2020年03月28日(土)

アンワインド [CFD]

【サマリー・03/23〜03/27】

 今週の日経平均は、先週末の米株式が新型コロナウイルスの感染急増による移動制限で米景気が落ち込むとの懸念が強まり急反落していたものの、週明けの寄り付きは円安進行が支えとなり反発してスタート、その後はIOCが東京五輪について延期含めた検討に入るとの報が重荷となりマイナス圏に沈むもあと再度プラス圏に切り返して前引け、後場は買い入れ額を倍増した日銀によるETF買いの思惑や公的年金の買い観測も浮上し値位置を切り上げ3営業日ぶりに反発して引けた。翌日は大規模経済対策を巡る共和党と民主党の話し合いが難航している事が失望を誘い週明けの米株式は大幅続落となっていたものの、FRBが国債購入無制限実施を発表、SOX等も大きく上昇した事で寄り付きは続伸してスタートしその後も高寄与度銘柄への買い等から上げ幅を拡大させて前引け、アジア株も総じて堅調で後場に入ってからも高値圏を維持し大幅続伸し18000円大台を回復して引けた。週央はトランプ大統領がイースターまでに経済を再開させたい考えを示したほか、交渉が難航していた大規模経済支援策で共和・民主両党の合意成立が近いとの期待等から米株式が急反発していた事を受け寄り付きは続伸してスタートしその後も上げ幅を広げて前引け、後場に入ると米議会が経済対策で合意と伝わった事で更に一段高となり大幅続伸して引けた。翌日はトランプ政権と上院が2兆ドル規模の経済救済策で合意に達した事で米株式は大幅続伸していたものの、東京都の新型コロナウイルスの感染者が急増し都が週末の不要不急の外出自粛要請をした事が嫌気され寄り付きは反落してスタートしその後も下げ幅を広げて前引け、後場に入ってからも外出自粛要請による消費動向に対する警戒感が強まり安値圏で推移し4日ぶりに急反落となった。週末は25日までに米上院が2兆ドル規模の経済救済策を可決、一両日中の下院での採決を経て成立に近付いた事を好感した米株式の大幅続伸を受け寄り付きは反発してスタートしその後は買い一巡感からやや伸び悩んで前引け、3月末の権利付き最終売買日とあって後場は引けにかけて配当権利取りや配当再投資に絡んだ買いも入り高値引けで急反発して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、金融・資本市場の動揺を受けたリスク資産の現金化需要が強くドル買いが優勢となり週明けは6日続落してスタート、翌日は新型コロナウイルスの感染拡大への警戒感が残るなか市場参加者のドル買い需要が根強さから円売り・ドル買いが優勢となり円は7日続落し、週央も米政権と与野党が新型コロナウイルス対策の景気刺激策で最終合意したと伝わった事でリスク回避姿勢が和らぎ、比較的低リスク通貨とされる円を売る動きが優勢となり円は8日続落となった。翌日は東京都が週末の外出自粛を要請した事で消費停滞懸念から日経平均が4日ぶりに急反落となった事で、比較的低リスク通貨とされる円を買う動きが出て円は反発に転じ、週末も米週間新規失業保険申請件数が過去最高となった事で米景気や雇用悪化が想定以上になるとの見方が円買い・ドル売りを誘い円は大幅続伸となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で16,725円、次の下値フシは大引で16,374円となっているが、今週は上記の通り新型コロナウイルスの欧州での感染拡大加速から各国移動制限による経済活動の停滞が警戒され、グローベックス米株式先物がサーキットブレイカー発動を交えた急落を演じるなどの弱さも嫌気され4段下の下値フシまで切って来た。TOPIXが下値フシを割った翌日に一転して上値フシを抜いたような戻りも無いまま今週も長大陰線を下に伸ばして来たが、依然VIXが高水準な米株式が何所でコツンと来るかが焦点となっており、来週以降もこれらと併せこの辺に注視しておきたい。」としたが、今週は先週末の米株式が急反落していたものの買い入れ額を倍増した日銀によるETF買いの思惑や公的年金の買い観測から週明け23日は16,887.78円と3営業日ぶりに反発し早速設定していた16,725円の上値フシを抜いて来た。翌日24日も週明けの米株式が大幅続落となっていたもののFRBが国債購入無制限実施を発表、SOX等も大きく上昇した事で高寄与度銘柄への買いから18,092.35円と続急騰し更に6段上のフシまで抜き、更に週央25日もトランプ大統領がイースターまでに経済を再開させたい考えを示したほか、交渉が難航していた大規模経済支援策で共和・民主両党の合意成立が近いとの期待等から米株式が急反発していた事を受け19,546.63円と続急騰し更に6段上のフシまで抜いてきた。翌日26日は米株式が大幅続伸していたものの東京都の新型コロナウイルスの感染者が急増し都が週末の不要不急の外出自粛要請をした事が嫌気され18,664.60円と4日ぶりに急反落し新規設定された下値フシを切ったが、週末27日は米株式の大幅続伸や3月末の権利付き最終売買日とあって配当権利取りや配当再投資に絡んだ買いも入り19,389.43円と高値引けしすかさず新規設定された上値フシを抜いて今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、31日の2月鉱工業生産速報値、2月失業率、2月有効求人倍率、2月小売業販売額、2月百貨店・スーパー販売額、月替り1日の1-3月期日銀短観等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で19,595円、次の下値フシは大引で19,184円となっているが、今週は上記の通り買い入れ額を倍増した日銀によるETF買いの思惑や公的年金の買い観測に加え、トランプ政権と上院が2兆ドル規模の経済救済策を可決、下院での採決を経て成立に近付いた事も好感され上値フシを14段上まで抜いて来た。25日には終値の上昇幅としては1994年1月以来、約26年2か月ぶりの大きさで歴代5位を記録したものの、その後の一服からの切り返しで直近高値フシまであと一歩及ばずであった。というワケでここから仮に来週以降にボラが低下し上下何れも抜いて来ない収斂型に移行すると何れも孕み型を作成するパターンとなりその後の離れた方に方向性が出て来る事になる。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,293.50、次の下値フシは大引で1,242.49となっているが、今週は上記の通り新型コロナウイルスの欧州での感染拡大加速から各国移動制限による経済活動の停滞が警戒され週初に下値フシを切るも、主要中銀の矢継ぎ早の金融緩和が好感され往って来いの戻りを入れている。500ポイントを超える長大陰線も今週漸く終了となったが、空間も応分にある事で来週以降引線一波動で今回設定した下値フシの更に一段下にある1,234.49の下値フシを切ってくるとそこで今週の米指数のように再陰転確認となるのでこの辺は注視しておきたい。」としたが、今週は先週末の米株式が急反落していたものの買い入れ額を倍増した日銀によるETF買いの思惑や公的年金の買い観測から週明けは続伸してスタート、翌日24日も週明けの米株式が大幅続落となっていたもののFRBが国債購入無制限実施を発表、SOX等も大きく上昇した事で高寄与度銘柄への買いから1,333.10と大幅続伸し設定していた1,293.50の上値フシを抜いて来た。週央25日もトランプ大統領がイースターまでに経済を再開させたい考えを示したほか、交渉が難航していた大規模経済支援策で共和・民主両党の合意成立が近いとの期待等から米株式が急反発していた事を受け1,424.62と続急騰し更に3段上のフシまで抜いてきた。翌日は米株式が大幅続伸していたものの東京都の新型コロナウイルスの感染者が急増し都が週末の不要不急の外出自粛要請をした事が嫌気され7営業日ぶりに急反落となったが、週末27日は米株式の大幅続伸や3月末の権利付き最終売買日とあって配当権利取りや配当再投資に絡んだ買いも入り1459.49と急反発し更に一段上のフシを抜いて今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,486.50、次の下値フシは大引で1,431.49となっているが、今週は上記の通り買い入れ額を倍増した日銀によるETF買いの思惑や公的年金の買い観測に加え、トランプ政権と上院が2兆ドル規模の経済救済策を可決、下院での採決を経て成立に近付いた事も好感され上値フシを7段上まで抜いて来た。主要株価指数の中ではこれが一番シンプルで長大陰線からのリバウンドで今週は200ポイント超の長大陽線を作成といったところでここから来週以降どのような波形を描いてくるのか先ずはこの辺を見ておきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で19,364.50ドル、次の下値フシは大引で18,983.49ドルとなっているが、今週は上記の通り新型コロナウイルスの欧州での感染拡大加速から各国移動制限による経済活動の停滞が警戒され18段下の下値フシまで切るリーマンショック級の暴落を演じた。この一連の過程で週明けと週末にそれぞれ再陰転のフシを割って2度の再陰転確認となったが、5桁大台が変わっての値位置の再陰転でさえその後大きく急落する様は尋常ではない様子を如実に表しており、直近の先週11日の再陰転確認からでさえ7営業日で4000ドル超の暴落を演じており来週以降コツンと来る場面が到来するのか否か引き続きS&P500種と共に注視して行きたい。」としたが、今週は大規模経済対策を巡る共和党と民主党の話し合いが難航している事が失望を誘い週明け23日は18,591.93ドルと大幅続落し早速設定していた18,983.49ドルの下値フシを切ってのスタートとなったが、翌日24日はトランプ大統領がイースターまでに経済を再開させたい考えを示したほか、交渉が難航していた大規模経済支援策で共和・民主両党の合意成立が近いとの期待等から20,704.91ドルと急反発し新規設定された上値フシを大きく抜いて来た。週央25日もトランプ政権と上院が2兆ドル規模の経済救済策で合意に達した事で21,200.55ドルと大幅続伸し更に2段上のフシまで抜き、翌日26日も米上院が2兆ドル規模の経済救済策を可決、一両日中の下院での採決を経て成立に近付いた事を好感し22,552.17ドルと大幅続伸し更に6段上のフシまで抜いて来たが、週末27日は世界的に外出制限の動きが広がり人や物の移動の停滞長期化による景気不安から4日ぶりに急反落し新規設定された下値フシを大きく切って今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け30日の米2月住宅販売保留指数、31日の1月ケース・シラー米住宅価格指数、3月シカゴ購買部協会景気指数、米3月消費者信頼感指数、月替り1日の3月ADP雇用統計、米3月PMI改定値、3月ISM製造業景況指数、2日の米2月貿易収支、米週間新規失業保険申請件数、米2月製造業新規受注、3日の米3月失業率、3月ISM非製造業景況指数等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で21,852.50ドル、次の下値フシは大引で21,421.49ドルとなっているが、今週は上記の通りトランプ政権と上院が2兆ドル規模の経済救済策を可決、下院での採決を経て成立に近付いた事を好感し上値フシを16段上まで抜いた後、週末は世界的外出制限の動きが嫌気され下値フシを4段下まで切って来た。依然としてボラタイルな動きが続いており今週も安値フシからは約4000ドルもの急騰を演じたが、週末の一服では辛うじて再陰転前の高値フシまで押しを入れておらず来週以降に引線一波動で直近高値フシを抜いてくると目先陽転となるが、VIXの高止まりで引き続きS&P500種と共に振れ幅の大きい展開が続くか。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,327.50、次の下値フシは大引で2,282.49となっているが、今週は上記の通り新型コロナウイルスの欧州での感染拡大加速から各国移動制限による経済活動の停滞が警戒され16段下の下値フシまで切るリーマンショック級の暴落を演じた。この一連の過程で週明けと週末にそれぞれ再陰転のフシを割って2度の再陰転確認となったが、4桁大台が変わっての値位置の再陰転でさえその後大きく急落する様は尋常ではない様子を如実に表しており、直近の先週11日の再陰転確認からでさえ7営業日で400ポイント超の暴落を演じており来週以降コツンと来る場面が到来するのか否か引き続きDOWと共に注視して行きたい。」としたが、今週は大規模経済対策を巡る共和党と民主党の話し合いが難航している事が失望を誘い週明け23日は2,237.40と大幅続落し早速設定していた2,282.49の下値フシを大きく切ってのスタートとなったが、翌日24日はトランプ大統領がイースターまでに経済を再開させたい考えを示したほか、交渉が難航していた大規模経済支援策で共和・民主両党の合意成立が近いとの期待等から2,447.33と急反発し新規設定された上値フシを大きく抜いて来た。週央25日もトランプ政権と上院が2兆ドル規模の経済救済策で合意に達した事で21,200.55ドルと大幅続伸し更に1段上のフシまで抜き、翌日26日も米上院が2兆ドル規模の経済救済策を可決、一両日中の下院での採決を経て成立に近付いた事を好感し2,630.07と大幅続伸し更に6段上のフシまで抜いて来たが、週末27日は世界的に外出制限の動きが広がり人や物の移動の停滞長期化による景気不安から4日ぶりに急反落し新規設定された下値フシを大きく切って今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,565.50、次の下値フシは大引で2,516.49となっているが、今週は上記の通りトランプ政権と上院が2兆ドル規模の経済救済策を可決、下院での採決を経て成立に近付いた事を好感し上値フシを13段上まで抜いた後、週末は世界的外出制限の動きが嫌気され下値フシを4段下まで切って来た。依然としてボラタイルな動きが続いており今週も安値フシからは約400ポイントもの急騰を演じたが、週末の一服では辛うじて再陰転前の高値フシまで押しを入れておらず来週以降に引線一波動で直近高値フシを抜いてくると目先陽転となるが、VIXの高止まりで引き続きDOWと共に振れ幅の大きい展開が続くか。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で9,017.50、次の下値フシは大引で8,840.49となっているが、今週は上記の通り新型コロナウイルスの欧州での感染拡大加速から各国移動制限による経済活動の停滞が警戒され8段下の下値フシまで切った後に主要中銀の矢継ぎ早の金融緩和が好感され5段上の上値フシまで戻りを入れるボラタイルな展開に終始した。この一連の過程で18日には再陰転のフシを割って再陰転を確認となったが後の急反発でほぼ直近上値フシまで戻しており、来週以降ここで一旦下値フシを切る一服を見せるのかこのまま陽線を上に伸ばしてくるのか先ずはこの辺を見たいところ。」としたが、今週は米議会が調整している大規模経済対策を巡る共和党と民主党の話し合いが難航している事が嫌気されるなか、航空エンジン大手MTUエアロ・エンジンズや航空大手ルフトハンザなど航空セクターの下落から週明け23日は8741.15と反落してスタート、早速設定していた8,840.49の下値フシを切って来たが、翌日24日はFRBによる無制限の量的緩和策で金融市場の流動性が高まる事が期待されるなかダイムラーやフォルクスワーゲン、BMW等の自動車セクターの上昇から9,700.57と急反発し新規設定された上値フシを大きく抜いて来た。週央25日もトランプ政権と上院が2兆ドル規模の経済救済策で合意に達した事が好感されるなか航空エンジン大手MTUエアロ・エンジンズやスポーツ用品大手アディダスの大幅高で9,874.26と続伸し更に1段上のフシを抜き、翌日26日も前日に引き続き航空エンジン大手MTUエアロ・エンジンズの続伸やハイデルベルクセメントの上昇などから10,000.96と3日続伸し更に1段上のフシまで抜いたが、週末27日はEU首脳会議で新型コロナウイルスを巡る経済対策の決定が先送りされた事が失望を誘うなか、半導体大手インフィニオンテクノロジーズやフォルクスワーゲン等の自動車セクターの下落から4日ぶりに急反落し新規設定された下値フシを大きく切って今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で9,728.50、次の下値フシは大引で9,537.49となっているが、今週は上記の通りFRBによる無制限の量的緩和策で金融市場の流動性が高まる事が期待されたほか、トランプ政権と上院が2兆ドル規模の経済救済策で合意に達した事も好感され上値フシを11段上まで抜いて来た。週末一服となったが空間を有している事で来週以降に引線一波動で直近高値フシを抜いてくるとそこで再陽転を確認となるが、EU首脳会議においてESMという救済基金の活用などの期待が出ていただけにこの辺が来週の相場にどの程度影響してくるのか先ずはその辺を見ておきたい。

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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