2020年07月25日(土)

EU復興基金案合意 [CFD]

【サマリー・07/20~07/24】

 今週の日経平均は、7月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値が予想外に6月から低下した事で先週末の米株式は続落していたものの、引き続き新型コロナウイルスワクチン開発への期待から週明けの寄り付きは反発してスタート、その後は英政府が5Gからファーウェイ機器を排除すると決めるなど中国との対立が米以外にも広がっている事も懸念材料となりマイナス圏に沈んで前引け、後場はETF買い入れ観測なども背景に前日終値を挟んで往来の末に3日ぶりに小反発して引けた。翌日は週明けの米株式が米政府・議会が追加財政策の協議を開始した事を好感し小反発していた事を受け、寄り付きは小幅続伸してスタートしその後は揉み合いながら前引け、EU首脳会議が復興基金で合意との報も投資家心理を上向かせ後場も上げ幅を広げて続伸して引けた。週央は企業の良好な決算や欧州の復興基金合意の報などを好感しダウは続伸していたものの、為替が円高に振れていた事を受け寄り付きは小反落してスタートしその後は揉み合いながら前引け、後場に入ると4連休を控え持ち高調整の売りも出てやや下げ幅を拡大させ3日ぶりに反落して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念から流動性を確保するためのドル買いや、事業会社の決済が集中する5・10日に当たり国内輸入企業による実需の円売り・ドル買いも出て週明けは小幅続落してスタート、翌日も新型コロナウイルスのワクチン開発への期待から投資家の間で運用リスクを回避する姿勢が和らぎ、比較的低リスク通貨とされる円を売る動きが優勢となり続落となった。週央はEUでの92兆円規模の復興基金創設合意を受けリスク回避の際に買われ易いドルが円などの主要通貨に対して売られ連れて円は4営業日ぶりに反発となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で23,015円、次の下値フシは大引で22,544円となっているが、今週は上記の通り新型コロナウイルスの治療薬開発の進展を示す発表や報道が相次いだ事を好感し設定した上値フシを抜いて来た。先週までで空間を埋めた陽の包み型を完成させ今週は直近安値フシを切るとそこで目先陰転を確認となったのだが、先に上値フシを抜き同時に直近の高値フシも抜いて来たのでこれで陽の包み型は解消となった。とはいえこれで段上げ型に移行しているので来週以降は上穴作成や直近の安値フシ割れには注視しておきたい。」としたが、今週は先週末の米株式は続落していたものの、引き続き新型コロナウイルスワクチン開発への期待から週明けは3日ぶりに小反発してスタート、翌日も週明けの米株式が小反発していたほかEU首脳会議が復興基金で合意との報も投資家心理を上向かせ続伸となったが、週央は企業の良好な決算や欧州の復興基金合意の報などを好感しダウは続伸していたものの、4連休を控え持ち高調整の売りも出て3日ぶりに反落となったが上下のフシは取らず終いであった。
 来週の注目指標としては、週明け27日の5月全産業活動指数、5月景気先行指数改定値、5月景気一致指数改定値、28日の6月企業向けサービス価格指数、30日の6月小売業販売額、6月百貨店・スーパー販売額、週末31日の6月失業率、6付き有効求人倍率、6月鉱工業生産速報値等がある。
 今週は上下のフシいずれも取らなかった事で、来週もまた現在値から次の上値フシは大引で23,015円、次の下値フシは大引で22,544円とするが、今週は上記の通り少ない営業日のなか4連休を控えた持ち高調整の売買中心となり動き辛くフシ目は取らず終い。というワケで来週以降も段上げ型に移行しているなか上穴作成や直近の安値フシ割れに注視しつつ見ておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「来週もまた現在値から次の上値フシは大引で1,590.50、次の下値フシも大引で1,533.49とするが、今週は上記の通り新型コロナウイルスの治療薬開発の進展を示す発表や報道が相次いだ事などから全般強含み、15日には上値フシまであと約1ポイントのところまであったもののこれを抜くまでには至らずであった。というワケで引き続き直近の長大陽線や陰線に対して来週以降の波形がどう絡んでくるのかに注視しておきたい。」としたが、今週は先週末の米株式は続落していたものの、引き続き新型コロナウイルスワクチン開発への期待から週明けは3日ぶりに小反発してスタート、翌日も週明けの米株式が小反発していたほかEU首脳会議が復興基金で合意との報も投資家心理を上向かせ続伸となったが、週央は企業の良好な決算や欧州の復興基金合意の報などを好感しダウは続伸していたものの、4連休を控え持ち高調整の売りも出て3日ぶりに反落となったが今週もまた上下のフシは取らず終いであった。
 今週もまた上下のフシいずれも取らなかった事で、来週も現在値から次の上値フシは大引で1,590.50、次の下値フシも大引で1,533.49とするが、今週は上記の通り少ない営業日のなか4連休を控えた持ち高調整の売買中心となり動き辛く引き続きフシ目は取らず終い。というワケで来週以降も直近の長大陽線や陰線に対して来週以降の波形がどう絡んでくるのかに注視しておきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で26,908.50ドル、次の下値フシは大引で26,377.49ドルとなっているが、今週は上記の通り新型コロナウイルスの治療薬開発の進展を示す発表や報道が相次いだ事などから設定していた上値フシを抜いて来た。先週記では「〜陰転したままながら直近で大陽線を立て空間を保持している事で来週以降は今週のS&P500種のようにこれを生かして目先陽転のフシ抜けから一旦ニュートラルにもってこられるのか否か〜」と書いたが、14日には目先陽転のフシを抜きこのシナリオ通りここで先の陰転はニュートラルとなった。」としたが、今週は米政府・議会が追加財政策の協議を開始した事を好感し週明けは小反発してスタート、翌日も企業の良好な決算や欧州の復興基金合意の報などを好感し続伸し、週央22日もファイザー製薬等によるコロナウイルスワクチン開発期待から27,005.84ドルと3日続伸し先ずは設定していた26,908.50ドルの上値フシを抜いて来た。翌日は米週間新規失業保険申請件数が16週ぶりに増加に転じた事で米景気回復期待鈍化を警戒し26,652.33ドルと急反落し新規設定された下値フシを切って、週末も米中対立からの関係悪化懸念が強まり続落して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け27日の米6月耐久財受注、28日の5月ケース・シラー米住宅価格指数、7月消費者信頼感指数、7月リッチモンド連銀製造業指数、29日のFRB議長定例記者会見、30日の4-6月期四半期GDP速報値、米週間新規失業保険申請件数、週末31日の米6月個人所得・支出、7月シカゴ購買部協会景気指数、7月ミシガン大学消費者態度指数確報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で26,917.50ドル、次の下値フシは大引で26,386.49ドルとなっているが、今週はコロナウイルスワクチン開発期待の高まりで上値フシを抜くもあと米週間新規失業保険申請件数の悪化で米景気回復期待鈍化を警戒し往って来いとなった。27,000ドルの大台乗せは6月9日以来、約1か月半ぶりの事であるが、ここまで空間を有しての後半一服という事で来週以降仮に切り返しに向い直近高値を抜いてきたらそこで再陽転を確認となるのでこれが適うのか否かこの辺を見ておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で3,215.50、次の下値フシは大引で3,154.49となっているが、今週は上記の通り新型コロナウイルスの治療薬開発の進展を示す発表や報道が相次いだ事などから設定していた上値フシを抜いて来た。先週再陽転を確認し目先の関門としての戻り高値フシ3,232ポイントを捉えにゆくのかどうかと書いていたが、今週は引線ベースで15日にあと5ポイントのところにまで迫った。とはいえ今年の大暴落が始まった2月25日の陰転確認の節目はここで既に抜いておりに急接近となり、これでほぼ往って来いで陰転確認時の水準まで戻りを入れた事になるか。また暴落第1波目の長大陰線の半値引き上げまで戻したが来御週以降このまま全値戻しまで戻してゆくのか否かこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は米政府・議会が追加財政策の協議を開始した事を好感し週明けは小反発してスタート、翌日も企業の良好な決算や欧州の復興基金合意の報などを好感し続伸し、週央22日もファイザー製薬等によるコロナウイルスワクチン開発期待から3,276.02と3日続伸し先ずは設定していた3,215.50の上値フシを抜いて来た。翌日は米週間新規失業保険申請件数が16週ぶりに増加に転じた事で米景気回復期待鈍化を警戒し3,235.66と急反落し新規設定された下値フシを切って、週末も米中対立からの関係悪化懸念が強まり続落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で3,267.50、次の下値フシは大引で3,204.49となっているが、今週はコロナウイルスワクチン開発期待の高まりで上値フシを抜くもあと米週間新規失業保険申請件数の悪化で米景気回復期待鈍化を警戒し往って来いとなった。ここまで空間を有しての後半一服という事で来週以降仮に切り返しに向い直近高値を抜いてきたらそこで再陽転を確認となるのでこれが適うのか否かこの辺を見ておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で13,059.50、次の下値フシは大引で12,802.49となっているが、今週は上記の通りバイオ製薬ベンチャーのビオンテックがファイザーと共同開発する新型コロナウイルスワクチンがFDA承認審査を優先して受けられるようになったとの発表などワクチン開発に関する前向きなニュースが続き上値フシを2段上まで抜いてきた。今週は2月24日以来、およそ5ヵ月ぶりの高値を付けたがその過程で先月5日に作成した高値フシを抜き今年の大暴落が始まった2月25日の陰転確認の節目に急接近となり、これでほぼ往って来いで陰転確認時の水準まで戻りを入れた事になるか。暴落第1波目の長大陰線の半値引き上げ水準まで戻したが来御週以降このまま全値戻しまで戻してゆくのか否かこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は新型コロナウイルスで打撃を受けた経済を立て直す為の復興基金案でEU首脳が合意に達するとの期待感が出るなか、半導体大手インフィニオンテクノロジーズ、医薬化学大手メルク、ソフトウェア大手SAP等の上昇を受け週明けは続伸してスタート、翌日21日もEU首脳が92兆円規模の復興基金案で合意し域内景気の回復が期待されるなか、自動車のBMW、自動車部品大手コンチネンタル、医療機器大手フレゼニウス等の上昇から13,171.83と3日続伸し先ずは設定していた13,059.50の上値フシを抜いて来た。週央は米中対立激化への懸念が燻るなか、医薬・農業大手バイエルや自動車部品大手コンチネンタル等の下落を受け4日ぶりに反落し、翌日も米週間新規失業保険申請件数が16週ぶりに前週比で増加し景気の先行き不透明感が漂う中、ドイツ銀行や樹脂大手コベストロ、ミュンヘン再保険等の下げから小幅続落、週末24日も半導体大手インフィニオンテクノロジーズや航空エンジン大手エアロエンジンズ等の大幅安を受け12,838.06と3日続落して新規設定された下値フシを切って今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で12,965.50、次の下値フシは大引で12,710.49となっているが、今週は上記の通りEU首脳が92兆円規模の復興基金案で合意した事を好感して上値フシを抜くも週末は米中対立激化を懸念して往って来いとなった。今週も2月21日以来、約5ヵ月ぶりの高値まで伸び年末年始の高値抵抗帯の中間あたりまで陽線を伸ばしあと一服、空間を有し週末引いた陰線も短い事で来週以降仮に切り返しに向い直近高値を抜いてきたらそこで再陽転を確認となる。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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