2019年08月10日(土)

ミニチャイナショック [CFD]

【サマリー・08/05〜08/09】

 今週の日経平均は、トランプ米大統領が対中制裁関税第4弾の発動を表明し米中貿易摩擦が激しくなるとの懸念が広がった事から週末の米株式が4日続落していた事を受け週明けの寄り付きは続落してスタート、その後は米中貿易摩擦の対立激化から人民元相場が一時7元台と約11年ぶりの安値水準まで下落した事が嫌気され更に下げ幅を広げて前引け、後場は政府・日銀が緊急会合会を開き過度な為替変動を牽制すると安値からは戻したが大幅続落して引けた。翌日は中国商務省が米農産物の購入を一時停止すると発表、米中対立激化が懸念されるなか週明けの米株式が大幅に5日続落となった事や、円も1ドル105円台半ばに急伸した事を受け寄り付きは大幅続落してスタート、その後は円相場が1ドル106円台前半に下落した事で安値からは戻して前引け、中国の人民元基準値が市場予想より高めに設定された事から後場に入ると円相場の急反落と共に安値からは急速に値を戻したが3日続落して引けた。週央は米国家経済会議議長が中国の9月訪米をなお想定している等の発言から米中対立への懸念が和らぎ米株式は6日ぶりに反発していたものの、やや円高が進行している事を受け寄り付きは小幅続落してスタート、その後は人民元基準値が対ドルで前日より大幅な元安水準に決まった事から下げ幅を広げて前引け、後場に入ると円高進行一服から安値からは戻りを入れたが4日続落して引けた。翌日は米中対立長期化を受け各国中央銀行が相次いで利下げを実施、米長期金利が低下し米株式は小反落していたもののCME清算値に寄せる格好で寄り付きは小反発してスタート、その後-件に沈む場面があったものの再度プラス圏に浮上して前引け、中国人民銀行が人民元取引基準値を市場想定よりも元高・ドル安水準に設定した事もあり後場はプラス圏での推移が続き5日ぶりに反発となった。週末は中国の7月貿易収支で輸出が予想に反して増加し世界経済減速への懸念が和らいだ事で米株式が急反発となっていた事で寄り付きは続伸してスタート、その後も人民元基準値も前日比で小幅な元安水準に決まった事で高値圏を維持して前引け、後場は3連休を前に模様眺め気分が広がり小動きで推移したが続伸して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、米中貿易摩擦を巡る懸念が再燃し比較的低リスク通貨とされる円に買いが集まり週明けは続伸してスタート、翌日は中国人民銀行が6日に設定した人民元対ドル基準値が市場想定ほど元安水準ではなかったとの受け止めから、投資家のリスク回避姿勢が和らいだ事から円売りドル買いが出て円は反落となった。週央は時間外取引で米長期金利が低下し日米金利差縮小を意識した円買いに繋がり円は反発し、翌日も米中貿易摩擦激化への懸念が根強く比較的低リスク通貨とされる円には買いが優勢となり続伸となり、週末も引き続き米中貿易摩擦激化するとの警戒感から円買い・ドル売りが優勢となり円は続伸となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で21,315、次の下値フシは大引で20,864となっているが、今週は上記の通りトランプ米大統領が9月1日より中国からの輸入品3000億ドル相当への10%の関税を課す計画を発表した事で米中貿易摩擦の再燃懸念からTOPIXと共に週末にこれまで設定していた下値フシを切って来た。先週記では「〜先に設定した上値フシを抜いて来ればそこでこれまで作成してきた孕み型が一旦消滅となる〜」と書いたが、今週の直近陽線をほぼ往って来いとなる下落でそれも適わず。この事によって仮に来週以降先に設定した下値フシを切るとそこで再陰転を確認となるのでこの辺は注視しておきたい。」としたが、今週はトランプ米大統領が対中制裁関税第4弾の発動を表明し米中貿易摩擦が激しくなるとの懸念が広がった事から週末の米株式が4日続落していた事や、人民元相場も一時7元台と約11年ぶりの安値水準まで下落した事が嫌気され週明け5日は20,720.29円と大幅続落し早速設定していた20,864円の下値フシを切って来た。翌日も中国商務省が米農産物の購入を一時停止すると発表、米中対立激化が懸念され週明けの米株式が大幅に5日続落となった事や、円も1ドル105円台半ばに急伸した事を受け3日続落となり、週央も米株式は6日ぶりに反発していたものの人民元基準値が対ドルで前日より大幅な元安水準に決まった事から4日続落となったが、翌日は米中対立長期化を受け米株式は小反落していたものの中国人民銀行が人民元取引基準値を市場想定よりも元高・ドル安水準に設定した事で5日ぶりに反発となり、週末も中国の7月貿易収支で輸出が予想に反して増加し世界経済減速への懸念が和らいだ事で米株式が急反発となっていた事で続伸して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、13日の7月国内企業物価指数、6月第三次産業活動指数、6月機械受注、15日の6月鉱工業生産指数確報値、6月設備稼働率等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で20,935円次の下値フシは大引で20,504円となっているが、今週は上記の通り米中対立激化懸念から米株式が大幅に5日続落となった事や円の急伸を受けTOPIXと共に設定した下値フシを切って来た。先週記では「〜仮に来週以降先に設定した下値フシを切るとそこで再陰転を確認となる〜」としたが、週明け早々にこの下値フシを切りこれで再陰転確認となった。目先の安値関門は5月末に付けた安値フシだがTOPIXは既に今週それを切ってきており、こちらも今回設定した安値フシを切れば自動的にこれを切る事になるだけにはたして死守出来るか否か来週以降も注視しておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,561.50、次の下値フシは大引で1,504.49となっているが、今週は上記の通りトランプ米大統領が9月1日より中国からの輸入品3000億ドル相当への10%の関税を課す計画を発表した事で米中貿易摩擦の再燃懸念から日経平均と共に週末にこれまで設定していた下値フシを切って来た。これまで書いて来たように先週までに再陽転のハードルが一段下がっていた事で設定している上値フシを抜けばそこで再陽転を確認出来たのだが、S&P500種の史上最高値更新の恩恵を受ける前に両者共に失速してしまい惜しくもこれは適わず。今週の下落で直近下値フシも切っている事で、今度は仮に切り返しても直近の高値フシ抜けで既に日経平均が現在形成している陽包み型に転換してしまう点に注意しなければならないか。」としたが、今週はトランプ米大統領が対中制裁関税第4弾の発動を表明し米中貿易摩擦が激しくなるとの懸念が広がった事から週末の米株式が4日続落していた事や、人民元相場も一時7元台と約11年ぶりの安値水準まで下落した事が嫌気され週明けは大幅続落してスタート、翌日6日も中国商務省が米農産物の購入を一時停止すると発表し米中対立激化が懸念され週明けの米株式が大幅に5日続落となった事や、円も1ドル105円台半ばに急伸した事を受け1,499.93と3日続落となり先ずは設定していた1,504.49の下値フシを切って来た。週央6日ぶりに反発していた米株式を受け小反発となったが、翌日は米中対立長期化を受け反落していた米株式を受け反落、週末は中国の7月貿易収支で輸出が予想に反して増加し世界経済減速への懸念が和らいだ事で米株式が急反発となっていた事で再度反発して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,526.50次の下値フシは大引で1,471.49となっているが、今週は上記の通り米中対立激化懸念から米株式が大幅に5日続落となった事や円の急伸を受け日経平均と共に設定した下値フシを切って来た。今週の下落で5月末に作成した安値フシも切った事で次の安値関門は今年1月7日の陽転前の安値フシ1,471ポイントとなるが、引き続き先週まで書いて来た通り仮に切り返しても直近の高値フシ抜けで既に日経平均が現在形成している陽包み型に転換してしまう点に注意しなければならない。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で26,847.50ドル、次の下値フシは大引で26,318.49ドルとなっているが、今週は上記の通りFRB議長発言から追加利下げ観測が後退した事やトランプ米大統領が対中制裁関税第4弾の発動を表明し米中貿易摩擦が激しくなるとの懸念が広がった事で2段下の下値フシまで切って来た。こちらは直近の長大陽線が2,000ドル以上もあるので今週の急落でもまだ空間を有しているが、あとは来週以降半値引けまで押してきてしまうのかどうかこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は中国商務省が米農産物の購入を一時停止すると発表し米中対立激化が懸念されるなか週明け5日は25,717.74ドルと大幅に5日続落してスタート、早速設定していた26,318.49ドルの下値フシを切って来た。翌日6日は米国家経済会議議長が中国の9月訪米をなお想定している等の発言から米中対立への懸念が和らぎ26,029.52ドルと6日ぶりに急反発し一転して新規設定された25,975.50ドルの上値フシを抜いたが、週央は米中対立長期化を受け各国中央銀行が相次いで利下げを実施、米長期金利が低下し小反落、翌日8日は中国の7月貿易収支で輸出が予想に反して増加し世界経済減速への懸念が和らいだ事で26378.19ドルと急反発し更に一段上のフシを抜いてきたが、週末はトランプ米大統領がインタビューで米中貿易交渉について中国と合意する準備が出来ていないなどと述べた事で米中対立への警戒感が改めて強まった事で再度反落して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け12日の米7月月次財政収支、13日の米7月CPI、15日の8月ニューヨーク連銀製造業景気指数、8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米7月小売売上高、米週間新規失業保険申請件数、米7月鉱工業生産指数、米7月設備稼働率、8月NAHB住宅市場指数、米6月企業在庫、週末16日の米7月住宅着工件数、米7月建設許可件数、8月ミシガン大学消費者態度指数速報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で26,640.50ドル次の下値フシは大引で26,115.49ドルとなっているが、先週記では「〜直近の長大陽線が2,000ドル以上もあるので今週の急落でもまだ空間を有しているが、あとは来週以降半値引けまで押してきてしまうのかどうか〜」としたが、今週はギリギリ空間を残したところで反発に向かった。とはいえ週明けの急落で半値引けまで押しているので仮にここから反落に向い引線一波動で直近下値フシを切るとそこで再陰転を確認となるが、一方でこのまま関門の無いところを大幅続伸し引線一波動で直近高値フシを抜くとそこで再陽転を確認と何れにも動ける波形を形成しておりはたして来週以降どういった波動を描いてくるのか注目である。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,960.50、次の下値フシは大引で2,903.49となっているが、今週は上記の通りFRB議長発言から追加利下げ観測が後退した事やトランプ米大統領が対中制裁関税第4弾の発動を表明し米中貿易摩擦が激しくなるとの懸念が広がった事で3段下の下値フシまで切って来た。先週までの破竹の勢いから今週は一転して急落となり直近で立てた長大陽線もほぼ往って来いの下落を演じたが、来週以降更に続落し7月1日の再陽転前の下値フシを切って来ると5月末から立てた長大陽線に差し掛かって来るので下値関門はその長大陽線の可也下の起点まで無くなる。」としたが、今週は中国商務省が米農産物の購入を一時停止すると発表し米中対立激化が懸念されるなか週明け5日は2,844.74と大幅に6日続落してスタート、早速設定していた2,903.49の下値フシを切って来た。翌日6日は米国家経済会議議長が中国の9月訪米をなお想定している等の発言から米中対立への懸念が和らぎ2,881.77と7日ぶりに急反発し一転して新規設定された2,872.50の上値フシを抜き週央も小幅続伸、翌日8日も中国の7月貿易収支で輸出が予想に反して増加し世界経済減速への懸念が和らいだ事で2,938.09と大幅続伸し更に一段上のフシを抜いてきたが、週末はトランプ米大統領がインタビューで米中貿易交渉について中国と合意する準備が出来ていないなどと述べた事で米中対立への警戒感が改めて強まった事で反落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,966.50次の下値フシは大引で2,909.49となっているが、今週は上記の通り米中貿易摩擦の行方を睨みながら乱高下したが概ね往って来いの戻りを演じた。先週まで書いたように7月1日の再陽転前の下値フシを切ってのスタートとなったので5月末から立てた長大陽線に差し掛かり下値関門は可也下の起点まで無いだけに一気に100ポイント以上の急落を見せたが、同時にそれまで長大陰線を引いているだけに戻りも関門が無く6日からの戻りではこの直近で引いた長大陰線の半値引き上げまで達成している。これと同時に空間も埋めた事で下穴も作成しており仮にここから反落しても再度切り返しに向い直近の高値フシを抜けば目先陽転を確認出来る。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で11,989.50、次の下値フシは大引で11,754.49となっているが、今週は上記の通り一部主力銘柄の第2四半期決算が振るわなかった事や世界的景気の減速懸念から売りが優勢となり週末には1日の下げ幅としては今年最大となって下値フシを四段下まで切って来た。先月23日の上値フシ取りで再陽転のフシまであと一歩のところまで迫ったもののこれが適わずに反落してしまい、空間を生かした再陽転のシナリオは一先ず消滅となってしまったが果たしてそのまま続落し直近大陽線の起点までほぼ全値戻しを演じている。今度はその起点である5月末の11,838が抵抗となって手前で止まったが、来週以降仮に下値フシを切って来ると4月3日の再陽転を達成した長大陽線に差し掛かってくるので下値関門はその長大陽線の起点まで無くなる。」としたが、今週は米中貿易摩擦激化懸念が強まり投資家のリスク回避姿勢から全面安となるなか、アディダスや医薬・農業大手バイエル等が大幅安を演じ週明け5日は11,658.51と大幅続落してスタート、早速設定していた11,754.49の下値フシを切って来た。翌日も工業用ガス大手リンデやミュンヘン再保険の下落を受け3日続落となったが、週央は医薬・農業大手バイエルの急反発や前日下落の工業用ガス大手リンデも反発し4日ぶりに反発となり、翌日8日も7月中国貿易統計が良好だった事を受け世界景気減速懸念がやや後退するなか、医薬・農業大手バイエルが同社のアニマル・ヘルス部門と米動物向け医薬品メーカーのエランコ・アニマルヘルスの統合について両者が来週にも合意するとの一部報道で大幅高となったほか、業績下方修正で悪材料出尽くし感から鉄鋼大手ティッセンクルップも上昇した事で11,845.41と大幅続伸し新規設定された上値フシを抜いたが、週末9日はイタリアの政局不安と米中貿易摩擦激化が懸念されるなか、前日上昇した鉄鋼大手ティッセンクルップが複数のアナリストが目標株価を引き下げた事から反落、アディダスも大幅安となり11,693.80と3日ぶりに反落となり今度は新規設定された下値フシを切って今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で11,809.50次の下値フシは大引で11,578.49となっているが、今週は上記の通り米中貿易摩擦の行方を睨みながら主力個別の材料に高下する一週間であった。先週記では「来週以降仮に下値フシを切って来ると4月3日の再陽転を達成した長大陽線に差し掛かってくるので下値関門はその長大陽線の起点まで無くなる。」と書いたが今週はこの下値フシを切り、戻り過程においても半値引き上げ未達成のまま反落してきているので来週以降先に設定した下値フシを切るとそこで再陰転を確認し下値関門となるこの長大陽線の起点を目指す動きとなってくるか。

Posted by 雲遊

ページのトップへ ページのトップへ

広告

プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

検索


カテゴリーリスト

タグリスト

最近の記事

広告


RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2010 CapitalF Co.,Ltd. All rights reserved.