2019年11月02日(土)

霜月相場 [CFD]

【サマリー・10/28〜11/01】

 今週の日経平均は週末の米株式がインテルなどの主力が市場予想を上回る好決算となり、米中貿易協議が進展したとの報も好感され反発していた事を受け週明けの寄り付きは続伸してスタートしその後は揉み合い推移で前引け、後場も日銀の金融政策などを見極めたいとの思惑から高値揉み合いとなったが6日続伸して引けた。翌日は週明けの米株式が米中貿易協議の進展期待や英国のEU離脱を巡る懸念後退を背景に続伸していた事を受け、寄り付きは続伸してスタートしその後は揉み合いながら前引け、ザラバで昨年10月以来となる23,000円大台をクリヤした達成感から後場も狭いレンジで推移したが7日続伸して引けた。週央はアルファベットの決算が市場予想を下回りハイテク株中心に売りが先行し米株式が反落していた事を受け、寄り付きは小反落してスタートしその後も下げ幅を広げて前引け、後場に入ってもFOMCの結果発表を控えた持ち高調整の売りが優勢となり軟調推移で8日ぶりに反落して引けた。翌日はFOMCで大方の予想通り政策金利が引き下げられたものの、FRB議長が今後の利上げには大幅なインフレ率上昇が必要になるとの認識を示した事で反発していた米株式を受け寄り付きは反発してスタート、その後は軟調な中国経済指標を嫌気しやや値を削り小反発して前引け、後場は日銀金融政策決定会合などイベント通過による灰汁抜け感はあったものの総じて横ばいで推移し反発して引けた。週末は米中貿易協議を巡り中国が米政権との包括的且つ長期交渉での合意を疑問視していると伝わったほか10月シカゴ購買部協会景気指数の悪化も嫌気され米株式が反落していた事や、大幅な円高を受け寄り付きは急反落してスタートしその後は先物のショートカバーなどで下げ渋りながら前引け、後場は3連休を控えやや膠着感を強めながら推移し反落して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は米中貿易協議の進展期待で投資家のリスク回避姿勢が後退、日経平均も6日続伸となった事で週明けは比較的低リスク通貨とされる円を売る動きが優勢となり円は反落してスタート、翌日も英国のEUからの合意無き離脱の懸念が後退し投資家のリスク回避姿勢が和らいだ事で比較的低リスク通貨とされる円を売る動きが優勢となり円は続落となった。週央はFOMCや日銀金融政策決定会合を控えその結果を見極めたいとの雰囲気のなか前日比変わらず、翌日は前日の米長期金利が低下し日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが優勢となり円は反発し、週末も米中貿易協議の進展期待が後退し比較的低リスク通貨とされる円を買う動きが優勢となり円は続伸となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で22,985円、次の下値フシは大引で22,514円となっているが、今週は上記の通りEUが英国の離脱延期申請を前回一致で指示した事で合意無きEU離脱への懸念が後退したほか、主力の決算も好感された事を受けた米株式の堅調を受け陽線を伸ばして来た。既にTOPIX同様先週15日に直近高値フシを抜いて再陽転を達成し今年4月の高値関門を抜いている事で昨年12月の高値フシをも抜いて来た。次の関門は昨年10月の戻り高値フシ22,840円だが今回設定した高値フシを抜くと自動的にこの高値フシをも抜いてくる事になる。」としたが、今週は週末の米株式がインテルなどの主力が市場予想を上回る好決算となり、米中貿易協議が進展したとの報も好感し反発していた事を受け週明けは6日続伸してスタート、翌日も週明けの米株式が米中貿易協議の進展期待や英国のEU離脱を巡る懸念後退を背景に続伸していた事を受け7日続伸となったが、週央はアルファベットの決算が市場予想を下回りハイテク株中心に売りが先行し米株式が反落していた事を受け8日ぶりに反落、翌日はFOMCで大方の予想通り政策金利が引き下げられたもののFRB議長が今後の利上げには大幅なインフレ率上昇が必要になるとの認識を示した事で反発し、週末は米中貿易協議を巡り中国が米政権との包括的且つ長期交渉での合意を疑問視していると伝わったほか10月シカゴ購買部協会景気指数の悪化も嫌気され米株式が反落していた事や、大幅な円高を受け再度反落したが上下何れのフシも取らず終いであった。
 来週の注目指標としては、6日の日銀金融政策決定会合議事録要旨、週末8日の9月景気先行指数速報値等がある。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で22,985円、次の下値フシも大引で22,514円とするが、今週は上記の通り米中貿易協議の進展期待や英国のEU離脱を巡る懸念後退を背景に堅調推移となっていた米株式を受け全般堅調となり、ND倍率の修正も進んでいたものの上値フシを抜くまであと一歩届かず。昨年12月の戻り高値フシを抜いてその上の関門22,840円目前となっているが、仮に来週以降設定した上値フシを抜くと自動的にこれを抜き昨年10月からの長大陰線に差し込むことになり、そうなると次は23,000円台での高値関門が存在しなくなる。

【TOPIX】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で1,649.50、次の下値フシも大引で1,590.49とするが、既に先週15日に直近高値フシを抜いて再陽転を達成し昨年12月から引いた長大陰線に差し込んだ事で関門らしい関門はこの起点である1,689ポイントまで無くなっており、来週以降も引き続き注目しておきたい。」としたが、今週は本日まで5日連続で年初来高値更新していただけに利益確定売りや戻り待ちの売りも出易く上値が抑えられ週明けは5営業日ぶりに小反落してのスタートとなったが、翌日29日は米中貿易協議の進展期待や英国のEU離脱を巡る懸念後退を背景に週明けの米株式が続伸していた事を受け1,662.68と反発し、これまで設定していた1,649.50の上値フシを抜いて来た。週央も業績への根強い期待から小幅続伸し翌日もFRB議長が今後の利上げには大幅なインフレ率上昇が必要になるとの認識を示した事で反発していた米株式を受け続伸となったが、週末は米中貿易協議を巡り中国が米政権との包括的且つ長期交渉での合意を疑問視していると伝わったほか10月シカゴ購買部協会景気指数の悪化も嫌気され米株式が反落していた事や大幅な円高を受け反落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,692.50、次の下値フシは大引で1,633.49となっているが、今週は上記の通り米中貿易協議の進展期待や英国のEU離脱を巡る懸念後退を背景に続伸していた週明けの米株式を受け設定していた上値フシを抜いて来た。再陽転後に一週休んだもののやはり上値を伸ばして来たが、このまま来週以降も上値フシを抜いて来れば昨年12月の再陰転前の戻り高値フシ1,689ポイントを抜いてくる事になり、そうなると次は1,700ポイント台での高値関門が存在しない事から昨年9月の高値フシが次の関門となって来る。
 
【NY DOW】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で27,085.50ドル、次の下値フシも大引で26,549.49ドルとするが、今週は上記の通り一進一退の鯨幕相場に終始し節目は取らず終い。同指数もS&P500種同様に7月の高値フシ、そして9月の高値フシと順次上値が切り下がってきているが5月からの長大陽線内での収斂型とも取れる型となっており、先ずは9月の高値フシを引線で抜いてくるかどうかこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は米中貿易協議の進展期待や英国のEU離脱を巡る懸念後退を背景に週明けは27,090.72ドルと続伸してスタートし、これまで設定していた27,085.50の上値フシを抜いて来た。翌日はアルファベットの決算が市場予想を下回りハイテク株中心に売りが先行し反落となり、週央はFOMCで大方の予想通り政策金利が引き下げられたもののFRB議長が今後の利上げには大幅なインフレ率上昇が必要になるとの認識を示した事で反発、翌日は米中貿易協議を巡り中国が米政権との包括的且つ長期交渉での合意を疑問視していると伝わったほか10月シカゴ購買部協会景気指数の悪化も嫌気され再度反落となったが、週末は10月米雇用統計で雇用者数が市場予想を上回り米景気減速懸念が和らいだ事で急反発し7月下旬以来、約3か月ぶりの高値で今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け4日の米9月製造業新規受注、5日の米9月貿易収支、米10月PMI改定値、10月ISM非製造業景気指数、7日の米週間新規失業保険申請件数、週末8日の11月ミシガン大学消費者態度指数速報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で27360.50ドル、次の下値フシは大引で26,821.49ドルとなっているが、今週は上記の通り米中貿易協議の進展期待や英国のEU離脱を巡る懸念後退を背景に週明け早々に設定していた上値フシを抜いて来た。とはいえ先週記で先ずは9月の高値フシを引線で抜いてくるかどうかとしたフシはあと一歩のところで抜けず5月からの長大陽線内での収斂型の型は継続となったが、奇しくも今回設定した高値フシはこの9月の高値フシとほぼ同値であり、引き続き来週以降先行したS&P500種に続き設定した上値フシを抜いてくるかどうかこの辺を見ておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で3,036.50、次の下値フシは大引で2.977.49となっているが、今週は上記の通り米中貿易協議に関して対立を巡る懸念が和らいだ事による投資家心理の改善で週明け早々に上値フシを抜いて来た。これでまた3,000ポイント台での新高値更新となるかどうかへの挑戦となるが、高値フシは7月に3025.86ポイント、そして9月は3,009.57ポイント、そして今週の引線では3,006.72ポイントと順次上値が切り下がってきているが、引線はそうとしても週末の終値は3,022.55ポイントと7月の最高値関門に肉薄しており、来週以降仮に今回設定した上値フシを抜くとこの最高値関門を抜いて新値のステージとなってくる事でこの辺を注視しておきたい。」としたが、今週は米中貿易協議の進展期待や英国のEU離脱を巡る懸念後退を背景に週明けは3,039.42と続伸してスタートし、早速設定していた3,036.50の上値フシを抜いて来た。翌日はアルファベットの決算が市場予想を下回りハイテク株中心に売りが先行し反落となり、週央はFOMCで大方の予想通り政策金利が引き下げられたもののFRB議長が今後の利上げには大幅なインフレ率上昇が必要になるとの認識を示した事で反発、翌日は米中貿易協議を巡り中国が米政権との包括的且つ長期交渉での合意を疑問視していると伝わったほか10月シカゴ購買部協会景気指数の悪化も嫌気され再度反落となったが、週末は10月米雇用統計で雇用者数が市場予想を上回り米景気減速懸念が和らいだ事で急反発し史上最高値を更新して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で3,068.50、次の下値フシは大引で3,009.49となっているが、今週は上記の通り米中貿易協議の進展期待や英国のEU離脱を巡る懸念後退を背景に週明け早々に設定していた上値フシを抜いて来た。先週記のようにここまで高値フシが7月に3025.86ポイント、そして9月は3009.57ポイント、そして先週段階での引線は3006.72ポイントと順次切り下がっていたものの、週明けのフシ抜けでは一気にこれらの関門を抜き去り史上最高値を更新しこれでまた新ステージ入りとなった。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で12,924.50、次の下値フシは大引で12,671.49となっているが、今週は上記の通り独長期金利の上昇を背景に利鞘改善を見込んだ買いが入ったドイツ銀行などの主力の堅調など個別の好材料をテコに5日続伸し終値ベースで2018年6月以来、約1年4か月ぶりの高値となった。既に先週は今年7月に作成した高値関門を抜き次は昨年7月の戻り高値フシ12,860が関門となって来ると書いていたが、次の上値フシまで到達していない事で引線こそ無いものの週末の終値では既にこの関門を抜いてきており来週以降の引線でこれを抜いてくるかどうかこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は米中貿易協議が進展するとの観測で投資家心理が改善するなか、通商問題に敏感な自動車セクターや中国関連の半導体大手インフィニオンテクノロジーズの上昇を受け週明け28日は12,941.71と6日続伸してスタートし早速設定していた12,924.50の上値フシを抜いて来た。翌日は第3四半期の利益が市場予想を下回ったドイツ取引所や電力大手RWEの値下がりなどで7営業日ぶりに小反落となり、週央も7-9月期の最終損益が赤字となった事を嫌気したドイツ銀行やタイヤ大手コンチネンタルの下落を受け続落、翌時も米中貿易協議を巡り中国が米政権との長期交渉での合意を疑問視していると伝わり全般軟調となるなかを、半導体大手インフィニオンテクノロジーズの下落や前日に続いてのドイツ銀行の続落を受け3日続落、週末はアナリストが目標株価と投資判断を引き上げたタイヤ大手コンチネンタルや素材大手コベストロの上昇を受け4日ぶりに急反発した。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で13,070.50、次の下値フシは大引で12,813.49となっているが、今週は上記の通り米中貿易協議の進展観測から通商問題に敏感な自動車セクターを筆頭に中国関連セクターの上昇から週明け早々に10月28日に付けた2018年6月以来、約1年4か月ぶりの高値を更新し設定していた上値フシを抜いて来た。これで昨年7月27に作成した高値関門をも抜け、次のターゲットは特殊チャートの昨年の5月17日と6月14日に作成した二番天井ということになる。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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