2019年10月26日(土)

金融イベント待ち [CFD]

【サマリー・10/21〜10/25】

 今週の日経平均は、週末の米株式が英議会でのEU離脱案採決を控え利益確定売りや運航停止が長引き業績懸念からボーイング等の主力が売られ小反落となっていたものの、今週から本格化する企業の4-9月期決算発表で業績底入れが確認できるとの期待感から週明けの寄り付きは小幅続伸してスタート、その後も短期筋の先物への断続的な買いなどから底堅く推移して前引け、後場は祝日を前に積極的な売買は控えられたが続伸して引けた。祝日明け週央は米株式が週明けから一進一退であったものの、企業業績の改善期待から寄り付きは続伸してスタート、その後は週明けの終値を挟んでの往来となりながらマイナス圏に沈んで前引け、後場に入ってプラス圏に浮上した後は本格化する主要企業2019年4-9月期決算に期待する買いから上げ幅を広げ3日続伸して引けた。翌日はEUが英国の離脱延期申請を前回一致で指示した事で合意無きEU離脱への懸念が後退したほか、ボーイングの決算も好感された事を受け米株式が反発していた事で寄り付きは続伸してスタートしその後も堅調推移で前引け、後場に入ってからも高値圏を維持し4日続伸し連日の年初来高値更新となった。週末はスリーエムの決算を嫌気して米株式は反落していたものの、ナスダックが続伸していた事を受け半導体関連への買いから寄り付きは僅かに続伸してスタート、その後は週末の利益確定売りも出てマイナス圏に沈んで前引け、後場は序盤は横這いで推移したものの引けにかけてはカバーの動きも出て強含みとなり5日続伸して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、FRB副議長発言から10月のFOMCでの利下げ観測が強まり円買い・ドル売りが優勢となり週明けは続伸してスタート、祝日明け週央も英議会下院がEU離脱関連法案を早期に成立させるための動議を否決し、離脱を巡る審議に不透明感が強まったとの見方から比較的低リスク通貨とされる円を買う動きが出て円は続伸となった。翌日は日経平均が4日続伸と堅調推移し相対的に安全資産とされる円は売りが優勢となって4営業日ぶりに反落した。週末は前日発表の米経済指標が目標に届かず米景気の先行き不透明感から円買い・ドル売りが先行し円は再度反発となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で22,705円、次の下値フシは大引で22,234円となっているが、今週は上記の通り日本の3連休中に海外相場が上昇し円相場も下落していた事を受け週央まで大幅続伸となり上値フシを三段上まで抜いて来た。連休明けの上値フシ抜けで今年4月に作成した高値関門を抜いた事で翌日には2018年12月3日以来およそ10か月ぶり高値を付け年初来高値を更新してきた。これで昨年12月から引いた大陰線に差し込みこの起点である22,570円の関門に急接近となったが、来週以降設定された高値フシを抜けば自動的にこれを抜いてくる。」としたが、今週は英議会でのEU離脱案採決を控え利益確定売り等から前週末の米株式が小反落となっていたものの、今週から本格化する企業の4-9月期決算発表で業績底入れが確認できるとの期待感から週明けは続伸してスタート、祝日明け週央も米株式が週明けから一進一退であったものの本格化する主要企業2019年4-9月期決算に期待する買いから3日続伸となり、翌日24日もEUが英国の離脱延期申請を前回一致で指示した事で合意無きEU離脱への懸念が後退したほか、ボーイングの決算も好感された事を受け米株式が反発していた事で22,750.60円と4日続伸し設定していた22,705円の高値フシを抜き、週末もスリーエムの決算を嫌気して米株式は反落していたものの、ナスダックが続伸していた事を受けた半導体関連への買いやカバーの動きから5日続伸して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け28日の9月企業向けサービス価格指数、30日の9月小売業販売額、9月百貨店・スーパー販売額、31日の9月鉱工業生産指数速報値等の他、30日からの日銀金融政策決定会合にも注目しておきたい。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で22,985円、次の下値フシは大引で22,514円となっているが、今週は上記の通りEUが英国の離脱延期申請を前回一致で指示した事で合意無きEU離脱への懸念が後退したほか、主力の決算も好感された事を受けた米株式の堅調を受け陽線を伸ばして来た。既にTOPIX同様先週15日に直近高値フシを抜いて再陽転を達成し今年4月の高値関門を抜いている事で昨年12月の高値フシをも抜いて来た。次の関門は昨年10月の戻り高値フシ22,840円だが今回設定した高値フシを抜くと自動的にこの高値フシをも抜いてくる事になる

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,649.50、次の下値フシは大引で1,590.49となっているが、今週は上記の通り日本の3連休中に海外相場が上昇し円相場も下落していた事を受け連休明け早々に上値フシを抜いて来た。先週記で「〜辛うじて空間を保持しており来週以降仮にここから切り返して高値フシを抜けば再陽転となる〜」と書いた通り15日の引線ではこの高値フシを抜き再陽転となった。これで昨年12月から引いた長大陰線に差し込んだ事で関門らしい関門はこの起点である1,689ポイントまで無くなった。」としたが、今週は英議会でのEU離脱案採決を控え利益確定売り等から前週末の米株式が小反落となっていたものの、今週から本格化する企業の4-9月期決算発表で業績底入れが確認できるとの期待感から週明けは反発してスタート、祝日明け週央も米株式が週明けから一進一退であったものの本格化する主要企業2019年4-9月期決算に期待する買いから続伸となり、翌日もEUが英国の離脱延期申請を前回一致で指示した事で合意無きEU離脱への懸念が後退したほか、ボーイングの決算も好感された事を受け米株式が反発していた事で3日続伸し、週末もスリーエムの決算を嫌気して米株式は反落していたもののナスダックが続伸していた事を受けた半導体関連への買いやカバーの動きから4日続伸となったが上値フシを抜くまでには至らずであった。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で1,649.50、次の下値フシも大引で1,590.49とするが、既に先週15日に直近高値フシを抜いて再陽転を達成し昨年12月から引いた長大陰線に差し込んだ事で関門らしい関門はこの起点である1,689ポイントまで無くなっており、来週以降も引き続き注目しておきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で27,085.50ドル、次の下値フシも大引で26,549.49ドルとするが、今週は上記の通り市場参加者が少ないなか米中貿易協議の先行き不透明感や、英議会でのEU離脱案採決を控え様子見気分が広がるなか全般消化難から上下のフシは取らず終い。先週の急落でも直近安値フシを死守し、その後の切り返しで直近高値フシを抜いて来た事で陰の孕みを形成、次に大きく押して安値フシを切ってもその後の切り返しによってはこの位置で目先陽転となる可能性もあるので来週以降も引き続きこの辺を見てゆきたい。」としたが、今週は米中貿易協議に関して対立を巡る懸念が和らいだ事で投資家心理が改善し、週明けは続伸してのスタートとなったが、翌日は英国のEU離脱を巡る懸念から長期金利が低下したほか、フェイスブックが47州から独禁法に基づく調査を受けている事が明らかとなりハイテクセクターに売りが広がった事で反落、週央はEUが英国の離脱延期申請を前回一致で指示した事で合意無きEU離脱への懸念が後退したほか、ボーイングの決算も好感された事を受け再度反発、翌日はスリーエムの決算を嫌気して反落となったが、週末はインテルなど主力が市場予想を上回る好決算となり米中貿易協議が進展したとの報も好感され再度反発と鯨幕相場に終始し引き続き上下何れのフシも取らず終いであった。
 来週の注目指標としては、29日の8月ケース・シラー米住宅価格指数、米9月住宅販売保留指数、10月消費者信頼感指数、30日の米10月ADP雇用統計、米7-9月期四半期GDP速報値、FRB議長定例会見、31日の米9月個人所得・支出、米週間新規失業保険申請件数、10月シカゴ購買部協会景気指数等がある。
 今週もまた上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で27,085.50ドル、次の下値フシも大引で26,549.49ドルとするが、今週は上記の通り一進一退の鯨幕相場に終始し節目は取らず終い。同指数もS&P500種同様に7月の高値フシ、そして9月の高値フシと順次上値が切り下がってきているが5月からの長大陽線内での収斂型とも取れる型となっており、先ずは9月の高値フシを引線で抜いてくるかどうかこの辺を見ておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で2,998.50、次の下値フシも大引で2,941.49とするが、今週は上記の通り英議会でのEU離脱案採決を控え様子見気分が広がるなか、本格化する主要企業の決算シーズンが想定外に好調な滑り出しとなった事で全般堅調地合いとなったが上値フシを抜くまでには至らずであった。先週の急落でも直近安値フシを死守し、その後の切り返しで直近高値フシを抜いて来た事で陰の孕みを形成、次に大きく押して安値フシを切ってもその後の切り返しによってはこの位置で目先陽転となる可能性もあるので来週以降も引き続き続きこの辺を見てゆきたい。」としたが、今週は米中貿易協議に関して対立を巡る懸念が和らいだ事で投資家心理が改善し、週明け21日は3,006.72と続伸してこれまで設定していた2,998.50の上値フシを抜いて来た。翌日は英国のEU離脱を巡る懸念から長期金利が低下したほか、フェイスブックが47州から独禁法に基づく調査を受けている事が明らかとなりハイテクセクターに売りが広がった事で反落となったが、週央はEUが英国の離脱延期申請を前回一致で指示した事で合意無きEU離脱への懸念が後退したほかボーイングの決算も好感された事を受け再度反発、翌日も好決算銘柄の寄与から続伸し、週末もインテルなど主力が市場予想を上回る好決算となり米中貿易協議が進展したとの報も好感され3日続伸して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で3,036.50、次の下値フシは大引で2.977.49となっているが、今週は上記の通り米中貿易協議に関して対立を巡る懸念が和らいだ事による投資家心理の改善で週明け早々に上値フシを抜いて来た。これでまた3000ポイント台での新高値更新となるかどうかへの挑戦となるが、高値フシは7月に3025.86ポイント、そして9月は3009.57ポイント、そして今週の引線では3006.72ポイントと順次上値が切り下がってきているが、引線はそうとしても週末の終値は3022.55ポイントと7月の最高値関門に肉薄しており、来週以降仮に今回設定した上値フシを抜くとこの最高値関門を抜いて新値のステージとなってくる事でこの辺を注視しておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で12,795.50、次の下値フシは大引で12,544.49となっているが、今週は上記の通りはEU離脱を巡り合意期待が強まるなか、主力の自動車セクター等の上昇から設定していた上値フシを抜いて来た。この日は終値ベースで2018年8月上旬以来約1年2か月ぶりの高値で引け、これで今年7月に作成した高値関門を抜いて来た事で次は昨年7月の戻り高値フシ12,860が関門となって来る。」としたが、今週は米中貿易交渉の進展期待や英国のEU離脱を巡る懸念がやや和らぎ投資家心理が改善するなか、不正会計疑惑について独立機関に調査を委託すると伝わったオンライン決済大手ワイヤカードが大幅高となったほか、欧州の金利上昇を背景にドイツ銀行も上昇した事で週明けは3営業日ぶりに急反発してスタート、翌日もタイヤ大手コンチネンタルはじめ自動車セクターの上昇から小幅続伸、週央23日も医薬・農業大手バイエルや素材大手コベストロの上昇等から12,798.19と3日続伸し先ずは設定していた12,795.50の上値フシを抜いて来た。翌日もメルセデス・ベンツなど乗用車部門の販売増が寄与し7〜9月期の売上高と利益が増加した事を好感しダイムラーが大幅高となったほか、半導体大手インフィニオンテクノロジーズも高く4日続伸となり、更に週末も米株市場でのアップルなどハイテク株の買いが波及した事で半導体大手インフィニオンテクノロジーズが買われ、独長期金利の上昇を背景に利鞘改善を見込んだ買いが入り5日続伸して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で12,924.50、次の下値フシは大引で12,671.49となっているが、今週は上記の通り独長期金利の上昇を背景に利鞘改善を見込んだ買いが入ったドイツ銀行などの主力の堅調など個別の好材料をテコに5日続伸し終値ベースで2018年6月以来、約1年4か月ぶりの高値となった。既に先週は今年7月に作成した高値関門を抜き次は昨年7月の戻り高値フシ12,860が関門となって来ると書いていたが、次の上値フシまで到達していない事で引線こそ無いものの週末の終値では既にこの関門を抜いてきており来週以降の引線でこれを抜いてくるかどうかこの辺を見ておきたい。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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