2018年07月07日(土)

文月相場 [CFD]

【サマリー・07/02〜07/06】

 今週の日経平均は、EU首脳が移民問題で合意し政治リスクの後退を受けた欧州株全面高の流れを受け先週末の米株式は続伸していたものの、6月の日銀短観で大企業・製造業景況感が2四半期連続で悪化した事が嫌気され週明けの寄り付きは反落してスタート、その後は円相場の下落と共に一時プラス圏へと浮上する場面があったもののあと再度マイナス圏に沈んで前引け、後場に入るとメキシコ大統領選の結果を受けた米株価指数先物の下落や上海総合などアジア株の下落を受け急速に下げ足を早め急反落して引けた。翌日は週明けの米株式が6月ISM製造業景況指数の予想上振れを受け3日続伸していた事を受けて寄り付きは反発してスタート、その後は通商問題を巡る先行き不透明感や中国の景気減速等が重しとなりマイナス圏に沈んで前引け、後場に入ってからも地合いを継いで下げ幅を中盤まで広げたがあと上海総合指数の持ち直しを受け下げ渋り小幅続落して引けた。週央は中国の裁判所が半導体のマイクロンテクノロジーの販売禁止を命じた事が明らになった報で、ハイテク株への売りから米株式が反落した事を受け寄り付きは反落してスタートしその後は揉み合いながら前引け、後場は上海総合指数等が比較的落ち着いた推移となった事でほぼ前日終値まで値を戻す場面があったが3日続落して引けた。翌日は米株式が独立記念日で休場となる中をナイトセッション引けに鞘寄せする格好で寄り付きは小幅続落してスタート、その後は前日終値に絡んだ動きが続いて前引け、後場は米中による関税措置発動を控えて上海総合指数が下げ幅を拡大した事を受けて下げ幅を広げ4日続落して引けた。週末は欧米間の自動車関税に関しての貿易摩擦が和らいだ兆しに買い安心感が広がり、祝日明けの米株式が反発していた事を受け寄り付きは反発してスタートしたがその後はやや伸び悩んで前引け、後場に入ると米が予定通り中国に対する制裁関税を発動した事で中国も報復措置の実施を発表したがこれで目先の悪材料出尽くしと捉えられアジア株の上昇と共にカバーの動きが強まり5日ぶりに急反発して今週の取引を終えることとなった。
 円相場は、前週末の欧米株高や国内輸入企業などからの円売り・ドル買いなどから週明けは5日続落してスタート、翌日も時間外取引で米長期金利が上昇し円売り・ドル買いが増加し円は6日続落となった。週央は日経平均が3日続落し約3か月半ぶりの安値になった事に歩調を合わせ円買い・ドル売りが進み7営業日ぶりに反発となった。翌日はドイツ連邦統計庁発表の5月製造業新規受注が市場予想を上回った事で円売り・ユーロ買いが進み、連れて対ドルの円売りに波及し円は反落した。週末は米中貿易摩擦の警戒感から比較的低リスク通貨とされる円を買う動きが優勢となり円は反発となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で22,505円、次の下値フシは大引で22,034円となっているが、今週は上記の通り米貿易摩擦懸念やアジア株安も重なり週央に下値フシを切ってきた。先週記では「〜往来の動きで陽にも陰にも孕んできており仮にもう1〜2回孕みが継続された場合はその次に何れに離れるのかこの辺を注視しておきたい。」と書いていたが、週央の下値フシ取りでは直近の安値フシを僅かながら切ったことで、ここからは仮に切り返して来た場合でもその後の反落の形如何では陰転確認となってしまう陽の包み上げ型に注視しておきたいところ。」としたが、今週は先週末の米株式は続伸していたものの6月の日銀短観で大企業・製造業景況感が2四半期連続で悪化した事に加え、メキシコ大統領選の結果を受けた米株価指数先物の下落や上海総合などアジア株の下落を受け週明け2日は21,811.93円と急反落し早速設定していた22,034円の下値フシを切ってきた。翌日も週明けの米株式が6月ISM製造業景況指数の予想上振れを受け3日続伸していたものの、通商問題を巡る先行き不透明感や中国の景気減速等が重しとなり小幅続落、週央も中国の裁判所が半導体のマイクロンテクノロジーの販売禁止を命じた事が明らになった報でハイテク株への売りで米株式が反落した事を受け3日続落し、翌日5日も米株式が独立記念日で休場となるなかを米中による関税措置発動を控え上海総合指数が下げ幅を拡大した事を受けて、21546.99円と4日続落し更に一段下の下値フシまで切ってきたが、週末6日は欧米間の自動車関税に関しての貿易摩擦が和らいだ兆しに買い安心感が広がり祝日明けの米株式が反発していた事を受け21,788.14円と5日ぶりに急反発し新規設定された上値フシを抜いて今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け9日の5月貿易収支、6月景気ウォッチャー調査、11日の6月国内企業物価指数、5月機械受注、5月第三次産業活動指数、週末13日の5月鉱工業生産指数確報値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で22,015円次の下値フシは大引で21,564円となっているが、今週は上記の通り6月日銀短観の悪化に加え、メキシコ大統領選の結果を受けた米株価指数先物の下落やアジア株下落など前半は悪材料が重なり大陰線を3本下まで伸ばしたあと、欧米間の自動車関税に関しての貿易摩擦が和らいだ兆しを好感して新規設定の上値フシを抜いてきた。こちらもDAX同様にまだ空間を埋めていない事で来週以降仮に反落し直近安値フシを切って来れば再陰転確認となるがTOPIX同様に最後の陽線が短い分、下落過程での空間が大きくなっており先ずは半値引き上げまで戻るかが焦点で先ずはこの辺が適うかどうかを見ておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で1,774.50、次の下値フシも大引で1,713.49とするが、今週は上記の通り依然として燻る米貿易摩擦への懸念から全般弱含み推移となったものの下値フシを切るまでには至らずであった。前回まで再陽転のフシまであと一歩のところまで陽線を伸ばしていたもののこのフシ抜けは適わず反落となっているが、ここから仮に切り返した場合はこの下落で作成した下穴をテコに出来るかどうかこの辺を来週以降は見ておきたい。」としたが、今週は先週末の米株式は続伸していたものの6月の日銀短観で大企業・製造業景況感が2四半期連続で悪化した事に加え、メキシコ大統領選の結果を受けた米株価指数先物の下落や上海総合などアジア株の下落を受け週明け2日は1,695.29と急反落し早速設定していた1,713.49の下値フシを切ってきた。翌日も週明けの米株式が6月ISM製造業景況指数の予想上振れを受け3日続伸していたものの、通商問題を巡る先行き不透明感や中国の景気減速等が重しとなり小幅続落、週央は上海総合指数等が比較的落ち着いた推移となった事で小反発したが、翌日は米株式が独立記念日で休場となるなかを米中による関税措置発動を控え上海総合指数が下げ幅を拡大した事を受け急反落となり、週末は欧米間の自動車関税に関しての貿易摩擦が和らいだ兆しに買い安心感が広がり祝日明けの米株式が反発していた事を受け再度反発して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,724.50次の下値フシは大引で1,665.49となっているが、今週は上記の通り6月日銀短観の悪化に加え、メキシコ大統領選の結果を受けた米株価指数先物の下落やアジア株下落など週明けは悪材料が重なり1,700ポイントの大台割れから引き続き陰線伸ばして来た。ここからS&P500種のように戻りを入れるかどうかだが、こちらは上値での押しが浅かった分下落過程での空間が大きいだけに先ずは半値引き上げまで戻るかどうかが焦点で、その水準は設定した上値フシの一段上にある1,743.50ポイントとなっている

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で24,494.50ドル、次の下値フシは大引で24,011.49ドルとなっているが、今週は上記の通りトランプ政権が中国によるハイテク等重要産業分野への対米投資制限を検討しているとの報を嫌気し週明けからS&P500種と共に下値フシを切ってきた。先週記では「〜まだ僅かに空間を有している事でここから切り返し引線一波動で今回設定した高値フシの更に一段上にある25,160台にあるフシを抜いてくれば再陽転確認となる〜」としたが、切り返しを見せず反落した事で空間も埋めてこのシナリオは一旦消えた。ただこれまでの下落で陰を包む形を形成しているのでここからの切り返しの型如何ではちょうど2年前の7月8日に出現したような再陽転のパターンともなり得るのでこの辺を来週以降は見ておきたい。」としたが、今週は6月ISM製造業景況指数の予想上振れを受け週明けは3日続伸してスタートしたが、翌日は中国の裁判所が半導体のマイクロンテクノロジーの販売禁止を命じた事が明らになった報でハイテク株への売りから反落、独立記念日の休場を挟みは欧米間の自動車関税に関しての貿易摩擦が和らいだ兆しに買い安心感が広がり祝日明けは反発し、週末も6月効用統計が市場予想を上回る強い結果となった事を好感し続伸となったが上下のフシは取らず終いであった。
 来週の注目指標としては、11日の米6月PPI、12日の米週間新規失業保険申請件数、米6月PPI、米6月月次財政収支、週末13日の米6月輸出入物価指数、7月ミシガン大学消費者態度指数等がある。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で24,494.50ドル次の下値フシも大引で24,011.49ドルとするが、今週は上記の通り貿易摩擦問題一服に市場予想を上回る雇用統計が好感され、後半は強含んだものの上値フシを抜くまでには至らずであった。これまでの下落で陰を包む形を形成しているのでここからの切り返しの型如何ではちょうど2年前の7月8日に出現したような再陽転のパターンともなり得るのでこの辺を引き続き来週以降も見ておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,743.50、次の下値フシは大引で2,690.49となっているが、今週は上記の通りトランプ政権が中国によるハイテク等重要産業分野への対米投資制限を検討しているとの報を嫌気しDOWと共に週明けから下値フシを切ってきた。設定している上値フシを抜けば自動的に3月9日の高値関門を抜いてくることになったのだが、この2,787ポイントを前にして一旦反落となった。とはいえ既に再陽転を果たしている事もあり、先のFRBによるストレステスト結果発表を受け主要大手行が増配や自社株買いを相次いで発表している事から今週も金融セクターを中心にこれらが牽引して切り返しを見せるのかどうかこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は6月ISM製造業景況指数の予想上振れを受け週明けは3日続伸してスタートしたが、翌日は中国の裁判所が半導体のマイクロンテクノロジーの販売禁止を命じた事が明らになった報でハイテク株への売りから反落、独立記念日の休場を挟みは欧米間の自動車関税に関しての貿易摩擦が和らいだ兆しに買い安心感が広がり祝日明けは反発し、週末6日も6月雇用統計が市場予想を上回る強い結果となった事を好感し2,759.82と続伸し設定していた2,743.50の上値フシを抜いて今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,786.50次の下値フシは大引で2,733.49となっているが、今週は上記の通り貿易摩擦問題一服に市場予想を上回る雇用統計を好感し週末に上値フシを抜いて来た。再陽転後に反落となったもののほぼ前回の高値フシまで往って来いの回復となったが、この切り返しで前回抜け切れなかった3月9日の高値関門を抜いて来ることが出来るかどうか来週以降はこの辺を見ておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で12,391.50、次の下値フシは大引で12,148.49となっているが、今週は上記の通り週明けから米政府が主要なテクノロジー分野への中国からの投資に制限を設けるとの余波で早々に下値フシを切ってきたが、先週も書いたように引き続き輸出銘柄が多いことで通商政策に左右されやすいDAXは弱含んだ。EUはアメリカによる鉄鋼・アルミの輸入制限に対して報復措置を発動、対してアメリカはEUからの輸入車に対して20%の追加関税を課すと表明、米中は7月6日から双方追加関税を課すとしており、ダイムラーは2018年の業績見通しを下方修正するに至っている。現在は2本前の長大陽線に差し込んでいる事からその大陽線の起点である12,000ポイント割れまで抵抗らしい抵抗は無いだけに引き続き通商政策の姿勢には注視しておこう。」としたが、今週は難民・移民を巡りメルケル首相と対立するCSU党首のゼーホーファー内相が党首と内相を辞任する意向を表明するなどドイツの政治的先行き不透明感が不安視され、ホームケアのヘンケルの下落等から週明けは反落してスタート、翌日は難民・移民問題で閣内に対立を抱えていたメルケル政権が難民らの流入抑制策で協議した事が買い安心感を誘い、電力大手のRWEやエーオン、アリアンツやミュンヘン再保険の上昇を受けて反発、週央はフルゼニウスメディカルケアやスポーツ用品のアディダスの下落を受けて小反落となったが、翌日5日は自動車関税に関し米とEU間の貿易摩擦が和らいだ兆しに買い安心感が広がり、自動車やタイヤ大手のフォルクスワーゲンやコンチネンタルの大幅高を受け12,464.29と急反発し先ずは設定していた12,391.50の上値フシを抜いて、週末も電力大手RWEやエーオンの上昇を受け続伸して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で12,587.50次の下値フシは大引で12,340.49となっているが、今週は週初に難民・移民を巡りCSUが連立から離脱しメルケル政権が少数与党内閣を率いることになるのは非常にリスキーだったが、2日夜に5時間の協議を経て合意に至り留任する事となって何とか回避。あと欧米間の自動車関税に関しての貿易摩擦が和らいだ兆しの報に反発し上値フシを抜いて来たものの、まだ空間を埋めていない事で来週以降仮に反落し直近安値フシを切って来れば再陰転確認となるが、半値引き上げまで戻れば自動的空間を埋めて来るワケで先ずはこの辺が適うかどうかを見ておきたい。

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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