2020年02月29日(土)

コロナショック [CFD]

【サマリー・02/25〜02/28】

 今週の日経平均は、東京市場休場の間に新型コロナウイルスによる感染被害が新たにイタリアや韓国に広がった事で世界経済減速への懸念から米株式が暴落していた事を受け連休明けの寄り付きは大幅続落してスタート、その後も下げ幅を拡大させたがあと円相場の落ち着きと共に安値からはやや戻りを入れて前引け、後場に入ると終始狭いレンジの揉み合いで推移したが大幅続落して引けた。週央はCDC(米疾病対策センター)がコロナウイルスの米国での流行を警告した事で大幅に4日続落となっていた米株式を受け寄り付きは大幅続落してスタート、その後は上海総合指数はじめとしたアジア株式市場の軟調を見て安値圏で揉み合いながら前引け、後場は日銀によるETF買い入れ思惑もあり下げ渋る展開となったが3日続落して引けた。翌日は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を嫌気した売りに押され米株式が5日続落となっていた事を受け寄り付きは続落してスタート、その後も海外投資家による断続的な先物売りから下げ幅を広げて前引け、政府が大規模イベントの中止や延期を要請し経済活動の停滞が景気を一段と下押ししかねないとの懸念が強まり後場もジリジリと下げ幅を広げ大幅に4日続落して引けた。週末は米カリフォルニア州でコロナウイルスへの感染者が確認され、ウイルス蔓延による世界経済への影響懸念から米株式が大幅に6日続落していた事を受け寄り付きは大幅続落してスタートしその後は安値圏で揉み合いながら前引け、米長期金利が過去最低を更新し円相場も1ドル108円台まで上昇した事などから後場も安値圏で推移し大幅に5日続落して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、新型コロナウイルスによる感染者数拡大が世界経済を下押しするとの警戒感が強まり、比較的低リスク通貨とされる円を買う動きが優勢となり連休明けは4営業日ぶりに急反発してスタート、週央も米長期金利が大幅に低下し日米金利差縮小の思惑が強まった事で円は続伸し、翌日も世界的に新型コロナウイルスの観戦が広がり景気の下押し要因になるとの見方が強まり円は3日続伸となり、週末も引き続き新型コロナウイルス感染者数拡大が世界経済を下押しするとの警戒感から比較的低リスク通貨とされる円を買う動きが優勢となり円は大幅続伸となりほぼ1か月ぶりの円高水準を付けた。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で23,725円、次の下値フシは大引で23,234円となっているが、今週は上記の通り新型肺炎の感染拡大の影響を睨みながら上下のフシを取り高下する一週間となった。この過程でNT倍率は20日、約28年ぶりに14倍の大台に乗せる歴史的な水準を記録、1992年4月8日に記録した14.08倍以来の水準となる14.02倍に上昇したがCTA等のファンド勢の短期売買の向きの短期マネーの流入が押し上げ要因か。いち早くTOPIXは陰転確認したが、この日経平均は今週も上下のフシを取りながら陽の孕みと共に陰の孕みをも併せ持っており来週以降上値フシを抜くか下値フシを切るかで目先陽転と目先陰転の何れにもなり得る型を形成しているだけに引き続き来週以降も他の指数と併せ見ながら注視しておきたいところ。」としたが、今週は東京市場休場の間に新型コロナウイルスによる感染被害が新たにイタリアや韓国に広がった事で世界経済減速への懸念から米株式が暴落していた事を受け連休明け25日は22,605.41円と大幅続落してスタート、早速設定していた23,234円の下値フシを切って来た。週央もCDC(米疾病対策センター)がコロナウイルスの米国での流行を警告した事で大幅に4日続落となっていた米株式を受け3日続落し、翌日27日も新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を嫌気した売りに押され米株式が5日続落となっていた事を受け21,948.23円と大幅に4日続落し更に2段下のフシまで切り、週末28日も米カリフォルニア州でコロナウイルスへの感染者が確認されウイルス蔓延による世界経済への影響懸念から米株式が大幅に6日続落していた事を受け21,142.96円と大幅に5日続落し更に3段下のフシをも割って今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、月替り2日の10-12月期四半期法人企業統計調査、3日の2月消費者態度指数、週末6日の1月景気先行指数速報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で21,365円、次の下値フシは大引で20,914円となっているが、今週は上記の通り新型コロナウイルスの感染拡大による世界景気の下振れが懸念され下値フシを9段下まで切る暴落を演じた。こちらは数週前から陽の孕みと共に陰の孕みをも併せ持っており来週以降上値フシを抜くか下値フシを切るかで目先陽転と目先陰転の何れにもなり得る型を形成していると書いて来たが、コロナショックにはやはり抗する事も出来ず連休明け25日の下値フシ割れで陰転確認となった。昨年10月の長大陽線の起点も週末に割ってしまった事でこちらの次の安値関門はその前に立てた大陽線の起点である8月の安値フシ20,260円となっている。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,695.50、次の下値フシは大引で1,636.49となっているが、先週記で「来週以降今回設定した下値フシを大引で切ると教科書通りの型で陰転を確認することとなる。」とした通り18日に下値フシを割った事からここで陰転を確認、28年ぶりとなる歴史的水準の14倍の大台に乗せたNT倍率の是正があるや否やだが、同時にこれで直近の長大陽線に差し込んだ事でここから大きな関門らしい関門としてはこの長大陽線の起点である1,569ポイントまで存在しなくなる。」としたが、今週は東京市場休場の間に新型コロナウイルスによる感染被害が新たにイタリアや韓国に広がった事で世界経済減速への懸念から米株式が暴落していた事を受け連休明け25日は1,618.26と大幅続落してスタート、早速設定していた1,636.49の下値フシを切って来た。週央もCDC(米疾病対策センター)がコロナウイルスの米国での流行を警告した事で大幅に4日続落となっていた米株式を受け3日続落し、翌日27日も新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を嫌気した売りに押され米株式が5日続落となっていた事を受け1,568.06と大幅に4日続落し更に1段下のフシまで切り、週末28日も米カリフォルニア州でコロナウイルスへの感染者が確認されウイルス蔓延による世界経済への影響懸念から米株式が大幅に6日続落していた事を受け1,510.87と大幅に5日続落し更に2段下のフシをも割って今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,539.50、次の下値フシは大引で1,482.49となっているが、今週は上記の通り新型コロナウイルスの感染拡大による世界景気の下振れが懸念され下値フシを5段下まで切る急落を演じた。こちらは既に18日に陰転を確認しておりその際に直近長大陽線に差し込んだ事でここから大きな関門らしい関門としてはこの起点である1,569ポイントまで存在しなくなると書いていたが、27日には僅かながらもこれを割り込んだ事で次は昨年10月15日まで立てた大陽線の起点である1,499ポイントを死守出来るかどうか先ずはこの辺を来週以降は見ておきたいところ。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で29,280.50ドル、次の下値フシは大引で28,703.49ドルとなっているが、今週は上記の通り新型肺炎の感染拡大を睨みながら景気への悪影響を懸念した売りから設定した下値フシを切って来た。こちらはS&P500種のように特殊チャート上では新値まであと僅かのところで足らずその型はTOPIXに近いが、半値引け水準は28,773.50ドルとなっておりこれを割ると空間も同時に埋めきれいな教科書通りの陽の孕み型からの陰転待ちといった形になるのでその辺は注視しておきたい。」としたが、今週は新型コロナウイルスによる感染被害がイタリアや韓国など各国に拡大しており世界経済減速への懸念から週明け24日は27,960.80ドルと大幅続落してスタート、早速設定していた28,703.49ドルの下値フシを大きく切ってスタートし、翌日25日もCDC(米疾病対策センター)がコロナウイルスの米国での流行を警告した事で26,957.59ドルと大幅に4日続落し更に3段下のフシまで切って来た。週央も新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を嫌気した売りに押され5日続落となり、翌日27日も米カリフォルニア州でコロナウイルスへの感染者が確認されウイルス蔓延による世界経済への影響懸念から25,766.64ドルと大幅に6日続落し更に4段下のフシまで切り、更に週末28日も新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済が停滞するとの懸念が一段と強まり25,409.36ドルと大幅に7日続落し更に1段下のフシをも割り込んで今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、月替り2日の米2月PMI改定値、米2月ISM製造業景況指数、4日の2月ADP雇用統計、2月ISM非製造業景況指数、ベージュブック、5日の米週間新規失業保険申請件数、米1月製造業新規受注、週末6日の米1月貿易収支、そして米2月雇用統計がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で25,662.50ドル、次の下値フシは大引で25,155.49ドルとなっているが、今週は上記の通り新型コロナウイルスの感染拡大による世界景気の下振れが懸念され下値フシを13段下まで切る暴落を演じた。DOWの7日続落は2018年6月半ば以来1年8ヵ月ぶりの事で、先週記では型はTOPIXに近く半値引けの28,773.50ドルを割ると空間も同時に埋めきれいな教科書通りの陽の孕み型からの陰転待ちといった形になるとしたが果たして週明けの下値フシ割れで陰転を確認、その後の暴落で週間の下げ幅は約3583ドルとリーマン・ショック直後の2008年10月6日〜10日の1874ドルを上回る過去最大を演じた。斯様にことごとく安値関門を割ってきているが、次の安値関門は昨年5月から7月にかけて作成した長大陽線の起点である24,815ドルとなっている。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で3,370.50、次の下値フシは大引で3,305.49となっているが、今週は上記の通り新型肺炎の感染拡大を睨みながら景気への悪影響を懸念した売りから設定した下値フシを切って来た。DAXと共に特殊チャート上の新値に躍り出て陽線を伸ばしていたが、ここからは半値引けまで押すか否かでその水準は3,302.50となっておりこの辺までは調整の範囲内と捉え、これを割ってきた段階で改めて陽の孕み型を意識してゆきたいところ。」としたが、今週は新型コロナウイルスによる感染被害がイタリアや韓国など各国に拡大しており世界経済減速への懸念から週明け24日は3,225.89と大幅続落してスタート、早速設定していた3,305.49の下値フシを大きく切ってスタートし、翌日25日もCDC(米疾病対策センター)がコロナウイルスの米国での流行を警告した事で3,128.21と大幅に4日続落し更に3段下のフシまで切って来た。週央も新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を嫌気した売りに押され5日続落となり、翌日27日も米カリフォルニア州でコロナウイルスへの感染者が確認されウイルス蔓延による世界経済への影響懸念から2,978.76と大幅に6日続落し更に4段下のフシまで切り、更に週末も新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済が停滞するとの懸念が一段と強まり大幅に7日続落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で3,007.50、次の下値フシは大引で2,950.49となっているが、今週は上記の通り新型コロナウイルスの感染拡大による世界景気の下振れが懸念され下値フシを11段下まで切る暴落を演じた。先週記では半値引けの3,302.50までは調整の範囲内と捉えと書いていたがそれどころか25日のフシ割れで陰転を確認、週間では11.49%安となり2週続落を演じた。この下げで昨年12月中旬までの長大陽線に差し込んでいる事で次の安値関門はその起点である2,893となっている。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で13,713.50、次の下値フシは大引で13,444.49となっているが、今週は上記の通り今週は上記の通り新型肺炎の感染拡大の影響を睨みながら上下のフシを取り高下する一週間となった。前週末比で反落とはなったものの今週も17日、19日と史上最高値を更新、ここからは半値引けまで押すか否かだがその水準は13,383となっておりこの辺までは調整の範囲内と捉え、これを割ってきた段階で改めて陽の孕み型を意識してゆきたいところ。」としたが、今週はイタリアなど中国以外で新型肺炎の感染者数が急増し世界景気の下振れ懸念が強まるなか、航空需要の落ち込み懸念から航空大手ルフトハンザやアナリストが目標価格を引き下げたダイムラーが大幅安となり週明け24日は13,035.24と大幅に3日続落してスタート、早速設定していた13,444.49の下値フシを大きく切ってスタートし、翌日25日も新型コロナウイルスの感染拡大による世界景気の下振れが引き続き懸念されるなか、半導体大手インフィニオンテクノロジーズを除くすべての銘柄が値下がりし12,790.49と4日続落し更に1段下のフシまで切って来た。週央も新型肺炎が業績に与える影響を抑えるため新規採用の停止など経費削減プログラムを発表した航空大手ルフトハンザや、アナリストによる株価目標引き下げが響いた航空エンジン大手MTUエアロ・エンジンズの下落を受け5日続落となり、翌日27日も引き続き新型コロナウイルスの感染拡大による世界景気の下振れが懸念されるなか前日に引き続いて航空大手ルフトハンザが大幅続落し、ミュンヘン再保険や半導体大手インフィニオンテクノロジーズ、ドイツ銀行等が軒並み大幅安となり12,367.46と6日続落となり更に3段下のフシまで切って、週末28日も引き続き新型コロナウイルスの感染拡大による世界景気の下振れが懸念されるなか、ドイツ銀行や素材大手コベストロ、工業用ガス大手リンデの大幅安などから11,890.35と大幅に7日続落となり更に3段下のフシをも切って今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で12,007.50、次の下値フシは大引で11,772.49となっているが、今週は上記の通り新型コロナウイルスの感染拡大による世界景気の下振れが懸念され下値フシを13段下まで切る暴落を演じた。先週に史上最高値を更新のも束の間、先週記では半値引けの13,383までは調整の範囲内と捉えと書いていたがそれどころか25日のフシ割れで陰転を確認しその後の暴落で2019年8月上旬以来、約6か月半ぶりの安値まであっという間に沈む事態となった。今週の暴落では13,000の大台に乗せた時の長大陽線の起点をも割り込んでいる事で次の安値関門は昨年8月の再陰転後の安値フシ11,493となっている。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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