2019年08月31日(土)

長月相場 [CFD]

【サマリー・08/26〜08/30】

 今週の日経平均は、中国政府が対米報復関税を発表しトランプ米大統領が対抗策を講じる姿勢を示した事で、米中貿易摩擦激化懸念から前週末の米株式が3日ぶりに急反落していた事を受け週明けの寄り付きは急反落してスタートしその後はこう着状態が続いて前引け、後場は円高一服と共に押し目買いが入る場面があったものの頭重く推移し急反落して引けた。翌日はトランプ米大統領がG7サミットで中国との貿易協議再開に前向きな姿勢を示した事で、米中貿易摩擦への警戒感が和らぎ週明けの米株式が急反発していた事を受け寄り付きは急反発してスタートしその後はこう着感の強い展開で前引け、後場は円相場がやや強含みとなった上に米中協議の先行きに対する懸念も根強く積極的に上値を追う展開にはならなかったが反発して引けた。週央はドイツの4-6月期GDPがマイナス成長となり世界経済減速への懸念から長短金利の逆転が一段と悪化した事で米株式は反落していたものの、DOW下落もある程度織り込み済みであった事から寄り付きは小反発してスタート、その後は一時マイナス圏に沈むも方向感に乏しい展開で前引け、後場に入ってからも手掛かり難でこう着感を強め小幅続伸して引けた。翌日は原油相場の続伸や景気敏感株中心の物色から反発していた米株式を受け寄り付きは小幅続伸してスタート、その後は海外短期筋による先物売りが観測された事でマイナス圏に沈んで前引け、後場は下げ幅を縮小する展開になったものの3日ぶりに小反落して引けた。週末は中国政府が冷静な交渉による貿易摩擦解決を望む姿勢を示し双方で対立姿勢を緩めた事から懸念がやや後退、米長期金利の上昇を受けた金融セクター物色から米株式が大幅続伸していた事を受け寄り付きは反発してスタートしその後も高値圏を維持し前引け、後場も引き続き堅調持続しながらも揉み合いで推移し急反発して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、米中貿易摩擦激化懸念で投資家の時リスク回避姿勢が強まり、比較的低リスク通貨とされる円を買う動きが先行し週明けは急反発してスタート、翌日は米中貿易摩擦への過度な懸念が和らぐ一方で時間外取引での米長期金利が低下し円は横這いとなり、週央も前日の米長期金利が低下で日米金利差縮小を意識した円買いと国内輸入企業による月末の決済を意識した円売りとが交錯し円は前日に続いて横這いとなった。翌日は前日の米株式相場の上昇を受け比較的低リスク通貨とされる円を売る動きが先行し円は反落し、週末も中国政府が冷静な交渉による貿易摩擦解決を望む姿勢を示し双方で対立姿勢を緩めた事から、懸念がやや後退し比較的低リスク通貨とされる円を売る動きが優勢となり円は続落となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で20,895円、次の下値フシも大引で20,464円とするが、今週は上記の通り米中貿易摩擦の行方を睨むなかでファーウェイに対する禁輸措置を猶予するとの発表で懸念が和らいだ事で大幅に3日続伸していた米株式を受け上値フシを抜いて来た。とはいえ今月5日に再陰転を確認した後に13日には5月に付けた安値関門を切っており、戻りも一本上のフシにとどまって空間を埋めていない事で来週以降仮に反落に向い設定した下値フシの少し下にある20,444円のフシを切って来るとそこで二度目の再陰転確認となる。」としたが、今週は中国政府が対米報復関税を発表しトランプ米大統領が対抗策を講じる姿勢を示した事で、米中貿易摩擦激化懸念から前週末の米株式が3日ぶりに急反落していた事を受け週明けは20,261.04円と急反落してスタートし早速設定していた20,464円の下値フシを大きく切って来た。翌日はトランプ米大統領がG7サミットで中国との貿易協議再開に前向きな姿勢を示した事で米中貿易摩擦への警戒感が和らぎ週明けの米株式が急反発していた事を受け一転して急反発し、週央も米株式は反落していたものの下落もある程度織り込み済みであった事から20,479.42円と小幅続伸し新規設定された上値フシを抜いて来た。翌日は米株式が反発していたものの海外短期筋による先物売りが観測された事で3日ぶりに小反落となったが、週末は中国政府が冷静な交渉による貿易摩擦解決を望む姿勢を示し双方で対立姿勢を緩めた事から懸念がやや後退、米長期金利の上昇を受けた金融セクター物色から米株式が大幅続伸していた事を受け20,704.37円と急反発し更に一段上のフシを抜いて今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、4日の日銀総裁発言、週末6日の7月景気先行指数速報値がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で20,915円次の下値フシも大引で20,484円とするが、今週は米中貿易摩擦激化懸念から週明け早々に大きく下値フシを切って来たが、あと双方で対立姿勢を緩める方向になった事から懸念がやや後退し週末にかけて往って来いの相場展開となった。先週号では「〜来週以降仮に反落に向い設定した下値フシの少し下にある20,444円のフシを切って来るとそこで二度目の再陰転確認となる。」と書いておいたが、週明け26日の下値フシ割れではこの水準を割り込みこれで二度目の再陰転確認となった。あと切り返しを見せてはいるが今月二度目の陰転を確認しているだけに何時往って来いの反落となってもおかしくはない環境にある。

【TOPIX】
 先週号では、「来週も現在値から次の上値フシは大引で1,526.50、次の下値フシも大引で1,471.49とするが、今週は上記の通り米中貿易摩擦の行方を睨みながら高下したものの引き続きフシ目は取らず終い。というワケで引き続き次の安値関門は今年1月7日の陽転前の安値フシ1,471ポイントと奇しくも現在設定している下値フシとピタリと同じになっているが、これまで書いて来た通り仮に切り返しても直近の高値フシ抜けで既に日経平均が形成していた陽包み型に転換してしまう点には注意しておきたい。」としたが、今週は中国政府が対米報復関税を発表しトランプ米大統領が対抗策を講じる姿勢を示した事で、米中貿易摩擦激化懸念から前週末の米株式が3日ぶりに急反落していた事を受け週明けは急反落してスタート、翌日はトランプ米大統領がG7サミットで中国との貿易協議再開に前向きな姿勢を示した事で米中貿易摩擦への警戒感が和らぎ週明けの米株式が急反発していた事を受け一転して急反発し、週央も米株式は反落していたものの下落もある程度織り込み済みであった事から小幅続伸となったが、翌日は米株式が反発していたものの海外短期筋による先物売りが観測された事で3日ぶりに小反落となり、週末は中国政府が冷静な交渉による貿易摩擦解決を望む姿勢を示し双方で対立姿勢を緩めた事から懸念がやや後退、米長期金利の上昇を受けた金融セクター物色から米株式が大幅続伸していた事を受け急反発となったが、今週もまた上下何れのフシも取らず終いであった。
 今週もまた上下のフシを取らなかった事で、来週も現在値から次の上値フシは大引で1,526.50次の下値フシも大引で1,471.49とするが、今週は米中貿易摩擦激化懸念から週明けは大きく値を下げたものの、あと双方で対立姿勢を緩める方向になった事から懸念がやや後退し週末にかけて往って来いの相場展開となった。またもフシ取りならずというワケで引き続き次の安値関門は今年1月7日の陽転前の安値フシ1,471ポイントと奇しくも現在設定している下値フシとピタリと同じになっているが、これまで書いて来た通り仮に切り返しても直近の高値フシ抜けで既に日経平均が形成していた陽包み型に転換してしまう点には注意しておきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で25,884.50ドル、次の下値フシは大引で25,373.49ドルとなっているが、今週は上記の通り週央に上値フシを抜くも週末には大きく下値フシを切るなど米中貿易摩擦を巡る両国の対応で乱高下となった。とはいえ直近で引いた大陰線のレンジ内で孕む動きとなっており、ここ数週間は上記のようにボラタイルな動きだが特殊チャートはS&P500種同様にきっちり空間を空けずに段下げ型を作成途上となっており、波形にもよるが来週以降に直近高値フシを抜いて来れば大きく下にある次の下値関門まで下落する確率はグンと下がる事になる。」としたが、今週はトランプ米大統領がG7サミットで中国との貿易協議再開に前向きな姿勢を示した事で、米中貿易摩擦への警戒感が和らぎ週明けは25,898.83ドルと急反発してスタート、早速設定していた25,884.50ドルの上値フシを抜いて来た。翌日はドイツの4-6月期GDPがマイナス成長となり世界経済減速への懸念から長短金利の逆転が一段と悪化した事で反落となったが、週央は原油相場の続伸や景気敏感株中心の物色から再度反発し、翌日29日も中国政府が冷静な交渉による貿易摩擦解決を望む姿勢を示し双方で対立姿勢を緩めた事から懸念がやや後退、米長期金利の上昇を受けた金融セクター物色から26,362.25ドルと大幅続伸し更に一段上のフシも抜いて、週末も引き続き貿易協議に前向きと受け取れる姿勢を中国政府が見せた事から続伸して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、3日の米8月PMI改定値、8月ISM製造業景況指数、4日の米7月貿易収支、ベージュブック、5日の8月ADP雇用統計、米週間新規失業保険申請件数、米8月CPI、米8月PMI改定値、米7月製造業新規受注、8月ISM非製造業景況指数、週末6日の米8月雇用統計等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で26,624.50ドル次の下値フシも大引で26,099.49ドルとするが、今週は上記の通りG7サミットで中国との貿易協議再開に前向きな姿勢を示し、中国政府も冷静な交渉による貿易摩擦解決を望む姿勢を示すなど双方で対立姿勢を緩めた事で米中貿易摩擦への警戒感が和らぎS&P500種と共に上値フシを二段上まで抜いて来た。先週号では来週以降に直近高値フシを抜いて来れば次の下値関門まで下落する確率はグンと下がると書いたが、29日のフシ抜けでは先週21日の直近高値を抜き特殊チャート上では14日の再陰転はここで一旦ニュートラルとなった。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,874.50、次の下値フシは大引で2,819.49となっているが、今週は上記の通り週初に上値フシを抜くも週末には大きく下値フシを切るなど米中貿易摩擦を巡る両国の対応で乱高下となった。こちらも直近で引いた大陰線をほぼ往って来いでなぞる動きとなりほぼこの上限下限に孕む格好でキレイに収まっている。ここ数週間は上記のようにボラタイルな動きだが特殊チャートはDOW同様にきっちり空間を空けずに段下げ型を作成途上となっており、波形にもよるが来週以降に直近高値フシを抜いて来れば大きく下にある次の下値関門まで下落する確率はグンと下がる事になる。」としたが、今週はトランプ米大統領がG7サミットで中国との貿易協議再開に前向きな姿勢を示した事で、米中貿易摩擦への警戒感が和らぎ週明けは2,878.38と急反発してスタート、早速設定していた2,874.50の上値フシを抜いて来た。翌日はドイツの4-6月期GDPがマイナス成長となり世界経済減速への懸念から長短金利の逆転が一段と悪化した事で反落となったが、週央は原油相場の続伸や景気敏感株中心の物色から再度反発し、翌日29日も中国政府が冷静な交渉による貿易摩擦解決を望む姿勢を示し双方で対立姿勢を緩めた事から懸念がやや後退、米長期金利の上昇を受けた金融セクター物色から2,924.58と大幅続伸し更に一段上のフシも抜いて、週末も引き続き貿易協議に前向きと受け取れる姿勢を中国政府が見せた事から続伸して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,953.50次の下値フシも大引で2,896.49とするが、今週は上記の通りG7サミットで中国との貿易協議再開に前向きな姿勢を示し、中国政府も冷静な交渉による貿易摩擦解決を望む姿勢を示すなど双方で対立姿勢を緩めた事で米中貿易摩擦への警戒感が和らぎDOWと共に上値フシを二段上まで抜いて来た。先週号では来週以降に直近高値フシを抜いて来れば次の下値関門まで下落する確率はグンと下がると書いたが、29日のフシ抜けでは先週19日の直近高値を一文抜きながらクリヤしているだけに特殊チャート上では2840台での逆三尊を形成した事になる。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で11,831.50、次の下値フシは大引で11,598.49となっているが、今週は上記の通りドイツと中国の景気刺激策が期待されるなか主力株の好材料出現で設定した上値フシを抜いて来た。先週記では「〜まずは下値関門となるこの長大陽線の起点である3月の11,364ポイントを目指す動きとなってくるかどうか〜」としたが、先週の再陰転確認翌日には早くもザラバで11,266.48の安値を付けこれを達成、大引では戻してあと今週は切り返したが陰転のまま戻りを入れている。ドイツ中央銀行は19日公表の8月の月報でドイツ経済が2019年7-9月期に2四半期連続のマイナス成長となり景気後退に陥る恐れがあると警告、景気刺激策にしてもECBはドイツを中心とした欧州経済全体を下支えするため9月に追加金融緩和に踏み切る構えだが、金利は既に下がり切っており効果は限定的との見方もあるだけにこのまま陽線を伸ばしてゆけるのかどうか注視しておきたい。」としたが、今週は米中貿易摩擦がいくぶん和らいだ事で市場心理が好転するなか、ダイムラーやBMWの自動車セクターやタイヤ大手コンチネンタルが上昇し週明けは反発してスタート、翌日もアナリストが共に目標価格などを引き上げた航空のルフトハンザや電力大手RWEが上昇したこと等を受け続伸となったが、週央は英議会の閉会報道を受けEU離脱問題を巡る混乱が懸念され投資家心理が悪化するなかオンライン決済大手ワイヤカードやドイツ証取の下げが目立ち3日ぶりに反落、翌日29日は米中貿易協議進展に対する期待感やイタリアの政治的混乱への警戒感が後退するなか鉄鋼大手ティッセンクルップや素材大手コベストロ等の上昇から11,838.88と再度反発し設定していた11,831.50の上値フシを抜いて、週末も不動産大手ヴォノビアがベルリン市当局による賃貸料に関する規制強化の懸念が後退し買い安心感に繋がった事から大幅高となった事などを受け続伸して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で11,956.50次の下値フシも大引で11,721.49とするが、今週は上記の通り米中貿易協議の行方を睨みながらイタリアの政治的混乱への警戒感が後退した事などで設定していた上値フシを抜いて来た。ドイツ中央銀行は先の8月の月報でドイツ経済が2019年7-9月期に2四半期連続のマイナス成長となり景気後退に陥る恐れがあると警告していたが、8月独IFO業況指数も約7年ぶりの水準に悪化するなどドイツのリセッション懸念が深まっている。木曜日の引線ではちょうど14日の再陰転前の戻り高値と同水準のところで止まっているが、来週以降このまま陽線を伸ばし直近の長大陰線に差し込めるのか否かこの辺を見ておきたい。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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