2019年08月17日(土)

逆イールドカーブ [CFD]

【サマリー・08/13〜08/16】

 今週の日経平均は、中国人民銀行が人民元基準値を元安に設定した事で米中貿易摩擦激化懸念が再度強まった事や、香港のデモ拡大懸念も嫌気され週明けの米株式が大幅続落となっていた事を受け連休明けの寄り付きは急反落してスタート、その後も香港デモへの警戒感や大統領選結果からポピュリズム政権復帰を警戒したアルゼンチン通貨ペソの急落等を受け安値揉み合いで前引け、後場に入ってからも長期化する日韓対立やデモ活動収束の見通しの立っていない香港市場の動揺を背景に積極的な売買は控えられ3日ぶりに急反落となった。週央はUSTR代表が9月1日から実施予定となっている中国からの輸入品への追加関税措置について、一部を12月に延期すると発表した事が好感され急反発していた米株式を受け寄り付きは急反発してスタート、その後は円相場が下げ渋ると共にやや伸び悩んで前引け、後場に入るとアジア株全般が堅調だった事もあってやや強含み急反発して引けた。翌日は中国7月鉱工業生産が10年ぶり低水準となり、ドイツ4-6月期GDP速報値もマイナス成長となったほか米国債イールドカーブが逆転した事で世界経済減速への警戒感が高まり今年最大の下げを記録した米株式を受け寄り付きは急反落してスタート、その後は円高進行が一服した事や先物へのカバーも入り安値からはやや戻して前引け、後場は日銀によるETF買い入れ期待が下支えとなって下げ幅を広げることなく横這い推移となったが急反落して引けた。週末は7月小売売上高が予想を上振れ小売り最大手のウォルマートの決算も好感された事で米株式は反発していたものの、金利低下も止まらず中国が米制裁関税第4弾への対抗措置を示唆している事が嫌気され寄り付きは小幅続落してスタート、その後は上海総合指数の続伸などを見て自律反発狙いの買いも入りプラス圏に浮上して前引け、後場は一時マイナス圏に沈む場面があったものの時間外取引の米株価指数先物取引上昇を支えに小反発して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、米中貿易摩擦激化懸念や香港のデモ拡大などへの警戒から比較的低リスク通貨とされる円に買いが優勢となり連休明けは4日続伸してスタート、週央は米が対中制裁関税第4弾の発動を一部先送りするとの発表を受け米中貿易摩擦激化懸念が後退、比較的低リスク通貨とされる円を売る動きが優勢となり円は急反落となった。翌日は世界的に景気先行き不透明感の高まりから比較的低リスク通貨とされる円を買う動きが強まり円は反発となり、週末もECBの想起の金融緩和観測等を背景に欧米と日本の金利差縮小が意識され円は続伸となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で20,935円、次の下値フシは大引で20,504円となっているが、今週は上記の通り米中対立激化懸念から米株式が大幅に5日続落となった事や円の急伸を受けTOPIXと共に設定した下値フシを切って来た。先週記では「〜仮に来週以降先に設定した下値フシを切るとそこで再陰転を確認となる〜」としたが、週明け早々にこの下値フシを切りこれで再陰転確認となった。目先の安値関門は5月末に付けた安値フシだがTOPIXは既に今週それを切ってきており、こちらも今回設定した安値フシを切れば自動的にこれを切る事になるだけにはたして死守出来るか否か来週以降も注視しておきたい。」としたが,今週は中国人民銀行が人民元基準値を元安に設定した事で米中貿易摩擦激化懸念が再度強まった事や、香港のデモ拡大懸念も嫌気され週明けの米株式が大幅続落となっていた事を受け連休明けは20,455.44円と3日ぶりに急反落してスタート、早速設定していた20,504円の下値フシを切って来たが、週央はUSTR代表が9月1日から実施予定となっている中国からの輸入品への追加関税措置について、一部を12月に延期すると発表した事が好感され急反発していた米株式を受け急反発し、翌日は中国7月鉱工業生産が10年ぶり低水準となりドイツ4-6月期GDP速報値もマイナス成長となったほか、米国債イールドカーブが逆転した事で世界経済減速への警戒感が高まり今年最大の下げを記録した米株式を受け再度急反落、週末は7月小売売上高が予想を上振れ小売り最大手のウォルマートの決算も好感された事を好感した米株式の反発を受け小反発して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け19日の7月貿易統計、週末23日の7月CPI等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で20,675円次の下値フシは大引で20,244円となっているが、今週は引き続き米中貿易摩擦懸念や香港のデモ拡大懸念を睨むなか設定した下値フシを切って来た。既報の通り先週5日に再陰転を確認し、5月末に付けた安値フシの関門を死守出来るかどうかとしたが先行してこのフシを切ったTOPIXの後を追う格好で今週はこれを割って来た。これで今年1月15日の再陽転時の段上げ帯に差し込んできており、段階的にある安値フシがどの程度抵抗帯として作用するのか引き続き来週以降も見ておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,526.50、次の下値フシは大引で1,471.49となっているが、今週は上記の通り米中対立激化懸念から米株式が大幅に5日続落となった事や円の急伸を受け日経平均と共に設定した下値フシを切って来た。今週の下落で5月末に作成した安値フシも切った事で次の安値関門は今年1月7日の陽転前の安値フシ1,471ポイントとなるが、引き続き先週まで書いて来た通り仮に切り返しても直近の高値フシ抜けで既に日経平均が現在形成している陽包み型に転換してしまう点に注意しなければならない。」としたが、今週は中国人民銀行が人民元基準値を元安に設定した事で米中貿易摩擦激化懸念が再度強まった事や、香港のデモ拡大懸念も嫌気され週明けの米株式が大幅続落となっていた事を受け連休明けは4日ぶりに急反落してスタート、週央はUSTR代表が9月1日から実施予定となっている中国からの輸入品への追加関税措置について一部を12月に延期すると発表した事が好感され急反発していた米株式を受け急反発となったが、翌日は中国7月鉱工業生産が10年ぶり低水準となりドイツ4-6月期GDP速報値もマイナス成長となったほか、米国債イールドカーブが逆転した事で世界経済減速への警戒感が高まり今年最大の下げを記録した米株式を受け再度急反落し、週末は7月小売売上高が予想を上振れ小売り最大手のウォルマートの決算も好感された事を好感した米株式の反発を受け小反発となったが上下のフシは何れも取らず終いであった。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週も現在値から次の上値フシは大引で1,526.50次の下値フシも大引で1,471.49とするが、今週は引き続き米中貿易摩擦懸念や香港のデモ拡大懸念を睨むなか乱高下となったがフシ目を取るまでには至らずであった。というワケで引き続き次の安値関門は今年1月7日の陽転前の安値フシ1,471ポイントとなっているが、これまで書いて来た通り仮に切り返しても直近の高値フシ抜けで既に日経平均が形成していた陽包み型に転換してしまう点に注意しておきたい。

【NY DOW】 
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で26,640.50ドル、次の下値フシは大引で26,115.49ドルとなっているが、先週記では「〜直近の長大陽線が2,000ドル以上もあるので今週の急落でもまだ空間を有しているが、あとは来週以降半値引けまで押してきてしまうのかどうか〜」としたが、今週はギリギリ空間を残したところで反発に向かった。とはいえ週明けの急落で半値引けまで押しているので仮にここから反落に向い引線一波動で直近下値フシを切るとそこで再陰転を確認となるが、一方でこのまま関門の無いところを大幅続伸し引線一波動で直近高値フシを抜くとそこで再陽転を確認と何れにも動ける波形を形成しておりはたして来週以降どういった波動を描いてくるのか注目である。」としたが、今週は中国人民銀行が人民元基準値を元安に設定した事で米中貿易摩擦激化懸念が再度強まった事や、香港のデモ拡大懸念も嫌気され週明け12日は25,897.71ドルと大幅続落し早速設定していた26,115.49ドルの下値フシを切ってのスタートとなったが、翌日13日はUSTR代表が9月1日から実施予定となっている中国からの輸入品への追加関税措置について一部を12月に延期すると発表した事が好感され26,279.91ドルと急反発し新規設定された上値フシを抜いて来た。週央14日は中国7月鉱工業生産が10年ぶり低水準となりドイツ4-6月期GDP速報値もマイナス成長となったほか、米国債イールドカーブが逆転した事で世界経済減速への警戒感が高まり25,479.42ドルと今年最大の下げを記録し一転して新規設定された下値フシを大きく切って来た。翌日は7月小売売上高が予想を上振れ小売り最大手のウォルマートの決算も好感された事で反発し、週末16日も長期金利低下が一服し中国やドイツの景気刺激策の検討が伝わり25,886.01ドルと大幅続伸し新規設定された上値フシを抜いて今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け21日の米7月中古住宅販売件数、FOMC議事要旨、22日の米週間新規失業保険申請件数、米8月PMI速報値、米7月景気先行指標総合指数、週末23日のFRB議長発言、米7月新築住宅販売件数等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で26,143.50ドル次の下値フシは大引で25,628.49ドルとなっているが、今週は上記の通り引き続き米中貿易摩擦への懸念が強まるなか中国やドイツの経済指標の相次ぐ悪化等から乱高下しフシ目を上下に取って来た。先週号ではギリギリ空間を残している事で再陽転・再陰転何れにも動けるとしたが、今週はボラタイルな乱高下を繰り返す中で先月15日まで引いた長大陽線に縮小型の孕みを作成した末に14日は直近安値フシを切りこれで再陰転確認となった。S&P500種同様に今月5日の安値フシを切った事で5月末から立てた長大陽線に差し込んでおり、次の関門はこの起点である24,815ドルまで無くなった。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,966.50、次の下値フシは大引で2,909.49となっているが、今週は上記の通り米中貿易摩擦の行方を睨みながら乱高下したが概ね往って来いの戻りを演じた。先週まで書いたように7月1日の再陽転前の下値フシを切ってのスタートとなったので5月末から立てた長大陽線に差し掛かり下値関門は可也下の起点まで無いだけに一気に100ポイント以上の急落を見せたが、同時にそれまで長大陰線を引いているだけに戻りも関門が無く6日からの戻りではこの直近で引いた長大陰線の半値引き上げまで達成している。これと同時に空間も埋めた事で下穴も作成しており仮にここから反落しても再度切り返しに向い直近の高値フシを抜けば目先陽転を確認出来る。」としたが、今週は中国人民銀行が人民元基準値を元安に設定した事で米中貿易摩擦激化懸念が再度強まった事や、香港のデモ拡大懸念も嫌気され週明け12日は25,897.71ドルと大幅続落し早速設定していた26,115.49ドルの下値フシを切ってのスタートとなったが、翌日13日はUSTR代表が9月1日から実施予定となっている中国からの輸入品への追加関税措置について一部を12月に延期すると発表した事が好感され26,279.91ドルと急反発し新規設定された上値フシを抜いて来た。週央14日は中国7月鉱工業生産が10年ぶり低水準となりドイツ4-6月期GDP速報値もマイナス成長となったほか、米国債イールドカーブが逆転した事で世界経済減速への警戒感が高まり25,479.42ドルと今年最大の下げを記録し一転して新規設定された下値フシを大きく切って来た。翌日は7月小売売上高が予想を上振れ小売り最大手のウォルマートの決算も好感された事で反発し、週末16日も長期金利低下が一服し中国やドイツの景気刺激策の検討が伝わり25,886.01ドルと大幅続伸し新規設定された上値フシを抜いて今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,916.50次の下値フシは大引で2,861.49となっているが、今週は上記の通り引き続き米中貿易摩擦への懸念が強まるなか中国やドイツの経済指標の相次ぐ悪化等から乱高下しフシ目を上下に取って来た。先週までの戻りで直近長大陰線の半値引き上げを達成し空間も埋めた事で下穴も作成しており今週は切り返し直近の高値フシを抜けば目先陽転を確認出来るところまで来ていたのだが、13日の反発ではもう一歩のところでこれを抜け切れず逆に直近安値フシを切って来た。この今月5日の安値フシを切った事で5月末から立てた長大陽線に差し込んでおり、次の関門はこの起点である2,752ポイントまで無くなった。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で11,809.50、次の下値フシは大引で11,578.49となっているが、今週は上記の通り米中貿易摩擦の行方を睨みながら主力個別の材料に高下する一週間であった。先週記では「来週以降仮に下値フシを切って来ると4月3日の再陽転を達成した長大陽線に差し掛かってくるので下値関門はその長大陽線の起点まで無くなる。」と書いたが今週はこの下値フシを切り、戻り過程においても半値引き上げ未達成のまま反落してきているので来週以降先に設定した下値フシを切るとそこで再陰転を確認し下値関門となるこの長大陽線の起点を目指す動きとなってくるか。」としたが、今週は香港のデモ拡大が懸念されるなかドイツ銀行や鉄鋼大手ティッセンクルップの値下がりから週明けは続落してスタート、翌日は前日大幅安したドイツ銀行の反発や医薬・農業大手バイエルの上昇を受け3営業日ぶりに反発となったが、週央14日はドイツ4-6月期の実質GDPがマイナス成長となった事を受け世界景気減速の懸念が漂うなか、ドイツ銀行が再度反落したほか半導体大手インフィニオンテクノロジーズや鉄鋼大手ティッセンクルップの大幅安を受け11,492.66と急反落し、先ずは設定していた11,578.49の下値フシを切って来た。翌日も金利低下による利鞘悪化が意識され前日に続いてドイツ銀行が続落したほか航空のルフトハンザも大幅安などから続落となったが、週末はドイツ長期金利の低下が一服した事からドイツ銀行が大幅高し、オンライン決済大手ワイヤカードも大幅高となった事で反発して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で11,606.50次の下値フシは大引で11,379.49となっているが、今週は上記の通りドイツ4-6月期の実質GDP速報値がマイナス成長となった事を受け下値フシを切って来た。先週記では来週以降先に設定した下値フシを切るとそこで再陰転を確認と書いていたが、14日の急反落ではこのフシを切りこれで再陰転確認となった。翌日には早速約5か月ぶりの安値水準まで続落しおり、まずは下値関門となるこの長大陽線の起点である3月の11,364ポイントを目指す動きとなってくるかどうかだが、これを割り込むと次は4月の再陽転前の安値フシまで関門らしい関門はなくなる。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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