2017年11月04日(土)

霜月相場 [CFD]

【サマリー・10/30〜11/02】

 今週の日経平均は、7-9月期GDP速報値が予想上振れたほか原油相場も大幅続伸した事から先週末の米株式が続伸していた事を受け週明けの寄り付きは小幅続落してスタート、その後は次期FRB議長人事を巡る思惑から1ドル113円台後半へと強含んだ事でマイナス圏に沈んで前引け、後場は前週末終値を挟んだ揉み合いが続いたが辛うじて小幅に3日続伸して引けた。翌日はトランプ大統領の元選挙対策委員長らが米大統領選へのロシア介入疑惑で起訴され、政権運営への先行き不透明感が高まった事で3営業日ぶりに反落した週明けの米株式を受けて寄り付きは反落してスタート、その後は好業績株を中心に買いが入りやや下げ幅を縮めて前引け、その流れを継いで後場はプラス圏に浮上する場面も見られたが結局4日ぶりに僅かながらも反落して引けた。週央は10月消費者信頼感指数や10月シカゴ購買部協会景気指数が市場予想を上回った事で反発していた米株式を受け寄り付きは反発してスタート、その後も為替の円安基調を背景に上げ幅を広げて前引け、後場も第4次安倍内閣発足によるアベノミクス加速への期待感から5月8日以来、約半年ぶりの大きさの上げ幅で急反発して引けた。翌日は10月ADP雇用統計が予想を上回る堅調な内容であった事から続伸していた米株式を受け寄り付きは続伸してスタート、その後は明日からの連休控えで利食い売りからマイナス圏に沈む場面が度々あったもののその都度切り返しプラス圏に浮上して前引け、後場も中盤まで弱含みとなったがあと先高感の強さからインデックス買いが舞い込み、引けにかけ上げ幅を拡大させ年初来高値を更新して今週の取引を終えることとなった。
 円相場は、米金利低下を背景に円高・ドル安が進んだ前週末のニューヨーク市場の流れを引き継ぎ週明けは反発してスタート、翌日も米税制改革の先行き不透明感から米国債利回りに低下圧力がかかり円は続伸となった。週央は米長期金利が上昇した場面で日米金利差拡大の思惑からドル買いが入り、円は3営業日ぶりに反落、翌日もFOMCの結果発表を受け今後も米政策金利は引き上げられ、日米金利差は開いていくとの見方から円売り・ドル買いが優勢となり円は続落となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で22,245円、次の下値フシは大引で21,774円となっているが、今週は上記の通り史上最高値を更新し続ける欧米株高の追い風もあって先週に続いて上値フシを抜いて来た。さて、とうとう56年9カ月ぶりに並んだ1960年12月21日〜61年1月11日に記録した過去最長の14営業日連続上昇記録を今週は抜いて16日続伸と過去最長を更新してきた。その原動力となったのが値嵩の高寄与度銘柄群であり週明け23日にはF・リテイリングがフシ抜きから今月3日に続く再陽転を達成、ファナックや京セラも春先の抵抗帯を抜き去り新価格帯へ、ソフトバンクも今月10に続く再陽転をF・リテイリングと同じく23日に達成とこれらの寄与度が高い。それだけにこれらの一服で応分の調整も予測されるので同銘柄群の波動と併せ引き続き来週以降も見てゆきたい。」としたが、今週は7-9月期GDP速報値が予想上振れたほか原油相場も大幅続伸した事で先週末の米株式が続伸していた事を受け週明けは小幅に3日続伸してスタート、翌日はトランプ大統領の元選挙対策委員長らが米大統領選へのロシア介入疑惑で起訴され、政権運営への先行き不透明感が高まった事で3営業日ぶりに反落した週明けの米株式を受け4日ぶりに僅かながらも反落となったが、週央の月替り1日は10月消費者信頼感指数や10月シカゴ購買部協会景気指数が市場予想を上回った事で反発していた米株式や、第4次安倍内閣発足によるアベノミクス加速への期待感から22,420.08円と急反発して設定していた22,245円の上値フシを抜き、翌日も10月ADP雇用統計が予想を上回る堅調な内容であった事から続伸していた米株式を受け年初来高値を更新して今週の取引を終えている。
 来週の注目指標としては、8日の9月景気先行指数速報値、9日の9月機械受注、9月貿易収支、週末10日の9月第三次産業活動指数等があるが、週明けの日銀・金融政策決定会合議事要旨や日銀総裁発言にも注目しておきたい。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で22,655円次の下値フシは大引で22,184円となっているが、今週は上記の通り史上最高値を更新し続ける欧米株式の追い風や、第4次安倍内閣発足によるアベノミクス加速への期待感から先週に続いて上値フシを抜いて来た。そんな訳で2日には年初来高値を更新し1996年6月26日以来21年4か月ぶりに22,500円台に乗せてきているが10月は月間で8.1%の上昇、1か月間の上昇率は人民元約ショック後の急落から反転した2015年10月の9.7%以来2年ぶりの大きさ。また月初高はこれで2016年7月以降17ヵ月連続となった。この連休明けには高寄与度銘柄のソフトバンクの決算が予定されているが、特殊チャートの波動も23日の再陽転以降のトレンドが維持されるかどうか注目される。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,801.50、次の下値フシは大引で1,754.49となっているが、今週は上記の通り史上最高値を更新し続ける欧米株高の追い風もあって先週に続いて上値フシを抜いて来た。週末の高値フシ取りの水準は2007年の7月26日の陰転確認前の戻り高値の水準とほぼ同水準となっており、その上にある関門は6月18日に作成した高値フシ1,788ポイントとなっているが、今週設定した高値フシを抜けば自動的にこれを抜いてくることとなるのでこれが適うのかどうか来週以降はこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は先週末の米株式は続伸していたものの、次期FRB議長人事を巡る思惑から為替が1ドル113円台後半へと強含んだ事で週明けは小反落してスタート、翌日もトランプ大統領の元選挙対策委員長らが米大統領選へのロシア介入疑惑で起訴され、政権運営への先行き不透明感が高まった事で3営業日ぶりに反落した週明けの米株式を受け続落となったが、週央は10月消費者信頼感指数や10月シカゴ購買部協会景気指数が市場予想を上回った事で反発していた米株式や、第4次安倍内閣発足によるアベノミクス加速への期待感から急反発、翌日も10月ADP雇用統計が予想を上回る堅調な内容であった事から続伸していた米株式を受け続伸して年初来高値更新となったが上値フシを抜くまでには至らずに今週の取引を終えた。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で1,801.50次の下値フシも大引で1,754.49とするが、今週は上記の通り史上最高値を更新し続ける欧米株式の追い風や、第4次安倍内閣発足によるアベノミクス加速への期待感から全般堅調に推移したが上値のフシ抜けまでもう一歩足らなかった。とはいえ2日には年初来高値を更新してきており、特殊チャート上での引線は適っていないものの現在の関門である2007年6月18日に作成した高値フシ1,788ポイントを抜いてきている。来週以降も引き続き設定している高値フシを抜いて特殊チャート上でもこれを抜いてくるのが適うのかどうかこの辺に注目しておきたい。

【NY DOW】 
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で23,675.50ドル、次の下値フシは大引で23,208.49ドルとなっているが、今週は上記の通り各種経済指標の好調や原油相場の上昇から先週に続いて上値フシを抜き週末には史上最高値を更新して来た。来月3日に発売されるアイフォーンテンは予約初日に初回出荷分が売り切れとなっているが、同機種の販売上状況も主力の関連株価に影響を与えるためこの辺の動向には注視しておきたい。」としたが、今週はトランプ大統領の元選挙対策委員長らが米大統領選へのロシア介入疑惑で起訴され、政権運営への先行き不透明感が高まった事で週明けは3営業日ぶりに反落してのスタートとなったが、翌日は10月消費者信頼感指数や10月シカゴ購買部協会景気指数が市場予想を上回った事で反発、週央も10月ADP雇用統計が予想を上回る堅調な内容であった事から続伸となり、翌日も米下院共和党が公表した税制改革法案を受け、減税による収益上向きが期待される金融や工業株が軒並み高となった事で3日続伸し、更に週末も10月雇用統計が予想を下振れるも10月ISM非製造業景況指数や9月製造業受注指数が予想を上振れたことで4日続伸となったが上値のフシを取るまでには至らずであった。
 来週の注目指標としては、9日の米週間新規失業保険申請件数、週末10日の11月ミシガン大学消費者態度指数速報値、米10月月次財政収支等がある。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で23,675.50ドル次の下値フシも大引で23,208.49ドルとするが、今週は上記の通り各種経済指標が総じて良好な内容で強含み推移となるも上値のフシ抜けまでもう一歩足らなかった。とはいえ週末にはS&P500種と共に史上最高値を更新、10月は月間で4.3%高となりこれまたS&P500種と共に7カ月の続伸となっておりトレンドは健在、先週記ではアイフォーンテンの発売状況に触れたが週末のアップルの株価は一時4%近く上昇、この1銘柄でDOWを30ドル超押し上げた。その時価総額も初めて9,000億ドル台に乗せてきており引き続き来週以降もこの主力の動向と併せて見てゆきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,605.50、次の下値フシは大引で2,556.49となっているが、今週は上記の通り各種経済指標の好調や原油相場の上昇から3週間ぶりに上値フシを抜き週末には史上最高値を更新して来た。現在の長大陽線も今年1月6日の再陽転からの長大陽線の幅とほぼ同幅となったが、前回同様にここから値位置を保ったまま揉み合いの波動に移行するのかどうか来週以降も見ておきたい。」としたが、今週はトランプ大統領の元選挙対策委員長らが米大統領選へのロシア介入疑惑で起訴され、政権運営への先行き不透明感が高まった事で週明けは3営業日ぶりに反落してのスタートとなったが、翌日は10月消費者信頼感指数や10月シカゴ購買部協会景気指数が市場予想を上回った事で反発、週央も10月ADP雇用統計が予想を上回る堅調な内容であった事から続伸となり、翌日も米下院共和党が公表した税制改革法案を受け、減税による収益上向きが期待される金融や工業株が軒並み高となった事で3日続伸し、更に週末も10月雇用統計が予想を下振れるも10月ISM非製造業景況指数や9月製造業受注指数が予想を上振れたことで4日続伸となったが上値のフシを取るまでには至らず今週の取引を終えている。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で2,605.50次の下値フシも大引で2,556.49とするが、今週は上記の通り各種経済指標が総じて良好な内容で強含み推移となるも上値のフシ抜けまでもう一歩足らなかった。とはいえ週末にはDOWと共に史上最高値を更新、10月は月間で2.2%高となりこれまたDOWと共に7カ月の続伸となっておりトレンドは健在、今年1月6日の再陽転からの長大陽線の幅とほぼ同幅となった現在の長大陽線がここから値位置を保ったまま揉み合いの波動に移行するのかどうか引き続き来週以降も見ておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で13,263.50、次の下値フシは大引で13,002.49となっているが、今週は上記の通りECBが段階的な金融緩和縮小の発表をした事で設定していた上値フシを先週に続いて抜いて史上最高値を更新して来た。注目されたECB理事会では18年1月から資産購入額を月間600億ユーロから同300億ユーロに減額する一方で購入期間を17年12月から18年9月まで延長する事を決定、これで緩和的な政策が継続される新たな素地が整った格好になったが、空間を充分に空けている事から来週以降反落した場合でも切り返しからの再陽転まで持って来るかどうかこの辺を引き続き見てゆきたい。」としたが、今週はフォルクスワーゲンの急騰やシーメンス、電力大手のエーオンやRWEの上昇から週明けは小幅に3日続伸し史上最高値を更新してスタート、翌日は宗教改革記念日で休場であったが、週央の月替り1日は引き続きフォルクスワーゲンの続急騰、電力大手のエーオンやRWEの上昇から13,465.51と4日続伸し6ヵ月超ぶりの大幅高で史上最高値を更新、先ずは設定していた13,263.50の上値フシを抜いて来た。翌日はフルゼニウス、インフィニオンテクノロジーズ、リンデの大幅安から小反落となったが、週末は前日下落したインフィニオンテクノロジーズの反発、BASF、バイエル等の薬品・化学大手の上昇から再度反発して今週の取引を終えることとなった。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で135,99.50次の下値フシは大引で13,332.49となっているが、今週は上記の通り輸出の主力銘柄の大幅高から先週に引き続き上値フシを抜いて来た。まさに押し目待ちに押し目無しの展開となっているが、引き続き来週以降も空間を充分に空けている事から反落した場合でも切り返しからの再陽転まで持って来るかどうかこの辺を見てゆきたい。

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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