2019年10月19日(土)

日経平均年初来高値更新 [CFD]

【サマリー・10/15〜10/18】

 今週の日経平均は、日本の3連休中に海外相場が上昇し円相場も1ドル108円台前半に下落していた事を受け連休明けの寄り付きは大幅続伸してスタート、その後も先物へのカバーや短期筋の追随買いを巻き込んで上げ幅を広げて前引け、後場に入ってからも前場の地合いを継いで堅調持続し大幅に3日続伸して引けた。週央は今週から本格化する主要企業の決算シーズンが想定外に好調な滑り出しとなった事で急反発していた米株式を受け寄り付きは大幅続伸してスタート、その後も先物へのショートカバーから弾みが付き上げ幅を広げて前引け、上海総合指数が上昇スタートの後に下落に転じた事で後場はやや値位置を切り下げたが大幅に4日続伸し年初来高値を更新して引けた。翌日は9月小売売上高が予想外の減少となり、ベージュブックも複数企業が経済成長見通しを下方修正した事で小反落していた米株式を受け寄り付きは小反落してスタート、その後は円安基調継続を背景に先物へのカバーの動きが強まりプラス圏に浮上して前引け、後場は値嵩株の一角が利益確定売りに押された影響もあってマイナス圏に沈み5日ぶりに小反落して引けた。週末はEUが英のEU離脱に合意した事で米株式が小反発となっていた事を受け寄り付きは反発してスタート、その後は中国政府による景気刺激策への思惑から急伸する場面があって前引け、上海総合指数が弱含んだ事で後場はやや水準を切り下げたが小反発して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は前週末に米中両政府が貿易問題で部分的に合意、貿易摩擦の激化で世界景気が一段と減速するとの懸念が和らぎ低金利で投資資金の調達通貨とされる円には売りが優勢となり連休明けは続落してスタート、週央も日経平均が年初来高値を更新した事で投資家がリスク選好姿勢を強め比較的低リスク通貨とされる円は売りが優勢となり続落し、翌日も対ユーロや対ポンドでの円売りが対ドルにも波及し円は8日続落となった。週末は英国のEU離脱問題への懸念が和らいでユーロなどの欧州通貨に対してドルが売られ、円買い・ドル売りに繋がって円は9営業日ぶりに反発となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で21,815円、次の下値フシは大引で21,364円となっているが、今週は上記の通り米中閣僚級協議を睨みながら円安の進行やアジア主要株価指数堅調も背景にして上値フシを抜いて来た。下値で再陰転したままの戻りの割に今週は半値引けまで押しを入れる前に切り返しを見せたが、来週以降仮にこのまま戻り継続し設定している高値フシの更に上に位置する直近高値フシを抜けば、そこで一旦ニュートラルとなり4月の高値フシに対する二番天井?を取りにゆく動きになるかどうかというところ。」としたが、今週は日本の3連休中に海外相場が上昇し円相場も1ドル108円台前半に下落していた事を受け連休明け15日は22,207.21円と大幅に3日続伸してスタートし早速設定していた21,815円の上値フシを抜いて来た。週央16日も今週から本格化する主要企業の決算シーズンが想定外に好調な滑り出しとなった事で急反発していた米株式を受け22,472.92円と大幅に4日続伸し更に一段上のフシも抜いて来た。翌日は9月小売売上高が予想外の減少となり、ベージュブックも複数企業が経済成長見通しを下方修正した事で小反落していた米株式を受け5日ぶりに小反落となったが、週末はEUが英のEU離脱に合意した事で米株式が小反発となっていた事を受け小反発して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け21日の9月貿易統計、8月全産業活動指数、24日の8月景気一指数改定値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で22,705円、次の下値フシは大引で22,234円となっているが、今週は上記の通り日本の3連休中に海外相場が上昇し円相場も下落していた事を受け週央まで大幅続伸となり上値フシを三段上まで抜いて来た。連休明けの上値フシ抜けで今年4月に作成した高値関門を抜いた事で翌日には2018年12月3日以来およそ10か月ぶり高値を付け年初来高値を更新してきた。これで昨年12月から引いた大陰線に差し込みこの起点である22,570円の関門に急接近となったが、来週以降設定された高値フシを抜けば自動的にこれを抜いてくる。

【TOPIX】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で1,597.50、次の下値フシも大引で1,540.49とするが、今週は上記の通り米中閣僚級協議の進展期待や円安進行で堅調地合いとなったものの上値フシまではあと一歩届かずであった。先週の引線では辛うじて空間を保持しており来週以降仮にここから切り返して高値フシを抜けば再陽転となるが、先に下値フシを切ると空間埋めから半値引けとなり先に作成している陽包み型と併せ更に再陰転の素地が作られる事になる。」としたが、今週は日本の3連休中に海外相場が上昇し円相場も1ドル108円台前半に下落していた事を受け連休明け15日は1,620.20と大幅に続伸してスタートし早速設定していた1,597.50の上値フシを抜いて来た。週央も今週から本格化する主要企業の決算シーズンが想定外に好調な滑り出しとなった事で急反発していた米株式を受け3日続伸となったが、翌日は9月小売売上高が予想外の減少となり、ベージュブックも複数企業が経済成長見通しを下方修正した事で小反落していた米株式を受け4日ぶりに小反落となり、週末も上海総合指数が軟調展開となり中国関連への短期筋の売りが出て小幅続落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,649.50、次の下値フシは大引で1,590.49となっているが、今週は上記の通り日本の3連休中に海外相場が上昇し円相場も下落していた事を受け連休明け早々に上値フシを抜いて来た。先週記で「〜辛うじて空間を保持しており来週以降仮にここから切り返して高値フシを抜けば再陽転となる〜」と書いた通り15日の引線ではこの高値フシを抜き再陽転となった。これで昨年12月から引いた長大陰線に差し込んだ事で関門らしい関門はこの起点である1,689ポイントまで無くなった。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で27,085.50ドル、次の下値フシは大引で26,549.49ドルとなっているが、今週は上記の通り前半は米中閣僚級貿易協議について協議難航懸念から下値フシを切ったが、その後は複数項目で合意したようとの報から貿易摩擦緩和期待が台頭しS&P500種と共に大幅に上値フシを抜いて来た。先週段階では半値引けと同時に空間も埋め直近安値フシを切って来ると目先陰転のコースであったが、今週8日の急落でもこの直近安値フシを死守した後の切り返しで直近高値フシを抜いて来たので今度は陰の孕みを形成、次に大きく押して安値フシを切ってもその後の切り返しによってはこの位置で目先陽転となる可能性もあるのでこの辺を来週以降は見てゆきたい。」としたが、今週はコロンバス・デーの祝日とあって市場参加者が少ないなか米中貿易協議の先行き不透明感からや売りが優勢となり週明けは4営業日ぶりに小反落してスタート、翌日は今週から本格化する主要企業の決算シーズンが想定外に好調な滑り出しとなった事で急反発となったが、週央は9月小売売上高が予想外の減少となりベージュブックも複数企業が経済成長見通しを下方修正した事で小反落、翌日はEUが英のEU離脱に合意した事で小反発となり、週末は英議会でのEU離脱案採決を控え利益確定売りや運航停止が長引き業績懸念からボーイング等の主力が売られ再度反落となったが上下のフシは何れも取らず終いで今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、22日の10月リッチモンド連銀製造業指数、米9月中古住宅販売件数、23日の米8月住宅価格指数、24日の米9月耐久財受注、米週間新規失業保険申請件数、米10月PMI速報値、米9月新築住宅販売件数、週末25日の10月ミシガン大学消費者態度指数確報値等がある。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で27,085.50ドル、次の下値フシも大引で26,549.49ドルとするが、今週は上記の通り市場参加者が少ないなか米中貿易協議の先行き不透明感や、英議会でのEU離脱案採決を控え様子見気分が広がるなか全般消化難から上下のフシは取らず終い。先週の急落でも直近安値フシを死守し、その後の切り返しで直近高値フシを抜いて来た事で陰の孕みを形成、次に大きく押して安値フシを切ってもその後の切り返しによってはこの位置で目先陽転となる可能性もあるので来週以降も引き続きこの辺を見てゆきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,998.50、次の下値フシは大引で2,941.49となっているが、今週は上記の通り前半は米中閣僚級貿易協議について協議難航懸念から下値フシを切ったが、その後は複数項目で合意したようとの報から貿易摩擦緩和期待が台頭しDOWと共に大幅に上値フシを抜いて来た。先週段階では半値引けと同時に空間も埋め直近安値フシを切って来ると目先陰転のコースであったが、今週8日の急落でもこの直近安値フシを死守した後の切り返しで直近高値フシを抜いて来たので今度は陰の孕みを形成、次に大きく押して安値フシを切ってもその後の切り返しによってはこの位置で目先陽転となる可能性もあるのでこの辺を来週以降は見てゆきたい。」としたが、今週はコロンバス・デーの祝日とあって市場参加者が少ないなか米中貿易協議の先行き不透明感からや売りが優勢となり週明けは4営業日ぶりに小反落してスタート、翌日は今週から本格化する主要企業の決算シーズンが想定外に好調な滑り出しとなった事で急反発となったが、週央は9月小売売上高が予想外の減少となりベージュブックも複数企業が経済成長見通しを下方修正した事で小反落、翌日はEUが英のEU離脱に合意した事で小反発となり、週末は英議会でのEU離脱案採決を控え利益確定売りや運航停止が長引き業績懸念からボーイング等の主力が売られ再度続落となったが上下のフシは何れも取らず終いで今週の取引を終えた。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で2,998.50、次の下値フシも大引で2,941.49とするが、今週は上記の通り英議会でのEU離脱案採決を控え様子見気分が広がるなか、本格化する主要企業の決算シーズンが想定外に好調な滑り出しとなった事で全般堅調地合いとなったが上値フシを抜くまでには至らずであった。先週の急落でも直近安値フシを死守し、その後の切り返しで直近高値フシを抜いて来た事で陰の孕みを形成、次に大きく押して安値フシを切ってもその後の切り返しによってはこの位置で目先陽転となる可能性もあるので来週以降も引き続き続きこの辺を見てゆきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で12,636.50、次の下値フシは大引で12,387.49となっているが、今週は上記の通り米中貿易協議や英国のEU離脱動向を睨みながら水準を大きく切り上げることとなった。このニュートラルゾーンにおいてボラタイルで不安定な動きが続いているが、今週の戻りでは先月27日の目先陽転のフシをも抜いて来た事で前述した特殊チャートの三尊型は一旦崩れ解消されることとなった。これで殆ど7月の高値関門ツラとなったが、来週以降これも抜いてくるのかどうかこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は全般に利益確定の売りが先行するなか、オンライン決済大手ワイヤカードや半導体大手インフィニオンテクノロジーズの下落を受け4営業日ぶりに反落してのスタートとなったが、翌日はEU離脱を巡りEUの首席交渉官発言から合意期待が強まるなか、複数のアナリストが株価目標を引き上げた不動産大手ヴォノビアはじめドイツ銀行等の上昇から反発、週央16日もフォルクスワーゲンを筆頭にした自動車セクターの上昇などから12,670.11と続伸し、先ずは設定していた12,636.50の上値フシを抜いて来た。翌日はアナリストが目標株価を引き下げたオンライン決済大手ワイヤカードが下落した事等で3日ぶりに小反落となり、週末も中国7-9月期GDPの伸びが市場予想を下回った事から世界景気減速が懸念されるなか、オンライン決済大手ワイヤカードが大幅続落した事などで続落して今週の取引を終えることとなった。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で12,795.50、次の下値フシは大引で12,544.49となっているが、今週は上記の通りはEU離脱を巡り合意期待が強まるなか、主力の自動車セクター等の上昇から設定していた上値フシを抜いて来た。この日は終値ベースで2018年8月上旬以来約1年2か月ぶりの高値で引け、これで今年7月に作成した高値関門を抜いて来た事で次は昨年7月の戻り高値フシ12,860が関門となって来る。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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