2019年03月16日(土)

春分 [CFD]

【サマリー・03/11〜03/15】

 今週の日経平均は、前週末の米株式が週末発表の2月雇用統計において非農業部門の雇用者数が2万人増加と、17年9月以来の小幅な伸びにとどまる下振れをみせたことが嫌気され5日続落していたものの、CME清算値に寄せる形で週明けの寄り付きは小反発してスタート、その後は一時マイナス圏に沈む場面も見られたものの再度プラス圏に浮上して前引け、後場はアジア株式の上昇なども背景に本日の高値圏で推移し5日ぶりに反発して引けた。翌日は1月小売売上高が予想を上振れたほか、FRB議長がメディアインタビューで現在の政策金利が適切であるとの認識を示した事を好感した週明けの米株式が反発していた事を受け寄り付きは続伸してスタート、その後も先物への断続的な買いなどから上げ幅を拡大させて前引け、上海総合指数はじめとしたアジア市場が強い動きを見せた流れで後場も高値圏で推移し大幅続伸して引けた。週央はボーイングが大幅に7日続落となった事が足を引っ張り米株式が反落していた事を受け寄り付きは反落してスタート、その後は上海総合指数が寄り後に軟調展開となったことを受け下げ幅を広げて前引け、後場も前場の地合いを継続して始まりあと日銀によるETF買い入れ観測を支えにやや下げ渋るも3日ぶりに急反落して引けた。翌日は堅調な1月耐久財受注や建設支出が好感され、英下院でのEU離脱を巡る採決が否決されるとの見方が強まり米株式が反発していた事を受け寄り付きは反発してスタートしたがその後はやや頭重く推移して前引け、後場は上海総合指数が下げ幅を拡大した事が嫌気されて前場の上げを帳消しにして引け際にマイナス圏に沈み小幅続落して引けた。週末は主力のアップルが買われた事などから米株式が小幅に続伸していた事を受け寄り付きは反発してスタート、その後は景気刺激策に期待した上海総合指数の値上がりなども追い風となり上げ幅を広げて前引け、後場は上値が重く非常に狭いレンジでの推移となったが3日ぶりに反発して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、日経平均はじめとするアジア主要株価指数が上昇した事を受け投資家心理が改善、運用リスクを回避する姿勢が後退し比較的安全資産とされる円を売る動きが優勢となり週明けは反落してスタート、翌日も日本始めとしたアジア株高で投資家が運用リスクを取る姿勢を強め比較的低リスク通貨とされる円には売りが優勢となり続落となった。週央は米長期金利の低下で日米金利差の縮小が意識され円買いが先行して円は小反発となった。翌日は英国のEUからの合意無き離脱回避の可決を受け、投資家が運用リスクを取り易くなるとの見方から円売り・ドル買いが優勢となり円は反落し、週末も日経平均が3日ぶりに反発した事で円売り・ドル買いが先行し円は小幅続落となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で21,255円、次の下値フシは大引で20,804円となっているが、今週は上記の通り米欧中の経済指標の内容がそれぞれ振るわなかった事で三段下の下値フシまで切って来た。週明け早々に上値フシを抜き昨年12月に引いた長大陰線に差し込んだことで、その起点22,570円まで関門らしい関門は存在しなくなったものの、後半の下落で空間も埋めてしまっていることで来週以降は切り返してもその後の軌道がどう描かれてくるのかその辺を注視しておきたいところ。」としたが、今週は前週末の米株式が週末発表の2月雇用統計の内容を嫌気し5日続落していたものの、CME清算値に寄せる形でアジア株式の上昇なども背景に週明けは5日ぶりに反発してスタート、翌日12日も1月小売売上高が予想を上振れた事などを好感した週明けの米株式が反発していた事や、上海総合指数はじめとしたアジア市場が強い動きを見せた流れで21,503.69円と大幅続伸し先ずは設定していた21,255円の上値フシを抜いて来た。週央はボーイングが大幅に7日続落となった事が足を引っ張り米株式が反落していた事を受け3日ぶりに急反落となり、翌日も堅調な1月耐久財受注や建設支出が好感され米株式は反発していたものの上海総合指数が下げ幅を拡大した事が嫌気され小幅続落となったが、週末は主力のアップルが買われた事などから米株式が小幅に続伸していた事や景気刺激策に期待した上海総合指数の値上がりなども追い風となり3日ぶりに反発して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け18日の2月貿易統計、1月設備稼働率、1月鉱工業生産指数確報値、20日の日銀金融政策決定会合議事要旨、週末22日の2月CPI等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で21,725円次の下値フシは大引で21,274円となっているが、今週は上記の通り米株式の堅調に加え上海総合指数はじめとしたアジア市場が強い動きを見せたことでTOPIXと共に設定していた上値フシを抜いて来た。先週は一週間で2月中旬から伸ばした大陽線を全て帳消しにして往って来いとなったが、今週は再度の切り返しで半値引き上げまで戻りを入れてきた。これで再度往って来いとなって直近安値フシを切ったらそこで仕切り直しとなってしまうが、曲がりなりにも一度昨年12月に引いた長大陰線に差し込んだ経緯があるだけに再度この軌道に戻ってくるのかどうか来週以降も注目しておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,600.50、次の下値フシは大引で1,543.49となっているが、今週は上記の通り米欧中の経済指標の内容がそれぞれ振るわなかった事で週末に下値フシを切って来た。先週も書いたが12月の長大陰線の起点にほぼ到達している事で達成感から一旦の足踏みはやむなしか。引き続き仮にこのポイントを抜けてくるとその前の長大陰線に差し込むが、その起点は1,689ポイントとなりそこまで関門らしい関門は存在しなくなる。」としたが、今週は前週末の米株式が週末発表の2月雇用統計の内容を嫌気し5日続落していたものの、CME清算値に寄せる形でアジア株式の上昇なども背景に週明けは5日ぶりに反発してスタート、翌日12日も1月小売売上高が予想を上振れた事などを好感した週明けの米株式が反発していた事や、上海総合指数はじめとしたアジア市場が強い動きを見せた流れで1,605.48と大幅続伸し先ずは設定していた1,600.50の上値フシを抜いて来た。週央はボーイングが大幅に7日続落となった事が足を引っ張り米株式が反落していた事を受け3日ぶりに反落となり、翌日も堅調な1月耐久財受注や建設支出が好感され米株式は反発していたものの上海総合指数が下げ幅を拡大した事が嫌気され小幅続落となったが、週末は主力のアップルが買われた事などから米株式が小幅に続伸していた事や景気刺激策に期待した上海総合指数の値上がりなども追い風となり3日ぶりに反発して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,634.50次の下値フシは大引で1,575.49となっているが、今週は上記の通り米株式の堅調に加え上海総合指数はじめとしたアジア市場が強い動きを見せたことで日経平均と共に設定していた上値フシを抜いて来た。これで昨年12月18日の再陰転前の戻り高値にほぼ並ぶところまで戻ったが、わずか2ポイント足らずでこれが抜けずに今週を終えており、来週以降仮に今回設定した高値フシを抜けば自動的にここを抜き、そうなると次は一気に1,689ポイントまで関門らしい関門が存在しなくなるだけに次の高値フシ抜けが適うのかどうかこの辺を注目しておきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で25,726.50ドル、次の下値フシは大引で25,219.49ドルとなっているが、今週は上記の通り世界景気の減速懸念に加え2月雇用統計の内容も振るわなかった事を嫌気して下値フシを切って来た。こちらは昨年12月暴落の全値戻り水準をクリヤしていたが、その前の昨年11月の高値関門を前に高値警戒感から今週は久し振りに押しを入れたが、S&P500種同様にわずかな空間を残している事から来週以降仮に切り返して設定した上値フシの更に一段上にある25,900ドル台のフシを抜くとそこで再陽転確認となるのでこれが適うのかどうか来週以降も注視しておきたい。」としたが、今週は1月小売売上高が予想を上振れたほかFRB議長がメディアインタビューで現在の政策金利が適切であるとの認識を示した事を好感し週明けは反発してスタート、翌日はボーイングが大幅に7日続落となった事が足を引っ張り反落となったが、週央は堅調な1月耐久財受注や建設支出が好感され英下院でのEU離脱を巡る採決が否決されるとの見方が強まり再度反発、翌日も主力のアップルが買われた事などから小幅続伸し、週末15日も米中貿易協議が合意に向けて進展しているとの見方が強まり25,848.87ドルと3日続伸し設定していた25,726.50ドルの上値フシを抜いて今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け18日の3月NAHB住宅市場指数、19日の米1月製造業新規受注、20日のFRB議長定例記者会見、21日の米週間新規失業保険申請件数、3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、米2月景気先行指標総合指数、週末22日の米3月PMI速報値、米2月中古住宅販売件数、米2月月次財政収支等のほか19日からのFOMCにも注目しておきたい。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で26,106.50ドル次の下値フシは大引で25,591.49ドルとなっているが、今週は上記の通り堅調な米経済指標が好感されたほか米中貿易協議が合意に向けて進展しているとの見方も強まり設定していた上値フシを週末に抜いて来た。先週記では「〜S&P500種同様にわずかな空間を残している事から来週以降仮に切り返して設定した上値フシの更に一段上にある25,900ドル台のフシを抜くとそこで再陽転確認となる〜」としたが、上値フシは抜けたもののこの25,900ドル台のフシ抜けまではあと一歩及ばずであった。S&P500種の方は今週このフシ抜けが適い再陽転確認となっている事で、来週以降この後追いでこちらも再陽転が適うのかどうか引き続きこの辺を見ておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,769.50、次の下値フシは大引で2,716.49となっているが、今週は上記の通り世界景気の減速懸念に加え2月雇用統計の内容も振るわなかった事を嫌気して二段下の下値フシまで切って来た。昨年12月暴落の全値戻り水準であった昨年11月の高値関門を前に達成感から今週は久し振りに大きく押しを入れたが、それでもDOW同様にわずかな空間を残している事から来週以降仮に切り返して設定した上値フシの更に一段上にある2,805.50のフシを抜くとそこで再陽転確認となるのでこれが適うのかどうか来週以降も注視しておきたい。」としたが、今週は1月小売売上高が予想を上振れたほかFRB議長がメディアインタビューで現在の政策金利が適切であるとの認識を示した事を好感し週明けは反発してスタート、翌日も主力株の上昇を受け小幅続伸し週央13日も堅調な1月耐久財受注や建設支出が好感され英下院でのEU離脱を巡る採決が否決されるとの見方が強まり2810.92と続伸し先ずは設定していた2,769.50の上値フシを抜いてきた。翌日は米中首脳会談が4月以降に延期されるとの報道を受けて小反落となったが、週末15日は米中貿易協議が合意に向けて進展しているとの見方が強まり再度反発して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,838.50次の下値フシは大引で2,783.49となっているが、今週は上記の通り堅調な米経済指標が好感されたほか英下院でのEU離脱を巡る採決が否決されるとの見方も強まり設定していた上値フシを抜いて来た。先週記では「〜DOW同様にわずかな空間を残している事から来週以降仮に切り返して設定した上値フシの更に一段上にある2,805.50のフシを抜くとそこで再陽転確認となる〜」と書いておいたが、今週のフシ抜けでこれが適い再陽転確認となった。これでいよいよ昨年12月暴落の全値戻り水準であった昨年11月の高値関門にほぼ並んだが、来週以降仮に設定した上値フシを抜くと次の関門としては昨年9月の高値フシとなり一気に2,900ポイン台まで関門らしい関門は存在しなくなる。

【DAX】
 先週号では、「来週以降も現在値から次の上値フシは大引で11,655.50、次の下値フシも大引で11,426.49とするが、今週は上記の通りECB理事会を睨みながらこう着感の強いなか世界経済減速懸念が台頭し後半は軟調を余儀なくされたが下値フシを切るまでには至らずであった。週末は米国では2月雇用統計において雇用者数が前月比2万人増加とほとんど増えず17年9月以来の弱い伸びにとどまり、当のドイツは1月の鉱工業受注指数が前月比2.6%低下し、予想の0.5%上昇に反してマイナスになったことに加え18年6月以来7カ月ぶりの大幅な低下となった上に、経済的に重要な中国の2月の貿易統計ではドル建て輸出が前年同月比20.7%減少となり、減少率は2016年2月以来の大きさとなるなど悪材料が重なった割には日米に比べて持ち堪えたともいえようか。特殊チャートではちょうど昨年10月23日の再陰転後の戻り高値に接近している事で応分の抵抗も出て来るだろうが、引き続き来週以降これを抜けてくる事が出来るのかどうかその辺を見ておきたい。」としたが、今週はオンライン決済大手ワイヤカードが不正会計疑惑を巡る調査結果が予定よりも早く公表されると伝わり先行き不透明感が後退した事で大幅高し、コメルツ銀行と経営統合の交渉を進める方針を固めたとの報道を材料にドイツ銀行も上昇した事で週明けは4営業日ぶりに反発してスタート、翌日は前日大幅高となったオンライン決済大手ワイヤカードやドイツ銀行が共に大幅安となった事が指数の下落を主導し小反落となったが、週央は英EU離脱を巡る英議会での採決が否決されるとの見方が漂う中、透析器大手フルゼニウス・メディカル・ケアや医薬農業大手バイエルが上昇し再度反発となり、翌日もアナリストによる投資判断の引き上げが好感された鉄鋼大手ティッセンクルップの上昇などを受け小幅続伸、週末15日も前日に英議会がEUからの離脱案を可決した事が好感され半導体大手インフィニオン・テクノロジーズとIT大手SAPの上昇などから11,685.69と3日続伸し、設定していた11,655.50の上値フシを抜いて今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で11,801.50次の下値フシは大引で11,570.49となっているが、今週は上記の通り英議会がEUからの離脱案を可決した事などが好感され設定した上値フシを抜いて来た。ここ数週間抵抗となっていた昨年10月23日の再陰転後の戻り高値を今週は漸く抜いて来たが、来週以降仮に今週設定した上値フシを抜けばその前の昨年10月23日の再陰転前の戻り高値も抜いてくることとなり、そうなるとその上の関門は一気に12,400台まで関門らしい関門が無くなるだけにその辺を注目しておきたい。

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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