2019年08月03日(土)

葉月相場 [CFD]

【サマリー・07/29〜08/02】

 今週の日経平均は4-6月期の米実質GDP速報値が市場予想を上回り米景気の減速に対する過度な警戒感が和らいだ事で週末の米株式は反発していたものの、値嵩の一角が決算を嫌気された事で週明けの寄り付きは続落してスタートしその後も更に下げ幅を広げて前引け、後場に入ると一部銘柄にはカバーが入りやや下げ渋ったものの続落して引けた。翌日はFOMCや米中閣僚級貿易協議の結果を見極めたいとするムードのなか週明けの米株式が小幅続伸していた事を受け寄り付きは反発してスタート、その後は為替が1ドル108円台後半とやや円安に振れた事を好感し上げ幅を広げて前引け、日銀が金融政策の現状維持を決めた事が伝わり円相場の強含みと共に後場は伸び悩む展開となったが3日ぶりに反発して引けた。週央はトランプ米大統領が中国を批判するツイートを行い先行き懸念から米株式が反落していた事を受け寄り付きは反落してスタート、その後も上海総合指数はじめとしたアジア株式市場の軟調な動きを受け下げ幅を広げて前引け、後場に入ると日銀によるETF買い入れ観測がやや下支えなったが反落して引けた。翌日は注目のFOMCで予想通り政策金利が引き下げられたものの、FRB議長発言から追加利下げ観測が後退した事を受け米株式が大幅続落となっていた事を受け寄り付きは大幅続落してスタート、その後は1ドル109円台前半までの円安進行を背景に急速に下げ幅を縮小させプラス圏に浮上して前引け、後場に入ると円安進行が一服した事で前日終値を挟んで一進一退の展開が続き小反発して引けた。週末はトランプ米大統領が9月1日より中国からの輸入品3000億ドル相当への10%の関税を課す計画を発表した事で、米中貿易摩擦の再燃懸念から米株式が大幅続落となっていた事を受け寄り付きは急反落してスタートしその後も下げ幅を広げて前引け、主要企業の冴えない決算も嫌気された事で後場も安値低迷し急反落して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、午後の時間外取引において米長期金利の低下に一服感が出たことで円売り・ドル買いに繋がり週明けは続落してスタート、翌日は前日の欧州市場でドルが対ポンドで買われた流れが波及した円売り・ドル買いと日銀が金融政策の現状維持を決めた事による持ち高調整の円買い・ドル売りとが交錯し円は横這い、週央は米中貿易協議が進展するとの期待が後退し運用リスクを回避する目的の円買い・ドル売りが入り円は反発、翌日はFRB議長発言を受け米の継続的利下げ観測が後退、時間外取引で米長期金利の上昇し日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いが優勢となり円は反落となった。週末はトランプ米大統領が9月1日より中国からの輸入品3000億ドル相当への10%の関税を課す第4弾の対中制裁関税計画を発表した事で、投資家のリスク回避姿勢が強まり円は反発となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で21,935円、次の下値フシは大引で21,484円となっているが、今週は上記の通り債務上限引き上げで与野党が合意した事や米中通商協議の進展期待が高まった事を受けた米株式の続伸で上値フシを抜いて来た。この引線で先の高値フシを抜けばそこでこれまで作成してきた孕み型が一旦消滅となったのだがあとわずか30円足らずでこのフシ抜けは適わず。というワケで引き続き来週以降仮に先に反落に向かった場合は引き続き孕み型維持しているだけに再陰転には注意しなければならないが、このまま先に設定した上値フシを抜いて来ればそこで上記の通りこれまで作成してきた孕み型が一旦消滅となる事からこの辺は注視しておきたい。」としたが、今週は4-6月期の米実質GDP速報値が市場予想を上回り米景気の減速に対する過度な警戒感が和らいだ事で週末の米株式は反発していたものの値嵩の一角が決算を嫌気された事で週明けは続落してスタート、翌日は週明けの米株式が小幅続伸していた事や為替が円安に振れた事で3日ぶりに反発したが、週央はトランプ米大統領が中国を批判するツイートを行い先行き懸念から米株式が反落していた事を受け反落、翌日はFRB議長発言から追加利下げ観測が後退した事を受け米株式が大幅続落となっていたものの、1ドル109円台前半までの円安進行を背景に小反発となったが、週末2日はトランプ米大統領が9月1日より中国からの輸入品3000億ドル相当への10%の関税を課す計画を発表した事で米中貿易摩擦の再燃懸念から米株式が大幅続落となっていた事を受け、21,087.16円と急反落し設定していた21,484円の下値フシを大きく切って今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、6日の6月景気一致・先行指数速報値、8日の6月国際収支・貿易収支、9日の4-6月期四半期実質GDP速報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で21,315円次の下値フシは大引で20,864円となっているが、今週は上記の通りトランプ米大統領が9月1日より中国からの輸入品3000億ドル相当への10%の関税を課す計画を発表した事で米中貿易摩擦の再燃懸念からTOPIXと共に週末にこれまで設定していた下値フシを切って来た。先週記では「〜先に設定した上値フシを抜いて来ればそこでこれまで作成してきた孕み型が一旦消滅となる〜」と書いたが、今週の直近陽線をほぼ往って来いとなる下落でそれも適わず。この事によって仮に来週以降先に設定した下値フシを切るとそこで再陰転を確認となるのでこの辺は注視しておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で1,592.50、次の下値フシも大引で1,535.49とするが、今週は上記の通り中通商協議の進展期待が高まった事や半導体関連中心に買いが入り全般堅調となるも上値フシを取るまでには至らず。とはいえ今週S&P500種は再度の史上最高値を更新しており、こちらも先週ハードルが一段下がった事により来週以降設定している上値フシを抜けばそこで再陽転を確認するのでこれが適うかどうか見ておきたい。」としたが、今週は4-6月期の米実質GDP速報値が市場予想を上回り米景気の減速に対する過度な警戒感が和らいだ事で週末の米株式は反発していたものの値嵩の一角が決算を嫌気された事で週明けは続落してスタート、翌日は週明けの米株式が小幅続伸していた事や為替が円安に振れた事で3日ぶりに反発したが、週央はトランプ米大統領が中国を批判するツイートを行い先行き懸念から米株式が反落していた事を受け反落、翌日はFRB議長発言から追加利下げ観測が後退した事を受け米株式が大幅続落となっていたものの、1ドル109円台前半までの円安進行を背景に小反発となったが、週末2日はトランプ米大統領が9月1日より中国からの輸入品3000億ドル相当への10%の関税を課す計画を発表した事で米中貿易摩擦の再燃懸念から米株式が大幅続落となっていた事を受け、1,533.46と急反落し設定していた1,535.49の下値フシを切って今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,561.50次の下値フシは大引で1,504.49となっているが、今週は上記の通りトランプ米大統領が9月1日より中国からの輸入品3000億ドル相当への10%の関税を課す計画を発表した事で米中貿易摩擦の再燃懸念から日経平均と共に週末にこれまで設定していた下値フシを切って来た。これまで書いて来たように先週までに再陽転のハードルが一段下がっていた事で設定している上値フシを抜けばそこで再陽転を確認出来たのだが、S&P500種の史上最高値更新の恩恵を受ける前に両者共に失速してしまい惜しくもこれは適わず。今週の下落で直近下値フシも切っている事で、今度は仮に切り返しても直近の高値フシ抜けで既に日経平均が現在形成している陽包み型に転換してしまう点に注意しなければならないか。

【NY DOW】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で27,631.50ドル、次の下値フシも大引で27,086.49ドルとするが、今週は上記の通り米中通商協議進展期待と主要企業決算悪が交錯し週初から往って来いの展開となりフシ目は取らず終い。S&P500種は再陽転から初の3000大台超えを達成、あと暫く日柄消化で休んでいたが今週は再度陽線を伸ばし史上最高値を更新している。こちらも初の27,000ドル台乗せを達成しあと揉み合いとなっているが、S&P500種の後追いでこちらも来週以降史上最高値を更新してくるかどうか引き続き注目しておきたい。」としたが、今週はFOMCや米中閣僚級貿易協議の結果を見極めたいとするムードのなか週明けは小幅続伸してのスタートとなったが、翌日はトランプ米大統領が中国を批判するツイートを行い先行き懸念から反落となり、週央31日も注目のFOMCで予想通り政策金利が引き下げられたもののFRB議長発言から追加利下げ観測が後退した事を受け26,864.27ドルと大幅続落し先ずは設定していた27,086.49ドルの下値フシを切って来た。翌日1日もトランプ米大統領が9月1日より中国からの輸入品3000億ドル相当への10%の関税を課す計画を発表した事で、米中貿易摩擦の再燃懸念から26,583.42ドルと大幅続落し更に一段下のフシを切り、週末もトランプ米大統領が対中制裁関税第4弾の発動を表明し米中貿易摩擦が激しくなるとの懸念が広がった事で4日続落して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け5日の米7月PMI改定値、7月ISM非製造業景況指数、8日の米週間新規失業保険申請件数、週末9日の米7月PPI等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で26,847.50ドル次の下値フシは大引で26,318.49ドルとなっているが、今週は上記の通りFRB議長発言から追加利下げ観測が後退した事やトランプ米大統領が対中制裁関税第4弾の発動を表明し米中貿易摩擦が激しくなるとの懸念が広がった事で2段下の下値フシまで切って来た。こちらは直近の長再陽線が2,000ドル以上もあるので今週の急落でもまだ空間を有しているが、あとは来週以降半値引けまで押してきてしまうのかどうかこの辺を見ておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で3,055.50、次の下値フシは大引で2,996.49となっているが、今週は上記の通り好決算を囃した半導体セクターの物色から週末に今月3日以来の上値フシ抜けとなり15日以来となる史上最高値を更新することとなった。空間を生かした再陽転達成から3000の大台を史上初めて突破、あと達成感から一服といった感じが継続していたが日柄を消化し再度しっかりと史上最高値を更新と教科書通りの非常に強い軌道が継続している。」としたが、今週はFOMCや米中閣僚級貿易協議の結果を見極めたいとするムードのなか週明けは反落してスタート、翌日もトランプ米大統領が中国を批判するツイートを行い先行き懸念から続落となり、週央31日も注目のFOMCで予想通り政策金利が引き下げられたもののFRB議長発言から追加利下げ観測が後退した事を受け2,980.38と大幅続落し先ずは設定していた2,996.49の下値フシを切って来た。翌日もトランプ米大統領が9月1日より中国からの輸入品3000億ドル相当への10%の関税を課す計画を発表した事で、米中貿易摩擦の再燃懸念から大幅続落し、週末2日もトランプ米大統領が対中制裁関税第4弾の発動を表明し米中貿易摩擦が激しくなるとの懸念が広がった事で2,932.05と5日続落し更に一段下のフシも切って今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,960.50次の下値フシは大引で2,903.49となっているが、今週は上記の通りFRB議長発言から追加利下げ観測が後退した事やトランプ米大統領が対中制裁関税第4弾の発動を表明し米中貿易摩擦が激しくなるとの懸念が広がった事で3段下の下値フシまで切って来た。先週までの破竹の勢いから今週は一転して急落となり直近で立てた長大陽線もほぼ往って来いの下落を演じたが、来週以降更に続落し7月1日の再陽転前の下値フシを切って来ると5月末から立てた長大陽線に差し掛かって来るので下値関門はその長大陽線の可也下の起点まで無くなる。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で12,484.50、次の下値フシは大引で12,239.49となっているが、今週は上記の通り中国国有自動車大手がダイムラーの一部株式を取得との報から前半に上値フシを抜いたが、あとECB理事会後のドラギ総裁発言から緩和策への過度な期待が後退し新規設定の下値フシを切って来た。先週記では大幅な切り返しに入れば空間を保持しているだけに再陽転確認の可能性もありこの辺が適うかどうかとしたが、23日の上値フシ取りでは再陽転のフシまであと一歩のところまであったがこれが適わずに反落してしまい空間を生かした再陽転のシナリオはこれで一先ず消滅、ちょうど1年前の段下げ帯に差し掛かっておりそれなりの抵抗といったところか。」としたが、今週はドイツ取引所や半導体大手インフィニオンテクノロジーズの下落を受け週明けは小反落してスタート、翌日30日も第2四半期決算で燃料コスト増加や価格競争が響いて利益が減少した航空大手ルフトハンザや第2四半期の利益が減少した事が響いた透析器大手フルゼニウス・メディカル・ケアが大幅安となり12,147.24大幅続落し先ずは設定していた12,239.49の下値フシを切って来た。週央は朝方発表された6月ドイツ小売売上高指数の伸びが市場予想を上回った事が好感されるなか競合のプーマが通期売上高と営業利益見通しを共に引き上げたアディダスの大幅高等を受け3日ぶりに反発し、翌日もドイツ取引所の大幅高や前日に続いてアディダスが続伸した事で続伸となったが、週末2日は世界的景気の減速懸念から売りが加速するなか半導体大手インフィニオンテクノロジーズの下落に前日まで急伸していたアディダスも急反落した事で11,872.44と急反落し更に一段下のフシを切って今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で11,989.50次の下値フシは大引で11,754.49となっているが、今週は上記の通り一部主力銘柄の第2四半期決算が振るわなかった事や世界的景気の減速懸念から売りが優勢となり週末には1日の下げ幅としては今年最大となって下値フシを四段下まで切って来た。先月23日の上値フシ取りで再陽転のフシまであと一歩のところまで迫ったもののこれが適わずに反落してしまい、空間を生かした再陽転のシナリオは一先ず消滅となってしまったが果たしてそのまま続落し直近大陽線の起点までほぼ全値戻しを演じている。今度はその起点である5月末の11,838が抵抗となって手前で止まったが、来週以降仮に下値フシを切って来ると4月3日の再陽転を達成した長大陽線に差し掛かってくるので下値関門はその長大陽線の起点まで無くなる。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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