2018年02月03日(土)

如月相場 [CFD]

【サマリー・01/29〜02/02】

 今週の日経平均は、10-12月期GDP速報値が概ね堅調な内容となり12月耐久財受注も予想を大幅に上振れた事で大幅続伸していた前週末の米株式を受けて、週明けの寄り付きは反発してスタートしその後も円高一服から高値圏を維持して前引け、後場に入ると円相場の下げ渋りや中国株安等から利益確定売りが広がりマイナス圏に沈み小幅ながら4日続落して引けた。翌日は米国債利回りが2014年以来の高水準に上昇した事を嫌気した週明けの米株式反落を受け寄り付きは続落してスタートしその後も軟調推移で前引け、米長期金利の一段の上昇やダウ先物の下落もあって後場に入ると更に下げ幅を広げ大幅に5日続落して引けた。週央は世界的な金利上昇への警戒感でアジア・欧州株が全面安となった流れが波及し米株式が大幅続落となっていた事を受け寄り付きは続落してスタート、その後は下げ渋りから横這いで推移し前引け、後場に入ると序盤にはプラス圏に浮上する場面もあったが中盤から先物への仕掛け的な売りも入りこれが主導して再度下げ足を早め一段安で大幅に6日続落となった。翌日は1月ADP雇用統計が予想を大幅に上振れた事で米株式が反発していた事を受け寄り付きは反発してスタート、その後も為替が円安方向に振れている事を背景に上げ幅を広げて前引け、後場に入ってからも幅広い銘柄に買いが入り更に上げ幅を拡大させ7日ぶりに急反発して引けた。週末は米株式が予想より減少した週間新規失業保険申請件数や、堅調な1月ISM製造業景況指数を好感し続伸となっていたものの、CMEにサヤ寄せする格好で寄り付きは反落してスタート、その後も時間外取引での米長期金利の上昇等から下げ幅を拡大させて前引け、後場に入ると日銀のETF買い入れ観測でやや下げ渋る動きを見せたが急反落して今週の取引を終えることとなった。
 円相場は、前週のダボス会議での日銀総裁の発言を切っ掛けに日銀が金融緩和の縮小に向かうとの思惑が広がり、円買い・ドル売りが優勢となって週明けは反発してスタート、翌日も日経平均が大幅続落を演じた事で投資家のリスク選好姿勢が後退、相対的に比較的低リスクとされる円が買われ続伸となり、週央も時間外取引において米長期金利が低下し日米金利差の縮小を見込んだ円買い・ドル売りが優勢となり円は小幅ながら3日続伸となった。翌日は日経平均が急反発した事から投資家のリスク選好姿勢が強まり、比較的低リスク通貨とされる円を売りドルを買う動きが優勢となり円は4営業日ぶりに反落、週末も日銀が指し値オペを実施したのを受け日本の量的・質的金融緩和政策が長期化するとの思惑が強まり、円売り・ドル買いが広がり円は続落となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で23,915円、次の下値フシは大引で23,424円となっているが、今週は上記の通り米株式の続伸や主要企業の10-12月期決算に期待した買いを背景に前半で上値フシを抜くも後半は円高に抗せず下値フシを切ってきた。とはいえここまで長大陽線を引き特殊チャート上でも新値に躍り出ているだけに来週以降は設定した上値フシの更に一段上にある24,135円のフシを抜いて再陽転まで切り返すかどうか高寄与度の銘柄と共にこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は前週末の米株式が大幅続伸していたものの、円相場の下げ渋りや中国株安等から利益確定売りが広がったことで週明けは僅かながら4日続落してスタート、翌日30日も週明けの米株式が2014年以来の高水準に上昇した米国債利回り事を嫌気し反落していた事を受け23,291.97円と大幅に5日続落し先ずは設定していた23,424円の下値フシを切って来た。週央も世界的な金利上昇への警戒感でアジア・欧州株が全面安となった流れが波及し米株式が大幅続落となっていた事を受け大幅に6日続落となったが、翌日は1月ADP雇用統計が予想を大幅に上振れた事で米株式が反発していた事や為替が円安方向に振れている事を背景に7日ぶりに急反発し、週末は米株式が続伸となっていたものの時間外取引での米長期金利の上昇等から再度急反落して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、7日の12月景気先行指数速報値、8日の12月貿易収支、9日の12月第三次産業活動指数等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で23,535円次の下値フシは大引で23,044円となっているが、今週は上記の通り米国債利回りが2014年以来の高水準に上昇、世界的な金利上昇への警戒感が台頭しTOPIXと共に設定していた下値フシを切って来た。先月末迄6営業日続落でその下落幅は1,000円を超え、特殊チャートでは早くもこの日経平均は直近作成の大陽線の半値引け水準であった23,335円を1月30日に切ってきており、大陽線の往って来い水準22,550円近辺で抵抗を見せるのかどうか来週以降はこの辺を先ずは見ておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,943.50、次の下値フシは大引で1,878.49となっているが、今週は上記の通り米株式の続伸や主要企業の10-12月期決算に期待した買いを背景に設定していた上値フシを抜いて来た。先週はフシ取りならずであったものの設定された上値フシまであとわずかであった事で今週は全般の堅調地合いに乗ってこれを達成、高寄与度の銘柄も各々抵抗帯抜けのあと今週後半では一服しているモノも散見されるが、来週以降も引き続きこれらが再陽転のフシ取って来るのかどうかこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は前週末の米株式が大幅続伸していた事を受け週明けは4営業日ぶりに小反発してスタートとなったが、翌日30日は週明けの米株式が2014年以来の高水準に上昇した米国債利回り事を嫌気し反落していた事を受け1,858.13と急反落、先ずは設定していた1,878.49の下値フシを切って来た。週央も世界的な金利上昇への警戒感でアジア・欧州株が全面安となった流れが波及し米株式が大幅続落となっていた事を受け大幅続落となったが、翌日は1月ADP雇用統計が予想を大幅に上振れた事で米株式が反発していた事や為替が円安方向に振れている事を背景に反発、週末は米株式が続伸となっていたものの時間外取引での米長期金利の上昇等から再度反落して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,889.50次の下値フシは大引で1,840.49となっているが、今週は上記の通り米国債利回りが2014年以来の高水準に上昇、世界的な金利上昇への警戒感が台頭し日経平均と共に設定していた下値フシを切って来た。今年の大発会で再陽転を果たし、1,900の大台超えまで陽線を伸ばして来たが今週は一服入ったという感じ。来週以降は設定した下値フシのもう一段下にあるこの長大陽線の半値引け水準である1,827ポイントまで押しを入れて来るのかどうか、この辺に注目しておきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で26,655.50ドル、次の下値フシは大引で26130.49ドルとなっているが、今週は上記の通り民主党が暫定予算に合意した他、10-12月期GDP速報値の堅調内容や12月耐久財受注も予想を大幅に上振れた事で後半に上げ足を加速させ大幅上昇し設定した上値フシを抜いてきた。今週もS&P500種と共に史上最高値を更新し週間では2.09%高となりこれで4週間の続伸となった。先週記ではS&P500種の項でUBSのストラテジストが年末目標を従来の2,900から3,150に引き上げた旨を書いたが、この価格をDOW平均に換算すると29,000ドル超となってくる。24,000ドル台乗せを達成した時から25,000ドル台乗せまでは23営業日、今年は終値で25,000ドル台に到達して以来わずか8営業日で1,000ドル上昇と上昇ピッチも急加速してきているがこの辺はS&P500種と共に併せて見てゆこう。」としたが、今週は米国債利回りが2014年以来の高水準に上昇した事を嫌気し週明けは急反落してスタート、翌日30日も世界的な金利上昇への警戒感でアジア・欧州株が全面安となった流れが波及し26,076.89ドルと大幅続落し先ずは設定していた26,130.49ドルの下値フシを切って来た。週央は1月ADP雇用統計が予想を大幅に上振れた事で反発、翌日も予想より減少した週間新規失業保険申請件数や堅調な1月ISM製造業景況指数を好感し続伸となったが、週末は強い雇用統計を受けた週末は強い雇用統計を受けた利上げペースの加速懸念が嫌気され25,520.96ドルと急反落し更に二段下のフシまで切って今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け5日の米1月ISM非製造業景況指数、6日の米12月貿易収支、8日の米週間新規失業保険申請件数等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で25,775.50ドル次の下値フシは大引で25,266.49ドルとなっているが、今週は上記の通り堅調な雇用統計を受けた利上げペースの加速懸念が台頭し週間では4.12%安、3指数揃って5週間ぶりの急反落となり、特殊チャートはS&P500種と共に三段下の下値フシまで切ってきた。特に週末は665.75ドル安の急落と1日の下落幅としては2016年6月のブレグジットショック以来の大幅安となり、漸くというか特殊チャートも昨年8月から伸ばし続けていた4,500ドルを超える長大陽線が一服となったが、来週以降は半値引け水準である24,118ドルまで押しを入れて来るのかどうかに注目しておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,900.50、次の下値フシは大引で2,845.49となっているが、今週は上記の通り民主党が暫定予算に合意した他、10-12月期GDP速報値の堅調内容や12月耐久財受注も予想を大幅に上振れた事で大幅上昇し上値フシを二段上まで抜いてきた。今週もDOWと共に史上最高値を更新し週間では2.23%高となりこれで4週間の続伸となった。これで今回設定した上値フシを取って来れば先週記のUBSストラテジストによる変更前の年末目標価格の2,900をはや達成してしまうということになる。」としたが、今週は米国債利回りが2014年以来の高水準に上昇した事を嫌気し週明けは急反落してスタート、翌日30日も世界的な金利上昇への警戒感でアジア・欧州株が全面安となった流れが波及し2,822.43と大幅続落し先ずは設定していた2,845.49の下値フシを切って来た。週央は1月ADP雇用統計が予想を大幅に上振れた事で反発となったが、翌日はFOMCでの利上げ観測拡大や米国債利回り高止まりを警戒し反落、週末も強い雇用統計を受けた利上げペースの加速懸念が嫌気され2,762.13と大幅続落し更に二段下のフシまで切って今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,788.50次の下値フシは大引で2,735.49となっているが、今週は上記の通り堅調な雇用統計を受けた利上げペースの加速懸念が台頭し週間では3.85%安、3種数揃って5週間ぶりの急反落となり特殊チャートではDOWと共に三段下の下値フシまで切ってきた。漸くというか特殊チャートも昨年8月から伸ばし続けていた400ポイントを超える長大陽線が一服となったが、来週以降は半値引け水準である2,651ポイントまで押しを入れて来るのかどうかに注目しておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で13,429.50、次の下値フシは大引で13,166.49となっているが、今週は上記の通り週央から主力が失速し設定していた下値フシを切って来た。とはいえ23日には史上最高値を更新しており依然として上昇の勢いは衰えを見せていないが、昨年11月1日に作成した特殊チャートの高値フシである13,465.51を前に反落し下値フシを切って来た事で、先週記でも書いた通り更に段上げ型の構築が進展しており来週以降直近の下値フシを切った場合では目先陰転となる。」としたが、今週はコメルツ銀行、ドイツ銀行等の銀行株の下落から週明けは小反落してスタート、翌日も前日に続いてドイツ銀行の続落や電力大手のRWEの下落、フォルクスワーゲンの大幅安等を受けて続落し、週央もフォルクスワーゲンの続落や化学大手のメルクやリンデの下落から小幅に3日続落、翌日1日もFRBの物価見通し引き上げで金融引き締めが意識され国債価格一段安の懸念が広がって前日に続いて化学大手リンデやメルクの大幅続落、シーメンスやフルゼニウスグループの大幅安を受け13,003.90と大幅に4日続落し先ずは設定していた13,166.49の下値フシを切り、週末2日も投資銀行部門の収益落ち込みや厳しい市況から17年決算が3年連続で損失計上、第4・四半期決算が市場予想を下回り昨年11月以来の安値まで下落したドイツ銀行の大幅安等を受け12,785.16と大幅に5日続落し更に一段下のフシまで切って今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で12,911.50次の下値フシは大引で12,658.49となっているが、今週は上記の通り主力大手の振るわない決算や米利上げペースの加速懸念が台頭し二段下の下値フシまで切ってきた。先週記では「〜更に段上げ型の構築が進展しており来週以降直近の下値フシを切った場合では目先陰転となる。」と書いていたが、果たして月替り1日にはこの直近での下値フシである13,184を切ってここで目先陰転を確認、早速週末はドイツ銀行の決算悪などを背景に大幅続落となった。というワケで週間ベースでは2年ぶりの大幅安となったが、段上げの起点である昨年12月1日の安値フシをも切っている事で特殊チャート上では12,000の大台割れまで関門になるようなフシ目は存在しないが、日米の株価を睨みながら先ずは何所で下げ渋りを見せてくるのか来週以降はこの辺に注目しておきたい。

Posted by 雲遊   パーマリンク

過去のコラムへ

ページのトップへ ページのトップへ

広告

プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

検索


カテゴリーリスト

タグリスト

最近の記事

広告


RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2010 CapitalF Co.,Ltd. All rights reserved.