2018年03月03日(土)

弥生相場 [CFD]

【サマリー・02/26〜03/02】

 今週の日経平均は、セントルイス連銀総裁が年4回の利上げに懐疑的な見方を示し長期金利上昇が一服、NY連銀総裁も米経済への影響を考えるに米国債利回りのみに注目すべきではないと発言した事も安心感を誘い先週末の米株式が大幅続伸していた事を受け週明けの寄り付きは大幅続伸してスタート、その後は円相場が円高に振れて推移した事で膠着状態が続いて前引け、後場も揉み合いが続いたが概ね堅調持続し続伸して引けた。翌日は長期金利の上昇が一服し、ハイテク株が選好された事から週明けの米株式が大幅続伸していた事を受け寄り付きは大幅続伸してスタートしその後も上げ幅を広げて前引け、後場は膠着感の強い展開になったが3日続伸して引けた。週央はFRB議長の議会証言がインフレ見通しへの自信についての言及で長期金利が上昇、金利上昇懸念から米株式が急反落となった事を受け寄り付きは反落してスタートしその後は膠着状態が続いて前引け、後場に入るとアジア市場の軟調に円高も加わり下げ幅を拡大させ急反落して引けた。翌日は10-12月GDP改定値が速報値から下方修正され、原油相場も大幅続落となった事から大幅続落となった米株式を受け寄り付きは続落してスタートしその後も下げ幅を広げて前引け、政府が今国会での裁量労働制の拡大を断念するとの報も伝わった事で後場に入ってからも安値低迷し大幅続落して引けた。週末はトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムに商務省の提言を上回る輸入関税を課す計画を明らかにした事で保護主義的な貿易政策への懸念が強まり米株式が大幅に3日続落となった事を受け寄り付きは大幅続落してスタートしその後も下げ幅を拡大させて前引け、後場はやや戻す場面もあったが日銀が19年頃に金融緩和出口戦略を検討と報じられ円相場が上昇した事もあって大幅に3日続落して今週の取引を終えることとなった。
 円相場は、国内輸出企業による先物の円買い・ドル売り注文が断続的に入り週明けは3日続伸してスタートとなったが、翌日は前日の米株式が大幅続伸となった事から投資家のリスク選好姿勢が強まり、比較的低リスク通貨とされる円を売る動きが出て円は4営業日ぶりに反落、週央も日銀オペの減額などを受け小幅続落となった。翌日は日経平均の大幅続落を受け投資家のリスク選好姿勢が強まるとの思惑が台頭、比較的低リスク通貨とされる円を買う動きが出て円は3日ぶりに反発し、週末も日銀が19年頃に金融緩和出口戦略を検討と報じられた事で円は続伸となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で21,965円、次の下値フシは大引で21,514円となっているが、今週は上記の通り米株式の続伸や為替の円高一服から週明け早々に上値フシを抜いて来たが、あと長期金利の上昇を嫌気した米株式続落から新規設定されていた下値フシを切って今週を終えた。上値フシ抜けでは8日の戻り高値を抜いたが、その後の下値フシ割れでは残年ながらこの高値フシを再度割り込み空間が埋められた。この波動はDOWと同様の型となっており、曲がりなりにも直近高値フシを抜いた事で1月の高値フシまで関門の無い真空地帯となるものの、段上げ型作成では常に直近作成の下値フシを切るかどうかには注意をしておきたい。」としたが、今週はセントルイス連銀総裁が年4回の利上げに懐疑的な見方を示し長期金利上昇が一服した安心感から先週末の米株式が大幅続伸していた事を受け週明け26日は22,153.63円と大幅続伸し早速設定していた21,965円の高値フシを抜いて来た。翌日27日も引き続き長期金利上昇一服から週明けの米株式が大幅続伸していた事を受け22,389.86円と3日続伸し更に一段上のフシまで抜いて来た。週央28日はFRB議長の議会証言がインフレ見通しへの自信についての言及で長期金利が上昇、金利上昇懸念から米株式が急反落となった事に円高も加わり22,068.24円と急反落し新規設定された下値フシを切って、月替り1日も10-12月GDP改定値が速報値から下方修正され大幅続落となった米株式を受け21,724.47円と大幅続落し更に一段下のフシを切って、週末も米株式がトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムに商務省の提言を上回る輸入関税を課す計画を明らかにした事で保護主義的な貿易政策への懸念が強まり大幅に3日続落となった事を受け21,181.64円と大幅続落し更に2段下のフシまで切って今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、7日の1月景気先行指数速報値、8日の1月貿易収支、10-12月期四半期実質GDP改定値のほか、8日からの日銀金融政策決定会合にも注目しておきたい。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で21,405.円次の下値フシは大引で20,954円となっているが、今週は上記の通り週初こそ米長期金利の上昇一服で続伸スタートとなるも、あとFRB議長議会証言で長期金利が上昇した事に加えトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムに商務省の提言を上回る輸入関税を課す計画を明らかにした事で保護主義的な貿易政策が世界的な貿易摩擦に発展するとの懸念が台頭し下値フシを4段下まで切る急落を演じることとなった。先週記では段上げ型作成では常に直近作成の下値フシを切るかどうかには注意をしておきたいと書いたが、早くも1日にはこのフシを割り込んだ事で目先陽転。その前の長大陽線にまで割り込む形となり今度は一転して昨年6月の高値フシ20,230円まで関門の無い真空地帯となる。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,805.50、次の下値フシは大引で1,744.49となっているが、今週は上記の通り2月ミシガン大学消費者態度が予想外の大幅上昇となった事を受けた米株式が続伸し、為替も円高一服となっていた事を受け週明け早々に上値フシを抜いて来た。先週記では「〜先ずは戻りの動きが継続され先に上値フシを抜きこの空間を埋めてくるかどうかこの辺を見ておきたい。」としたが、これが適い一先ず再陰転の懸念は無くなったがここからは半値引き上げまで持ってこられるかどうか。その水準は1,806.50と今回設定された上値フシ1,805.50のわずか1ポイント上の水準と十分射程圏にあるが、先に下値フシを切っても下へ空間を作成しているだけに目先陽転のポイントは作り易い波動になっている。」としたが今週はセントルイス連銀総裁が年4回の利上げに懐疑的な見方を示し長期金利上昇が一服した安心感から先週末の米株式が大幅続伸していた事を受け週明けは続伸してスタート、翌日も引き続き長期金利上昇一服から週明けの米株式が大幅続伸していた事を受け3日続伸となったが、週央はFRB議長の議会証言がインフレ見通しへの自信についての言及で長期金利が上昇、金利上昇懸念から米株式が急反落となった事に円高も加わり急反落となり、月替り1日も10-12月GDP改定値が速報値から下方修正され大幅続落となった米株式を受け1,740.20と大幅続落し設定されていた1,744.49の下値フシを先ずは割り込み、週末も米株式がトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムに商務省の提言を上回る輸入関税を課す計画を明らかにした事で保護主義的な貿易政策への懸念が強まり大幅に3日続落となった事を受け1,708.34と大幅続落し更に1段下のフシまで切って今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,738.50次の下値フシは大引で1,677.49となっているが、今週は上記の通り週初こそ米長期金利の上昇一服で続伸スタートとなるも、あとFRB議長議会証言で長期金利が上昇した事に加えトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムに商務省の提言を上回る輸入関税を課す計画を明らかにした事で保護主義的な貿易政策が世界的な貿易摩擦に発展するとの懸念が台頭し下値フシを2段下まで切ることとなった。上値フシまで指呼の間であっただけにこのまま米株式の回復を背景にこれを抜いてくると思われたが、米株式の急落やゴールドマン・サックスの売りに抗する事が出来ずに先の安値まで往って来い。高寄与度の個別でも今週は三井住友FGに続き三菱UFJFGが1日に陰転を確認するなど環境は芳しくないものの、14日の安値フシは割り込んでおらずS&P500種等の動向と併せ引き続き注目しておきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で25,562.50ドル、次の下値フシは大引で25,057.49ドルとなっているが、今週は上記の通りFOMC議事録要旨を受けた長期金利の上昇を嫌気し下値フシを切ったものの、週末には複数の連銀総裁が金利上昇懸念を意識した発言をした事が安心感を誘い新規設定された上値フシを抜いて来た。先週号では、今度は8日の直近安値フシを切って来るとそこで再陰転確認となるとしたが、今週の下値フシ割れではこれを維持して切り返しに向い再陰転は免れる格好に。ただS&P500種と違って21日の下値フシ切りでは6日の戻り高値を割り込む水準まで押しを入れた点が異なるところだが、曲がりなりにも15日の直近高値フシを抜いた事で1月の高値フシまで関門の無い真空地帯となるものの、段上げ型作成では常に直近作成の下値フシを切るかどうかには注意をしておきたい。」としたが、今週は長期金利の上昇が一服しハイテク株が選好された事から週明け26日は25,709.27ドルと大幅続伸し早速設定していた25,562.50ドルの上値フシを抜いてのスタートとなったが、翌日27日はFRB議長の議会証言がインフレ見通しへの自信についての言及で長期金利が上昇、金利上昇懸念から25,410.03ドルと急反落し新規設定された下値フシを切って来た。週央の28日も10-12月GDP改定値が速報値から下方修正され原油相場も大幅続落となった事で25,029.20ドルと大幅続落し更に一段下のフシを切り、月替り1日もトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムに商務省の提言を上回る輸入関税を課す計画を明らかにし、保護主義的な貿易政策への懸念が強まり24,608.98ドルと大幅に3日続落し更に一段下のフシも切り、週末もこの大統領の政策に対し主要貿易相手国による報復措置や製造業のコスト増への懸念から続落して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け5日の2月ISM非製造業景況指数、6日の米1月製造業新規受注、7日の米2月ADP雇用統計、米1月貿易収支、ベージュブック、8日の米週間新規失業保険申請件数、週末9日の米2月雇用統計等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で24,854.50ドル次の下値フシは大引で24,363.49ドルとなっているが、今週は上記の通り週初こそ長期金利の上昇一服で設定した上値フシを抜くも、あとFRB議長議会証言で長期金利が上昇した事に加えトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムに商務省の提言を上回る輸入関税を課す計画を明らかにした事で保護主義的な貿易政策が世界的な貿易摩擦に発展するとの懸念が台頭し下値フシを4段下まで切る急落を演じることとなった。先週記では「1月の高値フシまで関門の無い真空地帯となるものの、段上げ型作成では常に直近作成の下値フシを切るかどうかには注意をしておきたい」としたが、週間で3.05%安と3週ぶりの反落で早くも直近下値フシを切って再陰転となった。こちらもS&P500種同様に上下に穴を作成しつつ2月8日の安値フシと1月25日の高値フシの間でBOX型に移行してくるのかどうか来週以降はこの辺に注目しておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,773.50、次の下値フシは大引で2,720.49となっているが、今週は上記の通りFOMC議事録要旨を受けた長期金利の上昇を嫌気し下値フシを切ったものの、週末には複数の連銀総裁が金利上昇懸念を意識した発言をした事が安心感を誘い新規設定された上値フシを抜いて来た。先週号では今度は8日の直近安値フシを切って来るとそこで再陰転確認となるとしたが、今週の下値フシ割れでもこれを維持した上に6日の戻り高値をも維持して切り返しに向い、週末の大幅続伸では15日の直近高値フシをも抜いた事で目先陽転のフシを抜き一旦ニュートラルに。特殊チャート的には15日の直近高値フシを抜いた事で1月の高値フシまで関門の無い真空地帯となる。」としたが、今週は長期金利の上昇が一服しハイテク株が選好された事から週明け26日は2,779.60と大幅続伸し早速設定していた2,773.50の上値フシを抜いてのスタートとなったが、翌日27日はFRB議長の議会証言がインフレ見通しへの自信についての言及で長期金利が上昇、金利上昇懸念から2,744.28と急反落し新規設定された下値フシを切って来た。週央の28日も10-12月GDP改定値が速報値から下方修正され原油相場も大幅続落となった事で2,713.83と大幅続落し更に一段下のフシを切り、月替り1日もトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムに商務省の提言を上回る輸入関税を課す計画を明らかにし、保護主義的な貿易政策への懸念が強まり2,677.67と大幅に3日続落し更に一段下のフシも切ったが、週末はヘルスケアやITセクター中心にカバーが入って反発して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,703.50次の下値フシは大引で2,652.49となっているが、今週は上記の通り週初こそ長期金利の上昇一服で設定した上値フシを抜くも、あとFRB議長議会証言で長期金利が上昇した事に加えトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムに商務省の提言を上回る輸入関税を課す計画を明らかにした事で保護主義的な貿易政策が世界的な貿易摩擦に発展するとの懸念が台頭し下値フシを3段下まで切る急落を演じることとなった。DOWと違って空間を維持したまま切り返しニュートラルとなった途端に週間で2.04%安と3週ぶりの反落を演じたが、ここからわずかな下穴をテコに浮上してくるかどうか、上下に穴を作成しつつ2月8日の安値フシと1月26日の高値フシの間でBOX型に移行してくるのかどうか来週以降はこの辺に注目しておきたい。

【DAX】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で12,575.50、次の下値フシも大引で12,328.49とするが、今週は上記の通り米金利を睨みながら小動きに終始しフシ目は取らず終い。今週発表された2月の独IFO業況指数は1月の117.6から予想(117.0)以上に低下し115.4となったが、依然として高水準を維持しドイツ経済が第1・四半期も順調に拡大する可能性を示す事となった。先週一気に上値フシを二段上まで抜いて来た事で今週は一服となったが、空間を埋め切った波動が来週以降どう動いてゆくのか引き続き見てゆきたい。」としたが、今週はフォルクスワーゲンやBMW等の自動車株、化学・医薬大手のBASFやメルクの上昇を受けて週明けは続伸してスタートとなったが、翌日は前日上昇した化学大手BASFの急反落やホームケア大手ヘンケルの下落を受けて反落、週央も電力大手のRWEやエーオンの下落を受け続落し、月替り1日もアディダスやフォルクスワーゲン、化学大手のリンデ、メルクの大幅安を受けて12,190.94と大幅に3日続落し設定していた12,328.49の下値フシを切って、週末2日もトランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムに高関税を課すと表明した事が世界的な貿易摩擦に発展するとの懸念が重しとなり、鉄鋼大手のティッセンクルップや自動車セクターの下落を受けて更に2段下のフシまで切って今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で12,032.50次の下値フシは大引で11,795.49となっているが、今週は上記の通り米金利動向を睨みながら神経質な雰囲気のなか、トランプ大統領が鉄鋼とアルミニウムに商務省の提言を上回る輸入関税を課す計画を明らかにした事で保護主義的な貿易政策が世界的な貿易摩擦に発展するとの懸念が重しとなり週後半で下値フシを4段下まで切る急落を演じることとなった。DAXは輸出銘柄が多く構成されている構造上2.27%低下し6か月ぶりの安値となり、この過程で一度は二番底めいた動きで維持した昨年8月から引いた長大陽線の起点11,946の安値関門をあっさりと切ってきた。これで次の関門はちょうど一年前くらいの12,000を挟んだ段上げのフシ目とその下の11,500絡みの抵抗ということになるが輸出主力銘柄の動向と併せ注視しておきたい。

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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