2020年08月01日(土)

葉月相場 [CFD]

【サマリー・07/27~07/31】

 今週の日経平均は、先週末の米株式が米中対立からの関係悪化懸念が強まり続落していた事や為替が円高に振れていた事を受け連休明けの寄り付きは続落してスタート、その後は日銀によるETF買い入れ観測思惑もあって下げ幅を縮小させながら前引け、上海総合指数なども比較的落ち着いた動きとあって後場も一段と下げ幅を縮め小幅続落して引けた。翌日は新型コロナウイルスのワクチン開発前進を好感し週明けの米株式が3営業日ぶりに反発していた事を受け、寄り付きは小反発してスタートしその後も海外勢による先物への買いが主導し上げ幅を広げて前引け、後場は為替の円高に加え主要企業の決算発表を控えた利確売りが優勢となってマイナス圏に沈み3日続落して引けた。週央は7月消費者信頼感指数が予想を下回り景気回復が停滞するとの懸念から米株式が反落していた事を受け、寄り付きは続落してスタートしその後も軟調揉み合いで前引け、後場も全国の新型コロナウイルスの感染者数が初の1,000人超となった事も嫌気されジリジリと下げ幅を広げ大幅に4日続落して引けた。翌日はFRBがFOMCでゼロ金利据え置きを決定し長期にわたり低金利を維持する方針を示した事を好感し反発していた米株式を受け寄り付きは反発してスタート、その後は西側諸国と中国との対立激化に対する警戒感から上げ幅を削って前引け、後場は新型コロナウイルスの新規感染者数が過去最高になる見通しと伝わった事からの市場心理悪化でマイナス圏での推移となり5日続落となった。週末は商務省発表の4-6月期GDP速報値が過去最大の落ち込みとなったほか、週間新規失業保険申請件数も2週連続で増加となった事を嫌気し急反落した米株式を受け寄り付きは続落してスタートしその後も為替の円高等を背景に下げ幅を広げて前引け、後場に入ってからも東京都の新型コロナウイルスの感染者数の急増も伝わった事で更に下げ幅を広げ大幅に6日続落して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、米国での新型コロナウイルスの感染拡大や米中対立の激化を背景にして、円やユーロなどの主軸通貨に対するドル売りが優勢となり週明けは大幅続伸してスタート、翌日は急ピッチで円高・ドル安が進行したために利確や逆張りの円売り・ドル買いが優勢となり円は小反落となった。週央は米景気の先行き健や米中対立深刻化を背景に主軸通貨に対してのドル売りの流れが継続し連れて円は反発となった。翌日はFOMCで金融緩和策継続を決めた事で緩和策が長期化するとの見方から運用リスクを取る動きが広がり、比較的低リスク通貨とされる円を売る動きが出て円は反落、週末は商務省発表の4-6月期GDP速報値が過去最大の落ち込みとなったほか、米週間新規失業保険申請件数も2週連続で増加となった事で主軸通貨に対しドルを売る動きが広がり連れて円は反発となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「来週もまた現在値から次の上値フシは大引で23,015円、次の下値フシは大引で22,544円とするが、今週は上記の通り少ない営業日のなか4連休を控えた持ち高調整の売買中心となり動き辛くフシ目は取らず終い。というワケで来週以降も段上げ型に移行しているなか上穴作成や直近の安値フシ割れに注視しつつ見ておきたい。」としたが、今週は先週末の米株式が米中対立からの関係悪化懸念が強まり続落していた事や為替が円高に振れていた事を受け連休明けは小幅続落してスタート、翌日も週明けの米株式は反発していたものの為替の円高を受け3日続落となり、週央29日も7月消費者信頼感指数が予想を下回り景気回復が停滞するとの懸念から反落していた米株式や全国の新型コロナウイルスの感染者数が初の1,000人超となった事も嫌気され22,397.11円と大幅に4日続落し先ずは設定していた22,544円の下値フシを切って来た。翌日も米株式は反発していたものの新型コロナウイルスの新規感染者数が過去最高になる見通しと伝わった事から5日続落となり、更に週末31日も商務省発表の4-6月期GDP速報値が過去最大の落ち込みとなったほか週間新規失業保険申請件数も2週連続で増加となった事を嫌気し急反落した米株式を受け21,710円と大幅に6日続落し更に2段下のフシまで切って今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け3日の1-3月期四半期実質GDP改定値、週末7日の6月景気先行指数速報値、6月景気一致指数速報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で21,925円、次の下値フシは大引で21,484円となっているが、今週は上記の通り全国の新型コロナウイルスの感染者数が急増したほか米発表の各種経済指標の悪化も嫌気され下値フシを4段下まで切って来た。先週号では段上げ型に移行しているなか、上穴作成や直近の安値フシ割れに注視とした通り29日に直近下値フシを割り目先陰転、その後果たして週末には22,000円大台割れの急落となったが先ずは前回の長大陽線に孕んだ大陽線の6月の起点21,530円の安値関門を維持出来るか否かで、今回設定した下値フシを切って来れば自動的にこれを割り込む事になる。

【TOPIX】
 先週号では、「来週も現在値から次の上値フシは大引で1,590.50、次の下値フシも大引で1,533.49とするが、今週は上記の通り少ない営業日のなか4連休を控えた持ち高調整の売買中心となり動き辛く引き続きフシ目は取らず終い。というワケで来週以降も直近の長大陽線や陰線に対して来週以降の波形がどう絡んでくるのかに注視しておきたい。」としたが、今週は日銀によるETF買い入れ観測思惑や海総合指数が比較的落ち着いた動きとなった事で連休明けは小幅続伸してスタート、翌日は週明けの米株式は反発していたものの為替の円高を受け反落し、週央も7月消費者信頼感指数が予想を下回り景気回復が停滞するとの懸念から反落していた米株式や全国の新型コロナウイルスの感染者数が初の1,000人超となった事も嫌気され続落となり、翌日も米株式は反発していたものの新型コロナウイルスの新規感染者数が過去最高になる見通しと伝わった事から3日続落し、更に週末31日も商務省発表の4-6月期GDP速報値が過去最大の落ち込みとなったほか週間新規失業保険申請件数も2週連続で増加となった事を嫌気し急反落した米株式を受け1,496.06と大幅に4日続落しこれまで設定していた1,533.49の下値フシを切って今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,523.50、次の下値フシは大引で1,468.49となっているが、今週は上記の通り米発表の各種経済指標の悪化が嫌気され設定していた下値フシを切って来た。今週の下値フシ割れで直近の下値フシも切って来たが、前回の押しでは半値引けまであと2ポイントのところで切り返しており目先陰転には抵触せず。引き続き来週以降も他の指数を睨みながらの展開を見てゆきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で26,917.50ドル、次の下値フシは大引で26,386.49ドルとなっているが、今週はコロナウイルスワクチン開発期待の高まりで上値フシを抜くもあと米週間新規失業保険申請件数の悪化で米景気回復期待鈍化を警戒し往って来いとなった。27,000ドルの大台乗せは6月9日以来、約1か月半ぶりの事であるが、ここまで空間を有しての後半一服という事で来週以降仮に切り返しに向い直近高値を抜いてきたらそこで再陽転を確認となるのでこれが適うのか否かこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は新型コロナウイルスのワクチン開発前進を好感し週明けは3営業日ぶりに反発してのスタートとなったが、翌日28日は7月消費者信頼感指数が予想を下回り景気回復が停滞するとの懸念から26,379.28ドルと反落し、先ずは設定していた26,386.49ドルの下値フシを切って来た。週央はFRBがFOMCでゼロ金利据え置きを決定し長期にわたり低金利を維持する方針を示した事を好感し反発し、翌日は商務省発表の4-6月期GDP速報値が過去最大の落ち込みとなったほか週間新規失業保険申請件数も2週連続で増加となった事を嫌気し急反落となったが、週末は市場予想を上回る決算を出して上場来高値まで買われたアップルが牽引する格好で反発して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け3日の米7月PMI改定値、7月ISM製造業景況指数、4日の米6月製造業新規受注、5日の7月ADP雇用統計、米6月貿易収支、7月ISM非製造業景況指数、米7月CPI、6日の米週間新規失業保険申請件数、週末7日の米7月雇用統計等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で26,641.50ドル、次の下値フシは大引で26,116.49ドルとなっているが、今週は上記の通り7月消費者信頼感指数が予想を下回り景気回復が停滞するとの懸念から設定した下値フシを切って来た。上値フシを抜いたS&P500種とは対照的な動きとなったがまだ辛うじて空間を有しており、仮に来週以降切り返しに向い引線一波動で直近高値を抜いてきたらそこで再陽転を確認となるのでこれが適うのか否かこの辺を見ておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で3,267.50、次の下値フシは大引で3,204.49となっているが、今週はコロナウイルスワクチン開発期待の高まりで上値フシを抜くもあと米週間新規失業保険申請件数の悪化で米景気回復期待鈍化を警戒し往って来いとなった。ここまで空間を有しての後半一服という事で来週以降仮に切り返しに向い直近高値を抜いてきたらそこで再陽転を確認となるのでこれが適うのか否かこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は新型コロナウイルスのワクチン開発前進を好感し週明けは3営業日ぶりに反発してのスタートとなったが、翌日は7月消費者信頼感指数が予想を下回り景気回復が停滞するとの懸念から反落、週央はFRBがFOMCでゼロ金利据え置きを決定し長期にわたり低金利を維持する方針を示した事を好感し反発し、翌日は商務省発表の4-6月期GDP速報値が過去最大の落ち込みとなったほか週間新規失業保険申請件数も2週連続で増加となった事を嫌気し反落となったが、週末31日は市場予想を上回る決算を出して上場来高値まで買われたアップルが牽引する格好で3,271.12と反発して設定していた3,267.50の高値フシを抜いて今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で3,302.50、次の下値フシは大引で3,239.49となっているが、今週は上記の通り市場予想を上回る決算を出し上場来高値まで買われたアップルが牽引する格好で設定していた上値フシを抜いて来た。先週号では来週以降仮に切り返しに向い直近高値を抜いてきたらそこで再陽転を確認と書いたが、このフシ抜けまであとわずかなところで適わず。とはいえ今回設定した上値フシを抜けばそこで自動的に再陽転を確認となるのでこれが適うのかどうかその辺を見ておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で12,965.50、次の下値フシは大引で12,710.49となっているが、今週は上記の通りEU首脳が92兆円規模の復興基金案で合意した事を好感して上値フシを抜くも週末は米中対立激化を懸念して往って来いとなった。今週も2月21日以来、約5ヵ月ぶりの高値まで伸び年末年始の高値抵抗帯の中間あたりまで陽線を伸ばしあと一服、空間を有し週末引いた陰線も短い事で来週以降仮に切り返しに向い直近高値を抜いてきたらそこで再陽転を確認となる。」としたが、今週は独IFO経済研究所が発表した7月企業景況感指数が予想以上に前月から改善し投資家心理を支えるなか、半導体大手インフィニオンテクノロジーズやソフトウェア大手SAP等の上昇を受け週明けは僅かに小反発してのスタートとなったが、翌日は半導体大手インフィニオンテクノロジーズやドイツ証取等の下げ等を受け小反落し、週央もFOMCを前に見送り気分が強いなか化学最大手BASFやBMWやフォルクスワーゲン等の自動車セクターの下落から小幅続落、翌日30日も2020年の4-6月期が最終赤字に転落したとの発表を嫌気したフォルクスワーゲンの急落やドイツ証取の大幅安を受けて12,379.65と大幅続落し設定していた12,710.49の下値フシを切って、週末も樹脂大手コベストロや自動車部品大手コンチネンタル等の大幅安を受けて続落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で12,502.50、次の下値フシは大引で12,257.49となっているが、今週は上記の通りドイツ連邦統計局発表の4-6月期GDP速報値が前期比で10.1%減となった事を嫌気し設定していた下値フシを切って来た。その下落率は四半期ベースでの比較が可能な1970年以降で最大となり新型コロナウイルスの流行による景気悪化が改めて意識された格好だが、この下値フシ割れで有していた空間も埋めて半値引けまで押して来た。とはいえこのまま陰線を伸ばし直近下値フシさえ割っても陰の孕みを形成してくる可能性もありこの辺は注視しておきたい。

Posted by 雲遊

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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