2020年05月30日(土)

21,000円大台回復

【サマリー・05/25〜05/29】

 今週の日経平均は、中国が香港の統制強化に動いており米中関係の溝が深まるとの警戒感から先週末の米株式は小幅続落していたものの、東京など5都道府県で続く緊急事態宣言の全面解除への期待感から週明けの寄り付きは反発してスタートしその後は一進一退で前引け、後場は売買低調のなか断続的なカバーが入り高値圏を維持し3日ぶりに急反発して引けた。翌日は米株式がメモリアルデーで休場となるなか欧州株式の上昇や国内の緊急事態宣言が全面解除された事もあり寄り付きは続伸してスタート、その後も上げ幅を広げ3月6日以来、約2か月半ぶりに21,000円大台を回復して前引け、時間外取引の米株式先物も堅調だった事で後場も上げ幅を広げ大幅続伸して引けた。週央は4月新築住宅販売件数が予想を上回った他、3月から2ヵ月閉鎖されていたニューヨーク証券取引所の立会取引が一部再開された事から連休明けの米株式が急反発していたものの、前日織り込み済みの部分もあり寄り付きは小反落してスタート、その後プラス圏に浮上する場面もあったが再度マイナス圏に沈んで前引け、後場に入ると時間外取引でNYダウ先物の上昇に連れ終始プラス圏での推移となり3日続伸して引けた。翌日は全米で経済活動の再開に伴い景気回復への楽観的な見方が広がった事から米株式が大幅続伸していた事を受け、寄り付きは続伸してスタートしその後も上げ幅を広げて前引け、後場は序盤に押す場面もあったもののあと再度上値を切り上げる展開となり大幅に4日続伸となった。週末はトランプ大統領が中国に関する会見を29日に開くと発表した事で米中関係の悪化懸念から米株式が反落していた事を受け寄り付きは反落してスタート、その後は香港ハンセン指数が朝安後に下げ渋った事で売り一巡後は比較的底堅く推移し前引け、後場に入って値嵩や薬品の一角への買いでプラス圏に浮上する場面があるも再度引け際に売られ5日ぶりに小反落して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、欧州株式上昇や国内の緊急事態宣言が全面解除された事から日経平均が大幅続伸した事で、比較的低リスク通貨とされる円を売る動きが優勢となり週明けは反落してスタート、翌日も緊急事態宣言の全面解除を好感した日経平均の大幅続伸と歩調を合わせた円売り・ドル買いが出て円は続落となった。週央はこれまでの流動性確保のためのドル買い一服から円買い・ドル売りが優勢となり円は3営業日ぶりに反発となったが、翌日は世界規模での経済活動再開で投資家が運用リスクを取る姿勢を強め、比較的低リスク通貨とされる円を売る動きが出て円は反落、週末はトランプ大統領による中国への対応措置についての発表を控え米中関係の緊張が一段と高まるとの懸念が広がり円は再度反発となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で20,645円、次の下値フシは大引で20,214円となっているが、今週は上記の通り新型コロナウイルスのワクチン開発で一段の進展が見られた事や外出制限の緩和など経済再開に向けた動きが広がった事で設定していた上値フシを2段上まで抜いて来た。先週記では「〜これまで空間無しの段上げで上穴も応分に形成されている事で来週以降の直近下値フシ切りでは目先陰転の型となり易い〜」と書いたが、今週は19日の2回目の上値フシ抜けでこの段上げ型は一旦解消となっている。ただ上穴の存在は同じ位置だけに先に直近安値フシを切るとその後の波形で陰転し易くなるのでこの辺には注意しておきたい。」としたが、今週は中国が香港の統制強化に動いており米中関係の溝が深まるとの警戒感から先週末の米株式は小幅続落していたものの、東京など5都道府県で続く緊急事態宣言の全面解除への期待感から週明け25日は20,741.65円と3日ぶりに急反発してスタート、早速設定していた20,645円の上値フシを抜いて来た。翌日26日も米株式がメモリアルデーで休場となるなか欧州株式の上昇や国内の緊急事態宣言全面解除、時間外取引の米株式先物も堅調だった事で21,271.17円と大幅続伸し更に2段上の.フシも抜いて来た。週央も3月から2ヵ月閉鎖されていたニューヨーク証券取引所の立会取引が一部再開された事から連休明けの米株式が急反発していた事で3日続伸となり、翌日28日も全米で経済活動の再開に伴い景気回復への楽観的な見方が広がった事で米株式が大幅続伸していた事を受け21,916.31円と大幅に4日続伸となり更に2段上のフシまで抜いて来たが、週末はトランプ大統領が中国に関する会見を29日に開くと発表した事で米中関係の悪化懸念から米株式が反落していた事を受け5日ぶりに小反落して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、月替り1日の1-3月期四半期法人企業統計調査、2日の5月マネタリーベース、週末5日の4月景気先行指数速報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で22,145円、次の下値フシは大引で21,694円となっているが、今週は上記の通り東京など5都道府県で続く緊急事態宣言の全面解除や、世界的な経済活動再開に伴い景気回復への楽観的な見方が広がった事で上値フシを6段上まで抜いて来た。4月の上穴作成からの下値フシ割れも皮一枚の1文切りから切り返し、それ以降に作成した段上げ相場も5山以上を経て解消と目先陰転の一方手前で危うい動きとなった末に今週は久し振りに幅のある大陽線を立てた。この辺から強弱感も対立して来ようが、2月から引いた長大陰線に差し込んでいる事から関門自体はこの起点まで存在しなく来週以降もこの大陽線を伸ばせるか否かこの辺に注視したい。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,513.50、次の下値フシは大引で1,458.49となっているが、今週は上記の通り新型コロナウイルスのワクチン開発で一段の進展が見られた事や外出制限の緩和など経済再開に向けた動きが広がった事で設定していた上値フシを抜いて来た。ここまで4月末からほぼ上げ幅を同じくした小刻みな段上げを形成してきているが、欧米の型とは波形を異にしており、同指数は段上げ5波目途上である事でここから先に直近安値フシを切るとそこで目先陰転を形成するのでこの辺には注意しておきたい。」としたが、今週は中国が香港の統制強化に動いており米中関係の溝が深まるとの警戒感から先週末の米株式は小幅続落していたものの、東京など5都道府県で続く緊急事態宣言の全面解除への期待感から週明けは3日ぶりに急反発してスタート、翌日26日も米株式がメモリアルデーで休場となるなか欧州株式の上昇や国内の緊急事態宣言全面解除、時間外取引の米株式先物も堅調だった事で1,534.73と大幅続伸し設定していた1,513.50の上値フシを抜いて来た。週央も3月から2ヵ月閉鎖されていたニューヨーク証券取引所の立会取引が一部再開された事から連休明けの米株式が急反発していた事で3日続伸となり、翌日28日も全米で経済活動の再開に伴い景気回復への楽観的な見方が広がった事で米株式が大幅続伸していた事を受け1,577.34と大幅に4日続伸となり更に1段上のフシまで抜いて来たが、週末はトランプ大統領が中国に関する会見を29日に開くと発表した事で米中関係の悪化懸念から米株式が反落していた事を受け5日ぶりに反落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,605.50、次の下値フシは大引で1,548.49となっているが、今週は上記の通り東京など5都道府県で続く緊急事態宣言の全面解除や、世界的な経済活動再開に伴い景気回復への楽観的な見方が広がった事で上値フシを3段上まで抜いて来た。日経平均同様に4月末からほぼ上げ幅を同じくした小刻みな段上げを形成していたが、今週は幅のある大陽線を立てこの波形から離脱した。た。こちらも2月から引いた長大陰線に差し込んでいる事から関門自体はこの起点まで存在しなく来週以降もこの大陽線を伸ばせるか否かこの辺に注視したい。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で24,820.50ドル、次の下値フシは大引で24,331.49ドルとなっているが、今週は上記の通り新型コロナウイルスのワクチン開発で一段の進展が見られた事や連銀が追加緩和に前向きである方針が確認された事も好感され、週間で3.29%と4月第2週以来の大幅高を演じて上値フシを4段上まで抜いて来た。先週記では「〜このまま戻り継続で直近高値フシを抜くとそこで陽の孕み型を形成〜」と書いたが、18日の急騰でこの高値フシを抜きこれで陽の孕み型が完成となった。特にこのDOWの場合はS&P500種と違って完成後の一服の後の戻りでもその前の高値フシを抜いていない事で、来週以降反落に向い先に直近安値フシを切ってくるとそこで目先陰転を確認することとなるのでこの辺は注視しておきたい。」としたが、今週は4月新築住宅販売件数が予想を上回った他、3月から2ヵ月閉鎖されていたニューヨーク証券取引所の立会取引が一部再開された事から連休明け26日は24,995.11ドルと急反発してスタート、早速設定していた24,820.50ドルの上値フシを抜いて来た。週央27日も全米で経済活動の再開に伴い景気回復への楽観的な見方が広がった事から25,548.27ドルと大幅続伸し更に2段上のフシも抜いて来たが、翌日はトランプ大統領が中国に関する会見を29日に開くと発表した事で米中関係の悪化懸念から反落となり、週末も米中対立への懸念から小幅続落して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、月替り1日の米5月PMI改定値、米5月ISM製造業景況指数、3日の5月ADP雇用統計、米5月ISM非製造業景況指数、米4月製造業新規受注、4日の米4月貿易収支、米週間新規失業保険申請件数、週末5日の米5月雇用統計等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で25,802.50ドル、次の下値フシは大引で25,293.49ドルとなっているが、今週は上記の通り2ヵ月閉鎖されていたニューヨーク証券取引所の立会取引が一部再開されるなど経済活動再開に伴い景気回復への楽観的な見方が広がった事で上値フシを2段上まで抜いて来た。先週までS&P500種が陽の孕み型を解消させていた一方でこのDOWは陽の孕み型完成後の一服の後の戻りでもその前の高値フシを抜いていなかったが、週明けの急反発でこの高値フシを抜きそれまでの陽の孕み型は解消となった。翌日も陽線を伸ばしているが、前回の長大陰線に差し込んでいる事でこの起点までまだ幅があることから引き続きこの辺は注視しておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で3,000.50、次の下値フシは大引で2,943.49となっているが、今週は上記の通り新型コロナウイルスのワクチン開発で一段の進展が見られた事や連銀が追加緩和に前向きである方針が確認された事も好感され週間で3.20%高と大幅高を演じ上値フシを4段上まで抜いて来た。先週記では「〜このまま戻り継続で直近高値フシを抜くとそこで陽の孕み型を形成〜」と書いたが、18日の急騰でこの高値フシを抜きこれで陽の孕み型が完成となった。ただこのS&P500種の場合はDOWと違って完成後の一服の後の20日の戻りでその前の高値フシを抜いている事で、上記の陽の孕み型がここで解消されている点か。前回の長大陰線に差し込んでいる事で起点までまだ幅があるのでこの辺は注視しておきたい。」としたが、今週は4月新築住宅販売件数が予想を上回った他、3月から2ヵ月閉鎖されていたニューヨーク証券取引所の立会取引が一部再開された事から連休明け26日は24,995.11ドルと急反発してスタート、早速設定していた24,820.50ドルの上値フシを抜いて来た。週央27日も全米で経済活動の再開に伴い景気回復への楽観的な見方が広がった事から25,548.27ドルと大幅続伸し更に2段上のフシも抜いて来たが、翌日はトランプ大統領が中国に関する会見を29日に開くと発表した事で米中関係の悪化懸念から反落となり、週末は懸念されたトランプ大統領の中国への対応措置発表で今年初めの米中第1段階合意を破棄しない姿勢が示されたた事で再度反発して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で3,065.50、次の下値フシは大引で3,006.49となっているが、今週は上記の通り2ヵ月閉鎖されていたニューヨーク証券取引所の立会取引が一部再開されるなど経済活動再開に伴い景気回復への楽観的な見方が広がった事で上値フシを2段上まで抜いて来た。先週20日の戻りでその前の高値フシを抜き、それまでの陽の孕み型が解消となっているがこれによって更に陽線を伸ばしてきた。前回の長大陰線に差し込んでいる事で、この起点までまだ幅があることから引き続きこの辺は注視しておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で11,175.50、次の下値フシは大引で10,956.49となっているが、今週は上記の通り欧州各国による外出制限の緩和など経済再開に向けた動きが広がり世界景気の底入れ期待が広がってきた事で上値フシを7段上まで抜いて来た。先週記では「〜このまま大幅続伸して直近高値フシを抜いても再陽転だが、先ずは一旦半値引き上げの水準まで切り返しが続けばちょうど空間も埋めて来る事になる〜」と書いたが、週明け18日の急騰で半値引き上げを通り越しそのまま再陽転確認となった。あと21日には一服したが空間を有している事で来週以降先に直近の高値フシを抜いてくるとそこで再度の再陽転確認となるが、3月6日の再陰転前の起点までまだ幅がある事でこの辺は注目しておきたい。」としたが、今週は世界的に経済再開の動きが広まり景気底入れの期待感が高まるなか、航空エンジン大手MTUエアロエンジンズ、航空大手ルフトハンザG、オンライン決済大手ワイヤカードの大幅高など幅広く買われ週明け25日は11,391.28と大幅続伸してスタート、早速設定していた11,175.50の上値フシを大きく抜いて来た。翌日26日も前日に続いてドイツ政府から公的支援を受ける事が決まった航空大手ルフトハンザや、航空エンジン大手MTUエアロエンジンズの大幅続伸を受け11,504.65と3日続伸し更に1段上のフシも抜き、週央27日もEUの復興計画案が追い風となるなかダイムラーやBMW等の自動車セクターや自動車部品大手コンチネンタルなどの大幅高で11,657.69と4日続伸し更に1段上のフシも抜き、翌日28日も引き続きEUの復興計画案が好感されるなか航空大手ルフトハンザやオンライン決済大手ワイヤカード、医薬・化学大手メルクなどの大幅高から11,781.13と5日続伸し更に1段上のフシをも抜いたが、週末29日は香港統制強化を巡る米中関係の悪化への警戒感が燻るなか樹脂大手コベストロや航空エンジン大手MTUエアロエンジンズ等の大幅安を受け11,586.85と6日ぶりに反落し新規設定された下値フシを切って今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で11,701.50、次の下値フシは大引で11,472.49となっているが、今週は上記の通りEUの復興計画案が追い風となるなかドイツ政府から公的支援を受ける事が決まった航空大手ルフトハンザ等の主力が大きく戻した事で上値フシを6段上まで抜いて来た。先週記では「〜空間を有している事で来週以降先に直近の高値フシを抜いてくるとそこで再度の再陽転確認となる〜」としたが、週明けには早速これを達成しここで今月18日に続いて2度目の再陽転を確認した。その後も順調に陽線を伸ばしあと一服と先週と同じような波形を描いている事で、来週以降も先週同様空間を有している事から先に直近の高値フシを抜いてくるとそこで再度の再陽転確認となるのでこの辺を注目しておきたい。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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