2019年02月02日(土)

如月相場 [CFD]

【サマリー・01/28〜02/01】

 今週の日経平均は、FRBが金融政策正常化のペースを緩めるとの思惑が広がったほか連邦政府機関閉鎖の一部解除も好感され先週末の米株式は反発していたものの、為替がやや円高に振れている事が警戒され週明けの寄り付きは小反落してスタートしその後もジリジリと下げ幅を広げて前引け、後場は上海総合指数軟調も嫌気され更に下げ幅を広げ反落して引けた。翌日は週明けの米株式がキャタピラーやエヌベディア等の主力企業の決算や業績修正を切っ掛けに、中国景気の減速懸念が改めて強まった事で急反落していた事を受け寄り付きは続落してスタートしその後も下げ幅を広げて前引け、後場に入ると日銀によるETF買い入れ思惑もあって先物へのカバーが優勢となり引け際にはプラス圏に浮上し小反発して引けた。週央は四半期決算が市場予想を上回った銘柄が買われ米株式が反発していた事を受け寄り付きは小幅続伸してスタート、その後はマザーズ市場で高寄与度トップの銘柄の急落からマインドが悪化しマイナス圏へ沈んだ後も下げ幅を広げて前引け、後場も引き続きその地合いを継いで軟調推移し反落して引けた。翌日はFOMCでFRBが追加利上げに慎重な姿勢を示し、投資家に買い安心感が広がり米株式が大幅続伸していた事を受け寄り付きは急反発してスタート、その後は為替が円高方向に振れた事から上げ幅を削って前引け、後場も多くの決算発表を抱え積極的な上値追いは控えられたが反発して引けた。週末は米株式が前日の急反発を受けた利益確定売りが優勢となり3日ぶりに小反落となっていたものの、ナスダック高を好感した買いから寄り付きは小幅続伸してスタート、その後大きく上げ幅を広げるも1月中国PMIが約3年ぶりの低水準となった事が伝わると急速に上げ幅を縮めて前引け、後場は前日終値を挟んでの揉み合いが続き小幅続伸して今週の取引を終えることとなった。

 円相場は、FRBが保有資産縮小の早期打ち止めを議論していると伝わったのをきっかけに、米金融政策正常化へ向けた動きが鈍るとの見方が広がり週明けは4営業日ぶりに反発してスタート、翌日も中国経済減速や米企業業績の先行きに対する懸念が浮上、投資家心理が悪化しリスク回避目的の円買いが進行し円は続伸となった。週央はFOMC結果発表や米中貿易協議を前に持ち高調整の円売り・ドル買いが出て円は3営業日ぶりに小反落し、翌日はFRBが追加利上げの見送りを決めるなど金融政策の正常化を急がない姿勢を示した事で日米金利差の縮小を意識した円買い・ドル売りが入り円は反発となったが、週末は米中貿易摩擦を巡る過度な警戒が米中高官協議の進展で和らぐとの期待から円は反落となった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「来週以降も現在値から次の上値フシは大引で20,775円、次の下値フシも大引で20,344円となっているが、今週は上記の通り欧米市場の高下やアジア市場を横目にした動きとなったがフシ目は取らず終いであった。こちらはTOPIXに遅れて週明けと週末のザラバ高値では半値戻し水準といわれた20,823円をクリヤしたものの大引では適わずとなっているが、既に15日に陽転確認しているだけにもうあと5円と迫っている上値フシを抜いてこの水準もしっかりと抜き切るのかどうかこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は連邦政府機関閉鎖の一部解除も好感され先週末の米株式は反発していたものの、為替がやや円高に振れていた事や上海総合指数軟調も嫌気され週明けは反落してスタート、翌日は週明けの米株式が中国景気の減速懸念が改めて強まった事で急反落していたものの日銀によるETF買い入れ思惑から先物へのカバーが優勢となり小反発となったが、週央は米株式が反発していたもののマザーズ市場の急落からマインドが悪化し再度反落となった。翌日はFOMCでFRBが追加利上げに慎重な姿勢を示し投資家に買い安心感が広がり米株式が大幅続伸していた事を受け反発し、週末1日も米株式は3日ぶりに小反落となっていたもののナスダック高を好感した買いもあって20,788.39円と小幅続伸しこれまで設定していた20,775円の上値フシを抜いて今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、7日の12月景気先行指数速報値、12月景気一致指数速報値、週末8日の1月景気ウォッチャー調査、12月貿易収支等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で21,005円次の下値フシは大引で20,574円となっているが、今週はFOMCにてFRBが追加利上げに慎重な姿勢を示し投資家に買い安心感が広がった事による米株式堅調やナスダック高を好感した買いで上値フシを抜いてきた。既に先月15日に陽転確認していたものの一部高寄与度銘柄が決算悪で売られたのも背景に翌週までモタつきが長引いていたが、今週はマザーズ市場急落の悪材料をはらって上値フシを伸ばしてきた。こちらも直近の長大陰線の起点である先月12日の21,600円まで抵抗らしい関門自体も存在しないだけに、21,000円大台もちょうどDOWの25,000ドルといったところで引き続き来週以降も注視してゆきたい。

【TOPIX】
 先週号では、「来週以降も現在値から次の上値フシは大引で1,571.50、次の下値フシも大引で1,514.49とするが、今週は上記の通り欧米市場の高下やアジア市場を横目にした動きとなったがフシ目は取らず終いであった。というワケで引き続き来週以降も、DOWやS&P500種の長大陰線の起点日である12月3日のザラバ高値に対し年初来安値からの半値戻し水準1,552.50を設定した上値フシを抜きこれをクリヤしてくるのかどうかこの辺を見ておきたい。」としたが、今週は連邦政府機関閉鎖の一部解除も好感され先週末の米株式は反発していたものの、為替がやや円高に振れていた事や上海総合指数軟調も嫌気され週明けは反落してスタート、翌日は週明けの米株式が中国景気の減速懸念が改めて強まった事で急反落していたものの日銀によるETF買い入れ思惑から先物へのカバーが優勢となり小反発となったが、週央は米株式が反発していたもののマザーズ市場の急落からマインドが悪化し再度反落となった。翌日はFOMCでFRBが追加利上げに慎重な姿勢を示し投資家に買い安心感が広がり米株式が急反発していた事を受け反発し、週末は3日ぶりに小反落となっていた米株式を受け再度小反落となったが今週は上下何れのフシも取らず終いであった。
 今週もまた上下何れのフシも取らなかった事で、来週以降も現在値から次の上値フシは大引で1,571.50次の下値フシも大引で1,514.49とするが、今週は上記の通り米株式の堅調推移の一方で為替の円高推移や上海総合指数軟調もあって上値フシを抜くまでには至らずであった。先週からDOWやS&P500種の長大陰線の起点日である12月3日のザラバ高値に対し年初来安値からの半値戻し水準1,552.50を大引値ではクリヤしているものの、今週もまた特殊チャートでの引線値まで達しておらずこちらの引線は適わず。というワケで引き続き来週以降も設定した上値フシを抜きこれをクリヤしてくるのかどうかこの辺を見ておくことにしたい。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で24,983.50ドル、次の下値フシは大引で24,490.49ドルとなっているが、今週は上記の通り前半は米中貿易協議が取り消された事が報じられ下値フシを切ってのスタートとなったが、週末にはFRBが金融政策正常化のペースを緩めるとの思惑が広がったほか連邦政府機関閉鎖の一部解除も好感され上値フシを抜いてきた。この週末の上値フシ取りで直近の高値フシを抜きここで再陽転を確認、ここで陽転のフシを抜いた事で直近で引いた長大陰線の起点をターゲットプライスに来週以降戻りに弾みがつくのかどうか、長大陰線に差し込んでいる事で抵抗らしい関門も存在しないだけにその辺を注視しておきたい。」としたが、今週はキャタピラーやエヌベディア等の主力企業の決算や業績修正を切っ掛けに、中国景気の減速懸念が改めて強まった事で週明けは急反落してスタート、翌日は四半期決算が市場予想を上回った銘柄が買われ反発し、週央30日もFOMCでFRBが追加利上げに慎重な姿勢を示し投資家に買い安心感が広がり25,014.86ドルと大幅続伸し先ずは設定していた24,983.50ドルの上値フシを抜いて来た。翌日は前日の急反発を受けた利益確定売りが優勢となり3日ぶりに小反落となったが、週末は1月雇用統計で雇用所数が市場予想以上に増加し1月ISM製造業景況指数も市場予想に反して上昇した事を好感して反発して今週の取引を終えた。
 来週の注目指標としては、週明け4日の米11月製造業新規受注、5日の米1月PMI改定値、米1月ISM非製造業景況指数、6日の米11月貿易収支、7日の米週間新規失業保険申請件数等がある。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で25,264.50ドル次の下値フシは大引で24,765.49ドルとなっているが、今週は上記の通りFOMCでFRBが追加利上げに慎重な姿勢を示し投資家に買い安心感が広がり引き続き上値フシを抜いて来た。既に先週末に再陽転のフシを抜いていたので週初の急反落場面は目先一回転狙いの良い買い場を提供したと思うが、引き続き来週以降も昨年12月3日から引いた長大陰線の起点までの戻りに弾みがつくかどうかまずこの辺を見ておきたい。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で2,690.50、次の下値フシは大引で2,639.49となっているが、今週は上記の通り前半は米中貿易協議が取り消された事が報じられ下値フシを切ってのスタートとなったが、週末にはFRBが金融政策正常化のペースを緩めるとの思惑が広がったほか連邦政府機関閉鎖の一部解除も好感され上値フシを抜いてきた。DOWと違ってこちらは再陽転のフシを抜くまであと一歩であったが、来週以降に設定した上値フシを抜けば自動的に再陽転のフシを抜いて来るのでDOWの後追いでこれが適うのかどうかまずこの辺を見ておきたい。」としたが、今週はキャタピラーやエヌベディア等の主力企業の決算や業績修正を切っ掛けに、中国景気の減速懸念が改めて強まった事で週明けは急反落してスタート、翌日も続落となったが週央はFOMCでFRBが追加利上げに慎重な姿勢を示し投資家に買い安心感が広がりと大幅続伸し、翌日31日もFRBによる利上げ一時停止方針が好感されたほか米中貿易交渉への楽観的な見方が広がり2,704.10と続伸し先ずは設定していた2,690.50の上値フシを抜いて週末も1月雇用統計で雇用所数が市場予想以上に増加し1月ISM製造業景況指数も市場予想に反して上昇した事を好感し続伸して今週の取引を終えた。
 来週の特殊チャートは、現在値から次の上値フシが大引で2,730.50次の下値フシは大引で2,677.49となっているが、今週は上記の通りFRBによる利上げ一時停止方針が好感されたほか米中貿易交渉への楽観的な見方が広がり引き続き上値フシを抜いて来た。先週はDOWの再陽転を横目に一歩出遅れていたが、今週は先週号で来週以降に設定した上値フシを抜けば自動的に再陽転のフシを抜いて来るとした通り上値フシ抜けからこれが適った。これで差し込んでいる昨年12月3日から引いた長大陰線の起点までの戻りに弾みがつくかどうか来週以降はまずこの辺を見ておきたい。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で11,393.50、次の下値フシは大引で11,170.49となっているが、今週は上記の通り世界的な景気減速が警戒され前半は下値フシを切ってきたが、週末には軟調だった主力株のカバーなどから新規設定された上値フシを抜いてきた。先週は世界的株高の流れに乗って陽転の節目を取らないままに直近戻り高値フシを抜いて来たが、今週は週末の上値フシ取りで直近の高値フシを抜き漸くこの位置で目先転確認となった。ここで陽転のフシを抜いた事で最終波の起点までの戻りに弾みがつくのかどうか来週以降もその辺を見ておきたい。」としたが、今週は米中貿易交渉やFOMCの結果発表を控え警戒感が漂うなか、素材大手コベストロや医薬・農業大手バイエルの大幅安から週明けは反落してスタート、翌日は世界景気の先行き不透明感からディフェンシブ銘柄が買われ電力大手のエーオンとRWEの値上がりが目立ち小反発となったが、週央は英フィナンシャルタイムズ紙が不正会計の疑いを報じた事が切っ掛けとなりオンライン決済大手ワイヤカードが急落した事で反落、翌日もコメルツ銀行との合併が再度取り沙汰されたドイツ銀行や、アナリストが目標株価を引き下げた重電大手シーメンスの下落から小幅続落、週末は鉄鋼大手ティッセンクルップの上昇等を受け小反発となったが今週は上下のフシ何れも取らず終いであった。
 今週は上下何れのフシも取らなかった事で、来週以降も現在値から次の上値フシは大引で11,393.50次の下値フシも大引で11,170.49とするが、今週は上記の通り米中貿易交渉やFOMCの結果発表を控え警戒感が漂い全般軟調推移となったが下値フシを切るまでには至らずであった。とはいえ先週末には陽転のフシを抜き直近で引いた長大陰線に差し込んでいるだけに、引き続き最終波の起点までの戻りに弾みがつくのかどうか来週以降もその辺を見ておきたい。

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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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