2018年06月02日(土)

水無月相場 [CFD]

【サマリー・05/28〜06/01】

 今週の日経平均は、先週末の米株式が原油安を受けたエネルギー株や、米10年債利回り低下を受けた金融株下落が重しとなって続落となっていたものの、米朝代表団が協議に臨んでいる事が明らかとなり北朝鮮情勢に対する警戒感が和らいだ事で週明けの寄り付きは続伸してスタート、その後は本日の英米市場が休場となる為に海外勢の参加が限られ上値追いの動きも鈍くマイナス圏に沈んで前引け、後場は日銀によるETF買い入れ観測が広がりプラス圏に浮上し小幅続伸して引けた。翌日はメモリアルデーで英米市場が休場となるなかをイタリアやスペインの政治情勢に対する懸念を嫌気して軟調だった欧州主要株式市場を受け寄り付きは小反落してスタート、その後は米長期金利の低下と共に円相場が強含んだ事で下げ幅を広げて前引け、後場は押し目買いが入りやや下げ渋ったものの戻りきれずに3日ぶりに反落して引けた。週央はイタリア政局混乱等から南欧諸国の信用リスクに対する懸念再燃からの欧州株安を受けた連休明けの米株式が大幅続落となっていたことを受け、寄り付きは大幅続落してスタートしその後も全面安の展開で前引け、後場は日銀によるETF買い入れ観測も出たものの上値重く推移し大幅続落して引けた。翌日はイタリアの政局不安が一服した事での投資家心理の持ち直しや、米国債利回り上昇を受けた金融関連株のカバーも広がった事で急反発となっていた米株式を受けて寄り付きは反発してスタート、その後は上値の重さが意識されながらの推移で前引け、後場に入ると前日のマド埋めの動きからカバーも舞い込み上げ幅を広げ急反発して引けた。週末はトランプ大統領がEUを始めとした鉄鋼及びアルミニウムの輸入関税発動を発表、各国が報復措置を表明するなど貿易戦争への懸念が強まった事で急反落していた米株式を受けて寄り付きは反落してスタート、その後は円相場が軟化した事で中盤からプラス圏に浮上して前引け、後場は本日発表される米5月雇用統計を見極めたいとの思惑などから伸び悩んでマイナス圏に自然で今週の取引を終えることとなった。
 円相場は、米朝首脳会談の調整で米朝代表団が協議に臨んでいる事が明らかとなり北朝鮮情勢に対する警戒感が和らいだ事で、比較的低リスク通貨とされる円を売る動きが出て週明けは5営業日ぶりに反落してスタート、翌日は南欧の政治リスクへの警戒感から円が対ユーロで大幅に上昇し連れて対ドルの円買いを誘った事で円は反発し、週央もイタリアを起点とする南欧の政局不安を背景に、比較的低リスク通貨とされる円を買う動きが出て円は続伸となった。翌日は日経平均が急反発となった事で、比較的低リスク通貨とされる円を売り動きが出て円は3日ぶりに小反落となり、週末もイタリアの政治不安が和らいだことで投資家のリスク回避姿勢が後退した事による円売り・ドル買いが優勢となり円は続落となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で22,675円、次の下値フシは大引で22,204円となっているが、今週は上記の通り週明けに今週は上記の通り通商問題への懸念後退から週明け早々に上値フシを抜いて来たもののあと米朝首脳会談を巡る朝鮮半島情勢の悪化懸念から下落し新規設定された下値フシを二段下まで切ってきた。特殊チャートでは3月の起点から下値フシを切ることなく順調に大陽線を伸ばして来たが、23,000円大台の引線で達成感から今週は漸く陰線を引いた。ここまでの上昇で空間を十分に有している事で来週以降切り返しに入った場合は今回設定した上値フシの更に上にある23,015円のフシを引線一波動で抜いてくればそこで再陽転を確認、逆にこのまま続落した場合は半値引けである22,015円の水準を維持出来るかどうかこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は先週末の米株式が続落となっていたものの米朝代表団が協議に臨んでいる事が明らかとなり北朝鮮情勢に対する警戒感が和らいだ事で週明けは小幅続伸してスタート、翌日はメモリアルデーで英米市場が休場となるなかをイタリアやスペインの政治情勢に対する懸念を嫌気して軟調だった欧州主要株式市場を受け3日ぶりに反落し、週央30日も南欧諸国の信用リスクに対する懸念再燃からの欧州株安を受けた連休明けの米株式が大幅続落となっていたことを受け22,018.52円と大幅続落し先ずは設定していた22,204円の下値フシを切ってきた。翌日はイタリアの政局不安が一服した事での投資家心理の持ち直しや、米国債利回り上昇を受けた金融関連株のカバーも広がった事で急反発となっていた米株式を受けて急反発となったが、週末はトランプ大統領がEUを始めとした鉄鋼及びアルミニウムの輸入関税発動を発表、各国が報復措置を表明するなど貿易戦争への懸念が強まった事で急反落していた米株式を受け反落して今週の取引を終えることとなった。
 来週の注目指標としては、週明け4日の5月マネタリーベース、週末8日の5月景気ウォッチャー調査、4月貿易収支、1-3月期四半期実質GDP改定値等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で22,255円次の下値フシは大引けで21,784円となっているが、今週は上記の通りイタリア政局混乱等から南欧諸国の信用リスク台頭を嫌気し設定していた下値フシを切ってきた。先週に続いて続落となったが先週記で「〜このまま続落した場合は半値引けである22,015円の水準を維持出来るかどうかこの辺を見ておきたい。」と書いていたが、22,018.52円とこの半値引け水準首の皮一枚繋がったという感じ。空間を有しているだけに引線一波動で先週記載の上値フシを抜けば再陽転の可能性もあるが何れにしても来週以降の波形に注視しておきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で1,825.50、次の下値フシも大引で1,764.49となっているが、今週は上記の通り米朝首脳会談を巡り朝鮮半島情勢の悪化懸念等や米通商政策に神経質な動きとなり週を通じて弱含み推移で今年初の5連敗を記録した。前述の通りこまでのフシ取りで既に前回の大陰線に差し込んでいるので関門らしい関門としては1,900ポイント台まで存在しないが、波形としてはDOWと同様のもので幅があるとはいえ反落に向かった場合の下値フシ割れには引き続き注意しておきたい。」としたが、今週は先週末の米株式が続落となっていた事を受け週明けは小幅続伸してスタート、翌日29日もメモリアルデーで英米市場が休場となるなかをイタリアやスペインの政治情勢に対する懸念を嫌気して軟調だった欧州主要株式市場を受け1,761.85と続落し先ずは設定していた1,764.49の下値フシを切ってきた。週央30日も南欧諸国の信用リスクに対する懸念再燃からの欧州株安を受けた連休明けの米株式が大幅続落となっていたことを受け大幅続落となったが、翌日はイタリアの政局不安が一服した事での投資家心理の持ち直しや、米国債利回り上昇を受けた金融関連株のカバーも広がった事で急反発となっていた米株式を受けて反発し、週末も金融や自動車が買われた事で小幅続伸して今週の取引を終えることとなった。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で1,792.50次の下値フシは大引で1,731.49となっているが、今週は上記の通りイタリア政局混乱等から南欧諸国の信用リスク台頭を嫌気し設定していた下値フシを切ってきた。三週間ぶりのフシ取りとなったがここまで書いて来た通り波形としてはDOWと同様のものとなっている事でこのまま続落して半値引け水準を切り空間を埋めて来るのか、もしくは切り返しに入って設定した上値フシの更に一段上にある1,796.50のフシを抜いて目先陽転となってくるのかどうか来週以降はこの辺を見ておきたい。

【NY DOW】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で25,078.50ドル、次の下値フシも大引で24,583.49ドルとするが、今週は上記の通り米中貿易交渉での合意を受けた投資家心理の改善で週明けは大幅続伸スタートとなったものの、あと米朝首脳会談を巡り朝鮮半島情勢の悪化懸念等から全般弱含みに推移する事となった。今週も神経質な動きとなったが、前述の通り現状の形状は前回の3月から4月にかけて描いた陽線の孕み型と同型のものが再度繰り返されている格好で仮に反落に向かって直近安値フシを繰ればそこで再陰転となり、途中上値フシを取っても新値更新ならず再度反落に向かった場合はそれだけハードルも上がることになるので引き続きこの辺を来週以降は見ておきたい。」としたが、今週はイタリア政局混乱等から南欧諸国の信用リスクに対する懸念再燃からの欧州株安を受けたメモリアルデー連休明け29日は24,361.45ドルと大幅続落してスタートし早速設定していた24,583.49ドルの下値フシを切ってのスタートとなったが、週央30日はイタリアの政局不安が一服した事での投資家心理の持ち直しや、米国債利回り上昇を受けた金融関連株のカバーも広がった事で24,667.78ドルと急反発し一転して新規設定された上値フシを抜いてきた。翌日31日はトランプ大統領がEUを始めとした鉄鋼及びアルミニウムの輸入関税発動を発表、各国が報復措置を表明するなど貿易戦争への懸念が強まった事で24,415.84ドルと再度急反落し新規設定された下値フシを切ったが、週末は5月雇用統計において失業率が約50年ぶりの低水準となった事で再度急反発して今週の取引を終えることとなった。
 来週の注目指標としては、週明け4日の米4月製造業新規受注、5日の米5月PMI改定値、5月ISM非製造業景況指数、6日の米4月貿易収支、7日の米週間新規失業保険申請件数、週末8日の米4月卸売売上高・在庫等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で24,659.50ドル次の下値フシは大引で24,172.49ドルとなっているが、今週は上記の通りイタリア政局混乱等から南欧諸国の信用リスク台頭を嫌気した欧州株安に連れて連休明けに下値フシを切ってきた。あと切り返し再度反落と高下しているが、S&P500種と違ってここまで陽線に孕んできており、更に今週は一度上値フシを抜いた分だけハードルが上がっている事から来週以降は今回設定した下値フシを切るとそこで再陰転確認となる。

【S&P500種】
 先週号では、「来週の特殊チャートも現在値から次の上値フシが大引で2,754.50、次の下値フシも大引で2,701.49とするが、今週は上記の通り米中貿易交渉での合意を受けた投資家心理の改善で週明けは大幅続伸スタートとなったものの、あと米朝首脳会談を巡り朝鮮半島情勢の悪化懸念等から全般弱含みに推移する事となった。今週も神経質な動きとなったがこれまでの上値フシ取りで4月17日の高値フシを抜き縮小レンジを離脱してきているが、引き続き来週以降もこのまま3月9日の高値関門まで陽線を伸ばしてくるのかどうかこの辺を見ておきたい。」としたが、今週はイタリア政局混乱等から南欧諸国の信用リスクに対する懸念再燃からの欧州株安を受けたメモリアルデー連休明け29日は2,689.86と大幅続落してスタートし早速設定していた2,701.49の下値フシを切ってのスタートとなったが、週央30日はイタリアの政局不安が一服した事での投資家心理の持ち直しや、米国債利回り上昇を受けた金融関連株のカバーも広がった事で2,724.01と急反発し一転して新規設定された上値フシを抜いてきた。翌日はトランプ大統領がEUを始めとした鉄鋼及びアルミニウムの輸入関税発動を発表、各国が報復措置を表明するなど貿易戦争への懸念が強まった事で再度急反落したが、週末は5月雇用統計において失業率が約50年ぶりの低水準となった事で再度急反発して今週の取引を終えることとなった。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,750.50次の下値フシは大引で2,697.49となっているが、今週は上記の通りイタリア政局混乱等から南欧諸国の信用リスク台頭を嫌気した欧州株安に連れて連休明けに下値フシを切ってきた。あと切り返しに入っているが、このまま先に今回設定した上値フシを抜くとそこで再陽転を確認となり、再度3月9日の高値関門を目指して陽線を伸ばしてくる可能性が高くなってくるので来週以降はこの辺を見ておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で13,105.50、次の下値フシは大引で12,848.49となっているが、今週は上記の通り米通商政策に神経質な動きとなり下値フシを切ってきた。今月2日の再陽転以来ここまで順調に大陽線を上に伸ばして来たが、2月1日の陰転確認値を前にここで一服となった。来週以降再度切り返しに向かった場合は引線一波動で今回設定した上値フシの少し上に位置する13,100台にあるフシを抜けばそこで再陽転を確認となるが、以前にも書いたようにDAXの構成銘柄は輸出銘柄が多く通商政策の動向に左右されがちなのでこの辺は注視しておきたいところ。」としたが、今週は化学医薬大手のバイエルやBASF、コメルツ銀行等の下落を受け週明けは反落してスタート、翌日29日もミュンヘン再保険やドイツ銀行、コメルツ銀行等の銀行株の大幅安を受けて12,666.51と大幅続落し先ずは設定していた12,848.49の下値フシを切ってきた。週央は化学・医薬大手のバイエルやメルク,電力大手RWE等の上昇を受け反発となったが、翌日は貿易戦争を巡る懸念が再燃しドイツ銀行やドイツポスト、アリアンツやミュンヘン再保険の大幅安を受け急反落、週末は前日大幅安していたアリアンツやミュンヘン再保険、ドイツポスト等の急反発等を受けて反発して今週の取引を終えることとなった。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で12,792.50次の下値フシは大引で12,541.49となっているが、今週は上記の通りイタリア政局混乱等から南欧諸国の信用リスクや、後半は貿易戦争を巡る懸念も台頭し総じて軟調推移し先週に続き二段下の下値フシまで切ってきた。先週も書いたがDAX構成銘柄は輸出モノが多い構図だけにトランプ大統領による米市場からのドイツ高級車除外報道を嫌気しダイムラーやBMW、フォルクスワーゲン等が下落、また鉄鋼のティッセンクルップ等も高関税措置適用発表発言から下落するなど影響が広がった。これで現在引いている大陽線の半値引け水準である12,769を切ってきたが、まだ僅かながら空間を残している事で来週以降切り返しに向かうのかどうかこの辺を見ておきたい。

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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