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2010年10月23日(土)

首の皮一枚だが・・・ [CFD]

【サマリー・10/18〜10/22】

 今週の日経平均は、週末のNY DOWが小甘かったものの国内は動意薄から若干買い先行でスタート、その後は対ユーロで円が堅調となるも総じて小動きで推移して引けた。翌日も寄付はほぼ変わらずでスタート、あと米国で主要企業の決算控えから非常に狭いレンジ相場が続いたまま引けた。週央は、中国が2007年12月以来、2年10ヶ月ぶりに0.25%の利上げを発表したことを受け世界の景気減速懸念が再燃、NY DOWも11,000ドル割れの大幅安となった事を受け寄付から大幅安でスタート、上海総合指数がプラス転換したことを手掛かりに後場は下げ幅を縮める場面があったものの、本日は此処二日9,500円を挟んだ小動き相場と違って台替わり二つから9,300円台の引けとなった。翌日はNY DOWが一転大幅高となったことで寄付は買い先行でスタート、あと為替市場で米紙にてガイトナー米財務長官の「ドルが対円、ユーロでこれ以上下落する必要はない」との発言が伝わると円安に振れ、買いものも入ったが短期で持続性に欠けあとはジリ安から結局小甘く引けた。週末はNY DOWが5ヵ月半ぶりの高値で引けてきたことから寄付は買い先行でスタート、後場はG20控えで模様眺め一色のまま推移しながら辛うじて小反発し9,400円台で一週間を終えた。
 円相場は、引き続き米国の追加金融緩和観測からドル売りの地合が継続されているものの、一方で介入警戒感も燻ぶり週明けから小動き推移。週末にG20を控えたところで、週央には米紙にてガイトナー米財務長官の「ドルが対円、ユーロでこれ以上下落する必要はない」との発言が伝わり一時81円台後半まで円安に振れる場面があったものの、あと上値重く往って来いで揉み合う展開が週末まで続くなど、総じて今週は週末のG20を控えて様子見気分が強い週であった。

【日経225種平均株価】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で9,705円、次の下値フシは大引で9,370円となっているが、依然として抵抗帯が重く圧し掛かっている。そんな中でも買い残減少と信用需給改善、上記の通り円高に対しての抵抗力がいわれているが、これらをテコに上昇転換出来るか否かはフシ目の取り方次第、ただ現状ではこのまま引線一波動でこの下値フシを取ると再陰転確認となるなど下方向への切っ掛けとなり易い形状となっており、来週もまた注目である。」としたが、週明けから二日間は9,500円を挟んで非常に狭いレンジで推移したものの、21日には9,376.48円の引けとなりこの下値フシ9,370円まであと6円そこそこまで急接近となった。
 来週はやはりG20通過後の政策が焦点となろうが、もう一つ国内でも決算発表が本格派してくる。週後半からはシャープ、NEC、ソニー、パナソニックなどの主力が予定されており、円高の影響がどの程度のものになってくるのかが注目されよう。
 特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で9,595円、次の下値フシは大引で9,270円となっているが、上記の通り今週はわずか6円そこそこという首の皮一枚で正確には再陰転を免れたというところだが、225種関係の他指標では一足先に再陰転が確認されているものもあり、ストラテジー的には再陰転寄りの見方を常に備えておくべきであろう。

【TOPIX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で858.50、次の下値フシは大引で819.0と設定するが、先に発表された日銀が作る基金の買い取りを当て込んだ会がETFに流入している旨を日経紙が指摘している。TOPIX型では野村アセットがやはり近年はダントツの売買代金を誇っているが、これらも話題の金よろしく投資アクセスの変化などもたらし原資産への影響力が強まってくるのであろうか。」としたが、20日、21日とザラバ安値では815台を付けこの下値フシ819を割り込んだものの、大引では引き戻され819に抵触せず結局今週もまた何れのフシも取らずに一週間を終えることとなった。
 来週も引き続き今週同様に特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で858.50次の下値フシは大引で819.0と設定するが、今週は225の全般安局面ではメガバンク群が下げ渋りを見せNT倍率が縮小する場面があった一方で、NY DOWが大幅高になった局面では全般買い気が強まるとも期待されたものの、開けてみるとメガバンクなどの弱さに足を引っ張られてTOPIXも頭重い商状も見られるなど総じてメガバンクに振り回される展開が多かったことで引続きこのポストの方向性に注視したいところ。

【NY DOW】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で11,205.50ドル、次の下値フシは大引で10,966ドルとなっているが、NY DOWの場合は既に5/4に陰転確認したフシ目をも抜いてきているだけに、この上値フシは最後の関門となる。更にこれをも抜いて新波動入りするのか、若しくは4月に付けた高値フシに阻まれて二番天井形成となるのか、主軸通貨に対しドルが全面安となる中その辺が注目される。」としたが、20日にはザラバ安値10,969.47ドルと下値フシの10,966ドルまであと3ドル少々まで接近するも引けでは回避、その翌日21日にはザラバ高値11,249.57ドルと上値フシの11,205.50ドルを抜くも引けでは維持できずと、今週は上下ともにフシ目に絡んだ動きを見せた週であった。
 来週の注目指標としては、先ず25日の米9月中古住宅販売、26日の米10月コンファレンスボード消費者信頼感指数、27日の米9月耐久財受注、そして週末29日の7-9月期GDP速報値などの発表が予定されているが、こちらは成長率の事前予測が2.2%となっておりこれを下回るかどうかが注目される。 また、引き続き決算発表では25日のテキサス・インスツルメンツ、26日のデュポン、27日のP&G、28日のマイクロソフト、エクソンモービル、モトローラ、週末29日のメルク、シェブロン等の主要どころに注目したい。
 特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で11,217.50ドル次の下値フシは大引で10,959ドルとなっているが、先週に引き続き上値フシは最後の関門。欧州のDAXのように新波動入り出来るかどうかだが、DAXと違って7月に作成した長大陽線の存在があるので、これを絡めた二番天井型の陰転形成には注意をしておきたいところ。

【S&P500種】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で1,188.50、次の下値フシは大引で1,167となっているが、こちらも上値追いとはいえNY DOWに遅れてまだ5/4の陰転確認したフシ目にも到達していない。逆にそれだけ伸びしろがあるとも言えるが、当のNY DOWが最後の関門に接近しておりその辺の動向に影響される展開になろうか。」としたが、19日には1,165.90とこの下値フシである1,167を切ってきた。その後21日にはザラバ高値1,189.43まで伸び上値フシ1,188.50を抜いたものの大引ではこれを維持出来なかった。
 来週は特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で先週同様の1,188.50次の下値フシは大引で1,164と設定されるが、ここまで同指数採用銘柄のうち159社が決算発表を行っている。その内容は135社が増益、125社が予想を上回る内容となっており、今後の決算発表で各所のフシ目が変わってくるか注目である。

【DAX】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが大引で6,498.50、次の下値フシは大引で6,371となっているが、今年4月以降に作成した上値揃いの下値切り上げ型の収斂が何れに放れるのか注目されたが上記の通りはれて上放れ、昨年3/12に陽転確認してからの上昇波動がきれいに継続される事となった。 ところで今週は「東京金融取引所」と「ドイツ取引所グループ」が、このDAXを原資産とするDAX証拠金取引を金融取に上場することについて合意し、DAXに係るライセンス契約を締結したと発表している。
7/31号よりこの辺も視野に入れ欧州からはこのDAXを当欄では取り上げて来たが、ますます銘柄選択肢も広がっていこうというものである。」としたが、週明け18日には約2年1ヶ月ぶりに6,500の大台を突破し、早速この上値フシ6,498.50を抜いてきた。
 このところのユーロ安もあって新興国向け輸出が好調、これら輸出株が牽引役となっている。主力どころでは、化学大手のBASFや半導体大手のインフィニオンテクノロジーズ等がここ1ヶ月で10%以上上昇している。
 来週は特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で6,676.50次の下値フシは大引で6,545となっているが、先週「上昇波動がきれいに継続される事となった」とした通り週明けに6,500と大台替りしたのも束の間、三日後の木曜日には6,600の大台へ載せるなど一週間で台替わり二つを演じる様は、春先に高値を付けそれがピークになってしまっている他の先進諸国の株価と比べ、その違いが際立っている。

【ファーストリテイリング】
 さて、ここ数ヶ月に亘って膠着間が強い日経平均株価であるが、平均とはいってもその採用銘柄個々では指数へのインパクトが当然ながらそれぞれ違う。この中でも上位50銘柄だけで指数へのインパクトは70%近くにもなるが、先行指標にもなる場合も多く上位50銘柄はともかく、ベスト5の状況くらいは最低限把握しておきたい。
 そこで現在一番影響度が高いベスト1として今週は同社を取り上げてみたい。ご存知「ユニクロ」を世界中で展開しているカジュアル衣料専門店の雄だが、直近では9月国内既存店売上高が前年同月比24.7%減と7年7ヶ月ぶりの大きさとなった他、営業利益も前期比14%ダウン。8日に2011年8月期の連結純利益が前期比17%減となる見通しとしたことでヒートテックも冷めるような?急落を演じている銘柄である。
 特殊チャート上での昨年からの動きは、昨年3月に9,000円割れから目先陽転できれいな三波動を形成し6/12には12,830円まで出直ったものの、その後の6/18には12,600円台にあった重要なフシを割り込んで陰転確認、9/2には10,340円の安値まで調整した。その後9/24に10,800円台にあったフシを抜いて陽転確認、あとは非常にわかりやすい長大陽線を引きながら大納会には17,920円まで上昇したが、年明け1/12には陰転確認、あと翌月2/22には陽転確認し戻りを入れるも、4/5には昨年6月と同様の波動から陰転を確認している。これで昨年11月、12月、そして今年の3月で三尊を形成したことになり、個々の高値のフシ目で見ても次第に勢力が弱くなっているのが一目瞭然、従ってショートするには最後のこうした陰転確認場面がエントリーするにはもっとも旨みがあり、且つリスクも少ないオイシイ場面であったのである。 また直近では小戻りから、8/11にもかなりキツイ再陰転を確認しておりそのパターンを10月にも作成している。
 来週は特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが大引で11,170円次の下値フシは大引で10,420円となっているが、8/11からの再陰転の下落では昨年上昇5波目に移行する前に付けた安値フシも割り込んでしまっており、次の安値フシは昨年上昇3波目に移行する前に付けた安値フシ9,950円となっているが、ここまでの間で止まるかどうか一つの正念場となっている。

【WTI】
 先週号では、「現在値から次の上値フシが83.15ドル、次の下値フシは80.50ドルとなっているが、引線一波動でこの上値フシを抜いて来ないかぎり週末の陰転は解消しないので、8月のフシ抜け達成とはいえあまり楽観できない。」としたが、週明けは対ユーロでのドル安から、ドル建て取引の原油の割安感が強まったほか、フランスの年金制度改革に反対するストライキで石油の精製や輸送が滞れば需給が逼迫するとの観測も上昇要因となり3営業日ぶりに反発となった。しかし大引は83.08ドルと先週設定した83.15ドルに届かず陰転解消ならず。果たして翌日には中国が2007年12月以来、2年10ヶ月ぶりに0.25%の利上げを発表したことを受け、3.59ドル安と4%以上の急落であっさり80ドル割れとなった。
この中国の利上げを既に、事前より特殊チャートは読んでいたかどうかはともかくとして先ずは一回転利いたというところか。
 来週は特殊チャート上では、現在値から次の上値フシが82.45ドル次の下値フシは大引で80.90ドルとなっている。


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プロフィール

雲遊

大学卒業後、大手取引員法人部から大手証券事業法人部まで渡り歩き、その後に投資助言関連会社も設立運営。複数の筋にもネットワークを持ち表も裏も間近に見てきた経験で、証券から商品その他までジャンルを問わない助言業務に携わり今に至る。

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