2020年03月14日(土)

パンデミックショック [CFD]

【サマリー・03/09〜03/13】

 今週の日経平均は、週末の米株式が新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず景気や企業業績への懸念が一段と強まった事で大幅続落していた事を受け週明けの寄り付きは大幅続落してスタート、為替相場も一時1ドル101円台まで円高が加速した事でその後も急速に下げ幅を広げ2万円の大台を割って前引け、後場も企業業績の減速懸念が急激な円高で一段と高まり安値圏で低迷し大幅続落して引けた。翌日はコロナウイルスの感染拡大が世界中で報告され原油価格も急落した事が金融市場の新たなリスクになるとの不安が広がり、週明けの米株式がサキットブレーカーを交え大幅続落していた事を受け寄り付きは続落してスタート、その後も更に下げ幅を広げるもあと海外短期筋のカバーも入り下げ渋って前引け、後場に入ると各国の経済政策への期待や円安などを背景にプラス圏に浮上し3営業日ぶりに反発して引けた。週央はトランプ大統領が共和党議員に対し年内の給与税免除を打診し、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた景気対策への期待が高まった事を好感し米株式は急反発していたものの、東京の寄り前にトランプ大統領が経済対策に関連した会見に出席しなかった事が伝わり寄り付きは反落してスタート、その後も米株価指数先物の下落を受け値位置を切り下げて前引け、後場も米経済政策の実現に対して懐疑的な見方が広がり引けにかけて値位置を更に切り下げ急反落して引けた。翌日はWHOが新型コロナウイルスの感染拡大をパンデミックと認定した事で米株式が急反落していた事を受け寄り付きは続落してスタート、トランプ米大統領も欧州からの入国を30日間全面停止すると発表した事も相俟ってその後も大きく下げ幅を広げて前引け、日銀総裁と首相による会談で後場に入ると序盤は買い戻しで下げ渋る場面もあったものの大幅続落して引けた。週末は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて欧州からの入国が30日間禁止される一方、具体的財政支援策発表が無かった事を受けた失望感から大幅続落となっていた米株式を受け寄り付きは続落してスタートしその後も下げ幅を広げて前引け、後場に入るとアジア株式の下げ渋りや日銀による資金供給を受けて下げ幅を縮めたが大幅続落して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、欧州などでも新型コロナウイルスの感染拡大が続き、マネー収縮の思惑から対外債権国通貨である円には上昇圧力がかかり週明けは10日続急伸してスタート、翌日はトランプ米大統領が共和党議員に対し年内の給与税免除を打診、時間外取引でも米長期金利が上昇し日米金利差の縮小観測が後退した事も円売りにつながり円は11営業日ぶりに急反落となり、週央も英イングランド銀行が日本時間夕刻に政策金利の引き下げを発表、投資家のリスク回避姿勢が和らいだ事で比較的低リスク通貨とされる円に売りが出て続落となった。翌日は日本時間午前のトランプ大統領演説を受けた時間外取引での米株価指数先物が大きく値下がりする投資家のリスク回避姿勢が強まり、比較的低リスク通貨とされる円を買う動きが出て3日ぶりに急反発となった。週末はECBによる量的緩和拡大などでドルがユーロに対して買われ連れて円売り・ドル買いに波及し円は急反落となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で20,965円、次の下値フシは大引で20,534円となっているが、今週は上記の通り米国でも新型コロナウイルスの感染拡大が米国にも波及してきた事などを嫌気し下値フシを切って来た。既報の通り先月の25日に陰転確認した引け値から週末の引け値まで約1,900円の暴落を演じることとなったが、昨年の8月から9月までの長大陽線に差し込んでいる事で、次の安値関門はこの起点である20,260円まで存在しない。」としたが、今週は週末の米株式が新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず景気や企業業績への懸念が一段と強まった事で大幅続落していた事を受け週明け9日は19,698.76円と大幅続落し早速設定していた20,534円の下値フシを大きく切ってスタート、翌日は週明けの米株式がサキットブレーカーを交え大幅続落していたものの、各国の経済政策への期待や円安などを背景に3営業日ぶりに反発となったが、週央11日は米株式が急反発していたものの寄り前にトランプ大統領が経済対策に関連した会見に出席しなかった事が伝わり米経済政策の実現に対して懐疑的な見方が広がり19,416.06円と急反落し新規設定された下値フシを切って来た。翌日12日もWHOが新型コロナウイルスの感染拡大をパンデミックと認定した事で米株式が急反落していた事を受け18,559.63円と大幅続落し更に4段下の下値フシまで切り、週末13日も新型コロナウイルスの感染拡大を受けて欧州からの入国が30日間禁止される一方、具体的財政支援策発表が無かった事を受けた失望感から大幅続落となっていた米株式を受け17,431.05円と大幅続落し更に5段下の下値フシをも割り込んで今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け16日の1月機械受注、17日の1月設備稼働率、1月鉱工業生産確報値、18日の2月貿易統計、19日の2月CPI、1月全産業活動指数等のほか18日からの日銀金融政策決定会合も要注目しておきたい。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で17,615円、次の下値フシは大引で17,244円となっているが、今週は上記の通りWHOが新型コロナウイルスの感染拡大をパンデミックと認定、米国が欧州からの入国を30日間禁止すると発表した事で乱高下の末に下値フシを16段下まで切る暴落を演じた。特殊チャートの長大陰線も数多の関門を無視しての暴落を演じただけに当面は過去の関門もあまり参考にはならない可能性があり、当然ながらこの大陰線間は真空地帯となるだけに来週以降も応分のボラタイルな展開となるか。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,498.50、次の下値フシは大引で1,443.49となっているが、今週は上記の通り米国でも新型コロナウイルスの感染拡大が米国にも波及してきた事などを嫌気し下値フシを切って来た。既報の通り先月の18日に陰転を確認した翌日の引けからは約200ポイントの暴落を演じることとなったが、設定した安値フシを切った週末の引けは昨年の大発会で付けた安値フシとピタリと同値となった。これを割ると次の安値関門はその前の1,416ポイントなるが、今回設定した安値フシを死守出来るのか否かこの辺を来週以降は見ておきたい。」としたが、
今週は週末の米株式が新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず景気や企業業績への懸念が一段と強まった事で大幅続落していた事を受け週明け9日は19,698.76円と大幅続落し早速設定していた20,534円の下値フシを大きく切ってスタート、翌日は週明けの米株式がサキットブレーカーを交え大幅続落していたものの、各国の経済政策への期待や円安などを背景に3営業日ぶりに反発となったが、週央11日は米株式が急反発していたものの寄り前にトランプ大統領が経済対策に関連した会見に出席しなかった事が伝わり米経済政策の実現に対して懐疑的な見方が広がり19,416.06円と急反落し新規設定された下値フシを切って来た。翌日12日もWHOが新型コロナウイルスの感染拡大をパンデミックと認定した事で米株式が急反落していた事を受け18,559.63円と大幅続落し更に4段下の下値フシまで切り、週末13日も新型コロナウイルスの感染拡大を受けて欧州からの入国が30日間禁止される一方、具体的財政支援策発表が無かった事を受けた失望感から大幅続落となっていた米株式を受け17,431.05円と大幅続落し更に5段下の下値フシをも割り込んで今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,287.50、次の下値フシは大引で1,236.49となっているが、今週は上記の通りWHOが新型コロナウイルスの感染拡大をパンデミックと認定、米国が欧州からの入国を30日間禁止すると発表した事で乱高下の末に下値フシを8段下まで切る暴落を演じた。特殊チャートの長大陰線も数多の関門を無視しての暴落を演じただけに当面は過去の関門もあまり参考にはならない可能性があり、当然ながらこの大陰線間は真空地帯となるだけに来週以降も応分のボラタイルな展開となるか。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で26,381.50ドル、次の下値フシは大引で25,860.49ドルとなっているが、今週は上記の通り新型肺炎を巡りG7財務相・中央銀行が対応策で電話会談を開催するとの報や新型肺炎ワクチンの早期開発への期待、一方で米国でも新型コロナウイルスの感染拡大ペースが加速してきた事が報じられるなど好悪材料入り交じり乱高下の一週間となった。今週は過去最大の上げ幅を演じたかと思えばほぼ往って来いの暴落を演じるなどボラタイルな週となったがこの過程で陰の孕み型を作成しつつある。週末の続落では今週設定した安値フシの通りあと5ドルほど安く引けていたらS&P500種のようにきれいにこの陰の孕み型を作成していたのだが、相場だけにこの辺は致し方なしか。そんなワケで先ずは来週以降この安値フシを切るのか否か若しくはここから切り返しに入るのかどうかこの辺を見ておきたい。」としたが、今週はコロナウイルスの感染拡大が世界中で報告され原油価格も急落した事が金融市場の新たなリスクになるとの不安が広がり週明け9日はサキットブレーカーを交え23,851.02ドルと大幅続落し早速設定していた25,860.49ドルの下値フシを大きく切ってスタート、翌日10日はトランプ大統領が共和党議員に対し年内の給与税免除を打診し新型コロナウイルスの感染拡大を受けた景気対策への期待が高まった事を好感し25,018.16ドルと急反発し一転して新規設定された上値フシを大きく抜いて来たが、週央11日はWHOが新型コロナウイルスの感染拡大をパンデミックと認定した事で23,553.22ドルと急反落し一転して新規設定された下値フシを大きく切って、翌日12日も新型コロナウイルスの感染拡大を受けて欧州からの入国が30日間禁止される一方、具体的財政支援策発表が無かった事を受けた失望感から21,200.62ドルと大幅続落し更に10段下のフシまで暴落となったが、週末13日は新型コロナウイルスのパンデミックを受けトランプ大統領が非常事態を宣言、米政府の対策が本格的に始動するとの期待から23,185.62ドルと急反発し、一転して9段上のフシまで抜いて今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け16日の3月ニューヨーク連銀製造業景気指数、17日の米2月小売売上高、米2月鉱工業生産、米2月設備稼働率、3月NAHB住宅市場指数、18日の米2月住宅着工件数、米2月建設許可件数、FRB議長定例記者会見、19日の米10-12月四半期経常収支、3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米週間新規失業保険申請件数、米2月景気先行指標総合指数、週末20日の米2月中古住宅販売件数等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で23,416.50ドル、次の下値フシは大引で22,955.49ドルとなっているが、今週は上記の通りWHOが新型コロナウイルスの感染拡大をパンデミックと認定、具体的な財政支援策発表も無いなか米国が欧州からの入国を30日間禁止すると発表した事で12日にはブラックマンデー以来の下落率を記録したかと思えば翌13日には過去最大の上げ幅を記録するなど暴落暴騰の乱高下の末に下値フシを11段下まで切る暴落を演じた。この暴落の過程でS&P500種と共に11日には再陰転のフシを割り込み再陰転を確認、昨日の早速の暴落から週末は一転して暴騰を演じているが長大線の幅が非常に大きいことで来週以降もこの範囲で応分の振れ幅となって来ようか。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で3,000.50、次の下値フシは大引で2,943.49となっているが、今週は上記の通り新型肺炎を巡りG7財務相・中央銀行が対応策で電話会談を開催するとの報や新型肺炎ワクチンの早期開発への期待、一方で米国でも新型コロナウイルスの感染拡大ペースが加速してきた事が報じられるなど好悪材料から乱高下の一週間となった。こちらは今週の乱高下でDOWがもう一歩のところで作成し切れなかった幅の大きい陰の孕み型を完成させている。これで来週以降の切り返し方で直近高値を抜いて来ればそこで目先陽転確認となるが、先ずは引線一波動で3,003ポイント以上まで戻し空間を埋めるか、更には半値引き上げの3,051ポイント以上まで戻すか否かこの辺を見ておきたいところ。」としたが、今週はコロナウイルスの感染拡大が世界中で報告され原油価格も急落した事が金融市場の新たなリスクになるとの不安が広がり週明け9日はサキットブレーカーを交え2,746.56と大幅続落し早速設定していた2,943.49の下値フシを大きく切ってスタート、翌日10日はトランプ大統領が共和党議員に対し年内の給与税免除を打診し新型コロナウイルスの感染拡大を受けた景気対策への期待が高まった事を好感し2,882.23と急反発し一転して新規設定された上値フシを大きく抜いて来たが、週央11日はWHOが新型コロナウイルスの感染拡大をパンデミックと認定した事で2,741.38と急反落し一転して新規設定された下値フシを大きく切って、翌日12日も新型コロナウイルスの感染拡大を受けて欧州からの入国が30日間禁止される一方、具体的財政支援策発表が無かった事を受けた失望感から2,480.64と大幅続落し更に10段下のフシまで暴落となったが、週末13日は新型コロナウイルスのパンデミックを受けトランプ大統領が非常事態を宣言、米政府の対策が本格的に始動するとの期待から2,711.02と急反発し、一転して9段上のフシまで抜いて今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,737.50、次の下値フシは大引で2,684.49となっているが、今週は上記の通りWHOが新型コロナウイルスの感染拡大をパンデミックと認定、具体的な財政支援策発表も無いなか米国が欧州からの入国を30日間禁止すると発表した事で暴落暴騰の乱高下の末に下値フシを9段下まで切る暴落を演じた。先週までボラタイルな展開で幅の大きい陰の孕み型を完成させていた事で切り返しから陽転への一縷の望みも先週末段階であったものだったが、新型コロナウイルスのパンデミックの前にこれも吹き飛ぶこととなった。この暴落の過程でDOWと共に11日には再陰転のフシを割り込み再陰転を確認、昨日の早速の暴落から週末には一転して暴騰を演じているが長大線の幅が非常に大きいことで来週以降もこの範囲で応分の振れ幅となって来ようか。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で11,656.50、次の下値フシは大引で11,427.49となっているが、今週は上記の通り新型コロナウイルスの感染拡大による景気への悪影響や欧州でも感染が拡大してきた事で一層懸念が強まり下値フシを2段下まで切って来た。週明けの上値フシ抜けで再陰転のフシを作成しており週末の下値フシ割れではこのフシを切ってここで再陰転を確認となった。特殊チャート上では安値の関門となっている昨年8月の11,493の安値フシを切らずに週末は踏み止まっているが、来週以降もこれを死守出来るのかどうか先ずはこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は新型コロナウイルスの感染者が欧州にも広がっている事を嫌気し構成銘柄の全銘柄が下落するなか、ドイツ長期金利低下を背景に利鞘が縮小するとの見方からドイツ銀行が急落、ダイムラーはじめとした自動車セクターの売りも目立ち週明け9日は10,625.02と大幅続落してスタート、早速設定していた11,427.49の下値フシを大きく切って来た。翌日10日も電力大手エーオンや医療機器大手フルゼニウスなどの大幅安を受け10,475.49と4日続落して更に1段下のフシを切り、週央も新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中国の店舗の大半が一時休業に追い込まれ中国事業売上高が落ち込むとの見通しを発表したアディダスの暴落などから5日続落、翌日12日も米国が新型コロナウイルス対策として英国を除く欧州からの外国人の入国禁止措置を発表した事で世界的な経済活動が一段と縮小するとの警戒感が強まるなか、エネルギー大手RWE、オンライン決済大手ワイヤカード等の暴落から9,161.13と大幅に6日続落して13段下のフシまで切る暴落となったが、週末は欧州当局が株式相場急落に対し措置を施すなどの期待が高まるなか、ドイツ政府に対し資金繰り等の支援要請をすると明らかにした航空大手ルフトハンザの大幅高などから7営業日ぶりに反発して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で9,251.50、次の下値フシは大引で9,070.49となっているが、今週は上記の通りWHOが新型コロナウイルスの感染拡大をパンデミックと認定、具体的な財政支援策発表も無いなか米国が欧州からの入国を30日間禁止すると発表した事で下値フシを23段下まで切る暴落を演じた。12日には1日の下落率としては1989年10月以降で最大となったが、特殊チャートの長大陰線も過去最大の長さとなり数多の関門を無視しての暴落を演じただけに当面は過去の関門もあまり参考にはならないか。当然ながらこの大陰線間は真空地帯となるだけに来週以降も応分のボラタイルな展開となるか。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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