けの寄り付きは反落してスタートしその後も下げ幅を広げて前引け、後場に入ってからのアジア株が総じて軟調だった事も重しとなり終始軟調展開で3日ぶりに急反落して引けた。翌日は引き続き前週の堅調な雇用統計を受けた利下げ期待の後退で週明けの米株式は続落していたものの、円相場が1ドル108円台後半と弱含み推移していた事を受け寄り付きは小反発してのスタートとなったが買い一巡後は伸び悩んで前引け、後場はETFの分配金捻出を目的とした売り観測もあって一時はマイナス圏に沈む場面もあったがあと辛うじてプラス圏に切り返し小反発して引けた。週央は利下げ観測の後退が引き続いて継続し米株式が小幅続落となっていた事を受け寄り付きは反落してスタート、その後はプラス圏に浮上する場面があったものの前日発表の6月工作機械受注額が2年8か月ぶりに1000億円を下回った事もあり再度マイナス圏に沈んで前引け、後場は終始前日終値に絡んだこう着状態が続き小反落して引けた。翌日はFRB議長の議会証言から今月のFOMCでの利下げが意識され米株式が反発していた事を受け寄り付きは小反発してスタート、その後は上海総合指数を始めとしたアジア主要株価指数が総じて強含んだ事などを背景に上げ幅を拡大させて前引け、円高進行が一服した事で後場もジリジリと上げ幅を拡大させ反発して引けた。週末は昨日のFRB議長による議会証言を受け利下げ期待が高まった事で米株式が大幅続伸していた事を受け、寄り付きは続伸してスタートしその後弱含み推移となったが辛うじてプラス圏で前引け、上海総合指数が上昇した事で後場は小高い水準で推移し小幅続伸して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、週末発表の米雇用統計で非農業部門の雇用者の増加数が市場予想を大幅に上回ったのを材料に円売り・ドル買いが先行し週明けは続落してスタート、翌日は米雇用情勢の堅調が示され米利下げ観測が後退、米長期金利の上昇から日米金利差が拡大するとの見方が広がり円売り・ドル買いが出て続落、週央も米での大幅な利下げ期待が後退し米長期金利が上昇したため日米金利差の拡大が意識され円売り・ドル買いが優勢となり円は続落となった。翌日はFRB議長の議会証言を受けて7月の利下げ観測が一段と強まり主要通貨に対してドルは売られ円は6営業日ぶりに反発した。週末は米での予防的利下げが景気の支えになる可能性があり11日の米長期金利が上昇、日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが入り円は反落となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で21,955円、次の下値フシは大引で21,504円となっているが、今週は上記の通り注目された米中首脳会談で貿易協議再開合意となり、ファーウェイに米国製品を売る事を認めてゆきたいとの態度軟化もサプライズとなってTOPIXと共に上値フシを抜いて来た。ただ先週号でも特殊チャートは孕み型となっているだけに反落には注意と書いたようにこの構図自体は変っていないので、来週以降も仮に下値フシを切った場合でもS&P500種のように切り返し空間を埋めずこれを再陽転に利用出来るかどうかこの辺を注視しておきたい。」としたが、今週は独立記念日明け後の米市場が週末の雇用統計が予想を上回った事で早期利下げ期待が後退し反落していた事やアジア株が総じて軟調だった事で週明けは3日ぶりに急反落してスタート、翌日は週明けの米株式は続落していたものの円相場が1ドル108円台後半と弱含み推移していた事を受け小反発となったが、週央は米株式が小幅続落し前日発表の6月工作機械受注額も2年8か月ぶりに1000億円を下回った事もあり再度小反落した。翌日は今月のFOMCでの利下げが意識され米株式が反発していた事や上海総合指数を始めとしたアジア主要株価指数も総じて強含んだ事などを背景に反発し、週末もFRB議長による議会証言を受け利下げ期待が高まった事で米株式が大幅続伸していた事を受け小幅続伸となったが上下何れのフシも取らず終いであった。
 来週の注目指標としては、18日の6月貿易統計、週末19日の6月CPI、5月全産業活動指数等がある。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で21,955円次の下値フシも大引で21,504円とするが、今週は上記の通り前半の雇用統計結果からの米利下げ期待の後退から、後半のFRB議長の議会証言から今月のFOMCでの利下げ期待の台頭まで揉み合いとなりフシ目は取らず終い。特殊チャートは孕み型となっている構図自体は変っていないので引き続き反落には注意しておきたいが、来週以降も仮に下値フシを切った場合でもS&P500種のように切り返し空間を埋めずこれを再陽転に利用出来るかどうかこの辺を注視しておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,613.50、次の下値フシは大引で1,556.49となっているが、今週は上記の通り注目された米中首脳会談で貿易協議再開合意となり、ファーウェイに米国製品を売る事を認めてゆきたいとの態度軟化もサプライズとなって日経平均と共に上値フシを抜いて来た。漸く半値引き上げと同時に空間も埋めてくる事となったが、これで下穴も作成しているので来週以降先に設定した上値フシを抜くか、先に下値フシを切った場合でもその後の切り返しで1日の高値フシを抜いて来れば再陽転となるのでこのパターンの方がハードルは低くなるか。」としたが、今週は独立記念日明け後の米市場が週末の雇用統計が予想を上回った事で早期利下げ期待が後退し反落していた事やアジア株が総じて軟調だった事で週明けは3日ぶりに反落してスタート、翌日は引き続き前週の堅調な雇用統計を受けた利下げ期待の後退で週明けの米株式が続落しETFの分配金捻出を目的とした売り観測もあって小幅続落、週央も米株式が小幅続落し前日発表の6月工作機械受注額も2年8か月ぶりに1000億円を下回った事もあり小幅続落となったが、翌日は今月のFOMCでの利下げが意識され米株式が反発していた事や上海総合指数を始めとしたアジア主要株価指数も総じて強含んだ事などを背景に反発、週末は値嵩の一部が軟調だった事から再度小反落となったが上下何れのフシも取らず終いであった。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で1,613.50次の下値フシも大引で1,556.49とするが、今週は上記の通り前半の雇用統計結果からの米利下げ期待の後退から、後半のFRB議長の議会証言から今月のFOMCでの利下げ期待の台頭まで揉み合いとなりフシ目は取らず終い。先週は漸く半値引き上げと同時に空間も埋めてくる事となったが、これまでに下穴も作成しているので来週以降先に設定した上値フシを抜くか、先に下値フシを切った場合でもその後の切り返しで1日の高値フシを抜いて来れば再陽転となるがこのパターンの方がハードルは低くなる。

【NY DOW】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で27,019.50ドル、次の下値フシも大引で26,486.49ドルとするが、今週は上記の通り米中首脳会談で貿易交渉再開の合意を受け貿易摩擦への懸念が後退し、6月ADP雇用統計の予想下振れから利下げ期待も高まり全般堅調推移となったが上値フシを抜くまでには至らずであった。とはいえ、利下げ期待が高まるなか週央3日には昨年10月3日以来9ヵ月ぶりに史上最高値更新を達成、これまで「〜特殊チャート上で新値抜けとなったパターンでは何れも後追いで史上最高値を更新して来た経緯がある〜」と書いてきたが、やはり今回も特殊チャートの先行性が証明された格好となった。」としたが、今週は引き続き前週の堅調な雇用統計を受けた利下げ期待の後退で週明けは続落してスタート、翌日も引き続き利下げ観測の後退から小幅続落となったが、週央はFRB議長の議会証言から今月のFOMCでの利下げが意識され反発し、翌日11日も前日のFRB議長による議会証言を受け利下げ期待が高まった事で27,088.08ドルと大幅続伸し設定していた27,019.50ドルの上値フシを抜き、週末もFRBが7月末にも利下げに踏み切るとの観測を手掛かりとした買いから大幅続伸して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け15日の7月ニューヨーク連銀製造業景気指数、16日の米6月小売売上高、米6月鉱工業生産指数、米6月設備稼働率、7月NAHB住宅市場指数、米5月企業在庫、FRB議長発言、17日の米6月住宅着工件数、米6月建設許可件数、ベージュブック、18日の7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数、米週間新規失業保険申請、米6月景気先行指標総合指数、週末19日の7月ミシガン大学消費者態度指数速報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で27,357.50ドル次の下値フシは大引で26,818.49ドルとなっているが、今週は上記の通りFRB議長の議会証言から今月のFOMCでの利下げが意識され設定していた上値フシを抜いて来た。2週間フシ取り無しの揉み合いを続けた後に3週ぶりに上値フシを抜き、初の27,000ドル台乗せを達成した。S&P500種の初の3000大台乗せと共にこちらも何所まで陽線を伸ばしてくるのか来週以降も注目しておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で3,024.50、次の下値フシは大引で2,967.49となっているが、今週は上記の通り米中首脳会談で貿易交渉再開の合意を受け貿易摩擦への懸念が後退し、6月ADP雇用統計の予想下振れから利下げ期待も高まり上値フシを二段上まで抜いて来た。先週記で「〜空間を十分に有している事でこのまま続落し半値引け押しから空間を埋めて来ない限り、切り返し設定している高値フシの更に一段上にある先の高値フシを抜いて来ればそこで再陽転を確認となる。」とした通り1日の高値フシ抜けではこのシナリオが適いこれで再陽転を確認、DOWに先駆けて史上最高値を更新していた同指数だがこれで更に上値が軽くなるかどうかこの辺を来週以降も見ておきたい。」としたが、今週は引き続き前週の堅調な雇用統計を受けた利下げ期待の後退で週明けは続落してのスタートとなったが、翌日は切り返し反発となり、週央もFRB議長の議会証言から今月のFOMCでの利下げが意識され続伸し、翌日も前日のFRB議長による議会証言を受け利下げ期待が高まった事で続伸し、更に週末もFRBが7月末にも利下げに踏み切るとの観測を手掛かりとした買いから続伸となったが、上値フシを取るまであと一歩届かずに今週の取引を終えた。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で3,024.50次の下値フシも大引で2,967.49とするが、今週は上記の通りFRB議長の議会証言から今月のFOMCでの利下げが意識され全般堅調となったものの上値フシを抜くまでには至らず。とはいえやはり1日の再陽転が効いてか4日続伸で初の3000大台超えを今週は達成、引き続き陽線を伸ばしてくるのか来週以降も注視しておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で12,645.50、次の下値フシは大引で12,396.49となっているが、今週は上記の通りトランプ米大統領がファーウェイへの制裁緩和に言及した事が好感され上値フシを抜いて来た。先週までは特殊チャートの引線で4月末の段下げ起点の高値12,344の高値フシ直前で止まっていたものの、今週の上値フシ抜けで漸くこれを抜いて来た。今週は終値ベースで2018年8月上旬以来、約11ヵ月ぶりの高値水準まで伸びたが、これで昨年6月からの下落波動に絡んでくる展開となるのでどの辺まで陽線を伸ばしてくるのか引き続きこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は大規模な人員削減を含めたリストラ策を発表した経営再建中のドイツ銀行の大幅安などから週明けは続落してスタート、翌日も米政府が人工透析に対する医療支出の削減策を近く明らかにすると伝わった事で透析器大手フルゼニウス・メディカル・ケアが大幅安し、米中貿易摩擦の影響で通期の営業利益が30%減少するとの見通しを示した化学大手BASFも売られた事で3日続落となり、週央10日もダイムラーを始めとした自動車セクターの下落やタイヤ大手コンチネンタルの下落から12,373.41と4日続落し、翌日も前日に引き続きタイヤ大手コンチネンタルが続落した事などから5日続落、更に週末も第2四半期の業績予想を引き下げた事が嫌気されたダイムラーや、医療機器大手フルゼニウスや透析器大手フルゼニウス・メディカル・ケアの下落から6日続落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で12,495.50次の下値フシは大引で12,250.49となっているが、今週は上記の通り個々の主力銘柄の悪材料が嫌気された事から週を通じて続落し下値フシを切って来た。米株式はFRB議長の議会証言からFOMCでの利下げ期待が台頭し主要三指数が揃って史上最高値を更新しているものの、こちらは6日続落と冴えない動きであった。とはいえ世界景気の減速を背景にFRBのみならずECBも緩和の動きに傾いており、来週以降切り返しに向い設定した高値フシの更に一段上にある直近高値を抜いてくればそこで再陽転を確認する事になる。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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