2019年11月09日(土)

日米新高値更新 [CFD]

【サマリー・11/05〜11/08】
 
 今週の日経平均は、日本の三連休中に米株式が10月雇用統計における雇用者数の予想上振れや、米中貿易協議の進展期待により約3か月ぶりに史上最高値を更新した事を受け、連休明けの寄り付きは急反発してスタートしその後も上げ幅を広げて前引け、後場に入ってからも更に上げ幅を拡大させ急反発で年初来高値を更新して引けた。週央はトランプ政権が中国に対する制裁関税の一部撤回を検討していると報じられた他、10月ISM非製造業景況指数が市場予想を上回る改善を見せた事も好感し米株式が3日続伸していた事を受け、寄り付きは続伸してスタートしその後は利益確定売りから急速に値を削って前引け、後場に入ると海外勢と見られる買いからやや戻り歩調となり続伸して引けた。翌日は米中首脳会談開催時期が12月となる見込みであると報じられた事で貿易摩擦解消期待がやや後退し米株式が小反落となっていた事を受け寄り付きは小反落してスタート、その後は高寄与度のソフトバンクが赤字決算で売られたあと戻り歩調となったのに合せ一時プラス圏に浮上するも上海総合指数が軟調スタートとなった事で再度マイナス圏に沈んで前引け、後場に入ってからも概ねマイナス圏で推移していたがトヨタが市場予想を上回る7-9月業績を発表した事で終盤にプラス圏に浮上し3日続伸して引けた。週末は中国商務省が米との貿易協議で発動済み追加関税を段階的に撤廃する方針で一致したとの発表を受け米株式が急反発していた事を受け寄り付きは大幅続伸してスタート、その後は米大統領補佐官が中国側の発表に否定的な見解を示した報が伝わり急速に上げ幅を縮めて前引け、後場も寄り付き水準からは大きく水準を下げ概ね小高く推移し4日続伸して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、米商務長官が中国ファーウェイに対する禁輸措置緩和を示唆した事などから米中対立への懸念が一段と後退、連休明けは比較的低リスク通貨とされる円を売る動きが出て反落してスタート、週央も前日の米長期金利が上昇して日米金利差拡大が意識され円売り・ドル買いが促され円は続落、翌日は米中貿易協議の第一段階合意署名が12月にズレ込む可能性があるとの観測で不透明感が強まり、比較的低リスク通貨とされる円を買う動きが先行し円は小反発となった。週末は米中関係の改善期待から米長期金利の上昇傾向が強まっており、日米金利差拡大を意識した円売り・ドル買いが優勢となり円は反落となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で22,985円、次の下値フシも大引で22,514円とするが、今週は上記の通り米中貿易協議の進展期待や英国のEU離脱を巡る懸念後退を背景に堅調推移となっていた米株式を受け全般堅調となり、ND倍率の修正も進んでいたものの上値フシを抜くまであと一歩届かず。昨年12月の戻り高値フシを抜いてその上の関門22,840円目前となっているが、仮に来週以降設定した上値フシを抜くと自動的にこれを抜き昨年10月からの長大陰線に差し込むことになり、そうなると次は23,000円台での高値関門が存在しなくなる。」としたが、今週は日本の三連休中に米株式が10月雇用統計における雇用者数の予想上振れや米中貿易協議の進展期待により約3か月ぶりに史上最高値を更新した事を受け、連休明けは23,251.99円と急反発してスタートしこれまで設定していた22,985円の上値フシを抜いて来た。週央も10月ISM非製造業景況指数が市場予想を上回る改善を見せた事などを好感し米株式が3日続伸していた事を受け続伸、翌日も米株式は小反落となっていたもののトヨタが市場予想を上回る7-9月業績を発表した事で終盤にプラス圏に浮上し3日続伸となり、週末も中国商務省が米との貿易協議で発動済み追加関税を段階的に撤廃する方針で一致したとの発表を受け米株式が急反発していた事を受け4日続伸して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け11日の9月機械受注、9月貿易収支、13日の10月国内企業物価指数、14日の7-9月期四半期GDP速報値、週末15日の9月鉱工業生産指数確報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で23,495円、次の下値フシは大引で23,004円となっているが、今週は上記の通り米商務長官が中国ファーウェイに対する禁輸措置緩和を示唆した事などから米中貿易協摩擦への懸念が後退し週明けから上値フシを抜いて来た。連休明け一気に23,000円台に乗せ週末は2018年10月10日以来およそ1年1ヵ月ぶりの水準まで上昇してきたが、先週書いた通りこれで昨年10月からの長大陰線に差し込んだ事で高値関門は23,000円台には存在しない。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,692.50、次の下値フシは大引で1,633.49となっているが、今週は上記の通り米中貿易協議の進展期待や英国のEU離脱を巡る懸念後退を背景に続伸していた週明けの米株式を受け設定していた上値フシを抜いて来た。再陽転後に一週休んだもののやはり上値を伸ばして来たが、このまま来週以降も上値フシを抜いて来れば昨年12月の再陰転前の戻り高値フシ1,689ポイントを抜いてくる事になり、そうなると次は1,700ポイント台での高値関門が存在しない事から昨年9月の高値フシが次の関門となって来る。」としたが、今週は日本の三連休中に米株式が10月雇用統計における雇用者数の予想上振れや米中貿易協議の進展期待により約3か月ぶりに史上最高値を更新した事を受け、連休明けは1,694.16と急反発してスタートし早速設定していた1,633.49の上値フシを抜いて来た。週央も10月ISM非製造業景況指数が市場予想を上回る改善を見せた事などを好感し米株式が3日続伸していた事を受け続伸、翌日も米株式は小反落となっていたもののトヨタが市場予想を上回る7-9月業績を発表した事で終盤にプラス圏に浮上し3日続伸となり、週末も中国商務省が米との貿易協議で発動済み追加関税を段階的に撤廃する方針で一致したとの発表を受け米株式が急反発していた事を受け4日続伸して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,723.50、次の下値フシは大引で1,664.49となっているが、今週は上記の通り米商務長官が中国ファーウェイに対する禁輸措置緩和を示唆した事などから米中貿易協摩擦への懸念が後退し週明けから上値フシを抜いて来た。10月15に再陽転を確認した後にモタついたものの、その後は着実に陽線を伸ばし今週は1,700ポイント台乗せ。先週も書いたが1,700ポイント台での高値関門は存在しない事から昨年9月の高値フシが次の関門となって来る。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で27360.50ドル、次の下値フシは大引で26,821.49ドルとなっているが、今週は上記の通り米中貿易協議の進展期待や英国のEU離脱を巡る懸念後退を背景に週明け早々に設定していた上値フシを抜いて来た。とはいえ先週記で先ずは9月の高値フシを引線で抜いてくるかどうかとしたフシはあと一歩のところで抜けず5月からの長大陽線内での収斂型の型は継続となったが、奇しくも今回設定した高値フシはこの9月の高値フシとほぼ同値であり、引き続き来週以降先行したS&P500種に続き設定した上値フシを抜いてくるかどうかこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は米商務長官が中国ファーウェイに対する禁輸措置緩和を示唆した事などから米中貿易協摩擦への懸念が後退し週明け4日は27,462.11ドルと続伸してスタート、早速設定していた27,360.50ドルの上値フシを抜いて来た。翌日もトランプ政権が中国に対する制裁関税の一部撤回を検討していると報じられた他、10月ISM非製造業景況指数が市場予想を上回る改善を見せた事も好感し3日続伸となったが、週央は米中首脳会談開催時期が12月となる見込みであると報じられた事で貿易摩擦解消期待がやや後退し小反落し、翌日は中国商務省が米との貿易協議で発動済み追加関税を段階的に撤廃する方針で一致したとの発表を受け急反発となり、週末は米大統領補佐官が中国側の発表に否定的な見解を示した報が伝わるも根強い米中合意への期待感から小幅続伸して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、13日の米10月CPI、米10月月次財政収支、14日の米10月PPI、米週間新規失業保険申請件数、FRB議長発言、週末15日の11月ニューヨーク連銀製造業景気指数、米10月小売売上高、米10月鉱工業生産指数、米10月設備稼働率等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で27,735.50ドル、次の下値フシは大引で27,188.49ドルとなっているが、今週は上記の通り米商務長官が中国ファーウェイに対する禁輸措置緩和を示唆した事などから米中貿易協摩擦への懸念が後退し週明けから上値フシを抜いて来た。今週は連日で過去最高値を更新し先週あと一歩のところで抜けなかった9月の高値フシを抜くと共に最後の高値関門であった7月に作成した高値フシをも抜き、これでS&P500種を追う格好でこちらもまた新ステージ入りとなった。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で3,068.50、次の下値フシは大引で3,009.49となっているが、今週は上記の通り米中貿易協議の進展期待や英国のEU離脱を巡る懸念後退を背景に週明け早々に設定していた上値フシを抜いて来た。先週記のようにここまで高値フシが7月に3025.86ポイント、そして9月は3009.57ポイント、そして先週段階での引線は3006.72ポイントと順次切り下がっていたものの、週明けのフシ抜けでは一気にこれらの関門を抜き去り史上最高値を更新しこれでまた新ステージ入りとなった。」としたが、今週は米商務長官が中国ファーウェイに対する禁輸措置緩和を示唆した事などから米中貿易協摩擦への懸念が後退し週明け4日は3,078.27と続伸してスタート、早速設定していた3,068.50の上値フシを抜いて来た。翌日は先駆して史上最高値を更新していただけに3営業日ぶりに小反落となったが、週央は発表がほぼ終了した米主要企業の2019年7〜9月期決算が概ね市場予想を上回った事が投資家心理の支えとなり反発し、翌日も中国商務省が米との貿易協議で発動済み追加関税を段階的に撤廃する方針で一致したとの発表を受け続伸となり、週末も米大統領補佐官が中国側の発表に否定的な見解を示した報が伝わるも根強い米中合意への期待感から小幅続伸して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で3,107.50、次の下値フシは大引で3,048.49となっているが、今週は上記の通り米商務長官が中国ファーウェイに対する禁輸措置緩和を示唆した事などから米中貿易協摩擦への懸念が後退し週明けから上値フシを抜いて来た。現況の同指数の予想PERは17.5倍と1年8か月ぶりの高水準にあるという。その他RSI等も買われ過ぎ水準を上回っているが、史上最高値で関門が存在しないだけに引き続き来週以降も注視してゆきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で13,070.50、次の下値フシは大引で12,813.49となっているが、今週は上記の通り米中貿易協議の進展観測から通商問題に敏感な自動車セクターを筆頭に中国関連セクターの上昇から週明け早々に10月28日に付けた2018年6月以来、約1年4か月ぶりの高値を更新し設定していた上値フシを抜いて来た。これで昨年7月27に作成した高値関門をも抜け、次のターゲットは特殊チャートの昨年の5月17日と6月14日に作成した二番天井ということになる。」としたが、今週は米中貿易協議の部分合意が月内に署名されるとの観測が広がるなか、自動車やその関連セクターなどの輸出株が買われ週明け4日は13,136.28と大幅続伸してスタート、早速設定していた13,070.50の上値フシを抜いて来た。翌日も中国市場への参入を発表したオンライン決済大手ワイヤカードやタイヤ大手コンチネンタルの大幅高等を受け3日続伸、週央も航空エンジン大手のMTUエアロ・エンジンズや消費財大手ヘンケルが大幅高となり4日続伸し、翌日7日も中国商務省が米との貿易協議で発動済み追加関税を段階的に撤廃する方針で一致したとの発表を受け投資家心理が改善するなか、四半期決算が予想を上回った航空のルフトハンザの大幅上昇などから13,289.46と5日続伸し更に一段上のフシも抜いて来たが、週末はトランプ米大統領の発言を切っ掛けに前日の米中協議を巡る先行き不透明感が台頭し投資家心理の重荷となるなか、決算発表を受けた保険大手アリアンツやオンライン決済大手ワイヤカードの大幅安を受け6日ぶりに反落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で13,420.50、次の下値フシは大引で13,157.49となっているが、今週は上記の通り米中貿易協議を巡る進展期待が膨らむなか関連セクターが大きく物色された事で二段上のフシまで抜き7日連日で2018年1月末以来、約1年9ヵ月ぶりの高値水準を終値ベースで更新してきた。先週号では「〜次のターゲットは特殊チャートの昨年の5月17日と6月14日に作成した二番天井ということになる。」としたが、今週あっさりとこれをクリヤした事で次の関門はその上に位置する一昨年11月1日と昨年1月19日に作成した二番天井ということになる。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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